パリ旅行誘われる喜美子 / スカーレット 第117話

2020年2月19日(水)第20週「もういちど家族に」

あらすじ

川原家で食事会で、アンリ、照子、信作たちと飲み明かした翌朝。家族のことを考える喜美子に対してアンリが言いました。家族は離れて暮らしていても家族だ。たとえ離れて暮らしていても八郎は武志にとって父親なのだと。

アンリは続けました。一回かぎりの人生を豊かにしたい。そして人生を豊かにしてくれるのは芸術だと。そしてアンリは言いました。喜美子の芸術が自分を豊かにしてくれたと。そしてアンリは、一緒にパリに行かないかと喜美子を誘いました。

一方、窯業研究所に通う武志は、大学時代の恩師である掛井から、作品を次世代展に出品し腕試しをしてはどうかとすすめらました。その日の夜。自信のない武志は、そのことを喜美子に相談しました。

喜美子がはじめて挑んだ次世代展で落選した事実を武志に打ち明けました。続けて喜美子は武志に言いました。前の晩の食事会には八郎が来ていたことを。その時はじめて、武志が八郎に会いたがっていたことに、喜美子は気がつくのでした。

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予習レビュー

前回、信作くんに連れてこられた八郎くんは、今回は事前にアナウンスされたストーリーの中には姿を現していません。

前回、クレジットされていた松下洸平さんの名前も今回はなし。

今回については八郎くんの登場場面は無いようですが、今週はまだ八郎くんの登場場面があるはずです。

喜美子ちゃんと八郎くんの再生(?)の物語はまだつづくものと思われます。

また実際に、今回のドラマの中で描かれる喜美子ちゃんが「自分の将来のことを考えている」というのは、八郎くんとの関係のことかと思います。

将来のことを考えている喜美子ちゃんに対してアンリさんが「喜美子は決して一人ではない」と励ますのは、喜美子ちゃんがこのままずっと一人で暮らし続けるのかと考え始めるからでしょう。

八郎くんとの過去の結婚を一度は「終わった話です」と言い切った喜美子ちゃんでしたが、喜美子ちゃんの中では実は終わってはいなかったようです。

一人暮らしを続けていることに疑問を感じはめるような描写があるのも、今週のサブタイトルである「もういちど家族に」が実現するフラグなのかもしれません。

感想

「もういちど家族に」が見えない形としてあらわれた

今回は八郎くんの登場場面はありませんでしたが、川原家の中での、そして喜美子ちゃんの中での八郎くんの存在感が静かに大きくなってゆく回でした。

喜美子ちゃんが必死になって封印しているらしい八郎くんへの想い。それを、痛みをともなわずに上手に引っ張り出すアンリさんの心づかいが心にしみます。

前回に引き続きアンリさん、いい仕事をしてますね。

アンリさんによって、喜美子ちゃんは久しぶりに心の中で八郎くんと向き合うことができました。

そして、そのことがきっかけとなり、武志くんが八郎くんに会いたがっていたことにもようやく気がつくことができました。

喜美子ちゃん、武志くん、八郎くん。バラバラになっていた心が一つになる瞬間を見たような気がします。

アンリさんの言葉を借りるならば、離れていても家族は家族。

バラバラになっていた心が一つになる瞬間はまた、家族のつながりが再生した瞬間なのかもしれません。

今週のサブタイトルである「もういちど家族に」が見えない形としてあらわれた『スカーレット』第117回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

カブトムシの養殖(ぱぽりんさん:115話)
薪に何の木を使っているのかが定かではありませんが、樹木の種類によっては薪そのものにクワガタが住みつきそうですね。ミヤマクワガタとかだったらカブトムシよりも高く売れるかもしれません。ただし数はとれませんが。

喜美子のバイト(ぱぽりんさん:115話)
穴窯の窯焚きをしない季節があるとするなら、その間、丸熊陶業でのアルバイトというのはどうでしょうか。デザインだけ提供するとかならありかと思います。

アンリさんは全てわかってしまっている(よるは去ったさん:116話)
アンリさんは一見すると天然のように見えますが、陶器の音を聴き分けることができるだけのことはあって、人の心の音も巧みに聴き分けているみたいですね。アンリさん、あなどれません。

本作中でまさかのスピンオフ(キヨコさん:122話)
まさにスピンオフですね。実際、前後のエピソードと深いつながりがなく、前後から浮いている一週間になりそうです。劇中スピンオフ。はじめての試みですね。

一応は空気は読める人なんでしょうか(丹善人さん:116話)
アンリさんはいわゆる天然キャラですが、その一方で人の気持ちをするどく察する能力にはめぐまれているみたいですね。そして、その資質が喜美子ちゃんの支えになるのかもしれません。というかそうあって欲しいです。

物語中の伴奏?の曲がとても気に入ってます(美喜子さん:116話)
ブログ主は憂いを帯びたピアノ曲のメロディが大好きです。聴く者の胸を深くえぐるような音色にいつも魅了されています。朝ドラの劇中曲はときおりハズレがありますが、本作の劇中曲は大当たりだと思います。

意外とそこは踏まえているやん!(きゅうぽんさん:116話)
スキャンダル女優と呼ばれるくらいなので、人間関係の酸いも甘いも経験しているんでしょうね。それゆえに人の気持ちを察する能力は磨かれているのでしょうか。

嫌いになって別れた方が良かったね(妖怪おばばさん:116話)
本当にそうですね!史実どおり、八郎くんが三津ちゃんと不倫した末に出て行ったとしたら、今ごろ喜美子ちゃんは、ただひたすらに前を向いていたかもしれません。

しかし、嫌いになって別れたわけではなくて良かった!そう思える日が来ると信じています。

アンリさん、やるじゃないか!?(オペラ座の怪人さん:116話)
アンリさんは空気を読むことができない人なのかと一時は心配しましたが、決してそんなことはなさそうですね。誰よりも人の気持ちを察することができる人のようです。

毎日夕方、養鶏場から卵を売りに来たりとかもありました(きゅうぽんさん:116話)
ブログ主の生まれ育った町では、住宅街の中をたびたびチンドン屋が歩いていたのを思い出します。これは『まんぷく』の加地谷さんのご職業ですね。

アンリさんは、思ったよりもずっと大人で思慮深く、鋭い人でした(ずんこさん:116話)
アンリさん。意外にも人の気持ちに対して繊細な神経の持ち主でしたね。喜美子ちゃんと八郎くんの間の微妙な空気をとっさに読んで言葉を選んだアンリさん。素敵な大人の女性でした。

インパクトのない戦隊ヒーローものばかり作っている関係者諸君、なんで農機具に目を付けない!(ぱぽりんさん:116話)
農機具の『トランスフォーマー』とかがあったら、足腰がしっかりしていて戦闘場面はさぞかし見応えがあるだろうと思います。

照子は喜美子が超絶大好きだから仕方ないですね(ゆきこさん:116話)
照子ちゃんは子供の頃から喜美子ちゃんの大ファン。そして何よりもファーストキスの相手ですからね。特別な存在のはずです。照子ちゃんにとって喜美子ちゃんは。

第21週は実質的なスピンオフの1週間(ひるたまさん:21週)
前後のエピソードとそれほどの関連もなく、しかも異なる作者による半ば独立したエピソードが描かれる一週間。おっしゃるとおり、これは劇中スピンオフの新しい試みなのかもしれません。

そんなみっともないことを思う自分自身を許せるようになるには、喜美ちゃんにはまだ何かが足りないのかもしれません(つい しょうこさん:116話)
良い意味でも悪い意味でも自分自身に対してストイック過ぎる喜美子ちゃんの、そのストイックさを変えるのが、もしかするとアンリさんなのかなと予想しています。今週後半のアンリさんの活躍にまずは注目ですね。

喜美子&八郎の2人の背中を押すには《劇薬》が必要(ひるたまさん:116話)
アンリさんは劇薬ながらも、緩急のついた劇薬でしたね。スパイスで言うのならば、辛いだけでなく深い味わいのあるスパイス。信作くんではスパイスとしては力不足。一方の照子ちゃんはただ辛いだけのスパイス。

アンリさんだからできた仕事ですね。今週のサブタイトルでもある「もういちど家族に」へと背中を押すことができたのは。

川原家に上がる時に信作くんは縁側からラフに上がり込んだのに対し(ひるたまさん:116話)
ホールケーキを抱えた八郎くんは、玄関にしっかりと回った上に、家の中に入っていいものなのかどうか迷っている様子も見えました。八郎くんはいつも奥ゆかしいです。

アンリさんが想像の斜め上をいく大人の対応に感服です(みかんの皮さん:116話)
指輪をつけたまま喜美子ちゃんの作品に触れたことで、あまり評判の良くなかったアンリさんが食事会での振る舞いから評価が一転してしまいましたね。

本編内に組み込まれたスピンオフなのかな?(どんギツネ。さん:121話)
だと思います。明らかにスピンオフかと。と言うのも、今週の出演者になんと戸田恵梨香さんがクレジットされていないんです。

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コメント

  1. 丹善人 より:

    厠の件、以前マツさんがトイレに行きたくて外に飛び出していった
    場面がありましたが、家の外に厠があったんでしょう。昔の田舎では
    よくある光景。

  2. つい しょうこ より:

    小学校の先生がゲーセンにいても問題視されない風土(?)って、思いっきりリベラルだなー、信楽いいとこだなー。
    学くんと芽ぐみちゃんか。で、武志君と石井先輩ってことね。
    「せまっ、信楽」という武志君。ちなみに君の両親の出会いは「職場」、直子叔母さんも「職場」、百合子叔母さんは「兄のような、姉の幼馴染」。みんな「手近でつかまえて(笑)」います。
    大輔君はひょっとして、石井先輩への思いを胸に秘めて、二人を支えるのかな?で、後々武志君ロスの彼女にひたむきに寄り添い、最終的に「ずっとあなたが好きでした」とか。

    武志君、もう一つ言っておくけど、お父ちゃんとお母ちゃんは他に同席者がいたから食事が出来たんであって、「二人差し向かい」はまだまだハードルが高いと思う。これは両親が結婚していても、「あるある」らしい。
    学生時代の友人(進学を機に一人暮らし)が言うには
    「父が単身赴任中で、自分も一人暮らし。実家は母が一人で守っているので、親子で家で顔を合わせるのは、年に1,2度。その時は凄い気まずい」
    だそうです。あなた方親子3人も「そんなシチュエーション」だと仮定して、ぎこちない食卓のリアルさを味わってみてはいかがですか?

  3. ぱぽりん より:

    360°ビューで見えるもの、それはあくまでセットであるわけなのですが、それが解っていてもなお言わずにはいられません。

    建物を造るにあたって、部材の関係を理解した上で造ってほしい、と。

    1 礎石があってその上に土台が載る
    2 土台があってその上に柱が立つ。
    3 柱の上に桁が載る。
    4 桁の上に梁が載る。

    説明しだすと長文どころか本になってしまいますので省きますが、こういう原則(あくまで原則、です)を、せめて目に付くところではそれらしく見せて貰いたいものです。
    特に3と4は、今の建物と昔の建物をはっきりと分ける一線といえます。

    文化的な背景も同様です。
    川原家の茶の間も元々は二部屋だったものが一部屋として使われているはずで、元はどうなのか、それが今こうなった理由は、などを想像すると、柱の位置や柱の太さの違いなどが見えてきて、セットの不自然さが浮かび上がります。

    一見ありがちなようで、実はそうではない川原家、ン~、考えてしまいます。

  4. ぱぽりん より:

    昔まき割をしていて、薪の樹皮の間からクワガタが出てきた、といった経験は何度かあります。
    でも、クワガタより印象に残っているのは、とある山小屋でのこと。
    山道から片付けた倒木を薪に切っていた主人が呼んだので行ってみると、手のひらにピンポン玉程に丸まったヤマネ。
    木のウロに、早くも冬眠に入ったヤマネが入っていたとのこと。
    小さく小さく動くおなかが、なんともいえずに可愛かった。
    ストーブにくべられなくて幸いでした。

  5. ぱぽりん より:

    360°ビューが荒木荘しかない! と先般書いたわけですが、本日スカーレットHPに川原家が掲載されていました。
    画像眺めてニンマリしたいところだったのですが、だったのですが、だったのですが、

    厠がない!!
    かつて、ではなく、(ドラマの)現在において、厠が無い!

    まあ山の中の一軒家だし、適当に穴掘って、それが一杯になったら場所を移して、の、半畳ほどの建屋を置いた移動式厠なのでしょうか。

    そして新たな疑問が、薪の置き場。
    窯焚き前にすべて用意しておくであろう1500束の薪。
    直径30cmとして(画像を見ると40cm程ありそう)一列に並べれば450m。
    5段に積んでも90m。
    それを前後3列にしても30m。
    結構な規模の薪置き場が必要なはず。
    図に書かれたもの、画像に映っているものではとてもとても・・・

    いやいやいや、ちょっと離れた所にあるのだよ、などであったなら、窯焚きの間、そこからの薪運びがエライ大変。
    かわはら工房の窯焚きバイト、もしやブラックか?

  6. ichi より:

    烏丸せつこの演技がいい。演技してないみたい。自然。ホントにこういう人って感じで、感激しています。

  7. 坂本京子 より:

    人生を豊かにするのが芸術。
    離れていても家族は家族。
    アンリさんの言葉、良かったなあ。

    芸術に触れる、親しむ「時間」も「金」もない、という方も多いはず。
    本当は一緒に居たいけど、仕事や住宅の事情で一緒に住めない人もいるだろうな。
    ……自分のことです(涙)

  8. 丹善人 より:

    武志君が石井真奈さんと付き合うとアナウンスがあって、だったら照子の娘とは
    武志の親友のどちらかとくっつくのかなと思っていたら、米屋の息子でしたね。
    で、そこを媒介に石井さんと親しくなっていくきっかけになるような。
    でも2学年上だったんですね。そういう年の差だから最初から気軽に話ができたん
    でしょうね。どちらもまさかこの先親密になるとは思ってもいない出会いで。

  9. オペラ座の怪人 より:

    武志は本当に「いい子」だねえ。
    で、今後は武志にも「彼女」とか、できるのかしら?

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    きみ子は、アンリさんと一緒にパリに行くのかしら?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    それにしても「小池ちゃん」「川原ちゃん」というのは、
    これは、いかがなものかと、思う私でした。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    おしまい

  10. ぱぽりん より:

    脚本家の意図と戸田さんの演技プランに乖離があってうまくいっていないという記事を目にした後、本編中にスピンオフ的な話が1週ぶんもあると、両者の調整が付かずに仕方なくか、などと勘ぐってしまいます。
    もしそうだったとしたら、それこそドラマを丁寧に描く時間を無駄にしてしまうわけで、何も良い事が無い。
    どうなのでしょうね。

    あまちゃんでの話として、宮藤さんがアキの登場しない回を書いたら書き直しを要求された、というのを聞いた覚えがあります。
    今回の<スペシャル・サニーデイ>が当初からのものだったとしたら、とんでもなく画期的。
    気になります。

  11. ぱぽりん より:

    喜美子、窯に火を入れていない時は作陶しなければなりませんから、丸熊陶業で働く、というのは無理でしょう。
    ただし、丸熊陶業は現在タイルが主力商品となっているようなので、朝蔵さんが書かれたように、
    「川原喜美子デザインのタイル(制作ではなく、あくまでデザイン)」
    などは有るのかもしれません。
    丸熊陶業の商品カタログを見てみたいものです。

    自分が気になっているのは、
    <穴窯の内側の煉瓦に自然釉は付くのか>
    と言うことです。
    もし自然釉が付くのなら、丸熊陶業は<窯焚きの間はしっかり付着し、窯焚き後に簡単にはがせるタイルの張り方>を考案できれば、<壁面装飾用の自然釉タイル>を商品化することが出来ます。
    極々少量の生産しかできませんが、それゆえに評価の高い商品となるのではないか、等と考えてしまいます。

    ところでアンリ、いい味を出しているキャラクターとなりました。
    そうなると、あんな登場のさせ方をした意図が解りません、もったいない。
    小池紡績(だったと記憶)の娘であり現在も小池アンリということは、籍を入れなかったのでしょうか。
    本名を芸名として使用したとしても、女優引退後に芸名を使う意味はない。
    アンリは実家を離れているわけで、アンリの愛した男が小池になったとは考えにくい。
    ドラマの世界観がしっかり組みあがっていない感じがして残念です。

  12. よるは去った より:

    喜美子「うまく焼けるように『頑張りい。』うまく焼けたら『ありがとう。』・・・・・・・。」
    アンリ「フランスのパリや・・・・・・美術館巡って来よう思ってな・・・・・・。」

     アンリさんが巡ってくる美術館には「頑張りい。」「ありがとう。」の思いのもと作られた作品がどれだけ展示されているのでしょう。
     ヨーロッパの美術館巡りとか金と時間があったらやってみたいことの一つです。

  13. キヨコ より:

    昨日の「サラメシ」は、滋賀スペシャルでした。
    丸熊陶業のロケ先となった窯元が登場。
    喜美子の穴窯がいくつあるのか?というくらい大きな登リ窯。
    たくさんの作品を窯に入れるため、それだけでかなりの日数を要するのだとか。
    実はこの窯入れが、作品の良し悪しを決めるので、重要な作業とも。

    来週の火曜日、お昼のスカーレットの前に再放送の予定なので、詳しくご覧になりたい方はぜひ。

  14. ちーぼー より:

    昨日の「サラメシ」が、滋賀特集。登り窯で焼き物を作っているところが紹介され、焼くための木材が【アカマツ】とのこと。あぁ、だからあの素敵な飲み屋さんは『アカマツ』なのね、と納得しました(既出でしたら、ごめんなさい)。
    照子ちゃんちの娘さんも登場でしたね。おめでたの長女さんが雪子ちゃん。今回の芽ぐみちゃんは次女ちゃんなのかな。残る一人の名前も出てきましたっけ?

  15. はは より:

    ふたりっ子の時のヒロイン夫婦の様に離婚しても、復縁はせずお互いを見守る関係で終わって欲しいな。芸術家と勝負師、かぶるところがあると思う。