ジョージ富士川が信楽に / スカーレット 第93話

2020年1月22日(水)第16週「熱くなる瞬間」

あらすじ

個展の下見のために東京に行っていた八郎が信楽の自宅に帰ってきて早々、喜美子をカフェサニーに呼び出しました。八郎に呼び出された喜美子があわててサニーに足を運ぶと、そこにはジョージ富士川がいました。

ジョージ富士川は、あるものを見せてほしいと喜美子に頼みました。あるものとは、喜美子が中学生時代に信楽の山中で拾い大切にしていた、古い信楽焼のかけらでした。喜美子と八郎はジョージ富士川を自宅の工房に招きました。

その信楽焼のかけらをジョージ富士川とともに見せられた窯業研究所の柴田は、信楽焼のかけらの色合いの秘密を喜美子に告げました。そのかけらの美しい緋色は、薪の強い炎と灰によって出来上がったものだと。

その日の夜。工房で八郎と二人きりになった喜美子は、信楽焼のかけらを見つけたときの感激を八郎に語りました。そして、この信楽焼の色合いを再現して誰かをはげますことが自分の夢なのだと。その翌日、かわはら工房の電気窯が故障してしまうのでした。

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【速報】第17週、八郎くんと三津ちゃんの関係

八郎くんと三津ちゃんが不倫の末に喜美子ちゃんのもとを去ってゆく。そんな朝ドラらしからぬドロドロの不倫劇だけは回避されることが確定しました。

三津ちゃんの八郎くんへの尊敬の気持ちはやがて恋愛感情になってしまうものの、叶わぬ恋に耐えきれず、三津ちゃんは出て行ってしまう展開になるようです。

なので八郎くんと三津ちゃんの駆け落ちはありません。

しかし・・・

第17週「涙のち晴れ」

予習レビュー

本作のタイトル『スカーレット』は日本語で緋色。かつて喜美子ちゃんが信楽の山の中で見つけ、心を奪われた古い信楽焼の破片の美しい緋色のことです。

今回、再び川原家にやってきたジョージ富士川が、その緋色=スカーレットがどのようして生まれたのかを語ります。

そのジョージ富士川の言葉を受けて喜美子ちゃんの新たな目標が決まるようです。

おそらく喜美子ちゃんの新たな目標とは、その緋色を再現すること。古い信楽焼が焼かれた当時と同様の製法によって、緋色を現代によみがえらせること。

もし喜美子ちゃんの新たな目標がそこにあるとしたら、ついに喜美子ちゃんは究極のライフワークに乗り出すわけです。

でも、その究極のライフワークを追求することが、この先の展開の中で思わぬ悲劇を招いてしまうようです。

その悲劇とは・・・

第17週「涙のち晴れ」

感想

三津ちゃんの失意の姿

八郎くんと三津ちゃんがますます接近。正確にいうと三津ちゃんが八郎くんに一方的に接近しているだけですが。

八郎くんと三津ちゃんの駆け落ちという展開はないことが判明したので安心して見ていられますが、それでもこれから先の展開を考えるとつらい。

恋に破れて川原家を去ってゆく失意の三津ちゃん。

そんな姿をこれから見ることになるのですね。そんな少し先の悲劇を考えながら、八郎くんが帰ってきたことを心から喜ぶ三津ちゃんの姿を眺めていました。

喜美子ちゃんの夢

自然釉で焼かれた室町時代の信楽焼も、その時代の古信楽を模した現代作品も、これまで美術館やギャラリーなどでたくさん見てきました。

しかし自然釉で焼く技術。信楽焼特有の緋色を出す技術が一度は途絶え、それが現代になってよみがえったことを最近になってはじめて知りました。

そして最近。リアル喜美子ちゃんこと神山清子さんの古信楽を再現した作品をはじめて見ました。

そんな中での喜美子ちゃんが初めて語った夢の場面。胸に響きました。

このときの決意が、古信楽の緋色をよみがえらせたのかと。当たり前に楽しめると思い込んでいた信楽焼の緋色は、本日の喜美子ちゃんの決意によって現代によみがえったのかと。

「人気の子供服の店」

八郎くんが銀座で見かけたという「人気の子供服の店」。行列ができているほどに人気を集めるその子供服の店は、間違いなく『べっぴんさん』のキアリスのことを指すのでしょう。

過去作品ネタが少ない『スカーレット』にあって、レアなネタでした。

武志くんがもう少し小さければ、八郎くんがお土産に買ってきてくれたかもしれないですね。残念。

コメントへの返信 by 朝蔵

蹴飛ばして来ましょうか?(よるは去ったさん:92話)
三津ちゃんだったら本気でやったでしょうね。何しろ、かわはら工房に侵入した元弟子の二人を追いかけた末に撃退したくらいなので。

さらに言えば、相手がひ弱すぎる信作くんならいとも簡単にやっつけることができたのではないでしょうか。

嫌われ役での登場かと思っていたのに、切ないキャラで同情を呼びそう(丹善人さん:92話)
事前のアナウンスでは川原家に嵐を呼ぶみたいな言われ方をしていたので、どれだけ騒動を起こすことになるのだろうかと心配でなりませんでした。

しかしフタを開けてみれば、とっても素直ないい子。丹善人さんの想像されるとおり切ないキャラ。初恋が散ってしまった喜美子ちゃんみたいになりそうですね。

彼は出ていくのでしょうか?(朝ドラ楽しみママさん:17週)
出て行くことになるとアナウンスはされているので、出て行くことにはなると思うのですが、第17週で出て行くのかどうかがわからなくなってきました。

八郎くんが登場する場面の撮影はもうすでに終わっていると言う説が濃厚なので、そろそろ姿を消すような気がします。

かわさきひろし、って誰やねん(丹善人さん:92話)
どなたなんでしょうね。かわさきひろしって。ネットで調べたんですが、ドラマの中の時代に活躍した著名人で見当たりませんでした。

内山田さんと五木さんだったらもっとわかりやすくなり、しかも五木さんだったら『ちりとてちん』へのオマージュになったのでしょうが・・・

「火火」という映画があると知りました(きゅうぽんさん:17週)
「おしん」がリアル喜美子ちゃんを演じている映画ですね。

先日、リアル喜美子ちゃんこと神山清子さんの焼いた信楽焼を、写真ではありますが初めて見ました。

自然釉の信楽焼を焼く作家さんは今では何人もいますが、神山清子さんがその技術を復活させたことは映画『火火』のことを調べて初めて知りました。

展開が焦らされても、「どうなる?どうなる?」(オペラ座の怪人さん:92話)
『あまちゃん』の焦らす設定づくりの技は本当に見事でした。『なつぞら』のヒロインの相手役がまったく見えない焦らし方も秀逸でした。

それら焦らしの傑作と『スカーレット』の焦らし方。一体どこが違うんでしょうね。考えてみたのですが、言語化ができません。

三津ちゃんの百合子ちゃんを心配しての行動が可愛らしかったです(リキちゃんママさん:92話)
百合子ちゃんと三津ちゃんの仲良し二人組。せっかくいい友達になれたというのに、近いうちにお別れの日を迎えてしまうみたいです。

百合子ちゃんと三津ちゃんが一緒にいる場面。二人の関係がとてもよく描かれていて大好きだったので、お別れが残念でなりません。

川崎ヒロシはなんだかわかりますか?(ともあきさん:92話)
わからないです。ネットで調べてみたんですが、その時代に活躍して百合子ちゃんのお年頃の女の子でも知ってそうな著名人は見当たりませんでした。

川崎さんでなく五木さんにしてくれたらとってもわかりやすかったんですけどね。五木さんならば、ご本人が本人役、五木ひろし役で朝ドラに出演した前例もあるので、ネタとして良かったのではないかと思うのですが。

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コメント

  1. つい しょうこ より:

    美大で陶芸を専攻していた八郎さんなら、自然釉は常識のはずですが…

    ま、いっか。
    本題に入ります。
    私が思うに八郎さんは、SUNNYのために壊れたコーヒーカップの補充を作ったことが、良かったんじゃないでしょうか?あれを最初に作っていた時「勝った負けたでいったら、うちの負けですか?」と喜美ちゃんに聞かれて八郎さんは
    「誰と勝負してんねん。それより自分が作ったコーヒーカップで誰かが美味しそうにコーヒーを飲んでいる、そういう景色を思い浮かべて作って下さい。」
    と答えています。あの立ち位置にうまく戻れたってことじゃないかと思いました。
    で、「僕の個展や。やりたいようにやらしてもらう」
    八郎さん、ようやく吹っ切れたようでうれしいです。芸術作品だろうが、和食器のディナーセットだろうが、この気概があれば何作ったっていいんですよ。
    あぁよかった。個展のほうはうまくいきそうですね。
    ただ、個展の売り上げが、全部穴窯の薪代に消えないことを願うばかりです。

  2. 地方都市住民Y.M. より:

    追伸
    夕食時に93話を再見しました。
    平安時代の陶器の緋色は、信楽の土が深く関与している事が語られていましたね。また喜美子の表現したい物が15歳の時に見た信楽の夕陽の色だった事も。
    今まで信楽由来に固執していたのは八郎の方でした。にも関わらず、そこから図抜けた物を現出するのは喜美子になるのでしょうか。
    ここにも逆転の構図があります。
    相手を敬愛し尊重するが故の、運命のすれ違い。

    私見を重ねて失礼しました。
    これ以上は邪推せず、秀逸な脚本・演出を楽しみたいと思います。

  3. まめしば より:

    何度もすみません。昨日のコメント欄に、ぽんぽこりんさんが「川口浩」さんのお名前を挙げられているのを、今拝見しました!
    同じ考えの方がいらっしゃって、嬉しいです!

  4. まめしば より:

    本筋とは全く関係ないのですが、昨日から話題に上がっている「ヒロシ」問題について、一つ。
    もしかすると、ちょうど今スカーレットの舞台になっている1969年に始まった民放局のドラマ「キイハンター」に出演されていた、「川口浩」さんのことかな?と思います。
    「キイハンター」はとても人気がありましたし、川口さんは、次の年から、探検の番組に取り組んで、こちらも話題となりました。それが1977年から、これも民放局の「水曜スペシャル 川口浩探検隊」となり、人気を博していました。
    また、川口浩さんは、やはり俳優で司会者でもあった「川崎敬三」さん(民放局「アフタヌーンショー」で有名)との因縁も深かった方です。
    「川口浩」さんの名前をそのまま出すと、どうしても民放色が強いし、その辺りをひっくるめて「カワサキヒロシ」という名前になったのかも?
    何の確証もないので、デタラメだってら、申し訳ありません。ただ、当時を思い出して、浮かんだ、懐かしいお名前です。

  5. 1013 より:

    「個展会場の近くの行列の出来る子供服店」
    間違いなく銀座の大急百貨店(数寄屋橋阪急百貨店)での個展ですね。

  6. ぽて より:

    ひろし、と言えば「水曜スペシャル川口浩探検シリーズやん!
    」と思ってましたが。川崎??

  7. 地方都市住民Y.M. より:

    第93話を拝見して、ふたりっこを思い出しました。そう、香子が 流産する前後に、香子と麗子の運命が逆転すると予感させる場面です。家庭のおかんになりたかった香子とビジネスに生きたかった麗子の双子姉妹の運命が入れ替わった瞬間でした。
    今日、陶芸家・八郎と陶芸職人・喜美子という役割を担う2人の心の奥にあるパッションが、実は逆だった事が明らかになりました。自覚的で明るい雰囲気の場面でしたが、波乱の人生の幕開けとなるスイッチ転換点になるように感じました。

  8. ずんこ より:

    八郎さんのいい人メーターは、上がりっぱなしですね。
    東京視察でようやく自分の道を見つけた様子の、八郎さん。
    同時に、喜美子ちゃんへの気遣いも忘れない。
    なんて、いい人なんでしょ!

    そう言えば、三津ちゃんもいい子、チャラ男君かと思われた鮫島君も、実は真面目な好青年。
    信作君もようやくしっかりしてきたし、大野夫妻もとてもいい人。
    照子ちゃんも、そのご主人も最初はどうなるかと思ったけれど、とてもいい人だった。
    大阪の荒木さんも大久保さんも、ほかの人たちも、みんなみんないい人たち。
    本当に悪かったのは借金取りの子分くらいで、親分は人情を知る人でした。

    いい人ばかりなのはとてもいいことだし、安心してみていられる。

    けれど…

    なんだかドラマがのっぺりして、奥行きが感じられない気がするのは私だけでしょうか。

  9. 丹善人 より:

    八郎さんが自分の夢を諦めて別の歩みを始める。それを受け入れるための
    東京一人旅でしたか。さりとて納得できてもまだまだしっくりできない
    部分が川原家を去るという展開になるのでしょうか。

    ところで、電気窯が壊れて、喜美子の受けた200枚の皿は本焼きは
    できてるんでしょうか。それが気になります。

  10. ちーぼー より:

    自分は普段使いの食器を作る、芸術は喜美子に任せた…これですべてが上手くいくような気がします。その方が二人其々に向いていると思うし、日常の食器作りが芸術作品より劣るなんてことはないと考えます。それでも八郎さんは出て行ってしまうのかな…。

  11. オペラ座の怪人 より:

    ジョージ富士川、いいねえ。
    西川さんは演技もうまいと思います。

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    昨日、2時間ドラマを見ていて、
    せりふが少しだけの脇役の、
    演技が下手で、下手で、

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    そこ行くと、西川さんは演技がとっても上手。

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    で、最後は夫婦の会話。
    このまま、仲良く暮らしてくれ~。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい

  12. よるは去った より:

    寛治「薪を焼いて出た灰がこれにかぶさって、溶けて・・・・・ほんでこういう色合いを出すんや。」
    ジョージ「灰が釉薬の代わりに・・・・・?」
     以前、引き合いに出した「備前焼」もまさしく同じ原理で出来るそうですが。
     ひょっとしで「釉薬」は「薪の灰」によって出た「色合い」を、人工的に作りたいと願う人が考え出したアイテムかかしらん?なんて勝手に思ってしまいました。