武志が信楽に戻ってくる / スカーレット 第111話

2020年2月12日(水)第19週「春は出会いの季節」

あらすじ

京都の美術大学を卒業した武志が信楽の実家に戻ってきました。これまで三年以上、喜美子が一人暮らしを続けていた川原家は、久しぶりににぎやかさを取り戻すのでした。そんなある日の夜。喜美子は武志から居酒屋「あかまつ」に誘われました。

親子で初めて酌み交わす酒。大学時代の思い出話を喜美子に語って聞かせ、大学に通うことができなかった喜美子に、大学生活の擬似体験をさせること。それが武志が、喜美子を「あかまつ」に誘った目的でした。

その翌日、武志の話は大学時代の恩師・掛井が信楽の窯業研究所で勤務することになったこと。掛井を追って信楽に戻ってきたので、喜美子の穴窯を継ぐつもりはないと武志は喜美子に告げました。

その数日後、喜美子は信楽窯業研究所に足を運びました。掛井にあいさつをするためです。ほどなくして、信楽窯業試験場に通うため、武志は下宿を始めました。喜美子が再び一人暮らしに戻る中、かわはら工房に見知らぬ女性が訪ねてくるのでした。

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予習レビュー

八郎くんと別居し、マツさんが亡くなり、そして武志くんが大学進学で京都へ。ついに喜美子ちゃん一人暮らしになってしまった川原家に、にぎわいが戻ってきました。

ところで『スカーレット』は、朝ドラとしては珍しいレベルでリアリズムを追及していますが、喜美子ちゃんが一人暮らしになった状況もまたリアル。

ブログ主の知るかぎり、物語中盤ではヒロインの家族は増えているか。

または『ひよっこ』みたいに、未婚のヒロインが一人暮らしを続けるものの、勤め先や住んでいるアパートでは何人もの人たちとの関わりがあるか・・・

ヒロインの生活環境の中には、常に誰かしらがいました。

しかし喜美子ちゃんは、にぎやかな家庭に生まれ育ち、結婚して子供が生まれ、さらににぎやかになった家庭から、一人減り、二人減り、ついに一人ぼっちに。

しかも喜美子ちゃんは一戸建てで山の中でなかば孤立した立地の家で暮らし、働く場所も自宅の敷地内で、その作業はいつも一人。

いつの間にか気がついてみたら一人。こんな寂しい、そしてリアルな展開はレアなことではないでしょうか。

そこへ武志くんが戻ってきましたが、武志くんは実家に戻って早々に下宿生活を開始。

喜美子ちゃんはまたしても一人暮らしになりました。

ところで・・・以下、ネタバレが含まれます。

この先の展開の中で武志くんが病気になることはほぼ確定しています。公式にアナウンスされていますので。

病気になった武志くんに、もし万が一のことがあれば喜美子ちゃんは完全に一人です。

ヒロインを一人ぼっちにしたまま最終回を迎えてしまうのか。そのあたりのことが気になりはじめてきました。

感想

「春は出会いの季節」

あまりにも切なかった前回の喜美子ちゃんと八郎くんの再会から一転。いつになくにぎやかな回となりました。

しかも、喜美子ちゃん、照子ちゃん、信作くんの「コスプレ」まで楽しめるというオマケまでついて(笑)

掛井先生という、とってもチャーミングな武志くんの先生。そしてその掛井先生の教え子になる照子ちゃんの息子。非行に走った(?)竜也くん。

新キャラが次々に登場して新たな展開の予感でいっぱいです。

そして最後に謎の女性。

今週のサブタイトルは「春は出会いの季節」ですが、新しい出会いがわずか15分間の中にぎゅっと詰まった『スカーレット』第111回でした。

追記:武志くんが今日もお母ちゃん思いで泣かせます。大学生活の擬似体験をさせるためにあかまつに誘うなんて。

ただし、武志くんが喜美子ちゃんをあかまつに誘った真の目的は、お酒の力を借りて穴窯を継がないと宣言するためだったみたいですね。

お母ちゃんの気持ちをそこまで大事にする武志くん。好青年ぶりをここまで見せられてしまうと「その時」が大変なことになってしまいそうです。

【速報】第21週の予習レビューページを投稿しました

喜美子ちゃんと八郎くんの復縁を暗示した第20週につづく、展開が気になる第21週の予習レビューページをアップしました。

しかし、喜美子ちゃんと八郎くんのその後の関係をにおわす要素は今のところ何一つありません。伏せられています。

第21週「スペシャル・サニーデイ」

コメントへの返信 by 朝蔵

ある夏の昼下がり、眠るが如く・・・・・(よるは去ったさん:110話)
美しい最期の描写でした。

眠っているマツさんの穏やかな顔。異変を察知した陽子さんの表情。そして、喜美子ちゃんが一人になった川原家の仏壇。

この三つだけで最期を表現する上質な映画のような描写でした。

20年前はお母ちゃんの言葉に背中を押されて追いかけたのに、今は誰も(みかんの皮さん:110話)
思えば喜美子ちゃんと八郎くんが無事に結婚できたのも、お母ちゃんがいたからでしたね。あのとき、お母ちゃんが喜美子ちゃんの背中を押していなければ、八郎くんはもしかするとお見合い大作戦で出会った別の女性と結婚していたかもしれません。

今回の二人の再会の場面も、あのときと同じくらい二人にとっては重要なタイミングでした。でも、今はお母ちゃんがいない・・・

でもお母ちゃんが二人の再会のきっかけをつくったとも言えますね。お母ちゃんが亡くならなければ八郎くんは川原家にやっては来なかったわけですから。

なんかここんとこ、女性に劣等感を覚えている(偽君子さん:110話)
礼を述べる八郎くんに対して、喜美子ちゃんがもう終わったことだからとお礼をキッパリと拒否する場面。

同性として八郎くんに対して同情を禁じ得ませんでした。八郎くんへの同情心を持つのはこれが初めて。この同情心もまた女性に対する劣等感なのでしょうか。

武志と友人二人とのトリオ漫才(丹善人さん:110話)
武志くんとご友人のトリオ漫才は、喜美子ちゃん、照子ちゃん、信作くんのトリオ漫才に通じるものがありますね。

武志くんたち三人の友情もいつまでも続きますようにと言いたいところですが・・・

伊勢神宮参拝途中下車して度々信楽焼の工房へ出かけました(神戸市 桝室和子さん:20週)
神戸からだと信楽は伊勢神宮に向かう途中ですね。ブログ主もずいぶん昔の話ですが、一回だけ信楽に足を運んだことがあります。

陶芸の大規模なイベントのときです。たしかあのとき、痛ましい鉄道事故が発生しましたね。

どうか八郎に安息の日々が訪れますように(ヤジウマン157号さん:110話)
ブログ主はこれまで八郎くんの立場に対して同情の気持ちを持ったことがないのですが、喜美子ちゃんが「終わった話」と言い切ったとき、はじめて八郎くんに同乗しました。

喜美子ちゃんへの未練を、喜美子ちゃんの方からキッパリと断ち切れたような気がしたのです。

でも、喜美子ちゃんも八郎くんへの想いを断ち切れたわけではないことが、八郎くんの後ろ姿を目で追う喜美子ちゃんの表情から読み取れたことが救いでした。

入院でなく自宅にベッドを運び入れて闘病生活…を思い浮かべてしまった(ひるたまさん:110話)
ブログ主はそこまで想像することはできませんでしたが、武志くんの大学生活が終わり信楽に戻ってきたことをいよいよ始まってしまうのかなと思います。

いよいよ始まるとは、武志くんの悲劇のことです。

離婚の選択肢を選ぶ理由(ひるたまさん:110話)
ひるたまさんが記した離婚の選択肢を選ぶ2つの理由のうちの②「別の要素(当人には関係ない要因の時もある)が2人の関係を阻み」。

これは草間さんにも言えることですね。草間さんの離婚は喜美子ちゃんと八郎くんのフラグだったんですね。やっぱり。

やっぱり八さんは喜美ちゃんが好きなのかなぁ(うめさん:110話)
八郎くんにとっては今もなお喜美子ちゃんは陶芸家ではなくて一人の女性。でも喜美子ちゃんは女性であるよりも陶芸家の道を選んでしまった。

そのギャップが切ない回でしたね。でも、八郎くんと再開した喜美子ちゃんも、八郎くんへの想いがいっぱいありそうな表情を浮かべていました。それが救いでした。

自分も最後は笑顔を残してここを去りたいという思いでは?と推測しました(つい しょうこさん:110話)
思い出がいっぱい詰まっている川原家を、良い思い出だけが一瞬で消え去ってしまうような去り方をした八郎くん。

喜美子ちゃん別れを切ない別れから明るい別れに書き換えることで、良い思い出が損なわれないようにしたかったのかもですね。

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コメント

  1. おたかちゃん より:

    陶芸家になるまでの喜美子を導いた、草間さんやジョージ富士川さん。もう登場しない感じでしょうか。最後が「サインちょーだい」の夢オチなのか…

  2. リキちゃんママ より:

    今日のあさイチで掛井先生役の尾上寛之さんを見て柴田理恵さんが『息子が出てる』って言ってました。

  3. 文月 より:

    今週の「出会い」は,おそらく女優アンリとの出会いだと思いますが。
    個人的には,武志の「出会い」も気になります。
    先週末の予告,武志はビリヤード・キューを持っていましたが,そこで気になるのは,京都に進学する直前のビリヤードの場面です。
    男3人でビリヤードする場面ですが,知人がいないかたしかめに2階に向かうちょっとだけ登場した娘3人,なんで登場するかなと思ったのですが,気のせいか,武志は娘3人を目で追っていたような??
    武志は,京都に進学した後,あまり信楽に帰ってきていないようです。
    武志は,八郎に手紙で,京都暮らし(大学生活)が楽しいと伝えています。しょうもない話題しか手紙の中で,,
    今後,穴窯を継がない宣言を武志はするのでしょうか?そうすると,就職先は,信楽より,八郎のいる名古屋や住み慣れた京都にもとめそうですが,信楽に帰ってくるのは,ほかにも理由があるのではないか。

    ということで,武志の出会いもあるといいな。(もうすでに出会っているのかもしれません。)

  4. みいちゃん命(欅の) より:

    母親と二人きりで酒を酌み交わし、じっくりと話をしたことなんかなかったな。アカマツの喜美子と武志のシーンを見て、そうした機会をつくるべきだったと気づいた。も―遅いけど。。。

  5. はまま より:

    愛妻家っぽい太郎くん・・・もとい、掛井先生のお弁当は、高子さん・・・もとい、
    奥さんが作っているのでしょうかね。
    新キャラの登場には期待しかないですね。

  6. ちーぼー より:

    掛井先生を演じてる尾上さん、「カーネション」では主人公の幼馴染で、悲劇的な亡くなり方でした。今回はコミカルな役で、悲しい記憶を上書きしてくれると嬉しいです。こんな前の作品の印象を私がいまだに持っているということは、きっと演じている尾上さんが上手な俳優さんだということですね。

  7. 丹善人 より:

    親子で酒を酌み交わす。
    一度もやったことなかったし、子どもともやったことがない。
    そもそもお酒は飲めるけどふだんは一滴も飲まないし。

    学校生活の疑似体験話。あまり乗り気でないけれど、
    知っている名前が出てきて、急に食いついて。おかげで
    夢にまで出て来るし。大島優子も林遣都もまさかここで
    学生服を着る展開になるとは思ってなかったでしょうね。

    丸熊の跡継ぎ長男。3人の姉の後、やっと産まれた男の子だから
    プレッシャーは相当だったでしょうね。武志君が面倒見てくれる
    ようですから、しっかり彼の意志を受け継いでほしいものです。

    武志君にも自分の道を決定する師匠が出来、喜美子も武志も
    自分を師匠としてくれる人が現れる。そんな連鎖があるように。

  8. よるは去った より:

    武志「これや・・・・・『オールガールズTV』・・・・・・。」
    「オールナイトNHK」とか言わないところが慎ましいですな。
     その二年後に「夕やけキャット」なんて番組が放映されてたりして・・・・・・・(“⌒∇⌒”)

  9. オペラ座の怪人 より:

    私自身は全く平凡な大学生活を送ったけど、
    今にして思えば、もっとしっかり勉強するべきだった。
    美術大学という特殊なところに行った武志の
    大学生活、勉強ぶり、を楽しみにしていたのに、
    全く端折られて(はしょられて)、
    残念だ。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    窯業研究所で
    先生が、きみ子に対面して、
    感動して、涙目になって、
    ってところも、
    実際には見せてくれなくて、
    きみ子の語りで済まされて、
    残念だ。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    せっかく信楽に帰ってきた武志が
    一人暮らしになって、
    きみ子もまた、一人暮らしになって、
    残念だ。

    (T_T) (T_T) (T_T)

    おしまい

  10. よるは去った より:

    照子「竜也あないなってしもうた・・・・・・。」
    武蔵丸「努力する方向を間違えさえしいひんかったら・・・・・なりたいものになれるで・・・・・・。」
     私的に竜也君は案外早く更正しそうな予感何ですがね。
     掛井武蔵丸先生はやはりモデルがいるのかしらん?とも思いました。

  11. 海ブドウ より:

    八郎さんにとって貴美子は今までもこれからも女性であるという台詞に心打たれました。でも、喜美ちゃんは釜だきの道を選ぶんですね。二人の分かれ道なのでしょうか。漸く作品が成功したときには涙が出てきました。胸を打つ綺麗な作品、夢がかなってよかったですね。これからの何が起こるかわからない展開、ドキドキしてます。