喜美子が大阪を観光する / スカーレット 第101話

2020年1月31日(金)第17週「涙のち晴れ」

あらすじ

三度目の窯焚きも失敗に終わった喜美子は、百合子のはからいで、武志を連れて大阪にやってきました。観光を終えた喜美子は、ちや子が働いている事務所を訪問。そのころちや子は、女性の職場での待遇改善を目指して活動する女性たちの手伝いをしていました。

ちや子と武志が大阪に行っている間、家を出た八郎が川原家に荷物を取りに戻ってきました。喜美子が信楽に戻ったら八郎は喜美子と話し合うつもりでした。その八郎にマツは言いました。喜美子はそろそろ穴窯をあきらめるだろうと。

喜美子がちや子を訪ねた日の夜。喜美子は自分の気持ちをちや子に打ち明けました。一方のちや子は喜美子に何かがあったことを察していました。喜美子が大阪にやってくることを、百合子から聞かされたちや子は、喜美子の異変を察していたのです。

取材で出かけるちや子は、出かけている間に喜美子にラジオを聴いてみるよう勧めました。喜美子がラジオのスイッチを入れると、喜美子にとって意外な声がラジオから聞こえてきました。声の主は信楽太郎。荒木荘の住人だった勇太郎でした。

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予習レビュー

前回、強情な喜美子ちゃんにあきれはてて家を出てしまった八郎くん。家を出た理由は前向きな動機からというわけではありませんでした。

喜美子ちゃんと八郎くん。別居することが確定です。昨日、別居判明の情報を手に入れました。

また今回、川原家を喜美子ちゃんが留守にしている間に自分の荷物を取りに来る行動から考えても、八郎くんが家を出て行った理由が明らか。

八郎くんが喜美子ちゃんに反対していた穴窯での窯焚き。

穴窯をつくろうと言い出したのは八郎くんでしたが、ここまで費用がかさみ、しかも失敗続きになることは八郎くんにとって想定外だったのでしょう。

ところで喜美子ちゃんの穴窯での窯焚きの失敗続きは次週も描かれます。

ここまでで3回。喜美子ちゃんは穴窯での窯焚きに失敗していますが、あと3回失敗するのだそうです。

穴窯での窯焚き、1回にかかる費用は今のお金にして100万円を軽く超える金額です。

それほど多額な費用を必要とする窯焚きを6回も失敗しては、八郎くんがあきれるのも無理はありません。

陶芸家として成功し作品が高く売れるようになってから、再度、穴窯での窯焚きに挑戦せよという八郎くんの考えはもっともなことだとブログ主は考えます。

というわけで別居確定の喜美子ちゃんと八郎くん。二人の別居はいつまで続くのでしょうか。

感想

雄太郎さんの再登場に感涙

ブログ主は大阪編が大好きでした。そして大阪編の登場人物の中では、大久保さんと雄太郎さんが大好きでした。

その雄太郎さんがまさかの歌手デビューで復活!

今回、雄太郎さんが出ることは知っていました。ちや子ちゃんが喜美子ちゃんにラジオを聞かせたがった理由もすぐに分かりました。

そしてラジオ曲で顔が伏せられたまま登場したゲストの正体もわかっていました。

でも、雄太郎さんが画面に出たその瞬間。感涙ものでした。本当に嬉しかった。喜美子ちゃんが思いつきで考えた芸名を名乗っているところがまた嬉しい。

ちなみに明日、雄太郎さんが喜美子ちゃんに会いに来るそうです。信楽太郎を芸名にした理由を雄太郎さんは語ってくれるでしょうか。

ちや子ちゃんの転身、そしてその後のフラグ?

今回は、今後の展開へのフラグで満載の回でもありました。

ちや子ちゃんが政治に興味を持ち、その方面の取材を続けているという近況。これは明らかにちや子ちゃんの転身のフラグです。

ちや子ちゃん、この先で市議会議員になることが判明しています。

また、ちや子ちゃんの今後のフラグが立った重要な回で、喜美子ちゃんとちや子ちゃんの関係が百合子ちゃんの言葉で強調されました。

「お姉ちゃんのお姉ちゃん」がそれです。

ちや子ちゃんは喜美子ちゃんの人生にとって極めて重要な人物です。そんな人物が市議会議員になることは、喜美子ちゃんに対しても何らかの影響を与えるものと思われます。

骨髄バンクへの喜美子ちゃんの貢献。その活動を支えるのが、ちや子ちゃんの存在になるのかもしれません。

そんな気がする『スカーレット』第101回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

ひよっこの第1話冒頭からのドラマ世界の気持ちの良さ、何の疑問もなく共感し感情移入できる(ぱぽりんさん:『ひよっこ』1話)
漫画家の鳥山明さんを見出したことで知られる週刊少年ジャンプの元編集長・ドクターマシリト曰く、キャラクターさえしっかりと作り込まれていれば、ストーリーテリングが平凡であっても面白い作品になるとのこと。

『ひよっこ』はまさにそんな作品でした。『ひよっこ』では、アパートの一室だけ。しかも限られた登場人物だけの密室劇が何回かありましたが、それでも楽しめる。

キャラクターが丁寧に作り込まれているからこその面白さであると思います。年末に久しぶりに観た『ひよっこ2』も、ストーリーらしきものなどないのに楽しくてやめられない。なんとも不思議な作品です。

ついに第1話冒頭に話がつながりますね(すいかさん:105話)
第1話の冒頭の窯焚きの場面。穴窯の天井から火が噴き出しているというのに、火を消すどころか鬼の形相でもっと燃やせと薪を穴窯に入れ続ける喜美子ちゃん。

あのときの喜美子ちゃんの姿には驚かされましたが、あんな鬼気迫る表情で窯焚きをしていた理由もついに明かされるのですね。

理想に向かい暴走してる博打打ち(名無しですさん:18週)
ブログ主は昔から映画が好きなのですが、その昔は「理想に向かい暴走してる博打打ち」みたいな映画監督がいました。

コンピューターグラフィックが存在しない時代。困難を極める撮影に多額の費用をかけてはその撮影を失敗に終わらせ、またお金をかける。

その結果、その後数十年間も多額の借金を背負い続けたり、メジャースタジオを倒産に追い込んでしまったり。

そんな狂気スレスレの芸術家をリアルに描いてしまったのが『スカーレット』なのかもしれません。

徹底的に女性がなにを求めるかを追及するのでしょう(偽君子さん:105話)
プロデューサー、チーフ演出、脚本。すべてが女性で、ベクトルが同じ方向を向いている。『スカーレット』が朝ドラの中で異色である理由がよくわかりますね。

喜美子とは復縁はしなくてもお互い陶芸家として敬意を持った関係(ときわごぜんさん:18週)
離婚はするけれど、二人の間の絆が完全に損なわれるわけではない、切ないハッピーエンド。草間さんと奥様との別れを思い出します。

草間さんの別れに立ち会うことになった喜美子ちゃん。あのときの場面は、自分自身の人生のその後のフラグだったのですね。

貴美子はまわりの人に恵まれてますね(たぬき煎餅さん:19週)
喜美子ちゃんは子供の頃からまわりの人に恵まれてましたからね。子供の頃に出会った草間さんにはじまり、大阪では大久保さんやちや子ちゃん、雄太郎さん。信楽に戻ってきてからもフカ先生。

家族は言うまでもありません。あの残念だったお父ちゃんも、残念な人生ながらも喜美子ちゃんことは真剣に愛していました。

信作君の「ポパイ」姿(よるは去ったさん:100話)
信作くんというキャラクターはこの日のために存在したのかとすら思いました。救いのないような展開の中でも、安定して笑いを届けてくれるキャラクター。それが信作くん。

喜美子ちゃんが苦しんでいる間、楽しませてもらいたいです。

今まであれだけ恐い顔見せたことあったかしらん?(よるは去ったさん:100話)
照子ちゃんが誰かを本気で叱りつけること自体がもしかするとはじめてのことかもしれませんね。

敏春さんとの愛でも年中行事と化している夫婦ゲンカのときには、それなりに怖い顔になるのでしょうが、今回見せた顔ほどには怖くならないような気がします。

大阪のアパートは、結局、相対的な存在(オペラ座の怪人さん:100話)
大阪編で登場したキャラクターたちや、大阪で喜美子ちゃんが経験した数々のことがらが、今のところ生かされていませんね。

大阪以前の子供時代の、風呂焚きの体験などは生かされていますが・・・

常に明るさを失わない武志君(丹善人さん:100話)
両親の都合に振り回されながらも、いつも明るくて学校の成績も良好。武志くんの安定感が際立っていますね。ここしばらく。

好感度が急上昇中の武志くん。好感度をここまで上げるのは、今後の展開のための都合があるのでしょうね。その頃のことを考えると切なすぎます。

その間の生活費はあったのかしら…(ちーぼーさん:100話)
ついに武志くんのために積み立てたお金に手を出してしまったのか。それともお父ちゃんゆずりの借金か。・・・借金をしてしのいでいるような気がします。ブログ主は。

感情的になっていたからそこまでお互い頭が回らなかったんでしょうかね(ゆきこさん:100話)
八郎くんは普通人ですが、喜美子ちゃんは普通人を超えた天才タイプ。そのギャップがあまりにも大きくなりすぎたんでしょうね。

エジソンが電球の素材を見つけるために実験を繰り返した回数は1万回。この話が後世まで伝えられるのは、そこまでやる普通人はいないから。

喜美子ちゃんはエジソンと同じくらいレアな存在。だから八郎には理解が及ばなかったのでしょう。残念ですが。

結局武志は照子に預けてんの?(にゃんこさん:100話)
もしかすると照子ちゃんが強引に引き取ったのかもしれませんね。武志くんのことを。

川原家を去った八郎くんには、当面の間は食べてゆくすべがない。そんな状態で子供を育てることなどできないだろうと説得して。

喜美子ちゃんに対しても、武志くんは自分が育てると啖呵を切ったくらいですからね。

朝ドラだって男女の愛憎はちゃんと描くべきだと思う(まーちゃん:100話)
三津ちゃんが出て行くまで、喜美子ちゃんと八郎くんの間には、男女の葛藤と、タイプの異なる芸術家の葛藤。二つの葛藤がありました。

両方を描くとよくわからないドラマになりかねないので、三津ちゃんが出て行くことで男女の葛藤をキッパリと捨て去り、芸術の葛藤にフォーカスを絞ったんでしょうね。

ああ 気持ちええなあ…。1人もええなあ…。(ともあきさん:100話)
一人になったことを喜ぶ喜美子ちゃん。その気持ちの半分はお父ちゃんが亡くなった直後の直子ちゃんの気持ちに近いもの。

残りの半分は、そんな風に自分に言い聞かせることで寂しさを紛らわしているのかなと、ブログ主は思いました。ちょっと無理してるな。そんな気がしました。

続けてお邪魔します(ゆきこさん:100話)
喜美子ちゃんは、昔のお父ちゃんの暴走をも超えてしまったのかなと思いました。お父ちゃんの暴走に対して顔色一つ変えなかったマツさんが、喜美子ちゃんの暴走に対してはついに困惑の表情を浮かべはじめたなので。

もちろん、夫に対する気持ちと娘に対する気持ちは異なるとは思うのですが。

共感する女性は決して少なくないんじゃないでしょうか?(つい しょうこさん:100話)
一人になったことを喜ぶ喜美子ちゃんは強がりを言っている。ブログ主はそう考えていたのですが、女性視点からは共感ポイントなんですか!?

ドラマを深く鑑賞する上でとても参考になるコメントです。ありがとうございます!

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コメント

  1. レベッカ より:

    おかあちゃんが、八郎さんのお茶碗を「大切にしまっておくな」と言っていました。短いシーンにわざわざお茶碗の話。これ、後々回収されるフラグだと思うのですが?願わくば、喜美子と八郎がもう一度手を取り合う時に回収されてほしいです。八郎さんがあまりに丁寧に書かれているので、喜美子と八郎の関係はこのままでは終わらないと思っています。

  2. ひらさわ より:

    ちやこさんの事務所?自宅?の台所食器棚?に「うらしまミルク」ありましたね!

  3. せみくじら より:

    ちや子が喜美子の話を、前と同じように「そっか」と聞いてくれる姿勢が好きだしほっとします。雄太郎の再登場も嬉しいけど、圭介はもう出演されないのかな?3月に「あの方」が医師役で出演されますし

  4. つい しょうこ より:

    そうですか。八郎さんは十代田姓に戻るんですね。(第18週あらすじより)
    変な話ですけど、八郎さんにお願いしたいことがあります。
    「信楽を去る前に一度でいいので、喜美ちゃんがあのかけらを拾った場所に立って、夕日を眺めてください。」

    ところで100話のコメントに補足しておきます。
    「書類に署名捺印して、役所に届け出て、一人になった経験」があるならば、共感する女性は少なからずいるんじゃないか、と思います。

    あれは強がりというより、後悔と痛みと開放感が共存している、というのが当方の見立てです。

  5. ともあき より:

    きみちゃんのラジオ聞いた時の反応がドン引きで笑ってしまいました!!!
    喜ぶかと思いきや、態度だけでなくラジオからも足が一歩引いてましたね。
    昨日のポパイオリーブに続き、暗い内容に明るいネタ投入ありがたいです。
    そして、武志くんの子役くんは本当に演技が上手ですね。
    ちや子さんのマンション来た時のキョロキョロ感が見事でした。
    あの年代の男の子の動作は本当にあんな感じです(通常だとあの後やらかすんですが)

  6. 丹善人 より:

    テーブルが回転する中華のお店って、551の蓬莱でしょうね。
    「信楽太郎」さん、歌が流れる直前で今日の放送が終わってしまった。

    後ろで見守るしかない、応援するしかないお母ちゃんでさえ、
    3回も失敗すればさすがに諦めるだろうと思っている。
    いやいや、大阪行きでますます燃えさかるんでしょうか。
    困難な中でも頑張り続けている女性達と出会ってしまっては。

  7. 偽君子 より:

    うーん、やっぱり喜美ちゃんは強がっていますよ。けっきょくのところ、「誰かに助けてほしい」気持ちと「人に頼るのは嫌」という気持ちが闘っているわけで、これも「自立系女子」あるあるというやつでしょう。

  8. klar2go より:

    ちや子が喜美子の話を、前と同じように「そっか」と聞いてくれる姿勢が好きだしほっとします。雄太郎の再登場も嬉しいけど、圭介はもう出演されないのかな?3月に「あの方」が医師役で出演されますし

  9. ぽんぽこりん より:

    「この子、なんかあったんやな…」
    雰囲気で察する大阪婦人の皆さんとちや子さん。
    陶芸家夫婦の話題になった時、母の心情を察して心配の眼差しを向ける武志くん。
    姉を心配してちや子さんに連絡をした百合子。
    茶碗(八郎)を大事にしまっておくねとどこまでも優しいお母ちゃん。
    信楽太郎を名乗ってくれている雄一郎さん。

    喜美子と八郎の周りは皆んな優しくてあたたかい。

    喜美子はちや子さんに今の思いを吐けるのかな。八郎には思いを理解してくれる人が近くにいるのかな。

  10. オペラ座の怪人 より:

    懐かしの新聞記者さんですか!?
    あのアパートの時代が懐かしいですなあ!

    あのアパート時代がもっと長ければ、
    今日のシーンも、
    生きてくる、
    活きてくる、と思うんだけど。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  11. よるは去った より:

    由香里「やったでー!市会議員の時宗先生が請願書に署名、捺印してくれたでええ・・・・・・・。」
    雄太郎「こんばんは!信楽太郎です・・・・・・。」

    この人たちの活動が失敗の繰り返しで落ち込んでいる喜美ちゃんに勇気を与えてくれる・・・・・ってところですかね。

  12. よるは去った より:

    おしん「三日三晩、寝ずに火を焚くの?そりゃ大変だ・・・・・・。」

    BSで再放送されている先のドラマでも「窯焚き』が如何に大変な作業か語られてますね。
    「おしん」の場合、ヒロイン(乙羽信子)の養子(塩屋智子)は偉大な陶芸家の師匠(大友柳太郎)のもとで行うようですが。

    喜美ちゃんは故人になっている慶乃川福さんの文献などを頼りに行うわけですから、試行錯誤の繰り返しも無理ないかも知れませんね。

  13. ゆきこ より:

    マツさんが八郎さんにお話があるって間違いなく喜美子が言う事を聞かなかったからって武志をダシにして脅したことに対するお怒りのお言葉でしょうねいつもは大声出して泣いてる喜美子が泣きもしないで黙々と薪こさえるなんて尋常じゃないです照子が死ぬ程心配するのも無理ないですやってる事は気に食わなかったら暴力振るってる様なものですから死んだお父ちゃんと同等ですよ

  14. Herr Katze より:

    一回で100万円ってそれにしてもすごいですね・・・

    最初に用意した薪の束を見て
    一般家庭の薪ストーブなら一冬分くらいありそうで
    あーこれ何回分なんかなー
    と思っていたらまさか一回で全部使い切るとは!

    最近はどうなんですかね?
    間伐材が余ってるとかいう話もあるし
    そこまでかからないのでしょうか
    それともやっぱりお高いのかしら