親子が三人で過ごす時間 / スカーレット 第119話

2020年2月21日(金)第20週「もういちど家族に」

あらすじ

名古屋に戻ろうとした八郎のことを武志が強引に引き留め、その日の夜、八郎は川原家で泊まることになりました。喜美子が夕食の支度をしている間、子供のようにはしゃぐ武志は、八郎との親子の水いらずの時間を心から楽しんでいました。

そんな中、二人の意外な人物が川原家を訪ねてきました。その二人とは、かつて八郎が辞めさせた二人の弟子・稲葉と畑山でした。八郎に辞めさせられた直後に、夫婦ノートを盗み出し騒動を巻き起こしたことを詫びに来たのです。

八郎は、二人の謝罪を受け入れました。一方の喜美子は、その二人がまだ陶芸を続けていること、穴窯を作ったことを二人から聞かされました。喜美子は、穴窯の焼成を求められるがままに伝授しました。

二人の来客が川原家を去り、ようやく家族三人で食事をはじめようとするものの、武志は三人だけでは気まずい雰囲気になることが心配でした。そこで喜美子は、八郎に対して「普通でいよう」と提案するものの、かえってお互いが意識しすぎることになるのでした。

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予習レビュー

八郎くんに辞めさせられた腹いせに、釉薬の調合が記されたノートを盗み出したつもりが間違って夫婦ノートを盗み出してしまったお騒がせな二人の登場です。

川原家に謝罪に来るのだそうです。

いつもケンカばかり繰り返していた二人でしたが、一緒に謝罪に来るということは、二人の関係はまだ続いているのでしょう。

ケンカを繰り返し決して仲良く見えなかった二人の人間関係がいまもしっかりと続いているその一方で、当時あれほど仲の良かった夫婦が今では他人になってしまっている。

しかも、かつての弟子の二人が盗み出したのは、仲の良い夫婦のシンボルのような存在でもあった「夫婦ノート」です。

夫婦ノートはすぐに手元に戻ってきましたが、夫婦ノートが一度は盗み出された頃から、喜美子ちゃんと八郎くんの関係が本格的にギクシャクしはじめたと記憶しています。

そんな夫婦ノート騒動が、めでたく回収されました。

この意味ありげな再会。意味ありげというのはブログ主の考え方なのか。それとも何か意図があってのことなのでしょうか。

とっても気になる、親子三人が揃った夜の、二人の弟子・稲葉くんと畑山くんの再登場です。

感想

「もういちど家族に」は明日が最後

かつて八郎くんがやめさせた二人の弟子を、どうしてこのタイミングで再び登場させたのか、ブログ主には謎でした。昨日までは。

穴窯の技法の伝授をめぐっての八郎くんと武志くんの会話の場面を見て、お騒がせのこのお二人のこのタイミングでの再登場の理由がよ〜くわかりました。

八郎くんが喜美子ちゃんの才能をどれほど高く評価しているのか。それをはっきりとわからせるために、あのお二人はダシに使われたようですね。

八郎くんが喜美子ちゃんについて述べた次の言葉。

「強い覚悟と天賦の才能」

一歩間違えたら歯の浮くような賛辞になりかねない、この言葉を八郎くんが口に出しても不自然にならない状況を作り出しすためのダシ。それが二人の元弟子の再登場の理由だったおようです。

さて、二人の元弟子のおかげで、八郎くんの喜美子ちゃんに対する気持ちにはブレがないことがわかりました。

かつて、喜美子ちゃんの才能を支えきれずに家を出て行った八郎くん。喜美子ちゃんを支えることはできませんでしたが、喜美子ちゃんへの敬意はまったく変わっていませんでした。そのことがわかって安心しました。

「もういちど家族に」は明日が最後。

川原家は最後、どのような状態に落ち着くのでしょうか。視聴者の期待と想像を超えるような回収エピソードが用意されていますように。

コメントへの返信 by 朝蔵

八郎と武志、ずっと親子です、生きている限り。(オペラ座の怪人さん:118話)
これほどまでに仲がよい父と息子。父親は息子を心から愛し、息子は父親を心から尊敬する。こんなうるわしい関係の父と息子はこのブログで朝ドラのフォローをはじめて以来、ブログ主の中でベストワンです。

いつまでもこの関係が続いて欲しい。そう心から願っています。

十数年ぶりの父母子三人時間が流れて・・・・・・。(よるは去ったさん:118話)
ブログ主の記憶しているかぎりでは、成長した武志くんが八郎くんと一緒にいる場面は今回がはじめてのような気がします。

この時間がいつまでも続いてほしい。そう願わずにはいられません。

両親が憎しみあいの喧嘩別れでなくてよかったです(丹善人さん:118話)
両親が憎しみあいの末に離婚していたなら。離婚までケンカが繰り返されるような環境だったなら。

武志くんは今とは別人のような青年に育っていたかもしれません。照子ちゃんところの竜也くんよりも手に負えない状態になっていたことも十分に考えられます。

マツさんがトイレに行きたくて外に飛び出していった(丹善人さん:117話)
そんな場面がありましたね!川原家の家は戦前から建っているはず。それくらいの家ならトレイが外にあってもおかしくないですね。

ブログ主が子供の頃によく連れてゆかれた親戚の家も戦前から建っている古い建物でしたがトイレは外にありました。夜にトイレに行くのがとても怖かったことをよく覚えています。

今までの時間を取り戻すようにまくし立てて(キヨコさん:118話)
武志くんはお母ちゃんには内緒で、これまで何度かお父ちゃんと会っているはずですが、思い出の詰まった家で会うのは格別な思いでしょうね。

泣ける場面でした。今回の八郎くんと武志くんの嬉しそうな表情はいつまでも忘れないでいたいと思います。

やっぱり八郎さんの笑顔はいいですねぇ(海ブドウさん:21週)
いっときは八郎沼が泥沼と化すのではないかと多くの視聴者が不安でいっぱいの時期もありました。

でも、久しぶりに川原家にやってきた八郎くんの笑顔で、安定の八郎沼が戻ってきましたね。

離れていても武志はおとうちゃんの性分をよく分かっているんですね(ぽんぽこりんさん:118話)
武志くんは子供の頃から頭が良かったので、大好きなお父ちゃんの行動パターンをいつも観察していたのかもしれませんね。

仲良しのお父ちゃんと息子。この二人が一緒の場面。ほんのわずかな時間でしたが、癒されました。

シュワシュワ今でも子どもが言ってます(^_^)(きゅうぽんさん:118話)
シュワシュワはブログ主も今でもよく言ってます。ただし、そのシュワシュワにはアルコールが入ってますが(笑)

新たな家族の形を構築してほしいですね(妖怪おばばさん:118話)
喜美子ちゃんと八郎くんが別れる前は、この二人はいつもギクシャクしているというか、心が微妙にすれ違っているというか、まとまった家族に見えませんでした。

でも十何年ぶりかで三人が顔を揃えた場面。これ以上望めないほどの家族に見えました。いつまでもこの関係が続いてほしいと願わずにはいられません。

この時間がずっと続いてハッピーエンドで終わってほしい!(ましずさん:118話)
同感です!

三人がやっと家族になれた瞬間にすら見えました。喜美子ちゃんと八郎くんが別れる前は、今一つ家族のつながりが希薄に見えていました。

武志君、今夜はお父さんと沢山語り合えるといいですね(つい しょうこさん:118話)
武志くんのあの調子だと、徹夜で話し込んだかもしれません。八郎くんはもう徹夜はきつい年齢ですが、きっと息子に付き合ってくれることでしょう。

武志くんはハチさんの息子だな~!(ひるたまさん:118話)
八郎くんと武志くんが一緒にいる場面。ブログ主の感想は、これほど仲の良い父親と息子をこれまで朝ドラで見たことがない、というものです。

朝ドラ定番の(最近は見かけせんが)父親と息子の確執の物語が大好物なブログ主にとって、それとは正反対の父親と息子の関係にワクワクしています。

八郎さんと一緒に、パリへ旅行に行ったらいいのにな~(マトリョーシカさん:118話)
パリ旅行。できることなら武志くんも連れて行ってほしいですね。武志くんがいて、アンリさんも一緒であれば、喜美子ちゃんと八郎くんが旅の道中にギクシャクすることもないでしょう。

宿泊先の部屋割りも喜美子ちゃんとアンリさんが同室。八郎くんと武志くんが同室。この組み合わせで問題解決です。

<川原家を出て右に行くと自動販売機がある>に、ビックリでした。(ぱぽりんさん:118話)
同感です。山奥に建っていて周囲に人が住んでいる気配がまったくしない川原家。人が住んでいなければ人の往来もなさそうな通りに自動販売機を置いて、一体誰が買うのかと。

ただ、我が家の近くの人の往来がほとんどない通りに、忽然と自動販売機が姿をあらわしました。なぜ、そこに自動販売機なのかブログ主にはいまだに謎です。

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コメント

  1. みいちゃん命(欅の) より:

    釉薬の調合が書かれたノートを盗もうとして失敗した二人の元弟子たちのエピソードはここで回収されたけれど、八郎と喜美子からその大切なノートを贈られた三津はどうなったのだろう。13年という月日が経って、貰ったノートを活かす形で、彼女も女性陶芸家となっているのだろうか。

  2. みいちゃん命(欅の) より:

    二人の元弟子に穴窯について教えたことに、喜美子の陶芸家としての自信と潔さを感じた。でも考えて見れば、喜美子と八郎が作った穴窯も慶乃川の残したノートや資料なしにはできなかった。そしてその慶乃川の遺産があっても、研鑽と工夫、失敗を重ね、そして家庭まで壊す事態になってしまったのだ。それだけではない火事を起こし全てを失う危険と向き合う覚悟も要求された。だから、たとえ元弟子たちにコツを教えたとしても、大変な研鑽と失敗の積み重ね、覚悟が無ければ成功しないことは、喜美子には分かっている。本来ならば不義理をして喜美子と顔を合わせられないはずなのに、それでもあえて喜美子に教えを乞うた。元弟子たちのその姿勢に、どうしても穴窯を成功させたいという本気度を、喜美子は感じたのではないか。

  3. つい しょうこ より:

    「昔、好きな子がいてな、大好きな子が。その子の笑顔に引き出された色や」
    私が息子でもスクワットやりたくなりますよ。そういえば初対面のみっちゃんにも「そら、好きやからな」と、ぺろっと言っていたのを思い出しました。

    今では穴窯をやる人も増えた。珍しいものではなくなった。たとえ息子が母の穴窯を継がなくとも、喜美ちゃんが一人で切り開いた道には、後に続く人がいる。これも、彼女が一人ではないことの証のように思いました。アンリのいう「芸術は知らない者同士をつなぐ」は、作品だけのことではなかったのかもしれません。

    「強い覚悟と天賦の才能・・・誰にも真似できんものを生み出してる」
    そう言った時の八郎さんの、屈託のない明るい笑顔が印象的でした。彼がこの一言を何の迷いもなく、笑顔で言えるようになるまでの時を思うと、切なかったです。

    武志くん、「子は鎹(かすがい)」という言葉を知らんのか!君が「気まずい」って真っ先にひよったらダメなんだよ。見なさい、お父ちゃんとお母ちゃんは工房でおかしなことになってしまったじゃないの。

  4. ひるたま より:

    続きです。
    他の方達のコメントでも触れられていましたが、喜美ちゃんが穴窯の事を2人に気前よく伝授したのは、息子:武志くんが「穴窯継がない」と宣言している事も大きいかもしれません。伝統技術(芸能)を志を持つ誰かに受け継いでもらえれば、必ずしも親族である必要性は無い&何処かで穴窯のノウハウが受け継がれて行けば…と喜美ちゃんは考えているのでしょう。(但し意志(遺志)を受け継いでもらう事は大切な事ですが)

    この話を見ながらふと、前々作『まんぷく』にも萬平さんが即席ラーメンの製造技術を公開する一連の出来事があった事を思い出しました。

  5. ひるたま より:

    「おう。…ハチさん呼んでえぇ?」「え?」「喜美子ぉ呼べ…ええやん、もう…喜美子呼んで」
    最後の、工房に於ける2人の会話の場面を見ながら何故か既視感が…そう、「喜美ちゃんの《壁ドン》」で当時話題になった第51話(~52話)のあの場面を思い出し、録画を引張り出して見直してみました。
    51話と今日の話、ほぼ空気感が一緒です。2人が出会って恋に落ちるきっかけになったあの場面にリンクするとは…!(あくまでも私見ですが^^)

  6. 坂本京子 より:

    八郎さんが、喜美子さんには「天賦の才能」があるという。この言葉、嬉しかった。
    若いころは、認められなかったんだろうなあ。男が女の、夫が妻の、才能を認めるのは、まだまだ難しい。男のほうが不自由だと思う。
    ハグした時の、二人の表情の変化、喜美子ちゃんの手の動き。俳優さんって大したもんだねえ。
    「抱き寄せてもいいですか」の時は、お父さんが見てたけど、今度は武志が見てるんじゃないかな?ふふふ。

  7. ともあき より:

    稲葉&畑山コンビ。
    彼らのおかげで三津ちゃんが弟子入りしましたね。
    今度は出て行った彼らの来訪で何のきっかけが生まれるのか、それとも生まれないのか…。
    あんな出て行き方をした2人が陶芸を続けており、きみちゃんに穴窯の指南を願い出る。
    実はコレ、ちょっと涙腺にウルっと来るくらい嬉しい出来事でした、自分にとっては。
    そして、あの時川原家にいた人物で陶芸を続けていないのは八郎だけですね。
    明日の土曜日、どうなるんでしょうね。

  8. 妖怪おばば より:

    ラスト間近の喜美子と八さんの会話のくだり~~
    会話のテンポに笑い、ハグで息をのみ、喜美子の表情の変化でドキッとした時間でした。
    お互いにまだ好きなんですね~~
    喜美子が自然に「おとうちゃん呼んでくるわ」の言葉がとっても良かったですね。
    親子三人の幸せな時間がこのまま続いてほしいけれど~~~
    ゴローちゃんが出てくるからには避けられない頃柄がスタートしてしまうのが悲しいです。

  9. 文月 より:

    一時期,自動販売機の押し売り(?)のはやっていた時期がありました。いつごろだったかな~
    そう,コンビニが街の中心部にしかほとんどなかった時代です。
    道路っ端の一角があれば,置けるし,ただ置いておくだけだから,小遣い稼ぎになりますよと言われて,結構な田舎にも自動販売機がおかれていたかとおもいます。

    ただ,これが曲者で,なかの飲み物は業者が補給してくれるものの,機械は買取で,人通りの少ないところでは,詐欺に引っ掛かったようなものだと話題になっていたような。
    そんな悪評もあって,タヌキぐらいしか買いに来ない自動販売機は次第になくなり,いまに至っているのです。
    もっとも,喜美子のうちは,町から少し離れていて,途中からは歩いて行かないといけないところですから,「陶作家 川原喜美子」の訪問者を目当てで,近所の人が自動販売機を置いたのかもしれません。もっとも,冬場は開店休業にしか並んでしょうが。

  10. 丹善人 より:

    八郎君が別れた瞬間に「川原さん」という呼び方になっていたのが
    すごく気になっていました。性格なんでしょうが。だったら「お母ちゃん」とかでも
    よかったのに。夫婦でなくなっても「お父ちゃん」「お母ちゃん」というのは
    変わらないのに。子どもの前であっても、そういう呼び方をしてこなかったことで
    気まずさだけが残ってしまったような。

  11. オペラ座の怪人 より:

    存在意義の全く分からなかった男弟子2人は、
    やはり伏線で、

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    今回、伏線の回収がありました。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    おしまい

  12. ずんこ より:

    二人の元弟子の再登場、そして請われるままに穴窯のコツを伝授する喜美子。
    このアナウンスを聞いた時、二人がまた盗みに来たのではないか、と思いました。
    言葉巧みに喜美ちゃんから穴窯の「秘技」を聞き出すつもりなのでは、喜美ちゃんもそうと気づかず一番大切なコツまで教えてしまうのではないか、と心配しました。
    でも、二人は真面目に作陶をしていて、真正面から穴窯の焼成方法を教えてもらいに来ていた。
    それに対して喜美ちゃんも、真剣に応えてあげていた。
    そして、八郎さんの言葉。
    安心しました。

    今回も武志くんは、いい仕事をしていますね。
    これで三人の間のギクシャクした空気が払しょくされれば、また本当の家族に戻れるのではないか。
    形は整わなくても、気持ちは繋がりあった本当の家族。
    再婚とか再入籍とか、そういった形式はどうでもいいのかもしれません。

    八郎さんをハグする喜美ちゃん。
    ハグしたつもりが、抱きついていたのかもしれません。
    この抱擁が、二人の間の壁を壊してくれますように。

  13. ゆずまる より:

    たけしくん役の伊藤健太郎さんがこんないい役者さんだとは。。何作品か観ていますが、このスカーレットで改めてそう思いました。

  14. よるは去った より:

    武志「何回も失敗して、たどり着いたやり方や・・・・・・。」
     先日、「サラメシ」で「信楽焼」の「穴窯」をやっている会社が照会されてました。
     ドラマでは「丸熊陶業」の「穴窯」として使われているとか。
     これから焼く陶器が均等に仕上がるように火の回り方も計算して並べるのも「職人技」だと番組の中で言ってましたね。