作品イメージを得る武志 / スカーレット 第142話

2020年3月19日(木)第24週「小さな希望を集めて」

あらすじ

武志が熱を出したと八郎から連絡を受けた大崎が川原家に駆けつけてきました。一方、熱を出して武志が休んでいるそのとき、外では雨が降ってきました。その雨に武志は、作品イメージのひらめきを得ました。

そんな中、喜美子が京都から帰ってきました。ひらめきを得た武志は「器の中に水が生きている」イメージを表現するアイデアを八郎と大崎、そして喜美子に伝えました。そしてすぐに、武志は作陶に没頭しはじめました。

作陶作業を終えた武志は喜美子に告げました。病院で同室だった智也に受験勉強を手伝うと約束していることを。そして、新しい作品が仕上がったら、智也に真っ先に見せに行くつもりであることを。

喜美子はその日が来るのを楽しみにしていました。そして、喜美子もまた智也の母・理香子に贈る絵皿を仕上げていました。その一方で、武志は体調の異変を感じ始めていました。しかし喜美子は、まだそのことには気がついていませんでした。

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予習レビュー

最後まで希望を捨てたくはないですが、体調の一進一退を繰り返す武志くんのことが心配です。

喜美子ちゃんが留守中に熱を出し、八郎くんが大崎先生に連絡したのが前回。

大崎先生が駆けつけたころには容態が安定してきたのでしょうか。作品のイメージのヒントを振り出した雨から得て作陶をはじめるほどに。

しかし、その後ふたたび体調が悪化。

武志くんの体調に再び異変が生じるのが、作陶をはじめた直後なのか、その数日後のことなのかはまだわかりませんが、武志くんはいよいよ体調が安定しないステージに入ったようです。

そんな状況の中で武志くんがひらめきを得たという作品のイメージは「器の中に水が生きている」様子。

「生きている」という言葉から、武志くんの生への渇望がヒリヒリするほど伝わってきます。泣きそうです。

感想

「これまでのことがすべて小さく見える」

武志くんの発熱への動揺がおさまった八郎くんが喜美子ちゃんに言いました。武志くんの病気の前では、これまでのことがすべて小さく見えると。

八郎くんの言うとおり、本当にこれまでのことが小さく見えます。

若き日の喜美子ちゃんが大久保さんにしごかれていた頃のことも。喜美子ちゃんの初恋がはかなく散ったことも。

女中として一人前になり始めた頃にお父ちゃんの都合で信楽に呼び出されたことや、その後のお父ちゃんの荒れる日々すらも、今となっては小さなことに見えてきます。

ところで昨年の朝ドラ『まんぷく』で橋爪功さんが演じた三田村会長が、亡くなる間際に福ちゃんにこんなことを言ったと記憶しています。

生きてさえいればなんとかなると。

三田村会長が「なんとかんる」と言ったのは、私を前にしてこれまでの失敗の数々が小さく見えたのかもしれないなと。八郎くんの言葉を聞きながら思い出していました。

話を『スカーレット』に戻します。

喜美子ちゃんが理香子さんにプレゼントする絵皿が仕上がりました。しかし、明日の理香子さんはきっと・・・これ以上は伏せておきます。

また、武志くんが自分の体調に異変を感じ始めた様子。

悪い予感いっぱいの『スカーレット』第142回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

真奈ちゃんの気持ちが何かしっかり伝わってくるというか(よるは去ったさん:141話)
許可しません。この言葉の選び方がいかにも真面目な事務員らしい。そして、そんな言葉を選んでしまう真奈ちゃんの気持ちを思うと切ない気持ちでいっぱいです。

まなさんの声もちゃんと聞いてあげて欲しいなって思います(ゆきこさん:141話)
真奈ちゃんの気持ちをどうやって受け止めたらいいのか、まだ自分の気持ちの整理もついていないのかもしれませんね。

真奈のための思いやり(アーモンドさん:141話)
自分がこの世を去った後の真奈ちゃんの孤独を考えているんでしょうね。武志くんは。自分のことは忘れてほしいと。真奈ちゃんもそのことにそろそろ気がつくのかな。

これはお皿に青う色乗っけただけやな(よるは去ったさん:141話)
八郎くんのこの言葉。かつての自分の限界に対して告げているかのようでした。そして、自分が乗り越えられなかった限界を武志くんに超えてほしいのでしょう。

住田さん、って言いましたっけ?(オペラ座の怪人さん:141話)
はい。住田さんです。ボランティアのマネージャーみたいな形で、喜美子ちゃんの仕事を手伝っていると記憶しています。

朝に干している傘が石井さんが忘れて帰った傘だと言うことの伏線になってますね(丹善人さん:141話)
武志くんからは帰ってほしい、もう来ないでほしいみたいに言われたけれど、あの忘れ物の傘はまた来ますよ!という真奈ちゃんの意思表示かもしれませんね。

物語なのに本当の親子に見えてます(美喜子さん:141話)
喜美子ちゃんが大阪から信楽に戻ってきて結婚するまでの間の「親子」の描写は見ていてかなり苦しいものがありました。

でも今の「親子」の描写はいつまでも見ていたい。しかし武志くんがこの後どうなるにせよ『スカーレット』はもう残り9回しかありません。

残された時間を精一杯生きた武志の死を最後に描くということも受けとめられる気がしています(みいちゃん命(欅の)さん:141話)
これまで『スカーレット』は人生のビッグイベントの描写はいつもスルーしていました。

お父ちゃんの最期もお母ちゃんの最期も、その瞬間の描写はスキップする演出。他のビッグイベントもすべてがスキップ。

このスキップ描写が最終週では救いになるのかもしれませんね。武志くんの最後に精一杯生きた日々だけが視聴者の心の中に残る。そんな結末になるような気がしています。

武志くんは永遠に生き続けるはずですから(偽君子さん:最終週)
「心の中でいつまでも生き続ける」という月並みな表現がありますが、これを月並みな表現で片付けるのではなく、本当に視聴者の心の中に生き続けるような表現によって見せてもらえそうですね。

自分自身に言い聞かせているように思えてしょうがありません(みいちゃん命(欅の)さん:141話)
八郎くんが武志くんに言った言葉の数々。おっしゃるとおり、壁を超えることができなかった過去の自分自身に言い聞かせているかのようでした。

武志くんがやり残したことを八郎くんが継ぐために陶芸家として復活。そんな展開も想像してみましたが、もう残りが9回。どこまで描くことができるのでしょうか。

神様は時に残酷ですね(名乗るほどの者ではございませんさん:141話)
境遇、環境、夢。共通するところがこれほどまでにたくさんあるのに、あるところから正反対の運命に。本当に残酷です。しかし、その制約の中でどれだけ精一杯生きられるかを試されているのかもしれません。

自分の気持ちに素直になるしかない。胸に秘めた思いにさっさと屈してしまうことです(つい しょうこさん:141話)
武志くんはどう見ても悪者に徹し切れる性格ではないので、後者の選択肢。自分の気持ちに素直に従うしかなさそうですね。

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コメント

  1. 名乗るほどの者ではございません より:

    全部の抗がん剤がそうではありませんがキツイ抗がん剤では副作用で髪の毛が抜けます。これは癌細胞が早い速度で増殖する特性を逆手に取り癌細胞のサイクルを増える前に終了させるという薬理によるものなのです。ただし、これは通常の細胞にも同じように影響を与えます、細胞の増殖の速度が早い毛髪が抜けたり爪が黒くなるのは早く細胞サイクルが終わることによるものです。しかしながら、このようなキツイ抗がん剤療法は入院させて24時間管理で行うことと、医師は事前に髪の毛や爪の副作用は伝えますので今回の演出は医学的には雑だなと感じました。

  2. つい しょうこ より:

     朝蔵さんが以前指摘して下さったように、この二人は夫婦だった頃より気持ちが寄り添っている気がします。昔は離れていた、というわけではないですが、自分達は「ぴったり」寄り添っている、と思い込んでいたというか、勘違いしていたというか・・・
     年月を経て場所が工房から母屋の茶の間へ、夜食のおにぎりが京都の和菓子へ変わったものの、話題だけは変わらず「しんどい」内容のままなのに、安心してみていられる。見ていて不思議な感覚に陥りました。

     ところで女優の皆さんは、肌が綺麗で目じりに小ジワもないし、男優の皆さんは、腹も出ていなければ生え際も後退していない。そろそろ皆さん、おっちゃん、おばちゃんらしく見せるのが難しくなりつつありますね。

  3. 丹善人 より:

    髪の毛が抜けてくるのは、体調の異変というよりかは、強すぎる抗癌剤
    治療の副作用でよくあることと思うのですが。同室だった子の症状を
    見ているだけに、自分もその症状に近づいたと感じたんでしょうね。

  4. オペラ座の怪人 より:

    スカーレットも、来週いっぱいで、おしまい、
    だそうで、

    半分青い、とっても良かった、
    その後の、まんぷく、つまんなかった、
    その後の、なつぞら、素晴らしかった、
    その後の、スカーレット、つまんない、

    基本的には「つまんない」スカーレットですが、
    (ほんと、けなして、すみません)

    最終盤になって、武志の病気編が、
    不謹慎なことを言いたくないけど、
    「どうなる!?どうなる!?」という感じで、
    見逃せません。

    治れ~
    治れ~

    ((( ̄へ ̄井) Σ( ̄皿 ̄;; ( ̄ヘ ̄メ)

    おしまい

  5. よるは去った より:

    武志「雨・・・・・見てたい・・・・・・。」
    そして、懸命に絵筆を動かす武志君。
    温かい眼差しで見守る八郎父さん。
    前回の、
    八郎「水溜まりでええんか・・・・・?」のに対しての回答は
    武志「水を動かすことにしてん・・・・・・水溜まりやのうて水が生きてるう感じや・・・・・・。」

    「水溜まり」にしておくのではなく「水を動かす」ように「前向きに考えてごらん。」と言うメッセージが伝わってきたような気がしました。

  6. つい しょうこ より:

    たぬき煎餅様
    気休めに聞こえるでしょうけど、あえて言いますね。
    もちろん十人いれば十人、病状が異なるでしょうが、大丈夫、何とかなります。

    この五月でまる四年。私ですら何とかなってるんですから。

  7. くま煎餅より より:

    コメントに書き込まれた たぬき煎餅さん へ
    こちらから失礼しますね
    大丈夫ですよ ご自分とゆったり過ごしてください 
    多くの温かなサポートに恵まれますように 
    お祈りいたしております
    乗り越えた先にはまた平穏無事な日常が待っていますから! 祈

  8. たぬき煎餅 より:

    1昨日、乳ガンの宣告を受けました。白血病とはレベルが違うとは思いますが、それなりにショックは受けました。たけしくんは物凄く辛いだろうなぁと慮りました。揺るぎない強さ、なかなか持てるものではないけれど、大切ですね。最終回まで心して拝見します。