喜美子の作陶への集中力 / スカーレット 第88話

2020年1月15日(木)第15週「優しさが交差して」

あらすじ

喜美子はひろ恵から注文を受けた200枚の小皿の制作に取り掛かりました。喜美子は一日で200枚の作陶を仕上げるつもりでした。そして、作陶する喜美子の姿を横で見ていた三津は、喜美子の集中力に驚かされました。

喜美子の作陶の様子を見ていた三津が口をすべらせました。喜美子の存在が自分にとって負担になっている。喜美子は自分の才能を超えたと八郎が言っていたと。喜美子は八郎の才能を信じていましたが、八郎は自分の才能に確信を持てなくなっていたのです。

同じころ、喫茶店に足を運んでいた八郎のもとに、柔道着に身をつつんだ照子と信作がやってきました。照子に投げ飛ばされたという信作は、深く落ち込んでいました。百合子の夫には強い男を望むと喜美子から聞かされた信作は、照子に柔道を挑んだのです。

一方、八郎の思いがけない言葉を三津から聞かされた喜美子は動揺していました。しかし、動揺する気持ちを心の奥に封じ込め、喜美子は200枚の小皿の形づくりを一日で仕上げてしまうのでした。

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予習レビュー

前回、八郎くんと三津ちゃんがみょうに仲良くしている現場を目撃した喜美子ちゃんは、心をざわつかせました。

さらに喜美子ちゃんは、東京に下見に行く八郎くんに対して同行を申し出ても、八郎くんはその申し出に対して明確な答えを口にはしませんでした。

喜美子ちゃんの心はますますざわついたはずです。

そんな揺らぐ心をふり払うかのように、喜美子ちゃんは注文を受けた小皿の制作に没頭しました。

そして、作陶に没頭する姿は三津ちゃんを驚かすほどでした。

八郎くんも、喜美子ちゃんの才能が自分を超えていることを認めざるを得ませんでした。

ついに喜美子ちゃんの才能が目覚めました。今回はその瞬間が描かれるようです。

しかしその一方で、ざわつく喜美子ちゃんの心をますますざわつかせる事実を、喜美子ちゃんは三津ちゃんから聞かされました。

喜美子ちゃんが横にいるとしんどい。八郎くんが三津ちゃんに本心を打ち明けたのだとか。

喜美子ちゃんの才能の目覚めの瞬間は、喜美子ちゃんにとっては実に苦しい心持ちの中でのものとなってしまいました。

感想

三津ちゃんの言動

今回の三津ちゃんの言動がずっと気になっていました。

喜美子ちゃんが横にいるとしんどい。そう口にした八郎くんの言葉を喜美子ちゃんに告げる三津ちゃん。いったい、どういうつもりでそんなことを言うのだろうと。

しかし、その場面を見て安心しました。

三津ちゃんに他意はないようです。喜美子ちゃんを動揺させようとする。そんなつもりは微塵もないことがわかりました。

三津ちゃん、聞いた言葉を右から左に素直に伝えてしまう、良く言えば天然キャラ。悪く言えばまだ子供。

そんなところでしょうか。

もし、三津ちゃんが、喜美子ちゃんを動揺させるつもりで、八郎くんの言葉を伝えていたのなら、三津ちゃんはなかなかの性悪女ということになります。

今後の八郎くんと三津ちゃんの関係がひどく心配になってしまうところでした。

しかし、三津ちゃんに他意はありませんでした。そして、八郎くんと三津ちゃんが駆け落ちするという最悪の展開も避けて通れることが明らかになりました。

残る心配ごとはただ一つ。

喜美子ちゃんと八郎くんの夫婦関係だけですね。

コメントへの返信 by 朝蔵

川原家が金銭的に困難に陥る局面(いえもんさん:17週)
川原家の金銭的な困難に加えて、喜美子ちゃんは技術的な困難にも直面。また、この技術的な困難さえ克服すれば金銭的な困難も解決できます。

八郎くんが、技術的な困難を克服できる人または技術を探しに行く。そんな展開になるといいですね。

私は最近に無い良い作品だと思っています(osamu3134さん:17週)
同感です。ともすれば、面白く見せようとするあまり、一部の朝ドラはお芝居が大仰すぎて学芸会みたいになりがちです。

その点で『スカーレット』は抑制の効いたお芝居が目にも心にも気持ちよく、感情移入しやすい作品になっています。

陶芸家同士の行き違いだけですまなくなっているのは確かかも(よるは去ったさん:87話)
お互いに言いたいこと言い合えば。激しく口論するくらいに吹っ切ることができれば、分かり合えるきっかけができるのでしょうが・・・

すれ違ったまま言いたいことを言い切らないので、すれ違いがますます大きくなってしまうのかもしれませんね。

銀座には女性弟子を連れていくのか?(オペラ座の怪人さん:87話)
さすがに今の状況で三津ちゃんを連れて行ったら大騒動になるのは八郎くんもわかってるかなと思います。というか思いたいです。

また、三津ちゃんはもっと性悪女として登場するのかと思っていたら、想像していた以上に素直な女の子。

三津ちゃんが率先して東京について行くこともないかなという気がしています。

これがもし3人の会話の中で出てきた物ならば何の問題も生じなかった(丹善人さん:87話)
よりによって、喜美子ちゃんは個展をやらなくていいと言っているそのときに、個展を開くための新しいアイデアが喜美子ちゃん不在のまま出てきてしまいました。

そういう点でも誤解が生じかねない状況ですね。喜美子ちゃんにしてみれば、私のアドバイスは眼中にないのか、ていう気持ちになるかと思います。

早く「あとは登るだけ」になりますように(偽君子さん:18週以降)
残念すぎるお父ちゃんの存在も、生前はあれほど苦痛に感じていたのに、亡くなった今ではなつかしい思い出になっています。

今、描かれている夫婦のすれ違い。さらに拡大しそうな夫婦の溝が、なつかしい思い出として回収されるのはいつのことになるんでしょうかね。

あの優しい八郎さんが息子を置いて出ていってしまうでしょうか?(海ブドウさん:17週)
八郎くんが出て行ってしまったと思っていたら、実は穴窯を上手に使いこなせる人を探しに行っていただけ。

そんな展開であることをブログ主は切に願っています。

願わくば「さそり座のヒロシ」とヨリが戻っていたらいいな(にゃんこさん:17週)
努力型の三津ちゃんと、天才型のさそり座のヒロシが仲直りし、水と油みたいな性質の二人が仲良く過ごす知恵を喜美子ちゃんと八郎くんに伝授する。

そんな展開の中で三津ちゃんが戻ってきたら・・・そんな想像をしてしまいました。

やさしさのような威圧感(にゃんこさん:87話)
八郎くんはすでに喜美子ちゃんが自分の才能を超えてしまったと自覚しているけれど、喜美子ちゃんは自分が八郎くんの才能を超えたとは自覚していない。

自覚はしていないけれど、心のどこかで超えたと思っている。そんな気持ちが外に出てきてしまうのかなと、ブログ主は思いました。喜美子ちゃんの上から目線の物言いを聞いて。

たぬきのぽん作 なまずさま びわたろう ねんどまじん(キヨコさん:87話)
美術スタッフの創作かなと思います。武志くんの絵本ライブラリー。

アマゾン、そして地元の図書館でそれぞれの絵本タイトルを検索してみたところ一件もヒットしませんでした。

お互い、腹の底から語り合う事を避けて、好きや~というラブラブモードに逃げています(HiyoccoFanさん:17週)
二人は真正面からぶつかり合うことがないので、深いところで分かり合える機会ができないのがつらいところですね。

普通なら、激しい口論になりかねないほどのすれ違いぶりなので、そこをうまいこと避けながら夫婦関係を保っているような気がしてなりません。

でもまた、それがリアルの夫婦の姿なのかもしれません。

17週のタイトルが「涙のち晴れ」になっているところにまだ救われ(杏胡さん:17週)
おっしゃる通り17週の、未来の希望を示唆しているかのようなサブタイトルが救いとなっていますね。

あがらない雨はない。それを信じて観つづけるしかありませんね。

頑張って悩んでいる人にこんな言い方しちゃだめだ(ともあきさん:87話)
喜美子ちゃん、もう少し相手の気持ちを想像しながら言葉を選ぶ人だったような気がしていたので、ブログ主も喜美子ちゃんの物言いにはかなりびっくりしました。

ちょっと空気を読まなさすぎでしたね。

「うちは結婚しいひん!」って百合ちゃん言ってた!(1013さん:87話)
たしかに言ってましたね。百合子ちゃん、そんなことを。でも、幸か不幸か、百合子ちゃんは一度言ったことを意地でも貫き通すタイプではなさそう。

前言撤回、というより前言忘却してるかなと思います(笑)

「ドナー候補としての八郎お父さん再登場」(つい しょうこさん:87話)
仮に、八郎さんが喜美子ちゃんと武志くんを見捨てて出て行ったとしたら、きっと武志くんは父親をうらむはず。父と息子の確執ドラマがはじまるかと思います。

その確執が解消されるのが「ドナー候補としての八郎お父さん再登場」。そして八郎くんは見捨てた武志くんに対して罪滅ぼしをする。

そんな展開を想像してしまいました。

どうやら別々に出て行くようですが(丹善人さん:17週)
三津ちゃんが川原家を出て行く動機がドラマの中で丁寧に描かれれば、少なくとも視聴者は誤解しないで済みそうですね。

登場人物の誰かは疑ってかかることがあるかもしれませんが・・・

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コメント

  1. ときわごぜん より:

    一人工房を去っていく三津。こんなシーン前にもあったなぁと、思い出しました。べっぴんさんの栄輔がそうでしたね。すみれの夫の紀夫が復員する知らせが来た日に一人神戸を去っていきましたね。そして数年後、若者のファッションリーダーとして颯爽と復活しましたね。しかもライバルとして。
    三津はどうなんでしょう。益子の女流陶芸家として再登場するかもしれませんね。

  2. 地方都市住民Y.M. より:

    出演の皆さんの日常的で且つ生々しい名演を毎日
    楽しんでいます。
    87・88回辺りを拝見して、八郎が出て行く理由は、自分の才能の無さに悩んでというよりも、自分の存在が喜美子の才能開花を抑制してしまう(喜美子は八郎を最重視するあまりそうしてしまう)事に耐えかねて、作家・喜美子を自由にする為に妻・喜美子を見捨てる、そんな感じになりそうな気がしてきました。
    非常に切ないが、誰も悪人はいない。そのような別れの形もあるかもしれません。
    予想した先を投稿するのはあまり品良くないかもしれませんが、少し聞いてもらいたい気持ちになった、戸田さんと松下さんの名演でした。

  3. 丹善人 より:

    お母さんの声が出ないこと、何かの伏線なんでしょうか。

    しかし、百合ちゃんと信作君がよく一緒に飲みに行ってることや、
    百合ちゃんに子どもが欲しい願望があることを知っていながら、
    喜美ちゃんはどうして二人の関係に気づかないんでしょうかね。
    あまりに近すぎて当たり前としか思えていないとか、
    信作となんてありえないと思っていたり。昔から鈍いところが
    あったしね。

    照子には何も言ってませんね。知られたらもう信楽中にしゃべって
    しまうでしょうし。飲み屋のご主人は聞いているはずだけど、
    まったく口が堅いのでしょう。

  4. オペラ座の怪人 より:

    最初の、お母ちゃんの、
    ねずみのエピソードは、
    何かの伏線かしら?
    それとも、何にもならないのかしら?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    大島優子さんは、もう、
    4人も産んでいるのね。

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    みき子と女性弟子の二人きり、
    結構いい師弟関係?

    でも、本当の先生は八さんよね。

    最後、きみ子の200枚の、
    乾燥させ中の小皿を、
    女性弟子が、ガラガラガッシャーン、
    てなことになったら、どうしよう!?
    と思いながら、見ました。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい

  5. よるは去った より:

    八郎「そんな厳しいお姉さんに頭下げなあかんの・・・・・?」
    思わず吹きました。
    喜美子「一つやったら12円やる・・・・・・・。」
    だてに何処かのオバさんに鍛えられてないか・・・・・。