穴窯での初めての火入れ / スカーレット 第96話

2020年1月25日(土)第16週「熱くなる瞬間」

あらすじ

喜美子の悲願であったかわはら工房の穴窯が半年をかけてついに完成しました。穴窯の完成をお祝いするため、照子たちが駆けつけてきました。そして照子たちは歌を歌って喜美子と八郎を祝福しました。

そして迎えた穴窯での初めての火入れ。喜美子は穴窯の目標温度を1200度に設定し、三日三晩にわたって窯焚きをし続けることに決定しました。喜美子は慶乃川が残したノートや資料をもとにして窯焚きの計画を計算していました。

窯への薪入れをすべて一人で行うつもりでいた喜美子を八郎と三津も手伝い、3人で交代しながらの薪入れが始まりました。しかし、資料のとおりに窯炊きを行うものの、薪入れをはじめてから三日が経過しても目標温度には届きませんでした。

その後も窯の中の温度は目標に到達しませんでした。用意していた薪が底をつき始める中、八郎に寄り添って居眠りする三津の姿に喜美子は動揺。しかし、八郎と三津のことよりも、喜美子の心は穴窯の炎に注がれていました。

<<前回95話 | 次回97話>>

第16週 | 第17週 | 第18週

Sponsored Link

予習レビュー

穴窯が完成しました。

前回が電気窯の故障がきっかけではじめて穴窯を建設するという話が出ましたので、そこから時間が一気にスキップして今回を迎えます。

さて、新しいチャレンジは失敗に終わると言うのはドラマの定石です。

その定石にしたがい、穴窯への初の火入れでは穴窯の中の温度が目標に設定値に届かず、焦りを募らせる喜美子ちゃんが描かれます。

ところで『スカーレット』第1回の冒頭場面。

穴窯への薪入れを行う喜美子ちゃんの映像が挿入されていましたが、あのときの喜美子ちゃんは大いに焦っていました。

穴窯での焼きものづくりに慣れている陶芸家には見えませんでした。

ということは『スカーレット』第1回の冒頭は、ちょうど今の頃か、もう少し時間が経過したころではないかと思われます。

もしそうだとしたら、第1回の冒頭場面に追いついたことで、物語は転換期を迎えるのかもしれません。

実際、翌週はつらい展開が用意されているみたいですので。

『スカーレット』も3分の2が終了し、残すところ2ヶ月。喜美子ちゃんはこれからどこに向かって行くのでしょうか。

感想

喜美子ちゃんの関心事は穴窯の中の炎の具合

前週の予告映像にあった、八郎くんと三津ちゃんが寄り添いながら居眠りする場面がようやく登場しました。

一人目を覚ました三津ちゃん。まだ居眠りを続ける八郎くんに・・・

その姿に喜美子ちゃんが激しく動揺するのかと思っていたら。この姿がきっかけで、喜美子ちゃんと八郎くんの夫婦の間に小さな亀裂が生じはじめるのかと思っていたら。

なんと、喜美子ちゃんは八郎くんと三津ちゃんの姿に多少は動揺の色を見せるものの、それ以上の反応を見せることはありませんでした。

それよりも何よりも、喜美子ちゃんの関心事は穴窯の中の炎の具合。

八郎くんと三津ちゃんの寄り添う姿そのものではなく、寄り添う姿への喜美子ちゃんの無関心が怖い。

それほど喜美子ちゃんは穴窯の中の炎に取り憑かれているようです。

何かに取り憑かれたようになってしまった喜美子ちゃんの姿。これは次週へのフラグでしょうか。

予告映像にあった照子ちゃんの悲痛な叫びによって、今回のフラグが回収されるのかもしれません。

次週予告

次週は、ブログ主にはとっても嬉しい大久保さんと雄太郎さんの再登場。予告映像では、荒木荘のニャンコさんまでが登場していました。嬉しい。

その一方でこれまでにない波乱に満ちた展開になるみたいです。

喜美子ちゃんと八郎くんの激しい口論。ここまでは良かった。それに近いことはこれまでもありましたから。

しかし、照子ちゃんが「目を覚ませ!」と悲痛な声で叫ぶ場面にはびっくりしました。

照子ちゃんにそこまで言われるほどに喜美子ちゃんはどうにかしてしまうのでしょうか。

ちょっとネタバレになりますが、次週には喜美子ちゃんと八郎くんは別居をはじめます。八郎くんが出て行ってしまうのです。

照子ちゃんのあの様子から考えて、川原家を去ってゆく八郎くんに同情が集まる。そんな展開になるのかもしれません。

以上、今週も当ブログにお付き合いくださりありがとうございました。次週も引き続きよろしくお願いいたします。

どうぞ良い週末をお過ごしください。

コメントへの返信 by 朝蔵

3姉妹、けんかもするけど、結局、仲がいいのね。(オペラ座の怪人さん:95話)
あのお父ちゃんに苦労させられた思い出を共有しているだけに、結束が強いのかもしれませんね。川原家の3姉妹は。

家族の絆。姉妹の絆。お父ちゃんの人生は残念なものでしたが、太い絆を残すことができましたね。

ドラマの為にあの「穴窯」をわざわざどこへ造ったのでしょうか(よるは去ったさん:95話)
光の具合から、穴窯をつくったのはスタジオの中のような気がします。だとすると、撮影が終わったら取り壊されてしまうのでしょう。

この撮影用の穴窯。完成した直後の穴窯の内部に入った喜美子ちゃんと八郎くんの写真が何かの雑誌に掲載されていました。

内部までしっかりとレンガが積み重ねられていて本格的なつくりとなっていました。さすがはNHKです。やることが違います。

第1回で穴窯があった(丹善人さん:95話)
第1回で登場した穴窯。かなり年季が入っているようにも見えたので、第1回でチラッとだけ登場した穴窯はロケ撮影だったのかなと思ってました。

喜美子ちゃんのモデルになった神山清子さんの名前(リキちゃんママさん:95話)
喜美子ちゃんの陶芸作品が映像の中に出てくると神山清子さんのお名前も出てくるみたいです。

それにしても喜美子ちゃんの陶芸作品を、神山清子さんご本人に焼いてもらうなんて、ぜいたくなドラマですね。

子供の喜美ちゃんが風呂の温度を子供なのに自在に調節できるようになったことの回収?(つばささん:95話)
穴窯が完成後、窯焚きの火加減で喜美子ちゃんは失敗続きでずいぶん苦労するみたいなので、その時に子供の頃の経験が生かされるのかもしれません。

将来の穴窯の場面に生かすために、リトル喜美子ちゃんの風呂焚きのエピソードがつくられたのでしょう。

ただいまと言ったらおかえりと迎えてくれる家庭がいい(すいかさん:18週)
八郎くんが望んでいた結婚の姿。このことをすっかり忘れていました。八郎くんは、当たり前の家庭の姿を望んでいたんですね。

八郎くんが作品づくりに専念し、喜美子ちゃんがそれを支えていた頃は、川原家はまさにそんな家庭でした。

でも、喜美子ちゃんと八郎くんのポジションが逆転した今。八郎くんが望んだ家庭の姿は失われてしまいました。

穴窯が完成後、八郎くんはただひたすらに喜美子ちゃんの働きを柴田さんたちに讃えていました。喜美子ちゃんと八郎くんのポジションは完全に逆転。

すいかさんのおっしゃるとおり、今週、離婚フラグが立ってしまったのかもしれません。

三津が登場してからも、変わらずに誠実に喜美子を思っている様子(まりまりさん:95話)
八郎くんはいつまでも八郎くんのままでいる展開が見えてきましたね。変わってしまうのは喜美子ちゃんの方なのかもしれません。

別居はほぼほぼ確定みたいです。八郎くんに同情が集まる中での別居になるような気がしています。

親子の血は争えないってとこでしょうか(フカちゃん:18週)
お父ちゃんが借金に借金を重ねていたエピソード。喜美子ちゃんがこんな形で回収することになるとは思いもよりませんでした。

おっしゃるとおり、親子の血は争えませんね。

<<前回95話 | 次回97話>>

第16週 | 第17週 | 第18週

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ひるたま より:

    『バラが咲いた』劇中では1番のみが歌われていましたが、この歌の2番の歌詞の事を思い浮かべると…うーん、率直に申し上げて不穏な予感しかしません。(それが制作サイドの狙いなのかもしれませんが(^^;)
    もっとも2番の歌詞の最後の方まで読んで(歌って?)行くと…最後には救いが用意されているのかな?とも匂わせる内容、とも解釈可能出来るような…?
    とにかく、良くも悪くも先行きが見えない点が今作の大きな特徴である事は確かですね。

  2. 美喜子 より:

    穴窯完成祝いでの薔薇の歌、みなさん随分と上達されてましたね〜あの場面での大島優子さんの動きが、あっ、AKBの人だったんだぁと…もう完全に私の中で照子さんになってました。
    そして3姉妹の仲の良さの表現は頭に砂か、土をかけちゃうんですね😅あとが大変じゃん!って思いましたが、流石女優さんプロ根性だわ…

  3. ぱぽりん より:

    話しが脱線してしまいますが、喜美子が薪を大量に使うことがいけないことのように受け取られる書き方をしてしまったのでお話しさせて下さい。

    薪は皆伐ではなく間伐、そしてヒコバエを利用して得ることのできるものなので、その利用は本来は環境親和的行為、良好な里山の状態を維持するためにむしろ必要なものといえます。
    そうでなければ同じ場所で何百年も薪を使用して生活し続けることはできません。
    又、森林はただただ酸素を供給するものではなく、同時に消費もするものです。
    ですから地理的条件、気象条件にあった植生でなければ環境に有意と言い切ることが出来ないと自分は考えます。

    以上、このサイトにじゃまっけな書き込みをしてしまいましたが、ご容赦ください。

  4. ぱぽりん より:

    先の書き込みで「分煙柱」と書きましたが、調べてみると「分炎柱」もあり、どちらの表記がより正しいのかわかりません。
    「外気が直線的に~」は「燃焼ガスが直線的に~」でしょうか。燃焼したら外気ではないので。
    お詫びと訂正でした。

    それにしても、先読みすると喜美子、失敗に次ぐ失敗。
    これでは

    <トゥーンベリさんに、叱られる!>

    喜美子の消費した木々の分も、トランプ大統領に植林してもらいたいところです。
    もっとも、主張していること、両者ともに問題の本質を外していますが。

  5. ゆきこ より:

    まだ見てないんですけど…一つだけ言えるのは小さかった喜美子に何一つ好きな事をお父ちゃんはさせてあげてなかったですよね美術学校も結局行けなかったし貯めてきたお金も結局クソ親父の返済に充てられてしまったしクソ親父に抑圧されて来た反動が今まさに来ているんじゃないでしょうか?

  6. 地方都市住民Y.M. より:

    これは、抜きん出た芸術家のお話です。それも、当時誰も成し得なかった、古信楽の再現で。
    数多くの優れた陶芸関係者が挑んでも成し遂げられなかった物を成功させた人。その人には、他人に見えない物が見えていたのだと思います。
    でも、他人には見えないという事は、誰にも本当には理解してもらえないということ。成果物を見せるまでは、誰にも本当のところは分からないのです。
    今日の終盤を拝見すると、美津の存在は、物語にスキャンダルをもたらす為というよりは、喜美子がビジョンの為に、すり替わって捨て去る物が何なのかを象徴させる為であるような、そんな気がしてきました。
    他人には見えないビジョンの為に、致し方なく捨て去った物の屍。その先に、抜きん出た成果が生まれてくる。そういう性質が、芸術作品だけでなく、骨髄バンクのような新しい文化をも、いくつもの障害を乗り越えて具現化させていく。
    これはそういう物語なのかもしれません。

  7. ぱぽりん より:

    本日の懸念。

    ドラマ初回の冒頭
    松「火事や!」

    いや~、本当に火事になるんちゃいますか?
    1200°にもする穴窯の煙突、ジェットエンジンみたいなものですから。
    山ほどの薪、ほとんど灰も残らず燃焼するんですから。
    可燃性ガスだけ処理する炭焼き窯とは違います。
    川原家、下屋(げや)こそ瓦ですが屋根は茅葺、飛び火して全焼!!
    母屋のすぐ脇に穴窯造るって、ちょっと乱暴すぎる設定ではないか、撮影やスタジオの制約があるにしても(実際に火を入れる穴釜は別の場所にあるのを理解した上でですが)。

    そんなこと考えてしまいました。

    ま、それはさておき。
    83話の感想欄で、八郎の駆け落ちはない & 八郎と喜美子の立場の入れ替えがある、を書いておいたのですが、一応当たり、のようなので、ちょいと立腹。
    先出しネタ、詳細をボカしたり内容の変更があるのは当然と考えますが、スカーレットの場合意図的なフェイクが多すぎる、というか、そればかりな印象。
    制作側の態度としてよろしくない(勿論、朝蔵さんへ向けてのものではありませんのであしからず)。
    ドラマの制作者、視聴者に対して真面目に向き合ってもらいたいところです。
    結果が面白くなればいい、安心できればいい、という安直な考えは違います。

    そんなスカーレットですから
    1 三津の叶わぬ恋ゆえの退場はない
    2 八郎の喜美子に愛想尽かしての別居はない
    3 武志の死去はない

    1 は、三津の退場はあっても、三津の前向きな理由によるものだと予想。
    2 は、八郎が川原家を出るにしても、それは言ってみれば単身赴任、信楽から離れた土地での陶芸指導等の理由によるものと予想。
    3 は、NHKのHPを見ると主治医大崎は「支える」とある。武志は回復するものと予想。
    自分としては、松の病弱設定がどこかに行ってしまっているので、武志でなく松の主治医となる可能性すらあるように思われる。骨髄バンク云々の話しは出てこないのではないか。

    で、話が初めに戻ります。
    穴窯の中、スカスカすぎじゃありませんか?
    あれでは1000°まで上げるのも無理なのではないでしょうか。
    そして、穴窯の分煙柱は、灰を釜の中広く飛ばすだけでなく、外気が直線的に流れるのを邪魔して釜内部の温度を上げる効果が大きいのではないかと思うのですが、だとしたら分煙柱のないかわはら工房の穴窯の温度が上がらないのは当然、と想像されます。
    ドラマの中でこの辺りどう解釈し解決するのか。

  8. ぷん より:

    朝蔵さんの分析、寄り添う姿への無関心が怖い

    そうかなぁ

    喜美子はホントに迷って ハチさん ってつぶやいて相談しに行った
    そのときに あの光景

    ショック 起こしてもその後の騒動考えると相談できる状況にない
    その間も火を途絶えさせられない
    頼れない
    自分ひとりでやるしかないんだと…

    だからこそ、その後の意固地になって穴窯にこだわったのではないのかなぁ

  9. 丹善人 より:

    できた穴窯、横から見たらごまちゃんみたい。というか、
    塩で溶かされたなめくじみたい。

    たぶん冬なんでしょうね。冬は外気で冷やされてなかなか温度が
    上がりません。灯油窯を使っていた義父も、夏と冬では
    使う灯油の量や時間を変えて焼いていました。
    しかし周囲に大量に用意していた薪の束がすべて無くなるとはね。

    どさくさに紛れて三津ちゃん、いけないことを始めかけましたね。
    みんな疲れているせいにしましょう。

  10. よるは去った より:

    中條N「4日になっても温度は上がらないまま・・・・・・。」
    「1200℃」というラインは人類が「陶器」を「日用品」として用い始めた時代はなかったでしょうね。
     「陶芸」を「芸術」として高めて来た人達の試行錯誤の繰り返しにより設定されたものでしょうけど。
     しかし、「備前焼」は「松」の木を数日間焚き続けるという話は聞いたことはありますが、「薪」にどんな木を使うかということも関係してくるのでしょうか。
     「生木」は燃やすのは大変のようですが「薪」としては結構燃え続ける時間は長いとも聞きますが。