窯焚きの失敗を繰り返す / スカーレット 第103話

2020年2月3日(月)第18週「炎を信じて」

あらすじ

薪を買うためのお金が底をついてしまった喜美子は、穴窯をつづけるために借金することにしました。その一方で喜美子は、八郎と別居することになった理由を武志に告げました。そして武志は喜美子の言葉を受け入れました。

再び挑んだ窯焚きで、喜美子はようやく目指す色合いをわずかに再現することができました。喜美子はその後も窯焚きの実験を繰り返しました。しかし、6回目の実験をしたあと、窯焚きをつづけるためのお金はすでにありませんでした。

しかも、その頃、喜美子と八郎が別居していることが街中に広がり、かわはら工房の注文は激減していました。喜美子が窮地に立たされる中、ひろ恵が喜美子を訪問。ひろ恵は再び絵付け小皿を大量に注文しました。

一方、八郎は柴田から京都へ引っ越すことをすすめられていました。八郎と三津の噂を案じる柴田は、京都窯業研究所に就職して信楽を離れることを八郎に提案したのです。そんな中、草間が喜美子のもとにやってくるのでした。

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予習レビュー

穴窯の窯焚きの挑戦が再びはじまりました。しかも、薪を買うための借金をしてまでの挑戦です。

借金をいとわない喜美子ちゃんの性質。この性質を納得させるための、お父ちゃんの借金まみれの人生だったと今になって納得です。

お父ちゃんの事業が頓挫したのは戦争が原因だったと記憶しています。空襲ですべてを失ったことが事業の頓挫だったはずです。

そして、失ったものを取り返すために「材木に出資」。おそらく先物に手を出したか何かでしょうか。

このときの出資金が借金でした。いつぞや信楽にやってきた借金取りか、借金取りの雇い主から借りたのでしょう。

その後、トラックを買うときもその資金はまたしても借金だったはず。

お父ちゃんの借金に共通していること。それは生活資金の不足の埋め合わせではなく、事業の拡大がその目的であるという点です。

喜美子ちゃんの借金も、一種の事業の拡大が目的。生活資金も不足気味だったでしょうが、生活資金くらいならわずかな借金で済んだはずです。

借金の目的は事業拡大。その根本にあるのは男の意地。女の意地です。

あのお父ちゃんがあっての喜美子ちゃん。

お父ちゃんの破天荒な性格の描写が今になって納得できました。今の喜美子ちゃんの暴走に近い行動を納得させるためだったのかと。

感想

お父ちゃんが大好きな武志くんの今後

喜美子ちゃんと八郎くんが別居する前に三津ちゃんが去って行ったことで、視聴者はひと安心できました。八郎くんと三津ちゃんの間には何もないことがはっきりしたので。

しかし、残念ながら信楽の人たちはそうは思わなかったようです。

八郎くんと三津ちゃんのウワサ。喜美子ちゃんはひろ恵さんから指摘され、八郎くんは柴田さんから注意を受けました。

この困ったウワサはこれから拡大して、喜美子ちゃんによくない影響を及ぼすのか。それとも八郎くんが京都に行くことで、ウワサを収束させることができるのか。

というか、ウワサを収束させるため。喜美子ちゃんに迷惑をかけないために八郎くんは京都移転を決意することになるのかもしれません。

別居しながらも、穴窯での対立をのぞけば、いまだに仲の良い喜美子ちゃんと八郎くん。

武志くんを家まで送った際の、川原家の前での喜美子ちゃんと八郎くんが会話を交わす場面を見て安心しました。

この二人は、夫婦としてはまだ終わっていないようだと。

しかし、ウワサのせいでそんな二人も離ればなれに暮らすことを余儀なくされるのかもしれません。

また、お父ちゃんのことが大好きで、両親が別居後も、お父ちゃんに遊んでもらうのが大好きな武志くん。

お父ちゃんが京都に移転した後の武志くんの寂しい気持ちを思うとき、胸が痛みます。

そして・・・以下、ちょっとネタバレです。

一週間後の月曜日。大学に進学する武志くんは、京都へと向かいます。お父ちゃんが卒業した京都の美大に入学するために。

武志くんが京都の美大を進学先に選んだのは、お父ちゃんを追い求めてのことなのかもしれませんね。

コメントへの返信 by 朝蔵

猫ちゃん、亡くなったんですか(丹善人さん:102話)
荒木荘も取り壊され、医学生の圭介くんが一目惚れした女性がワンコを連れて散歩していたあの街並みも、大きなビルが立ち並ぶようになったとか。

荒木荘に住み着いていたニャンコさんがもし生きていたとしても、住む場所を失っていたかも知れませんね。

やはり勇気くれたのはこの人たち(よるは去ったさん:102話)
大阪編での喜美子ちゃんの出会いがここにきてようやく回収されましたね。心優しい荒木荘の面々の存在がいつ回収されるのだろうかと、この日がやって来るのを心待ちにしていました。

女性陣のハーモニーが映えるのは名作の条件(おおきまちさん:『ひよっこ』6話)
『ひよっこ』では、『カチューシャ』の合唱もありますが、名作は美しい音色とともに記憶に刻み込まれますね。

「家のことをきちんとできる人は、他のこともきちんとできる」(あさのあさみさん:102話)
少なくともちや子ちゃんは家事は少しはできるかもです。ちや子ちゃんは独身を貫いているようで、しかもさださんと違ってお金持ちというわけでもありませんので。

一方のさださんは・・・微妙ですね。

さださんはさしづめ「家のことをきちんとできる人を雇える人は、他のこともきちんとできる人を雇える」といったところでしょうか。

タイムスリップした女子高生と若侍。→黒島結菜と伊藤健太郎(アーモンドさん:103話)
数百年の時代をタイムスリップして出会った女子高生と若侍が、今度は数年間のタイムスリップによってすれ違いとなりましたね。

ところで三津ちゃんはすでに三十路です。幸せをつかんでいるといいのですが・・・。

その状況では再婚の可能性は低い(つい しょうこさん:20週)
次週、第19週の月曜日。武志くんが大学に入学した旨を報告しようと、喜美子ちゃんが八郎くんに電話をすると、電話の向こうからは聞き慣れない声が・・・

そんな悩ましい場面があるようです。

喜美子ちゃんと八郎くんの関係の微妙さは引き続き描かれることになるのかもしれません。

生き長らえてほしい(アーモンドさん:19週)
同感です。夫と別れ、しかも息子に先立たれでもしたら、喜美子ちゃんがあまりに気の毒です。クライマックス近くになって離脱者続出になるのではないでしょうか。

プリンセス・プリンセスの名曲「ジュリアン」を作曲した時のエピソード(みいちゃん命(欅の)さん:102話)
『ジュリアン』の猫の死がきっかけとなって作曲されたんですか!?

それにしても、荒木荘に繰り返し姿をあらわしていたあのニャンコさんが、こんな価値で回収されるとは思いもよりませんでした。

「喜美子は八郎の様子に違和感を感じながら」の部分(Merry Potterさん:108話)
ご指摘ありがとうございます!助かりました。さっそく、訂正いたしました。今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

ちやこの選挙事務所(ぱぽりんさん:102話)
ちや子ちゃんの事務所が将来の「選挙事務所」になるのではないかというぱぽりんさんの予想。ブログ主も同じことを感じていました。

フリーライターという職業なら事務所なんていりませんから。

将来の政治家への転身のフラグでもあるのでしょう。きっと。そして、集まっていた女性たちは将来のちや子ちゃんの支持者といったところでしょうか。

喜美ちゃんは大久保さんと強い信頼関係(偽君子さん:102話)
喜美子ちゃんが荒木荘にやってきた頃の大久保さんの冷酷非情ともいえる態度。それに対する喜美子ちゃんの枕への八つ当たり「おおくぼぉぉぉぉぉっ!(怒)」

あのときの関係が、今の強い信頼関係のスパイスになってますね。

最初から大久保さんが喜美子ちゃんのことを可愛がっていたら。最初から喜美子ちゃんが大久保さんになついていたら。

喜美子ちゃんと大久保さんの再会の感動は半分くらいになっていたかと思います。

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コメント

  1. つい しょうこ より:

    度々失礼いたします。
    自分で「八さんの結婚観はごくフツー」と書いておきながら「はて?」と思い当たりました。
    八さんは「帰ると、『お帰り』と言ってくれる人がいる暮らし」がもともと理想でしたが、では喜美ちゃんはどうだったろう?
    帰る日時が分かっていて不在だったことはなかったと思います。彼女はいつも「お帰り」と言って出迎えてくれていました。毎晩のように夜食におにぎりまで作ってくれました。よくできた奥さんですよ。
    ただ、いない間も通常通り家事、家業に、自分の仕事に打ち込んでいただけです。
    仕事が「マツさんみたいに内職する」だったらよかったのでしょうか?「陶芸家として夫より豊かな才能を発揮して創作活動する」ではなく。

    喜美ちゃんが(遅まきながら)試作品を使って細かいデータ取りをするのを見て思いました。
    「これって、本来八さんが最も得意な仕事じゃん」って。お金の心配さえなければ、八さんは嬉々としてあれをやるだろうな、と。
    借金はせずに済むに越したことはない。ただ、「借金はダメだ」は「自分は金策に走り回る、ということが不得意だ」の言い訳でもある、と気づいた方がいい。嫌いなニンジンは克服できてもこれはダメなんだと。息子のために積み立てた預金を守りたいなら、武志君ではなく通帳を照ちゃんに預けて、妻と全面対決、という手もあったはず。
    で、別居してどうなりました?「風評被害」まで巻き起こして、信楽に自分の居場所も失いそうですよ。

  2. つい しょうこ より:

    (絵付け小皿を依頼した)部長さんの奥さん。ある意味凄いです、度胸あります。
    いくら「かわいそう」でも、現在進行形で夫婦不仲説が流布している当事者に縁起物であるべき婚礼の引き出物を頼むのは、なかなか勇気が要ります。
    ひろ江さんの交渉力も影響大、だったかもしれませんね。

    一方、柴田さん。あぁぁそれはない。
    信楽を去ったら、たとえ噂は収束しても「あぁ、やっぱり」に収束するんですよ。下手をすれば、新たな尾ひれがつきかねない。
    親切で言ったんでしょうけど、「君はこの土地の者ではないんやから」的に聞こえて、ムカついて思わずテレビの前で拳を握りました。(笑)

    喜美ちゃんと武志君、八さんと武志君それぞれのシーン、そして「こんばんは」と挨拶から始まる夫婦の会話には胸が詰まりました。この二人、穴窯の件さえ除けば本当に仲の良い夫婦なんだな、と。

    最後に「電話に出た女の声」ですか、うーむ。
    でもまぁ、元々八さんの結婚観は極フツーだったわけだし、それもあり、ですかね。

    真面目な話、今日は仕事に集中するのにいつもよりエネルギーを使いました。

  3. ぽあろ より:

    節分の豆まきの記事が出ていますね。寝屋川の成田山不動尊での「スカーレット」メンバーの豆まきは、喜美子、照子、信作、八郎でした。スカーレットで4人(男女二人ずつ)というと、オープニングのクレイアニメ。あの4人がどの4人を指すのかいろいろ考えていましたが、この豆まきチームでやはり良いのかな、と思いました。それであれば、物語の最終盤まで八郎が関わってくれるのかな、という期待も。

  4. きりあす より:

    八郎さんが武志君を送り届けた時に喜美子にかけた言葉が、
    「ただいま」ではなく「こんばんは」だったことに、
    八郎の線引きを感じてしまいました。
    別居中だから、「ただいま」にはならないんだろうけど、
    帰る意思のないことを「こんばんは」で表しているような。

    もちろん喜美子のことも大事に思っているけれど、
    「借金してまで穴窯を続けること」に対してはNoというのは変わらない。
    優しい八さんの心情が良く表現されているなと思いました。

  5. リキちゃんママ より:

    信楽太郎さんの歌、とても上手だったし曲もすごく良かったので、CDにならないかなぁ

  6. 傍観者 より:

    いつも楽しみに見せていただいていますが、コメントは久しぶりです。
    喜美ちゃんと八さんの離婚について…八さんは「帰るとおかえり…と言ってくれる人がいる家庭が理想」と言っていたので、喜美ちゃんが陶芸にのめり込むほどついていけなくなったのでしょうね…それでも、陶芸家としての才能は認めている…夫婦としては難しいけれど、お互いに認め合う陶芸家同士としていい関係が続いていくような気がします。草間さんと奥さんが愛し合いながらも離婚したように…
    八さんが十和田姓に戻ったのは、喜美ちゃんが送った離婚届にサインをしたということなのでしょうね。
    以前紹介してくださった動画陶芸家夫婦のリアル…説得力があります。1回で燃やす薪もTVに映っているあんなもんじゃ足りません…とか、1回目から成功はありえません…など…一般人の想像力をはるかに超えていそうですね。

  7. オペラ座の怪人 より:

    史実に基づいているのだから、
    きみ子が最終的に成功することは
    約束されているんだろうけど、

    それにしても、穴窯、うまくいきませんなあ。
    ちと、かわいそう。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    武志君をギューッとやるのは、
    分かるわあ。
    私も親戚の6歳児(年長組、女児)を
    ギューッとやるのが大好きです。

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    おしまい

  8. 丹善人 より:

    噂に尾ひれが付いて、結局史実のような話が「真実」として
    定着したような。

    今週になって、ようやくデーターを取ることになったのですね。
    最初からやっておけばよかったのにとは思うけれど、
    「穴窯なら必ずできる」と信じ込んでいた弊害でしょう。
    ようやく失敗からの学習ができたようです。
    まあ後には借金も全額返済できるようですから。

    信楽の土にこだわっていた八郎さんが、ようやく信楽を離れることを
    決意できたようで、行き当たりばったりの放浪ではなくて
    よかったです。

  9. ゆきこ より:

    こんな時に大量注文をしてくれるひろ恵さんあなたは神様です°˖✧⁽⁽◝(⁰▿⁰)◜◝(⁰▿⁰)◟₎₎✧˖°やっぱり女の味方は女ですね田舎だから余計に離婚別居に当たりが強いんですかね余計なお世話だわ

  10. よるは去った より:

    寛治「灰がええ具合にかぶさって・・・・・・。」
    あの色合いも昔の人が意識して技巧を凝らした結果とは思い難いですね。

    ひろ江「ご主人が女のお弟子さんとアレして出ていったと・・・・・・・。」

    噂というものは悪いようにしかひろまらないんですなあ。

  11. アーモンド より:

    以前放送されたアシガールの共演コンビがすれ違いで登場ですね。タイムスリップした女子高生と若侍。→黒島結菜と伊藤健太郎。→三津と成長した武志。