武志が京都の美大に入学 / スカーレット 第109話

2020年2月10日(月)第19週「春は出会いの季節」

あらすじ

昭和54年(1979年)4月。この春から京都にある美術大学に通うことになった武志が、信楽の実家を発つ日を迎えました。喜美子は武志に告げました。つらいことがあっても、いやなことがあっても、その気持ちを楽しめと。

一方の武志は、これからマツの布団を敷いてあげられなくなることをマツに詫びました。身体を大事にしてほしいとマツに告げました。そして武志は、大学に進学させてくれた感謝の気持ちを喜美子に告げると、旅立ってゆきました。

武志を送り出した喜美子は、武志に続けてくれた仕送りのお礼を告げようと思い立ちました。ためらいながらもようやく喜美子が電話をかけると、電話の向こうから聞き慣れない女性の声が聞こえ、喜美子は激しく動揺します。

そんな中、直子と百合子が川原家に遊びにきました。喜美子を動揺させた声の主は、留守番電話であることを、喜美子は直子から聞かされました。安心した喜美子は、マツ、直子、百合子と家族水いらずの時間を過ごすのでした。

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予習レビュー

武志くんは今週から大学生。父親と同じ京都にある美術大学に通って陶芸を学ぶことになりました。

さて、今週のサブタイトルには「出会い」の文言が含まれていますが、その前に、悲しい別れが描かれるはずです。

マツさんの逝去です。

マツさんが亡くなるタイミングがいつのことになるのか、まだ定かではありませんが、武志くんの大学在学中になるのではないかとブログ主は予想しています。

とすると、大学在学中は信楽の実家には帰らないと宣言した武志くんは、マツさんの死に目には遭えないことになります。

なので今回。マツさんが愛孫との時間を惜しむように過ごす場面はまた、愛孫と過ごす最期の時間といことなのでしょう。

先の展開を知ってしまうと切ない場面になってしまいます。

一方、すでに離婚した八郎くんに関して非常に気になるエピソードが登場。

喜美子ちゃんが八郎くんの家に電話をすると聞き覚えのない女性の声。

「聞き覚えのない」というところがせめてもの救いです。もしこれが仮に「聞き覚えのある」だったとしたら。

声の主はもしかして三津ちゃん?なんてことになりかねませんから。もしそうなってしまったら泥沼の再来です。(汗)

それはともかく、声の主の女性がどういう立場の人かによって、喜美子ちゃんと八郎くんの復縁なしは確定になってしまいますね。

感想

武志くんの「好印象」の回収

武志くんがあまりにも良い子過ぎて、そのことで月曜日の朝から泣かされました。

家の中での自分の仕事であるらしい、マツさんの布団の用意。自分の仕事だと決められているからそれをするのではなく、マツさんのことを大事に思うからこそ布団を丁寧に敷く武志くん。

両親の離婚というつらい経験をしたにもかかわらず、なんて真っ直ぐに育ったのだろうと感心するばかりです。

そして実家を旅立つ朝。

布団を敷いてあげられなくなったことを詫びる武志くんに泣かされました。今どきの普通の子なら、こんな場面では家の仕事から解放されたことを喜ぶところなのに。

大学に進学させてもらえたことを、心を込めて感謝の言葉を述べる武志くんがまた爽やかです。

ここまでやるかというくらいに好印象を残した武志くん。今回の「好印象」は、後になって涙とともに回収される日が来てしまうのかと、考えがどうしてもそっちの方に向かってしまう月曜日のブログ主でした。

笑笑

一方で、久しぶりに笑わせてくれる場面が満載でもありました。今回は。とりわけ喜美子ちゃんのボケっぷりが新鮮です。

八郎くんのところに電話をしたら女性の声が・・・

気になる声の主は、まさかの留守番電話。照子ちゃんはそのことをすぐに察するものの、当事者である喜美子ちゃんはいつまで経ってもわからない。

しかも「ピンクフィーバー」がすでに解散したことも知らない。

山奥で穴窯と向き合う暮らしを続けていたら、こんなものなんでしょう。(笑)

コメントへの返信 by 朝蔵

こういうところにもついて回る生き物(よるは去ったさん:108話)
リトル喜美子ちゃんの、その後のライフワークとなる陶芸と穴窯に導いたのは「たぬき」でしたね。

そして今度は、そのライフワークによって大切なものを失ったことを「たぬきそば」によって喜美子ちゃんにさとらせるとは。

穴窯の成功のお守りもまた「たぬきの置物」でした。

「たぬき」がいつまでも喜美子ちゃんのまわりにつきまとっていますね。

なんていい子に育ったんだろう(美喜子さん:108話)
両親が別居した末に離婚に至るなどつらい思いをしたはずなのに、まっすぐいい子に育ちましたね。武志くんは。

両親は別れてしまったけれど、両親からたっぷりと愛情を注がれていたのが彼をこんな好青年に育てたのでしょう。

高校生になったから当時の気持ちを語ることができるようになった(丹善人さん:108話)
武志くんがお父ちゃんへの気持ちを初めてお母ちゃんに打ち明ける場面。あれはきっと、武志くんが大人になった瞬間を描いたのでしょうね。

いいものを見せてもらいました。

喜美子は土が決め手となる自然釉の陶器、八郎は土にこだわらず釉薬が決め手となる陶磁器(文月さん:108話)
文月さんのこのレビューを拝読し、ふと思いました。

かつての八郎くんの創作の行き詰まりの原因は、信楽の土への強いこだわりでした。信楽の土にこだわるあまりに自由になれませんでした。

信楽を離れ、土へのこだわりから自由になれたことで、八郎くんはもしかするとこれから飛躍できるかもしれませんね。

希望が見えてきました。

また佐久間さんに会いたい、お願い、会わせて!(つい しょうこさん:108話)
この上の、文月さんへの返信で述べたのですが、八郎くんが陶芸家として思いがけない形でブレイクするような気がしてきました。

もしそうなったら、そのことを一番喜んでくれる一人が佐久間さんではないでしょうか。殻を破れない八郎くんの限界を誰よりも早く鋭く指摘したのは他ならぬ佐久間さんでしたから。

丁寧にディテールを積み重ねるのが上手だなあと、いつも感激させられています(地方都市住民Y.M.さん:108話)
ブログ主は、都市住民Y.M.さんが細かいところまで丁寧にご覧になっているその観察眼に感激させられました。ブログ主はとてもできないことです。

彼女なら「八さん今も独り身なん?」とズバッと切り込みそうな(つい しょうこさん:110話)
喜美子ちゃんと八郎くんが別れてから、喜美子ちゃんの幼なじみの有り難さが心にしみますね。素敵な幼なじみがいつもそばにいてくれてよかった。

そして、オープニングのクレイアニメーションの4人はやっぱり、喜美子ちゃん、照子ちゃん、信作くん、そして八郎くんのことなんだなってあらためて思いました。

喜美子作品は、神山清子さんとあります(アーモンドさん:107話)
ドラマの中の小道具など、無名の若手陶芸家に安くつくらせてしまえばいい。そう考えそうなものですが、そうはしない。ご本人につくってもらう。なんて贅沢な作品を観ているんだろうと、神山清子さんの名前を見るたびに思います。

萬平は福子を、茂は布美枝を<支配している>が、八郎は喜美子を支配していない(ぱぽりんさん:108話)
さすがの洞察力です。そして『まんぷく』の夫婦と『スカーレット』の夫婦。それぞれの違いが、見事に整理されていますね。

「夫唱婦随」とか「内助の功」という言葉が朝ドラではよく登場しますが、この言葉で表されるような関係ではないのが『スカーレット』の夫婦の特徴と言えるのでしょうか。

穴窯使う陶芸家、とんでもなく高価な作品ができないと、厳しいですね~(ぱぽりんさん:108話)
大御所の陶芸家の茶碗(茶の湯)などが、百貨店の個展とかで60〜70万円で売られていますが、それくらいの値段がつく理由が『スカーレット』でようやく納得できました。

瓢箪から駒が出たような展開(偽君子さん:20週)
同性の友達がいなかった信作くんが、いきなり年上の同性の人と親友になってしまうのはこのときのためだったみたいですね。

うわー 高難度!(つい しょうこさん:20週)
同感です。一歩間違えたら、不自然きわまりない展開になりかねない。上手に料理してくれますようにと祈るばかりです。

サブタイトルに光が(杏胡さん:20週)
こんな希望に満ちたサブタイトルをつけた以上、やっぱり家族の再生は失敗に終わりました、みたいな展開はさすがにないかなと期待しています。

八郎は一人身という事?(まるさん:20週)
八郎くんはそう簡単には再婚するようなタイプとは思えないので、まだ独り身のままのような気がしています。

辞めさせられた二人(まるさん:20週)
あの二人だと思います。泥棒までしたというのに、一体何をしに来るんでしょうか。

支配され搾取されてきた一人の女性の、解放と自立の話し(ぱぽりんさん:108話)
30年前くらいの作品だったと記憶していますが、スティーブン・スピルバーグ監督の『カラー・パープル』が、まさに支配され搾取されたきた女性の自立を描いた作品でしたね。

『カラー・パープル』のヒロインのお父ちゃんは、喜美子ちゃんのお父ちゃんの非ではないとんでもないお父ちゃんでした。

そうなる事を願っています(狸穴 (@tanukineko40)さん:20週)
「もう一度家族に」なんていうサブタイトルをつけて期待させておいて、やっぱりダメでしたという展開はさすがにないかなと思ってます。あくまでも希望的観測なのですが。

実現するのでしょうか(たぬき煎餅さん:20週)
第21週のサブタイトルは「厳しい現実」・・・なんてことにならないよう祈ってます。

喜美ちゃんとはちさんが戻ってくれないかなと心の何処かで少しだけ期待してます(Anneさん:108話)
Anneさんが期待されている展開に一筋の光が見えてきましたよ!

のめり込むと周囲の全てが見えなくなる(しろくまさん:108話)
お父ちゃんと喜美子ちゃん。この親子がよく似ていることを暗示する描写は、喜美子ちゃんが幼い頃にもありましたが、ここまで似てしまうとは意外でした。

しかし、酒癖の悪さが似なかったのは救いです。(笑)

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コメント

  1. のの より:

    芳名録に「十代田八郎」と書いたのは、個展会場で会えなかった喜美子に自分が来たことを知らせたかっただけなのでは?(陶芸好きの来場者に「あの川原八郎さんですか?」と声をかけられないように旧姓にしただけ) 佐久間さんと話している喜美子に握手を求めるファンの人達を見ていて、ふと思いました。
    「一から出直す今の気持ちを話したかったなぁ」と思ってる八郎に喜美子から届いたまさかの離婚届け。あ~~辛すぎるんですけどぉ。

  2. ひるたま より:

    続きです。
    「聞き慣れない女性の声」今日放送を見るまでずーっと気になって気になって仕方がありませんでした。
    TVの番組表を見ても、知らない名前の俳優さんがクレジットされていた訳でもない。一体全体どうなるのだろう?とドキドキしていたら…「なぁ~んだ(^o^;)」何故だかホッとした気持ちになりました。
    「もっと世の中知っとけ!」と呆れていた照子ちゃん。

    その照子ちゃんといえば「うち、離婚するから」以前に予告編で挿入されたセリフで全てが消し飛ぶ位の衝撃を感じた事がありました。が、その時は「オリンピックは4年に1度。照子の離婚騒動は1年に1度の恒例行事や」これまた「なぁ~んだ(^o^;)」と胸をなで下ろした時の事を思い出しました。
    照子ちゃん・敏春さん共に上手くガス抜きしながら円満にやっているのでしょうね…きっと。(敏春さんが一生懸命に手紙を書いて信作くんに託する場面には笑っちゃいましたが(^^;)

  3. ひるたま より:

    「夕日がきれいなとこまで辿り着けんかった」←このセリフ、本放送の時にはバタバタしていて直接見られなかったのですが、TL検索していたら…「武志が陶芸家になれない(≒志半ばで道を絶たれてしまう)暗示なのでは?」という書き込みを目にしました。それを踏まえて録画を見直して…何だか妙に納得してしまう自分がいます。

    「これ持って行き」「いらんし。そんなん食べてる人いやらへん」←母子のやり取りを見ながら真っ先に浮かんだのは…「喜美ちゃんのおはぎ」! そう、荒木荘時代に圭介さんにおはぎを差し出したものの受け取ってもらえなかった“あの”場面でした。(TVの前で思わず声を上げちゃいました^^;)
    作ってあげたのに関わらず受け取ってもらえない…それが喜美子の宿命なのでしょうか。(その事が一体何を暗喩しているのかは…皆様の洞察を待ちたいと思います。個人的にアップアップしている状態なのが現状です…^^;)

  4. ぱぽりん より:

    毎度毎度、大げさに解釈し、エラソウに書込んで、自分でそのハズレ具合を楽しんでいます。

    先の書き込みの一番の狙いは、
    <朝蔵さんが、11PMに食いつくか?>
    だったのですが、スルーされてしまいました、残念。
    おまけに、<木箱>もすかされてしまいました、ショボ~ン。

    さて、先週登場した「穴窯の窯焚き」というバイト、なかなか面白いなと。
    なつぞらではHPで、<北海道では「搾乳」のバイトがある>ことを知ってフムフム。
    もしかしたら<あなたの暮らし社>では、椅子に<1000回 / 1時間 のペースで5万回座る>などというようなバイトを募集したのかもしれませんね。
    太ももが超マッチョになるものの、お尻が崩壊しそうです。
    地域、時代、季節で、様々なバイトがあるようで、実際のところどんなものがあるのか興味がわきます。

    ちなみに、かつて聞いた話でボロモウケしたバイトとして、
    <電電公社が自動交換機に替える時の結線>
    というのがありました。
    その方曰く、
    「一つ数円だったけれども毎日何万もこなすので、学生の身ながら連日銀座で飲んだくれた」
    とのこと。
    今、そうした<オイシイバイト>ってあるのでしょうかね。

  5. 美喜子 より:

    鮫島くんも最初はあれチョット大丈夫この人?って思いましたけど、パウンドケーキをさりげなくお母ちゃんや姉妹の前に置くの見て気配り出来るいい人だなぁと思いました。
    3姉妹の旦那さんみなさんいい人ですね。
    最後の最後には喜美子と八郎さんなんとかいい方向になってほしいです。
    留守番女とピーにビックリしてからのクシャミする戸田さんの演技力に私もビックリです。八郎さん、ピーなってからのクシャミだったからそれ聞いて喜美子だとわからないかなぁ?

  6. はしばこ より:

    はじめまして!
    いつも楽しみに拝見させていただいております。

    今日まで東京ドームで開催されている、テーブルウェアフェスティバル2020に先日行ってきました。
    そこで、信楽焼のブースがあり、スカーレットのポスターが貼ってあり、神山清子さんが創られた、実際の作品が数点展示されていました!きみちゃんが穴窯で焼いていたのと似た形の壺や、自然釉の作品があり、とても感激しました。
    ブースのおじさまと、スカーレットの事も含めあれこれお話もさせて、心してきみちゃんの作品を観ておこうと思いました。

  7. オペラ座の怪人 より:

    武志は本当に「いい子」だねえ。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    武志が出ていっちゃって、
    母娘2人で寂しくなるところ、
    大島優子さんが来たり、
    妹と(次女の)だんなが来たりして、
    しばらくは賑やかだろうけど、

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    でも、やっぱ、母娘の2人暮らしで
    寂しくなるんだろうねえ。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    おしまい

  8. 丹善人 より:

    「聞き慣れない女性の声」なんて言うから心配していたのに、
    心配して損した。
    ピンクフィーバーズも知らない間に解散。ピンクレディーと
    競い合っていたキャンディーズは電撃解散して、今はBSで
    一つ前にやっている「おしん」にすーちゃんがレギュラーで
    毎朝出てますが。

    しかし、明日の朝のしょっぱなから「お母さんの遺影」で
    始まりそうな予感。

    昔々の朝ドラ「北の家族」では、主人公のお父さんが暖かい
    縁側で気分良く過ごしながら、そのまま亡くなったという
    大往生がありましたが、娘たちとの幸せな語らいを見ると、
    それを思い出させます。

    百合子には二人の娘が生まれたけれど、直子は子どもが
    いないんですね。偽妊娠騒ぎで大騒動起こしたのに。

  9. よるは去った より:

    中條N「女性の声でした・・・・・・。」

    最もそれらしい言い回しでこちらも乗せられてしまった感がありますね(“⌒∇⌒”)

    照子「もっと世の中知っとけ!」
    デスネ。(“⌒∇⌒”)

  10. つい しょうこ より:

    朝蔵さん、八さんのお姉さんなら、喜美子は面識がありますよね。声で分かるのでは?
    もちろん、八さんには新しい出会いがあれば、再婚して幸せになればいい。喜美子と正反対の、陶芸は全く門外漢で、「ただいま、と言って帰るとお帰りと言ってくれる待っていてくれる人がいる」ごくフツーの結婚生活を共に歩む人なら申し分ない。
    でも、「八郎さんは私の世界の中心、他にはないも要らない」的で自分の世界を全く持っていない、相手をがんじがらめにしそうな、極端な尽くすタイプには注意した方がいい。それはそれで無茶苦茶息苦しい。喜美ちゃんとの結婚生活の反動で、変な女に引っかからないで欲しいです。
    でも案外そういうのに引っかかった結果、女性遍歴を重ねることになっても面白いかも。

  11. ぷん より:

    「聞き慣れない女性の声」なんて・・・
    切なすぎる
    草間さんのエピソード こんなところで回収するなんて
    どれだけの勇気をもって電話したんだろうに