エール 第12週「あの世、パリ、神田」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』
2020年6月15日 〜 6月19日放送

あらすじ

あの世

ある日、華を昼寝させている音に呼びかける声が聞こえてきました。音が振り返るとそこには白装束の亡き父・安隆がいました。安隆は音に言いました。あの世の宝くじが当たり、一泊二日のこの世の旅に来た。しかし自分の姿を見ることができるのは親族だけだと。

音は裕一の書斎へ安隆を案内し、生前の安隆の大好物だった団子でもてなしました。安隆は裕一の誠実な人柄を知ると安心して豊橋の家へ。そして翌日には、安隆は光子と再会。また、小説コンクールに落選して失意の梅を、安隆は言葉を尽くして励ましました。

ついに安隆があの世へ帰るときを迎えました。安隆は光子に別れを告げ、光子も涙ながらにあの世での再会を約束しました。安隆の立ち去り際、安隆は職人の岩城に紙に書いたメッセージを残し、あの世へと帰って行くのでした。

パリ

大正2年(1913年)春。双浦環は声楽を学ぶためにパリに留学しました。環がパリに着いて早々、環は友人の里子から日本人画家が暮らす部屋で開かれたホームパーティーに出席。美術界から期待される天才新人画家・今村嗣人と環は出会いました。

環が嗣人と恋に落ちるのに時間はかかりませんでした。そして環は、スカラ座やオペラ座のような名門劇場の舞台に立つ夢を。嗣人はパリの画壇で評価され世界に通用する画家になる夢を語りました。そしてお互いの夢を励まし合いました。その数ヶ月後・・・

環が大きなチャンスをつかむ一方で、嗣人の初の個展は酷評されました。嫉妬に燃える嗣人は環と決別。数ヶ月、嗣人の個展を酷評した美術家が嗣人の作品を欲しがるものの嗣人は断りました。その絵はプリマドンナとして舞台に立つ環の姿を描いたものでした。

神田

ある日、バンブーの保と恵が二人の馴れ初めを裕一に語りました。保は十年ほど前は神田で古本屋を営んでいました。その店の常連客で喫茶店のマスター・木下は店から外に出ようとせず人付き合いも少ない保のことが心配でした。

そんな中、客としてやってきた恵の文学の知識の豊かさに保は感心。保は恵のことが好きになるもののその気持ちを打ち明けることができません。そこへ木下が親戚の少年を連れてきました。その少年は子供の頃の久志でした。

博識な久志は保にアドバイスしました。行動しなければ何も変えることはできない。恵とは友達のままで終わり、一生、独身のままだろうと。保は意を決して恵にプロポーズ。恵は保のプロポーズを受け入れるのでした。

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予習レビュー

本放送中スピンオフの理由

ご存じの方もいるかと思いますが本作『エール』は、途中で脚本家が交代しています。林宏司氏は2019年11月に降板。それ以降、三人の脚本家が引き継いでいます。

2020年3月21日の『スポニチアネックス』では「第3週までは林氏の脚本をベースにした内容になったとみられる」と憶測報道。

一方、これはブログ主の憶測ですが、林宏司氏の脚本をベースにした内容は第11週まで。この週・第12週以降から脚本家が交代しているものと思われます。

なぜなら、前作『スカーレット』でも試みられた本放送中スピンオフのようなドラマになっているからです。

ちなみに、翌週と翌々週も本放送中スピンオフ。3週続けて主人公が裕一くんの物語ではなくなっています。

史実をモチーフにした作品には入念なリサーチが必要となるはずです。

交代した脚本家の先生がすぐに物語の続きを書けるものではありません。なので、物語の続きを書く準備が整うまでの中継ぎのスピンオフ。

それが今週から3週間つづく本放送中スピンオフの理由かなとブログ主は考えています。

早く裕一くんが主人公の物語に立ち返ってほしいです。

三編の短編小説

三編の短編小説のオムニバス作品のような第12週。ブログ主がもっとも楽しみにしているのは双浦環の若き日が描かれる『パリ』編です。

『パリ』編で双浦環が恋に落ちる天才日本人画家は、その名前からして藤田嗣治がモチーフになっているのでしょうか。

藤田嗣治は『パリ』編の時代背景である大正2年(1913年)に渡仏。

『パリ』編は、天才日本人画家がこれから初の個展を開くというタイミングなので、藤田嗣治の渡仏のタイミングと一致しています。

さて、若き日々がスピンオフの形で描かれることになった双浦環ですが、彼女にはもうひとつだけ暗い過去があるような気がしています。

妊娠しても舞台に立つことを諦めない音ちゃんに対して、双浦環は次のように言います。

子供が死にかけても舞台に立つのがプロだと。

そしてこの言葉を双浦環が口にしたとき、彼女の表情には暗い影がさすのだとか。彼女にはそんな過去があるのかもしれません。

脚本家は交代してしまいましたが、暗示された双浦環の暗い過去がしっかりと回収されますように。

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コメント

  1. tom より:

    バンブーのマスターと恵は裕一と久志が再会した際、子供のころの久志と気づかなかったのでしょうか。

  2. みん より:

    3週間もスピンオフ…今からあまり期待ができません。
    昨今の状況でオリンピックムードも下火ですし…

  3. 偽君子 より:

    始まる前からいうのもなんですが、えてして作者が複数いる場合、齟齬をきたすことがあるんですよね。本作は群像劇っぽい作りになるんですが、少々の矛盾は致し方ないとしても、なんとか点が線で繋げられますように。