武志が作品を完成させる / スカーレット 第145話

2020年3月23日(月)最終週/第25週「炎は消えない」

あらすじ

突然降り出した雨に着想を得た武志の作品がついに完成しました。武志が完成させたその作品に喜美子は心から感動しました。一方で武志の身体にはさらに異変が生じていました。食欲はあるが料理の味が分からなくなってしまったのです。

大崎はそれが味覚障害であることを喜美子に電話で告げました。その日の夜、八郎は武志のために卵焼きを作りました。八郎は味の感想を武志に尋ねました。武志は打ち明けました。味が分からなくなっていることを。

武志のことを気遣う八郎は、武志の作品の出来栄えを褒め称えました。しかし武志は、苦しい気持ちを八郎に対して爆発させました。武志はその日、病院で理香子からあるものを受け取っていました。それは亡くなった智也からの手紙でした。

智也からの手紙は書きかけのまま終わっていました。書き終えられなかった手紙に武志は気持ちをかき乱されていました。その手紙で、智也の死を実感した武志は、生きていたいと涙ながらに喜美子に訴えるのでした。

<<前回144話 | 次回146話>>

最終週/第25週

Sponsored Link

予習レビュー

まずは朗報から。武志くんが最終回まで登場することが判明しました。喜美子ちゃんと武志くんが「ともに生きる喜びをかみしめる」場面が最終回では用意されています。

しかし、最終回のいちばん最後の場面は、「ともに生きる喜びをかみしめる」場面から、月日が流れたころになるようです。

おそらく最終回ギリギリまで、喜美子ちゃんと武志くんが一緒に過ごす時間を愛おしむ描写が描かれ、それから数年がスキップ。

その日々を心の宝物にしながら、前に進んで行く喜美子ちゃんの姿が描かれて半年間の『スカーレット』がエンディングを迎える。

最終週はこのような展開になるのではないかとブログ主は予想しています。

悲しい結末ではありますが、時間にかぎりがあったからこそ濃密な日々を過ごすことになった喜美子ちゃんと武志くん。

その濃密な日々の美しい思い出によって、悲しい結末ながらも希望と救いがある結末になるような気もします。

というわけで『スカーレット』は残り5回。カウントダウンが始まりました。

感想

「おれは」

最終週が始まりました。

そして最終週の最初の回は、武志くんがこれまで見せたことがないような、激しく嘆く場面から始まりました。

朝ドラのパターンとしては、月曜日に楽しく始まるとその週はつらい結末が待っている。つらいところから始まるとハッピーな場面で回収されます。

もちろん例外もありますが。

そういう意味で「良い始まり」だなと無理やり自分に信じ込ませることにしました。

そう思い込んでいないとあまりにもつら過ぎる回でした。とりわけ「おれは」で力尽きたら足い智也くんからの手紙は月曜日の朝から観るにはあまりにも残酷でした。

八郎くんの卵焼きもただただつらいの一言でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

「145話」でなくて「150話」(ひるたまさん:最終回)
ご指摘ありがとうございます。最近、目がかすんで半角文字の判別がむずかしくなってきました(汗)

最終週の日付間違ってます(イチゴさん:『エール』)
ご指摘ありがとうございます。放送が始まる前に教えていただき助かりました。

この叔母さんが尻叩き役(よるは去ったさん:144話)
直子ちゃん、いいポジションとりましたね。三姉妹の中で武志くんの恋を実らせるべく背中を押せるのは直子ちゃんくらいしかいません。

どこにどう置いたら(よるは去ったさん:最終回)
穴窯の中での置き場所と、焼き物にあらわれる景色を想像の中で結びつけることができるなんて、職人技の極みですね。

亡くなったとみんなに思わせておいて(丹善人さん:最終回)
亡くなったと思わせて、その直後に武志くんが真奈ちゃんと子供を連れて喜美子ちゃんの家に顔を出す。

こんなラストシーンだったら「神回」ならぬ「神最終回」としていつまでも語り継がれますね。

直子ちゃん、一目で真奈ちゃんを気に入ったようで、弟子にしたいような口ぶり。(丹善人さん:144話)
直子ちゃんは真奈ちゃんのどこが気に入ったんでしょうね。真奈ちゃんはおばあちゃんから門限を厳しく言いつけられるお嬢様育ち。一方の直子ちゃんは正反対の環境の中で育ちました。(笑)環境だけ見るかぎり共通点は見つかりません。

貴美子や武志君は人に恵まれていましたね(たぬき煎餅さん:最終週)
とりわけ喜美子ちゃんは人に恵まれ、人に導かれながらここまで来ましたね。あのお父ちゃんでさえ、今にして思えば喜美子ちゃんを今の居場所に導いていました。

その生命を輝かす出会いになってる(地方都市住民Y.M.さん:143話)
詩のように美しい言葉に満たされた素敵なコメントをありがとうございます。『スカーレット 』の最後の一週間。「生の輝き」を心に刻みつけようと思わせてもらえるようなコメントでした。

ドラマの最後の最後でろくろを回している武志の姿があること。そして並んでろくろを回す八郎がいることを期待したい。(みいちゃん命(欅の)さん:144話)
武志くんの時間の整理ありがとうございます!

みんなの陶芸展の2年後が最終回の最終場面。たしかにこのタイミングだと武志くんが亡くなっているか存命か微妙なところですね。

日本での本格的な手術が始まるのは骨髄バンク誕生後の1993年から後の事(地方都市住民Y.M.さん:144話)
骨髄移植が日本ではじまる直前のタイミングなのですね。『スカーレット』で描かれている時代は。勉強になりました。情報提供ありがとうございます!

普通の時間がいとしく感じる(坂本京子さん:144話)
普通の時間がいとしく感じられるようになったら、不満など心に生じない。幸せの極地ともいうべき状態ですね。

きみちゃん、はちさんの語り合い(みずたさん:最終週)
最終回の最後の場面。喜美子ちゃんと八郎くん、そして大崎先生が登場するみたいですが、武志くんはどうなるのか・・・気になりますね〜!

八郎さんが愚痴りながらお札をどんどん入れる(つい しょうこさん:139話)
ブログ主もそのカットされた場面、見てみたかったです!カットされた場面は他にもたくさんあるかと思います。劇中スピンオフでそういうのを見せて欲しかったです。

喜美ちゃんの「狙い通りや」の一言に驚嘆しました(つい しょうこさん:144話)
狙えるまでに失敗に失敗を重ねてきたんでしょうね。失敗つづきだった穴窯を始めた頃の苦労が夢のようです。

「使えないやつ」と酷評されていたポンコツ編集部員を演じていたのが本田大輔さん(名乗るほどの者ではございませんさん:144話)
本田大輔さん、『花子とアン』に出演されてたんですか!?記憶にまったく残っていませんでした。教えてくださりありがとうございます!

<<前回144話 | 次回146話>>

最終週/第25週

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ずんこ より:

    八郎お父ちゃんに対して、感情をぶつける武志くん。
    見ていて、ちょっと安心しました。
    サンドバッグにされた八郎さんには、気の毒だけど。

    今まで、「いつもと変わらない一日」を過ごすために、武志くんは頑張って頑張って我慢して我慢していたように思います。
    でもそれは本当の「いつもと変わらない一日」ではありませんね。
    悔しいなら「悔しい」と、生きたいなら「生きたい」と、素直に口に出すことが、「いつもと変わらない」ことだと思います。
    そう思うと、ようやく感情を素直に出すことのできた武志くんに、ある意味ほっとしました。
    それでいいんだよ、と。
    頑張って普段通りしようとしている姿が、痛々しかった。

    辛いですが、辛いことを「辛い」と言うことから、物事は始まるんじゃないかなと思います。

  2. つい しょうこ より:

    うーん・・・
     身内のガン患者も私自身も抗がん剤投与の経験がないので、あくまで推測ですが、味覚障害は患者自身か、患者と日々食卓を囲む人(つまり家族)が真っ先に気付くんじゃないかと思うんですが、喜美ちゃんは大崎先生に指摘されるまで全く気付かなかったってのは・・・まぁいいや。
     とにかく身近な人が患者さんの状態について情報を共有していないと、お茶の間が地雷原になる、という典型的な事例です。

     八郎さんには刺さる言葉の連続でお気の毒でしたが(でも非は八郎さんにあると私は思う)、常日頃いい子過ぎる武志君の感情の爆発は、ある意味ホッとしました。

  3. 名乗るほどの者ではございません より:

    骨髄バンクと同様に白血病治療を進化させたのは同時期に造血細胞が含まれる臍帯血移植治療が始まったことも影響があると思われます。臍帯血移植の場合、HLAが一致しなくても移植可能というメリットはあります。逆に、臍帯から臍帯血を採取するのにそれなりの技術を要することや骨髄液に比べて造血細胞数が少ないという点もあります(移植後に造血細胞が定着するのは細胞数に比例する傾向があります)。ただ、慢性から急性になり明日の命すら保証されない状況に至りやむを得ずHLA適応6項目のうち5項目を満たしていた実叔母からの骨髄移植を半ば強行的に実施した武志くんのモデルの方のケースより延命的なことをも含めた効果や安全性には優れていると思われます。圭介さんが喜美子さんに言った「医学は進歩している」という台詞は決して気休めだけの台詞ではないのです。

  4. 妖怪おばば より:

    感情の爆発は大切なこと。
    小さいことから「いい子」大人の事情が言葉に出さなくても分かったのでしょうね。
    親にだから爆発も出来る・・・。
    母親と父親の違い、遠慮も働いていたんでしょうか。
    切ないしゅうあけになりました。

  5. みいちゃん命(欅の) より:

    このドラマも残り5回となり、このブログを運営されているブログ主さんに感謝を申し上げたいです。1日も欠かすことなく朝8時過ぎには、その日の感想ブログが上がっていて、、、それだけではなく前日に寄せられたコメントのすべて読み込み、それに感想を添えるということも毎日繰り返されていて、、その労力の凄さに、ただただ頭が下がるばかりです。このブログ主さんの修行のような努力のおかげで、ただドラマを見るだけではない楽しさを、私たちは味わえています。この私たちが味わっている楽しさは、推しになったアイドルの成長を見ていくオタクの喜びに似ているのかもしれません。本当に、ありがとうございます。

    さて、最終週を迎え、このドラマに対する不満を述べさせていただきます。一つは武志のドナー探しの動きが骨髄バンクの設立へとつながった様に取り上げていないことです。実際のモデルの神山賢一さんの場合は、賢一さんのドナーを探すために、「神山賢一君を救う会」と「神山賢一君支援団体連絡協議会」が活動し、それが他の白血病に苦しむ患者のドナーを探すための運動に発展したといいます。そのことがすっぽりと抜けています。このエピソードを無視してしまった脚本家の意図が分かりません。「川原武志さん、おれは……」という智也くんの無言の想いに応えるという形で、この骨髄バンクに繋がるエピソードを描けたはずなのに、大変もったいないことをしたと思っています。あの過去を振り返った中途半端なサニーウィークが無ければ、十分に時間はあったのではないでしょうか?
    二つ目は、このドラマは戸田恵梨香さんを活かしきれていないように感じられる点です。脚本がいまいちなのか、演出が戸田さん向きじゃなかったのか、素人の私にはわかりません。でも戸田さんはコードブルー、崖っぷちホテル、大恋愛といった直近のドラマで、全く性格の異なる主役を完璧に演じられていました。それだけに、とてもとても残念です。

  6. 偽君子 より:

    以前も書きましたが、本作を観てると叱られてるような気分になるんですよね。なぜか。

  7. 丹善人 より:

    「おれは・・・」
    書きたいことが一つも無いのではなくて、書きたいことがいくつもあるのに、
    あれもしたかった、これもしたかった、まとめきれない気持ちでしょうか。

  8. よるは去った より:

    武志「生きていたい・・・・・・・。」
     
    八郎「水だけやないで・・・・・・太陽の光も感じるで・・・・・。」程の息子の「作品」をじっと見つめていた喜美ちゃんが何を思い付いたかが明日の回の始まりなんですかね。

  9. オペラ座の怪人 より:

    武志~
    お父さんに向かって、
    がっかりした、なんて、言うなよ~
    がっかりした、って言われるほど、
    がっくりくる、ものはないんだぜ~
    と思ったけど、

    最後、泣く武志を見て、
    ああ、生きていたいんだな、
    自分だけではなくて、
    全ての人に生きていて欲しいんだな、

    ともやにも
    お父さんにも、
    生きて、がんばって欲しんんだな
    と思いました。

    予習はしないし、
    史実は知らないし、
    ほんと、武志はどうなるんだろう?

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    おしまい

  10. まる より:

    ようやく八郎の卵焼きエピ回収ですね♪
    但し、和気あいあいとはいかないようですが…。