草間が信楽にやって来る / スカーレット 第104話

2020年2月4日(火)第18週「炎を信じて」

あらすじ

まわりが見えなくなっている喜美子のことを案じるマツの頼みで、草間が信楽にやって来ました。さっそく喜美子は、草間に対して穴窯の説明をしました。そして、理想の色合いを出すために2週間窯焚きを続ける必要があるという仮説を、喜美子は草間に告げました。

しかし、喜美子は2週間も窯焚きを続けたら穴窯がもたないとも考えていました。穴窯が高熱のために崩壊し、窯焚きがこれで最後になることを覚悟して、喜美子はもう一回窯焚きに挑むつもりでした。

穴窯の話を聞かされた草間は、かつて慶乃川が山中で信楽の土を掘っていたことを思い出していました。そのことを草間から聞かされた喜美子は、かつて慶乃川が土を掘っていた場所で信楽の土を採取し、その土で作品をつくることにしました。

喜美子が2週間にわたる窯焚きへの決意をあらたにするその一方、2週間の窯焚きの話を信作から聞かされた八郎は猛反対しました。穴窯が崩壊するだけでなく、火事が発生する危険があると八郎は考えたのです。

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予習レビュー

草間さんが久しぶりに信楽にやって来ます。窯焚きに夢中になるあまり周囲のことがまったく見えなくなっているマツさんが草間さんを呼ぶのだそうです。

マツさんとしては草間さんに窯焚きをやめるよう喜美子ちゃんに言ってほしかったのでしょうか。

しかし、草間さんは喜美子ちゃんの窯焚きを応援しました。

喜美子ちゃんが立てた仮説を聞かされ、どうして草間さんが喜美子ちゃんを応援しようと考えたのか、その理由は定かではありません。

そして草間さんの応援に対して、草間さんを呼んだマツさんがどのような反応を示すのかもまだ明らかになってはいません。

一方で、草間さんが喜美子ちゃんを応援し、喜美子ちゃんが窯焚きに挑む決意をしたことに対する八郎くんの反応は明らかになっています。

八郎くんは猛反対します。

ところで、このころには八郎くんは喜美子ちゃんと別居をはじめています。別居しても八郎くんは、時折かわはら工房には顔を出しているようです。

喜美子ちゃんと八郎くん。完全に疎遠になっているわけではなさそうです。

実際、草間さんが信楽にやって来たときも八郎くんは草間に挨拶だけはしています。

八郎くんがどこに住んでいるのかもまだ明らかになってはいませんが、おそらく信楽に住んでいるのでしょう。

この別居。いつまで続くのでしょうか。

感想

「あぶないことせんといてほしい」

喜美子ちゃんが2週間窯焚きを続ける必要があるという仮説を草間さんに告げたとき。喜美子ちゃんはこうも言いました。穴窯がもたない。崩れるかもしれないと。

その喜美子ちゃんの言葉に違和感を感じました。

穴窯が崩れたら、穴窯の中の炎が一気に外に噴き出すことになる。そうしたら隣接している木造茅葺き屋根の川原家は一瞬にして全焼するはず。

でも、喜美子ちゃんの口からは「火事」の二字が出てこない。喜美子ちゃんに見えているリスクは、穴窯が崩壊するところまでらしい。

一方で、八郎くんは穴窯が崩壊した後に何が起こるかをはっきりとわかっていました。(常識的に考えればわかると思うのですが)

さて、これまで八郎くんが窯焚きに反対していたのはお金の問題が原因でした。

お金の問題は人それぞれ価値観が異なります。まして、事業主だった父親がいる家庭で育った喜美子ちゃんと、普通の家庭で育ったらしい八郎くんとでは、お金に対する価値観はまったく違うはず。

だから、窯焚きにかかる費用への認識のすれ違いはいたしかたないことかなと思ってました。

しかし、物理的に危険な状況への感じ方は、家庭環境を問わず大差ないはず。

穴窯が崩壊したら、川原家が火事になるだけでなく、周囲の山火事にもなりかねない。

そのリスクが想定できない喜美子ちゃんと、常識的に火事という最悪の事態を想定できる八郎くん。

この二人はやっぱり決定的に違うのかなと思ったことでした。

追伸:八郎くんの次の言葉が耳についてはなれません。

「あぶないことせんといてほしい」

コメントへの返信 by 朝蔵

ご主人が女のお弟子さんとアレして出ていったと・・・・・・・(よるは去ったさん:103話)
史実にあった泥沼を回避しながらも、史実の泥沼をウワサ話としてドラマの中に組み入れてネタとして使ってしまうアイデア。

なかなかのものですね。このアイデアによって、史実と同様のリアルを描きつつも、朝ドラの明るさをみごとにたもっています。

八郎さんは再婚してしまうのでしょうか?(海ブドウさん:19週)
今のところ離婚した後の八郎くんがどうなるのか、住むところ以外はまったくわからないのです。昨日の節分イベントでは、喜美子ちゃんと八郎くんが揃って豆まきをしていたみたいですが。

よりを戻してくれるといいですね。または、たとえ復縁しなくても、仲の良い陶芸家どうしのままでいてほしいです。

ひろ恵さんあなたは神様です(ゆきこさん:103話)
喜美子ちゃんの窮地を知って、ご親戚筋を聞いてまわったのかもしれませんね。何か注文できるものはないかと。

そして、脈ありの親戚を口説いたことが考えられます。喜美子ちゃんを助けたいと言って。

「穴窯なら必ずできる」と信じ込んでいた弊害(丹善人さん:103話)
指導者がいない状態で、残された資料だけを頼りにほぼほぼ独学で進めたのが失敗続きの最大の要因ですね。

でも、穴窯で古信楽の再現に成功した前例がそもそもないので、指導者を見つけようにも見つけることが出来ませんね。

穴窯、うまくいきませんなあ。ちと、かわいそう(オペラ座の怪人さん:103話)
前々作『まんぷく』でも萬平さんがインスタントラーメンの開発で試行錯誤を繰り返し、失敗する度に大騒ぎしてましたが、騒いで発散していた分だけ見ている方も安心でした。

喜美子ちゃんは発散せずに、うちにこもってしまってしまうタイプみたいなので、見ていてつらいものがありますね。

お互いに認め合う陶芸家同士としていい関係が続いていくような気がします(傍観者さん:103話)
今週の月曜日の放送回では、喜美子ちゃんと八郎くんはすでに別居していながら、武志くんを家に送り届ける場面では、喜美子ちゃんと八郎くんは実に自然なままで一緒にいました。

人間関係が決定的にくずれてしまう。そんな破局にはならないかなとブログ主も希望的観測をしています。

信楽太郎さんの歌(リキちゃんママさん:103話)
ブログ主は雄太郎さんが俳優を目指して下積み生活をしていたころ。可愛がっていたネコが死んだことの失意の中で作詞をしたころ。

そしてそれが大ヒットして歌手デビューするまでのエピソードをスピンオフで見せてほしいなと思っています。ブログ主は雄太郎さん=信楽太郎さんが大好きなんです。

「ただいま」ではなく「こんばんは」だった(きりあすさん:103話)
喜美子ちゃんと八郎くんが一緒の場面。そこまで気がつきませんでした。「ただいま」ではなく「こんばんは」。喜美子ちゃんにとっては残酷な挨拶ですね。

そして、両親のそんな会話に違和感を感じたであろう武志くんが不憫でなりません。武志くん、お母ちゃんのこともお父ちゃんのことも大好きですからね。

物語の最終盤まで八郎が関わってくれるのかな(ぽあろさん:103話)
節分の豆まきイベントに出演したのは喜美子ちゃん、照子ちゃん、信作くん、八郎くんの4人。4人といえば、オープニングのクレイアニメが4人。

喜美子ちゃんと八郎くんが復縁するかはわかりませんが、八郎くんが最後まで物語に何らかの形で関わり続けることにはなりそうですね。

これからのタイミングで、八郎くん以外の4人目が登場するという展開も考えにくいですしね。

「聞き慣れない女性の声」なんて・・・切なすぎる(ぷんさん:109話)
八郎くんは八人目の末っ子。上にはお姉さんが何人かいることが考えられるので、お姉さんであるといいなと願っています。

でも、お姉さんなら「喜美子」または「川原」と名乗るのを聞けば、すぐにわかるかもしれません。やっぱりお姉さんではないのかな?・・・

この二人、穴窯の件さえ除けば本当に仲の良い夫婦なんだな(つい しょうこさん:103話)
前作『なつぞら』のなっちゃんといっきゅうさん夫婦は、夫婦揃って同じ職業に就くことで幸せになることができました。

それとは正反対の結果を招いてしまったのが喜美子ちゃんと八郎くん。

『なつぞら』の夫婦の姿を見るたびにうらやましいと思っていましたが、夫婦が同じ職業に就いても必ずしも幸せになれるわけではないということを『スカーレット』で学びました。

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コメント

  1. おたかちゃん より:

    草間さん。今いくつなんだろう?初登場から20年以上経っているのに変化がない。まさに「謎の旅人」というか、本編の時間の流れを超越した存在ということなのでしょうか?喜美子の大事なところで突然現れて、いいこと言って去ってゆく人。スナフキン的な感じ?

  2. ときわごぜん より:

    今日は見ていて一番辛かったですね。八郎の気持ちは結婚できるなら陶芸やめても良いとお父ちゃんに頭を下げたあの日のまんま。彼にとって一番大切なものは喜美子なんでしょう。でも今の喜美子にとって一番大切なのは緋色を出すこと。話が噛み合わないのは当然です。
    出て行ったのは八郎だけど、この瞬間に喜美子は八郎を捨てたんです。川原家の家族も彼の気持に寄り添う人はいません。それがわかってるから彼は信楽を離れることにしたんでしょう。喜美子にとって自分がかけがえの無いものではなくなったと気がついたから。理解してたのはもしかして武志だけだったのかもしれませんね。
    切ない回でした。

  3. リキちゃんのおねえさん より:

    せつなすぎる〜
    自分の事よりも家族や、まわりの人を優先してきた喜美ちゃんがやっとじぶんのやりたい事をする機会にじぶんを大切に考えてくれている人の手を離さないといけないなんて〜

    でも、今までお父ちゃん、お母ちゃん、妹たちの手を、離したくても離せれなかったきみちゃんが唯一離せた手が八郎さんって事かしら?

  4. ひるたま より:

    続きです。
    ふと…草間さんが生まれるのがもう少し遅かったら?
    そして、喜美ちゃんが生まれるのがもう少し早かったら?

    草間さんが喜美ちゃんの夫だったならば、少なくとも喜美ちゃんの穴窯挑戦を(少なくとも八郎さんよりは)応援してくれたのでは?と、今朝の放送分を見ながらふと感じました。(ついつい悪戯心が働いてしまうものでして^^;)

  5. ひるたま より:

    「僕にとって喜美子は女や。…陶芸家やない」←八郎さんのこのセリフで、夫婦の間に最早元に戻る事が出来なくなるレベルの決定的な亀裂が入ったな…というのが第一印象です。

    先週(第99話)は「ハチさんに足りひんのは信じる力や」喜美子が八郎の虎の尾を踏んでしまった訳ですが、今回は八郎が喜美子の虎の尾を踏んでしまったという訳で…。
    「危ない事せんといて欲しい…止めて欲しい」だけだったならばまだしも、「陶芸家やない」の一言は禁句だった…としか思えませんね。喜美子にとっては「…え!?八郎さん、貴方分かってくれていたんじゃなかったの?私達同じ陶芸家として一緒に歩んでいたんじゃなかったの!?」というのが本音でしょう。
    八郎さん、それはちょっと言ったらまずかったでしょうよ…と、TVの前で思わずにいられませんでした。

    では私自身はどうかというと…実は八郎さん寄りの考え方なのですよね。一緒に生活している相方が時折、趣味にのめり込み過ぎて危険な場所へ足を踏み入れかねない性分の持ち主でもあるので、家族の立場としてはハラハラする事も少なからずあるのが実情です。まぁ、本当にコントロールが効かなくなると周囲が何を言っても聞く耳を持たないものなので、彼にはしたいようにしてもらうしかないな、と半ば諦めの境地に達していますが。(^^;)
    八郎さんの「危ない事せんといて欲しい…止めて欲しい」他人事とはどうしても思えなくて…個人的にはえぐられるものがあり、見ていて辛いのが本音です。

  6. つい しょうこ より:

    注:火事のリスクは・・・そもそもあそこに穴窯を造ることがファンタジーです。現実ならば多分、消防当局から許可がおりません。

    慶之川さんのエピソードは回収されたけど、後に八さんも初めてかけらを見せてもらった時に「その当時の土と水と、焼き加減やな」と言ってましたよね。
    お金のことで心の余裕を失わなければ、こういう小さなことも成功の近道になったのに・・・

    で、今日の八さんは人生で二度目の「男と女」発言。
    「表現者としてのリスペクトなんてどうでもいい。君を心から愛している。大事に思っている。決して危ない目に遭ってほしくない。万が一そんなことになったら、自分もどうなるかわからない」
    そういうことでしょう?この状況下で喜美ちゃんを止めようとするなら、これしかない。ベストアンサーです。

    ただし、喜美ちゃんのほうが今までとは心境が違う。
    「納得いかへん、けど受け入れます」から「納得できないことは受け入れられない」に変わり、今の八郎さんの訴えに対する答えは「納得できます、でも受け入れられない」という心境だと思います。
    でもね、彼女の答えは答えとして、よく言った、それでいいんですよ。私はそう思います。
    (注:つい しょうこは本質的に「救いがたいロマンチスト」です。)

  7. みいちゃん命(欅の) より:

    2週間釜を焚き続けることを話したら、当然、八郎が反対するのが分かっているからか、計画の説明もせず、また協力をも求めなかった。でも、草間さんには焚き続ける覚悟を話し、八郎には内緒で信作や大阪に住んでいる直子夫婦にまで協力を求めていた。「離さへんで」と言って握られていた八郎の手を振りほどいたのは、喜美子自身だったという事。その喜美子の気持ちが表れたのか、八郎に対するよそよそしさ。まるで草間さんの奥さんが、店に訪れた草間さんを見知らぬ客として扱っていた姿と重なってしまった。八郎の気持ちを考えると居たたまれない。

  8. ぽんぽこりん より:

    挑戦したい喜美子の思いも分かる。
    大切な人を危険に晒したくない八郎の思いも分かる。
    2人の心のズレを草間さんは一瞬で見抜いていましたね。複雑な顔をしていました。草間さんに時間があって八郎と呑めればいいのに。
    信作も喜美子と八郎をつないでいるけれど、八郎の思いに寄り添えている人が私には見つかりません。

  9. せんたろう より:

    いや。本気で心配なら全力で阻止しますよ。もしくは、そばにいてもうこれ以上は!ってなったときに相手が冷静に判断できないといけないから側にいる。一緒にやらせてくれと懇願します。八郎は、止めることも沿うことも、自分のことが信じられない。本気で相手を愛してて全てを受け止める覚悟があれば、危ないから側にいさせてくれ。ってなりませんかね。
    お金のことなら、子供が生まれて4年立つまで泣かず飛ばずで、支えてきたのは乳飲み子抱えた嫁の稼ぎ。今度こそ返す番なのに自分が他所に間借りしてたらそのお金もったいない。自分を信じきれない八郎を、見抜いていたのはやっぱりそばにたきみこで。見抜いていたことを、ついに口から出してしまったから側にいられなくなっただけかと。
    自分も似たような境遇だったのでなんとなくわかります。芸術家ではなかったけど。相方は、小さな頃に父親の遊びで作った借金で離婚。反抗期もなく成績優秀で、資格をとって自立。いい子でいました。でもいつも本音をきちんと言わなかった。言ってもいい、好きなように生きていいと言い続けて。子供が生まれたばかりのとき。ついに本当にやりたいことや、感情が爆破したのを感じました。そこでへんに止めさせたら、後悔して愚痴ばかり言うか、人格が歪むと思いました。そして、支えるか、悩みました。自分は技能があったので、保育園も決まったし、働きまくって支えることを選びました。周りにはかなり心配されたので、支えないほうを選ぶことも、悪いこととは全く思いません。ただ、八郎は、向き合って支えることを選ばなかった人。それだけです。決めてからは、逆に一緒に信じて頑張って、成功したときの喜びはひとしおでした。子供もその真剣な姿を見て育ったので、歪んだりしませんでしたよ。あら、長くなって失礼しました。その、信じて本気出す、ということができなき自分に気がついていないだけなのかなぁと。それは、きみこはのことも、自分のことも。

  10. オペラ座の怪人 より:

    草間さんがいる(いた)こと、忘れていたよ。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    先週も書いたけど、
    なつぞれには、
    じいちゃん、母さん、天陽君という、
    絶対的な心の支えがいたんだけど、

    スカーレットは、
    よしのがわさん、草間さん、
    大阪のアパートの人々、

    信作、大島優子さん、

    イッセーさん、
    ジョージさん、などなど、
    心の支え、ってホドではなくて、
    でも、恩人が多すぎるんだよなあ。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    おしまい
    PS
    きみ子の土地ではなく、
    誰かの土地の「土」を勝手に採集しちゃって、
    今なら、権利関係が!?

  11. 丹善人 より:

    自分の殻を壊せない人と、自分を縛る殻を壊し続けていた人との
    違いがはっきりしました。そこの所を理解できないのですね、結局。

    そういえば草間さんと慶乃川さんとは面識があったんですね。
    忘れていました。草間さんに会えただけで元気が貰える。
    そして慶乃川さんを思い出させる品物とで、成功フラグが
    たちました。

  12. よるは去った より:

    宗一郎「あの時・・・・・土を掘っていた・・・・・・。」
    福「信楽の土はええ土やしい・・・・・・・・・。」

    あの時、ひたすらに土を掘っている慶乃川福さんのを見たリトル喜美ちゃん目には「あのおっちゃん、何してんのやろ・・・・・?」ぐらいにしか映らなかったでしょうけど。
     こんな風に回収されるとは。