百合子の同級生・近藤彬 / スカーレット 第124話

2020年2月27日(木)第21週「スペシャル・サニーデイ」

あらすじ

信作と百合子が店番をするカフェ・サニーに思いがけない人物が来店しました。百合子の中学校時代の同級生・近藤彬です。百合子と近藤は、最近、同窓会で再会したばかりでした。そんな二人の仲良く話をする姿が信作には不満でした。

百合子と近藤の話題は、信作が百合子にプロポーズしたときのことに及びました。百合子と結婚するために信作が柔道の稽古に励んだ話を聞かされた近藤は、そのことに心から感心していました。

いい気になった信作は近藤に技をかけるものの、信作は近藤には敵いませんでした。しかも、百合子と近藤の親しげな会話は終わりませんでした。そんな中、信作はすっかり機嫌を損ねてしまいました。

機嫌を損ねた信作は、近藤が百合子に対してどのような気持ちを抱いていたのかを、尋ねはじめました。中学時代、百合子のことが好きだったのではないかと。信作の問いかけに対して、近藤は好きだったと言い切りました。その答えに信作は動揺するのでした。

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予習レビュー

月曜日から水曜日までの放送に引き続き、今回もまた本編内スピンオフのようです。

クレジットされている脚本家の名前が水橋文美江さんから三谷昌登に代わり、出演者のクレジットからは戸田恵梨香さん、ナレーションの中條誠子さんが消えています。

ヒロイン不在の朝ドラ、4回目。

百合子ちゃんの中学時代の同級生・近藤彬(演、中山義紘)が登場します。

今週、百合子ちゃんの同窓生が登場すると知ったとき、そのキャラクターはこれからどういう立ち位置になるのか、まったく想像もつきませんでした。

ドラマ終盤のタイミングでの脇キャラの知人の登場。その理由が見えませんでした。

でも、この一週間が本編内スピンオフみたいな週であるのなら、唐突とも言えるキャラクターの登場にも納得です。

信作くんと百合子ちゃん、敏春さんと照子ちゃん。この4人だけの室内劇で単調になりかねないところに、目新しい人物つを登場させることで刺激を与えるのが目的でしょうか。

ただし、ブログ主としては、敏春さんと照子ちゃん夫婦にとても関心があるので、この夫婦の小競り合いをもう少し長く続けて欲しかったなという気持ちもあります。

感想

お父ちゃんの理不尽な物言い

生前のお父ちゃんのなつかしい姿がまたしても登場しました。

百合子ちゃんの進学に異を唱える場面。あのときはお父ちゃんのあまりの理不尽な物言いに腹を立てたものです。

でも、あの理不尽な物言いも今となってはわかります。

本当は百合子ちゃんを希望通りの道に進ませてあげたい。本当なら喜美子ちゃんと直子ちゃんにもそうさせてあげたかった。

でもそれが出来ない。娘に好きな道を歩ませてあげられない自分が不甲斐ない。

そんな複雑な気持ちを自分の中で整理しきれず、理不尽な物言いになっていたんでしょう。

でも、百合子ちゃんは真っ直ぐに育っています。やっぱりお父ちゃんの娘たちへの愛情は本物だったんだなと改めて思ったことでした。

爽やかすぎる野球青年

当ブログにちょうだいしたコメントではじめて気がつきました。百合子ちゃんの同級生、おまわりさんの近藤くんを演じている役者さんは『ごちそうさん』で爽やかすぎる野球青年を演じた諸岡くんであることを。

『ごちそうさん』が大好きでした。そして、諸岡くんが大好きでした。

そして諸岡くんの爽やかすぎる性格を思い出さずにはいられない、近藤くんの爽やかすぎる振る舞い。この爽やかさは『ごちそうさん』へのオマージュでしょうか。

そして『太陽にほえろ』へのオマージュ。「なんじゃこりゃぁぁぁっ!」をリアルタイムで観た者として、これもまた嬉しい。

過去の傑作へのリスペクトいっぱいの『スカーレット』第124回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

サイドストーリーは本筋があってのサイドストーリーであって、(オペラ座の怪人さん:123話)
本放送中にスピンオフが入ることになった理由について公式なアナウンスはありませんが、批評家の見解によれば働きかた改革による労働時間の短縮が影響しているみたいですね。

働き方改革で朝ドラの制作体制が見直されたときすぐに、次回作の『エール』みたいに週休2日制を導入してしまえば、こうした事態にはならないで済んだのかもしれません。

週休1日制での脚本の執筆が進んだ段階で制作体制が見直され、やむおえず一週間分を削ることにしたのではないか。これがブログ主の推測です。

漫才じゃないっつーの!(笑)(よるは去ったさん:123話)
こういう軽妙な会話が出てくるのはさすが大阪の朝ドラですね。東京人には、これはなかなかできません。

5×26週=130回(ぱぽりんさん:123話)
週1回分の放送がなくなり、それが全部で26週分なのだから、26回減るわけですよね。計算間違え以前の大きな勘違いです。(笑)

BSの朝ドラ再放送が決まるたびに、どうしてこのブログでは再放送作品を扱わないのだ。扱うべきではないかとすごい正義の主張をする人が時折いらして、困ることがあります。

ブログのコメント欄を通して働き方改革の真逆を強制されるようなことがあるブログ主としては、働き方改革の影響と思われる今週の本放送中スピンオフについて文句は言えません。

作り手の方々も休みを増やしてもらわないとあまりにも気の毒すぎます。

追伸:当ブログで取り扱う余力はありませんが、次回の再放送の『はね駒』はとても気になっています。

本放送当時。斉藤由貴さんの大ファンでしたので。

敏春さんもかなり年上のはずだけど、親しく話が出来る(丹善人さん:123話)
敏春さんが照子ちゃんと大ゲンカするたびに、敏春さんは信作くんにお詫びの手紙を託していました。

そんなことを毎年一回繰り返し続けてきたことで、敏春さんと信作くんはすっかり親しい間柄になったのかもしれません。

『新婚さんいらっしゃ~い』のマネ(リキちゃんママさん:123話)
百合子ちゃんの口調などに既視感はあったものの、それが何か思い出せずにいました。

『新婚さんいらっしゃ~い』でしたね。百合子ちゃんを演じる福田麻由子さんが『新婚さんいらっしゃ~い』を知っているとは思えないので、作り手の人のうちのどなたかがネタを仕込んだのでしょうか。

近世の有名なスピンオフ(文月さん:123話)
古代にもスピンオフがあったことを思い出しました。『古事記』の冒頭で、生まれてすぐに海に流されてしまった神様。『古事記』ではここまで。

『古事記』とは別の民話で、この神様が神戸の海辺に漂着して「えべっさん」になったというスピンオフです。

近藤くん役の中山義紘さん(リキちゃんママさん:123話)
ブログ主がこよなく愛する『ごちそうさん』に出ていたいと知り、さっそく調べたところびっくりしました。

中山義紘さんが演じていたのは、あの爽やかすぎる野球青年・諸岡くんではありませんか。

ヒロインの義理の息子になった最重要キャラの一人を好演されてましたね。ヒロインの長男とのキャッチボールの場面。戦時中の切ない青春の描写が忘れられません。

左腕を奥様(照子ちゃん)に差し出し、腕組みして帰宅の途につく2人(ひるたまさん:123話)
敏春さんと照子ちゃんが腕組みをして帰る場面。こんな場面、見覚えがないぞ!と思っていたら・・・。やっぱり「初登場の回想場面」だったんですね。

かつての映像を繰り返し使う回想場面リサイクル。カットされた映像まで見せてくれる完全版リサイクルは視聴者にとって嬉しいですね。もっとやってほしいです。

本田大輔さん演じる「敏春さん」がここまで人気キャラになるとは思いもよらなかったのではないでしょうか(ひるたまさん:123話)
おっしゃる通りですね。一時は視聴者の間で八郎派と敏春派がいたとか。八郎沼はヒロインの相手役なので想定内だったとしても、そんなポジションのキャラと同レベルの人気を集めることになるとは、誰も予想できなかったのではないでしょうか。

それにしても敏春さんを演じる本田さん。ひるたまさんのおっしゃる通り、おもいっきり遊ばれてますね。

窯業研究所で修行中の竜也くんの様子を見にくる場面あたりから、遊ばれ方が本格的になってきたような気がします。

事業主同士、かわはら工房の共同経営者同士(つい しょうこさん:123話)
値段決めのセンスから言って、喜美子ちゃんには経営者のセンスは希薄そうなので、能力が確かな経営者のもと、喜美子ちゃんは安心して職人でいられたかもとも思います。

ドラマの中の時代の数年先のころ。企業のメセナ活動(文化支援活動)が大流行していましたが、丸熊陶業が潤沢な資金を使って、穴窯の伝統を守る活動なんてやっていてくれたらなと、そんな空想をしてみました。

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コメント

  1. よるは去った より:

     「スカーレット」の主要出演者の大部分は「法の番人」の役ですか。確かにね。
    北村一輝君が刑事役を演じていたのは「妖怪人間ベム」ででしたかね。
     八郎君こと松下洸平君も先日、NHKBSプレミアム「捜査会議はリビングで おかわり」でヒロイン(観月ありさ)の後輩の警察官の役でしたね。(怪我で入院中の役でしたけど。)
     それに対して喜美ちゃんこと戸田恵梨香ちゃんは以前民放ドラマの「流星の絆」で二人の兄(二宮和也、錦戸亮)と共に「詐欺」を働く役だったような・・・・・・。
     

  2. つい しょうこ より:

    「みいちゃん命(欅の)」さんのコメントで思い出しました!
    水野美紀さん、もう一つ刑事ものに出てました。「踊る大捜査線」!
    役名は「かしわぎ ゆきの」さん?最初は被害者遺族で第一発見者、途中で容疑者にもなって、最終話では新人警察官となって、湾岸署に配属になって、最後はユースケ・サンタマリア演ずる真下君と結婚してました。

  3. 偽君子 より:

    回想で出てきた加山のおっさん。この人の顔は忘れられませんね。もうあれからずいぶん経ってるんですけど、やっぱり何度見てもあれは「うわ・・・」と思ってしまいますよ。ほんとテレビ越しでよかった。もし舞台とかだったら、駆け上がって殴り倒してたかも。(中国のある村芝居でそんなことがあったそうです)

  4. つい しょうこ より:

    あの回想シーンを見ながら、「あぁ、照子ちゃんもなんだぁ」って思っていました。
    信作君が投げ飛ばされてへこむシーン、痛かったなぁ。

    何が痛いって「スイカみたいな妊娠線が消えない」って、あのくだりが。
    思わず自分の腹を押えたことを思い出しました。(笑)

  5. ともあき より:

    自分、結構このスペシャルサニーデイ好きですね~。
    いやー敏春さん役の本田大輔さん、いいなー。
    お父さんの本田博太郎は俳優さんとしてもクセがあって、顔も全く似ていないな~と、思っていました。
    でも、ほのぼの夫婦っぷり、絵にかいた「夫婦喧嘩は犬も食わない」が良いです。
    もちろん大島優子さんの演技もあるのでしょうが。
    今日の近藤君も「あんた誰?」からの暴露ネタ?流れが面白かったです。
    脚本を書いている2番さん、この調子で土曜日までお願いします!

  6. みいちゃん命(欅の) より:

    連投すみません。「照子の夢は婦人警官やった」そうそうその夢、大島さんは正月に放送されたキムタク主演の「教場」で、警察学校を卒業して婦人警官になることで実現しました。そういえば、ちや子役の水野美紀さんも大野家のお父さん役のマギーさんも、いまフジで流れているドラマ「絶対零度」で、検事と刑事の役をやってますね。もっと言えば、常治役の北村一輝さんも刑事役を演じていました。民放は警察モノのドラマが多いという事でしょう。でも4人とも、おそらく撮影時期がかぶっていたはずですが、混乱しないのが凄いですよね。

  7. ぱぽりん より:

    「おしん」の次は「はね駒」ですか。
    一部しか見ていませんし、ストーリーを覚えていないのですが、結構気に入った作品でした。
    <小豆雑煮> と <ぬくと石> が頭の片隅にこびりついています。

    ウィキペディアで粗筋を見ると、りんの夫である源蔵が商売に失敗したとありますが、地震だったか津波だったかの救済に私財を全てつぎ込んだため店が潰れた、と記憶しています。
    それは <当然のこと、持つ者の義務> みたいな潔さであり、そんなところもあって印象深い作品となったように思います。

  8. みいちゃん命(欅の) より:

    信作、ルービックキューブをいじってましたね。懐かしい。流行ったのは1981年頃だったと思います。
    彬の「(百合子ちゃんも)あのころのまま」というセリフも、1981年にヒットしたブレッド&バターの「あの頃のまま」を意識したものなのかな。知らんけど。。。。。

  9. 丹善人 より:

    近藤君を見た瞬間、朝ドラをずっと見続けているうちの奥さんが、
    この人知っていると言いました。なるほど、過去3回も出演している
    人なんですか。

    働き方改革で、回想シーン以外の撮影場面は喫茶サニーの中だけ。
    かなり楽してますね。なんか吉本新喜劇の舞台中継見ているみたいな。

    いろいろ時代背景てんこ盛りで、ルービックキューブも出てきて、
    ああ、そんな時代なんだと振り返ったり。

  10. オペラ座の怪人 より:

    スピンオフの今週、
    もう、批判はしますまい。
    何ごとにも、メリット・デメリットがあります。
    メリット、良い面、良い部分を見つけましょう。

    !( ̄- ̄)ゞ (ロ_ロ)ゞ (`◇´)ゞ

    今日は、若い頃の照子(大島優子さん)が見られたのが、
    良かった、良かった。
    やっぱ、かわいいよねえ。

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    おしまい

  11. よるは去った より:

    彬「何じゃ!!こりゃああ!!」
    私的な記憶として、故・松田優作氏のこの有名なセリフは本放送よりも再放送で有名になったような気がしますね。

  12. よるは去った より:

    今回のスピンオフ版の脚本の三谷昌登君のプロフィールをネットで見たら、趣味の中に「落語」がありました。脚本面白いわけですね。
    最初は三谷幸喜先生の身内かしらんなんて勝手に思ってました。