ドナー検査を受ける仲間 / スカーレット 第140話

2020年3月17日(火)第24週「小さな希望を集めて」

あらすじ

信楽にやって来たちや子が、喜美子をカフェ・サニーに呼び出しました。ちや子もすでにドナー検査を受けていました。そしてちや子は、武志を救うために自分の仲間たちにも協力を呼びかけることを約束してくれました。

喜美子はドナー探しの活動のために多くの作品を売り払うことにしました。そんな中で喜美子は、大崎医師から白血病患者たちの家族によって運営されている「患者の会」の代表者を紹介してもらいました。

入院中の武志と同室だった理香子も同席しました。しかし理香子は途中で席を立ってしまいました。会の代表者の明るすぎる態度に耐えかねたのです。喜美子は理香子に同席させたことを詫びました。そして会の代表者も娘を亡くしていることを告げました。

一方で、武志のアルバイト先に真奈が訪ねて来ました。武志は自分のことを避けているのではないかと、真奈は武志に詰め寄りました。武志は、真奈と距離を取らざるを得ないことに切なさを覚えるのでした。

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予習レビュー

喜美子ちゃんがドナー適合検査を受けるものの白血球の型が武志くんのそれとは不適合。

そのことを知った照子ちゃんと信作くんもドナー検査に名乗りを上げるというのが、前回までの展開です。

そして今回。

ドナー検査を受けるのは照子ちゃんと信作くんだけではないようです。

おそらく百合子ちゃんも検査を受けるでしょう。他にも誰かが検査を受けるものと思います。でも、その中からドナーは見つからない。

そして、ちや子ちゃんの登場です。

ちや子ちゃんは武志くんが病気になったことを知らされました。おそらく、百合子ちゃんあたりが知らせたのではないでしょうか。

喜美子ちゃんが穴窯の窯焚きで失敗を繰り返していたころ。

気分転換に大阪に行くようすすめ、大阪で喜美子ちゃんとちや子ちゃんが会う手はずを整えていたのも百合子ちゃんなので。

さて、ちや子ちゃん自身もドナー検査を受けていました。

そして、ちや子ちゃんは自分の仲間たちにもドナー検査を受けて欲しいと呼びかけると喜美子ちゃんに約束。

一方の喜美子ちゃんは大崎医師の紹介で「患者の会」を訪問。

これら二つのエピソードが骨髄バンクの動きへとつながるのかもしれません。

感想

一回だけしか出演場面がない登場人物への配慮

患者の会の代表の女性。ご本人の言葉を借りるならば「元気の押し売り」をしながら登場したときに、困った人が出て来たものだなと思いました。正直なところ。

これが、普通のドラマであれば、「元気の押し売り」のイヤな印象だけを残して終わってしまうところ。

または、席を立った理香子さんが悪い印象を残しかねないところです。

しかし本作では、きれいに回収してくれました。

その女性もすでにお嬢さんを亡くしていました。そして、その女性も、その後に泣いていました。

さらに、「元気の押し売り」のその奥にある気持ちを察した喜美子ちゃんが、優しい言葉で理香子に詫びました。

理香子さんも喜美子ちゃんの言葉を素直に受け入れました。

おそらく今回限りの登場と思われる患者の会の代表の女性。数回しか登場しなさそうな理香子さん。

そんな、わずかな出演場面しかない登場人物たちにも細かい配慮がなされている『スカーレット』。

安心して観ていられるのは、こんなところにも秘密があるのかなと思ったことでした。

コメントへの返信 by 朝蔵

「登場人物」たちの「病」に前向きに立ち向かう姿勢(よるは去ったさん:139話)
武志くんが自分の病気のことを二人の友人に打ち明ける場面。その二人の友人が真奈ちゃんを連れて川原家を訪問しドナー検査を申し出る場面。

この二つの場面。喜美子ちゃんと武志くんの明るく振る舞おうとする姿が鮮烈でした。この二人の努力。「病」に前向きに立ち向かう姿勢。

これらが重苦しさを回避しているのかもしれませんね。

最後まで輝いていて、貴美子!武志くん!!(海ブドウさん:最終週)
最終回まで、喜美子ちゃんも武志くんも輝きつづける展開が見えてきました。『スカーレット』も残すところあと2週間。一緒に走り抜けましょう!

新聞記者ののち、議員になったんでしたっけ?(オペラ座の怪人さん:139話)
そうです。ちや子ちゃんの初登場の頃は新聞社に勤務している新聞記者。喜美子ちゃんと八郎くんが別居を始めた頃、ちや子ちゃんはフリーの記者に。

そしてその後、市議会議員になりました。市議会議員の先生の力添えがあったら頼もしいですね。

亥年は昭和10年、丑年は昭和12年(丹善人さん:最終週)
計算ありがとうございます!西暦で言うと喜美子ちゃんが1937年。八郎くんが1935年。ブログ主の母親が喜美子ちゃんや照子ちゃん、信作くんたちと同学年のようです。

あまりにも大きすぎる展開(丹善人さん:139話)
最終週。最後の一週間は、それまで思いっきり広げた風呂敷をたたんで、喜美子ちゃんの心の中の奥深くもぐり込んで行く。そんな展開になるような気がしています。

心の中なので、風呂敷を無限に広げる大きすぎる展開という捉え方もあるもしれません。

草間さんがドナー検査して武志君を助けてくれないかなぁ(リキちゃんママさん:139話)
最終週でようやく草間さんの名前が出てきました。いつも喜美子ちゃんのピンチを救ってくれた草間さん。最後にもう一回、喜美子ちゃんを助けてあげて欲しいです。

亡くなってしまうと直子ちゃんや百合子ちゃんが自分を責めてしまう(スナフキンさん:140話)
武志くんの二人の叔母が不適合だったのは、脚本家の先生の直子ちゃんや百合子ちゃんへの優しさから。

・・・という優しさに満ちたスナフキンさんの洞察が心に沁みました。

『武志。お母ちゃん頑張ってるで!』と空を見上げる・・(よっしーさん:25週)
最終回の最後のカット。ブログ主もよっしーさんと同様の場面を想像していました。

武志くんの輝いていた日々は、いつまでも喜美子ちゃんの胸の中で生き続けてゆく。そんな希望を持たせてくれる最後になるような気がしています。

叔母様は八郎さん関係の方ではないかと(ちーぼーさん:139話)
喜美子ちゃんと八郎くんが結婚するときに一度だけ登場した八郎くんの姉上がいますね。八郎くん方の「叔母」の存在。

八郎くんの姉上。言い方は悪いですが、登場しても登場しなくてもドラマ全体に大きな影響はない、実に中途半端な登場のしかたでした。

最後にドラマ全体に大きなインパクトを与えてくれるような回収のしかたをして欲しいものです。

智也くんを演じる久保田直樹くん(名乗るほどの者ではございませんさん:143話)
情報提供ありがとうございます!

「引越のサカイ」のCM出演とは、大きな仕事をしてるんですね。チョイ役でも、キャスティングにそこまでこだわれる朝ドラ。やっぱりぜいたくですね。

女性の女性による女性のための作品(偽君子さん:140話)
女性はリアリスト。男性はロマンチスト。味覚にたとえるなら辛口と甘口くらいの差があるので、男性は自分のことを甘く感じてしまうのも止むを得ないような気がします。

リスクが高いのはドナーからの骨髄液を受ける側(名乗るほどの者ではございませんさん:144話)
「骨髄液を受ける側」が大変な思いをするという話は少しだけ聞いたことがありますが、そこまで大変なことになってしまうとは・・・。節句しました。

「全滅」キツイ現実です(つい しょうこさん:139話)
直子ちゃんに期待をかけていたので、あまりにもあっさりと不適合の結果が出て、かなりガッカリしました。

移植を受けた方は血液型が完全に置き換わるまで(つい しょうこさん:144話)
そんな大変なことになるんですか!?真剣に驚きました。

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コメント

  1. つい しょうこ より:

    「難病の若者と恋」。あるあるなテーマ、というかエピソードですよね。
     二人とも十代だったら、双方の親が全力で止める、というか引き裂くかもしれないですね。
    例えば、相手を支えるために進学を諦めるとか、夢を実現するチャンスを棒に振ったりしそうになって「それはいけない」と。
     映画「ラブストーリーを君に」は逆でした。
    娘(後藤久美子)が白血病と分かり、母親(佐藤友美?)が、娘が秘かに思いを寄せる元家庭教師の青年(仲村トオル)に「もう長くは生きられない娘のために、ひと夏だけ恋人として、お付き合いのまね事をしてくれ」と頼む。で、結局彼は彼女と恋に落ちるという展開。

     武志君は自分の気持ちの揺れの振れ幅が増大するのが怖いからか、それとも残される真奈さんが不憫だから距離を置くことにしたのか。多分両方なんでしょうね。
     前者の感情には「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という和歌一首、後者のそれには「めぞん一刻」を送りたいですね。「響子さんにはちゃんと、五代君という人が現れましたよ」って。墓参りのシーンで、かえって落ち込むか?いや、それならいっそ彼女を手放すな!
     ええと、私は何を言ってるんでしょうね、支離滅裂です。(笑)

     で、今夜のつい しょうこの頭の中には
    ♪どおしてどおして でーきーるーだーけー 優しくしなぁーかったーのーだーろぉー
    二度とあーえなーくなぁーるならぁー
     と、当時(多分時代はもう少し後)のヒット曲「リフレインが叫んでる(松任谷由実)のサビがまさにリフレインしているところです。

  2. さや より:

    3/17(火)放送分を見て、ちや子さんみたいな責任感の強い政治家さんがたくさんいたらいいなぁ、と思いました。喜んで貴重な一票託しちゃいますよ(^^)

    息子の白血病、と言えば、「孫」で有名になった大泉逸郎さんを思い出します。彼の場合、父子でHLAの型が奇跡的に合致して、息子さんの命を助けることが出来たそうですが……。

  3. みいちゃん命(欅の) より:

    ドラマを1週間無料配信するTverで、ドラマ改変期という事もあって過去のドラマを配信しています。その中には、2018年、日テレで放送され戸田恵梨香さんが主人公の「崖っぷちホテル」も、、ポルトガル語で「大逆転」を意味する名前のホテルを舞台に、戸田さんが演じる支配人が経営者として目覚め、従業員の意識を変え、崖っぷち状態のホテルを大逆転させていくという物語です。このドラマのもう1人の主人公、岩田剛典さんのセリフに「崖っぷち最高じゃないですか…大逆転する…そんなワクワクすること見逃せません」というのがあって、妙に心に残っています。どんな苦しい状況にあっても、明るさを失わずそれを打ち破ってきた喜美子の姿勢と重なりますよね。だからこそ、ドンドンと先行きが暗くなっている「スカーレット」ではありますが、希望を持ってワクワクしながら、このドラマを見ています。
    常治父さんの頃の展開にこのブログで「見ているのがつらい、ついていけない」と泣き言を発した私ですが、いまはどんな結末になろうとも見届け、見逃さないつもりでいます。

  4. オペラ座の怪人 より:

    家族の会の会長さんだか、世話人さんだか、
    この人に向かって、
    息子ちゃんが白血病のお母さまが、
    「あなたのお子さんとは違うんです」みたいに言っちゃって、

    でも、きみ子が「あの方の娘さん、とっくに亡くなっていて」
    と教えて、

    ここで、例のお母さんが、すぐに戻って、平謝りで、
    「申し訳ありませんでした~」とでも言ってくれりゃいいのに、

    と思ってしまった私は、心が狭いかしら?

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    おしまい

  5. みいちゃん命(欅の) より:

    3月28日の最終回に向かって、草間さん、大阪の下宿屋の主のさださん、小児科医になった圭介さん、ジョージ富士川先生と過去の登場者が相次いで出演します。
    そこで、まだ名前が上がってないのは、大久保さんと深野先生、「さいなら」という曲をヒットさせた雄太郎さん、弟子だった三津さん。。。大久保さんと深野先生は設定からかなり高齢になっているので再登場はないのかと思います。だから雄太郎さんと三津さんに、ドラマ展開の中で、大きな役回りがあるのではないかと、勝手に期待しています。
    今日の放送で、「待てヤッ!…『さいなら』はやめて」という真奈のセリフに何か意味があるのかと…「さいなら」の歌詞の最後が「それでも、さいなら」と締めくくられていたので、結局、武志は亡くなるという結末に向かってしまうのか⁈ あるいは、有名歌手の信楽太郎(雄太郎)も武志のドナー探しや同時並行的に進む骨髄バンク成立の大きな力となって、武志のドナーを探し当てることができるのか⁉
    あるいは、全国的に展開される武志のドナー探しの運動によって、三津さんがドナーとして登場するのか⁉…3月11日の番組公式ブログで三津さんが脈絡もなく登場していたこと、何か制作サイドが臭わせているような、、、(単にもう出演が無いことで登場させたのかもしれないのだけれど)
    いずれにしても、見ている私たちも、最後まで希望は失わず見届けたいと思います。

  6. 丹善人 より:

    骨髄移植をする場合、血液型が異なることが多く、まず当人の血液の型を
    すべて消してから、ドナーの骨髄を入れます。この時に、急にドナーが
    やめてしまうと、移植を受ける当人はもう後戻りできない状態なので、
    即亡くなるしかありません。
    血液型が変わってしまって、いわゆる血液型での性格も変わるようです。

    石井さん、武志から「嫌いや」と言われても、その言葉の奥にある気持ちが
    わかっているだけにつらいですね。でも、一つ一つの会話に、思わず武志が
    微笑んでしまうことが救い。一緒にいるとなごんでしまう。でもそれが
    彼女にとって良いことなのか悩んでしまう。

    ちや子さん、元ジャーナリストの政治家だけあって、言葉に説得力があります。
    自分に与えられた仕事を行うことで、後押ししてくれた人たちにありがとうを
    伝えていく。
    最近その表現を勘違いした政治家も多いですが。

  7. ひな より:

    日高さんの「ほんにほんに」が聞きたい

  8. リキちゃんママ より:

    久しぶりにあさが来たのかのさんのお顔が見れて嬉しかったです。

  9. よるは去った より:

    れい子「安田さんも元気だしてえや・・・・・。」
    理香子「元気なんか出せるわけないです・・・・・。
    喜美子「日高さんの娘さんはとうに亡くならはったそうです・・・・・・。」
    深い悲しみを背負ってしまったからこそ、同じ悲しみ苦しみを背負ってしまっている人により力になれるんでしょうけど、ともすれば相手の心に負担を与えてしまうことも・・・・・・・。
    喜美子「何色が好きですか・・・・・・?」
    ぐらいが良いのかな・・・・・・?

  10. 偽君子 より:

    本作といい、tbsの「アンナチュラル」といい、女性の女性による女性のための作品ともいうべきものを観てると、なんか自分の考えがものすごく甘いように思えてくるのなんででしょうね?それは小生が男性であることと関係があるのかどうか?

  11. スナフキン より:

    事実に基づいて叔母である、直子ちゃんか百合子ちゃんのどちらかがドナー適合者になると思っていましたがどちらも不適合だったのは適合手術を受けても再発し亡くなってしまうと直子ちゃんや百合子ちゃんが自分を責めてしまうという負の連鎖を断ち切る為だと思いました。