NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』
2020年5月4日 〜 5月8日放送
あらすじ
音との別れを決意
三郎からの電報は裕一を呼び戻すための嘘でした。三郎は茂兵衛への説得も、まさへの説得も失敗していたのです。そんなことを知る由もない裕一が、福島に戻って来ました。裕一は音との結婚の許しを請うものの、まさは首をタテにふりませんでした。
裕一とまさの会話を聞いていた浩二が裕一に対して抱いていた怒りをあらわにしました。裕一は家業の再興のために懸命に働いても、好きなことばかりしている裕一だけが親から甘やかされていると感じていたのです。
裕一は結婚を反対されていることを藤堂に相談。藤堂は何かを得るには何かを捨てる必要があると裕一を諭し、裕一は音との別れを決意。別れの手紙を音に出したその直後、世界的な不況を理由に留学制度がなくなってしまった通知が裕一のもとに届きました。
コロンブスレコード社
その頃、東京帝国音楽学校を受験するために東京に滞在していた音は、裕一の留学取り消しの事実を三郎からの手紙で知らされました。音は早速、福島に向かうものの、音楽の道を諦めた裕一を前にして音はなすすべがありません。
東京に戻った音は音楽学校に合格しました。しかし、音は自分の学校のことよりも、裕一を音楽の道に戻らせることで頭がいっぱいでした。そんな中、吟の見合い相手の叔父・廿日市が「コロンブスレコード」で働いている実実を音は知りました。
音は早速「コロンブスレコード」に裕一を売り込むものの、廿日市は音の頼みを一蹴。そんな中、光子が上京しました。音から売り込みに失敗したことを聞かされた光子は、あきらめずに売り込み続けろと音を叱咤激励。音はついに裕一の専属契約を勝ち取りました。
裕一は東京へ
音は専属契約のことを知らせるために再び福島の裕一のもとへ。英国留学が中止されたことを知った鉄男も裕一のもとに駆けつけて来ました。裕一は音と鉄男の二人から東京に行って音楽の道を進めとすすめられました。しかし裕一は決断できませんでした。
裕一は茂兵衛の妻が長年寝たきり状態であることを知り、茂兵衛を裏切るようなことはできないと悩んでいました。しかし、茂兵衛にとって裕一は、再婚後に生まれた子供が跡取りになるまでの中継ぎに過ぎないことを、裕一は知ってしまいました。
裕一はまさの反対を押し切って東京に行くことを決意。三郎に励まされながら福島を旅立ちました。そして、三郎から教えてもらった音の住まいを訪問。音と再会した裕一は、借家を見つけ、音との新婚生活をはじめるのでした。
予習レビュー
二人だけの生活がスタート
家族の誰かが危篤。そんな嘘の電報で故郷に呼び戻される場面。
ブログ主の記憶しているかぎり『あまちゃん』と『マッサン』で描かれましたが、今度の嘘は「万事良し」という、過去の2作品とは正反対の嘘。
裕一くんと音ちゃんの結婚を認めてもらうことができるよう、茂兵衛さんとまささんの説得は任せておけと啖呵を切った三郎さん。
しかし、二人とも説得できなかった模様。嘘をつく羽目になった残念なお父ちゃん・三郎さんが笑えるかもしれません。
そんなややこしい状況から始まる今週ですが、裕一くんと音ちゃん、二人の人生の大きな転機が訪れます。
裕一くんは東京へ。そして裕一くんと音ちゃんの二人だけの生活がスタートします。
コロンブスレコード
「コロンブスレコード」の実在モデルはコロンビアレコードです。
ところでこの「コロンブスレコード」のエピソード。朝ドラ過去作品ネタが仕込まれるかもしれません。
音ちゃんが裕一くんのことを売り込むコロンブスレコードのディレクター・廿日市を演じるのは古田新太さん。
ところで音ちゃんは廿日市への売り込みに一度は失敗。
凹む音ちゃんを叱咤激励し、売り込みに成功するまであきらめずに通い続けろと音ちゃんの背中を押す光子さんを演じるのは薬師丸ひろ子さん。
そうです。『あまちゃん』のあの二人が復活です。
同じ場面には出てこないかもしれませんが、もしかすると同じ回に登場するかもしれません。『あまちゃん』ファンにはたまらない一週間になるかと思います。
いまさらながらちょっと考えてみたんですが、裕一くんが弟さんになじられたとき「そんなこと、とっくに自分の胸に問いかけてたんだよ!」と逆ギレしなかったのは賢明・・・まぁ、そんなキャラじゃないことは明らかなんですけどね(笑)。
音と裕一が子供のころに会った教会って川俣にあったはずなのに、なぜ音は子供なのに愛知県からこの教会に来れたのでしょうか?なんかよくわからない設定に感じるのは私だけ??
茂兵衛、思った以上に若い設定なんだね。登場した時にはまだ30代くらいだったということか。60近い老人である風間杜夫には多少無理がありそう。
茂兵衛の寝たきりの妻と、茂兵衛の再婚相手は、同じ人?
古田新太、あまちゃんのときもプロデューサーかなんかでしたね。今度はディレクター、そういう役柄が合う人なんですね。