2020年4月7日(火)
2020年7月6日(月)第2週「運命のかぐや姫」
あらすじ
大正12年(1923年)。この物語の主人公の妻となる関内音は11歳。愛知県豊橋で陸軍への馬具の製造販売をしている関内家の次女として、父・安隆、母・光子、そして姉の吟、妹の梅とともに暮らしていました。
ある日。音が通う小学校で学芸会が開かれることになりました。音のクラスが上演する演目は、職員会議で『浦島太郎』に決定。しかし、女子ばかりのクラスで主人公が男の子の『浦島太郎』を上演することに音は異を唱えました。
音は学芸会でクラスが上演する演目として『竹取物語』を提案。多数決によって音の提案が採用されました。そして翌日。音は自分がかぐや姫を演じるつもりでいました。しかし、音は「おじいさんその2」を演じることになってしまいました。
落ち込む音に父の安隆は言いまいた。誰がも主役になれるわけではないと。その日、音は教会で琴び演奏をする日でした。音と安隆があわてて教会に駆けつけると、世界的なオペラ歌手・双浦環が歌声を披露しているのでした。
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復習レビュー:コメントへの返信 by 朝蔵
「やらずに後悔するよりやって後悔」(魁光さん:7回)
安隆さんのこの言葉。その後の鉄道事故を暗示していたのだなと改めて思いました。たしか幽霊になって再登場したときもこの言葉を口にしたと記憶しています。
押し付けにせず、相手の意見を尊重し聞き入れること(魁光さん:7回)
頑固一徹の職人・岩城さんみたいな人が安隆さんのもとで黙々と仕事に打ち込んでいるのは、安隆さんの柔軟な性格があってこそなのかもしれませんね。
安隆さんが自分の考えを押し付けるタイプの経営者だったら、岩城さんみたいな人はさっさと独立してしまっていたことでしょう。
そんな仲良し家族に悲劇が訪れるのは明日?(オペラ座の怪人さん:7回)
今後の展開がはっきり分かっているだけで、仲良し家族の場面はつらいものがありました。
食卓に赤味噌!(魁光さん:7回)
古山家の食卓では納豆が出てきませんでしたね。裕一くん、あれほど納豆が好きなのに。
補足(文月さん:6回)
補足説明ありがとうございます!こちらこそ読解力が貧弱で申し訳ないです。
秋山支隊が何倍ものロシア軍相手に防御戦を強いられた黒溝台会戦(還暦のたつおさん:7回)
『坂の上の雲』は若い頃に何度も読んだのでよく覚えています。しかし、その場面と安隆さんの体験はまったくつながりませんでした。
ここまで説明して投票したら浦島太郎になっていたのではないか(知らんけどさん:7回)
今後の展開の都合から『竹取物語』の結論ありきで、作劇したらこんなことになった、ということなのでしょう。
「シン・ゴジラ」で東京都知事の役を演じていたのは(還暦のたつおさん:7回)
為政者の揚げ足取りで視聴率稼ぎをする残念なコメンテイターを次々に登場させていたら『シン・ゴジラ』はさらにリアルになっていたのでしょうね。
予習レビュー
裕一くんの生涯の伴侶・音ちゃんの本格的な登場です。
音ちゃんの通う小学校で学芸会が開かれることに。音ちゃんのクラスは学年で唯一の女子だけのクラスにもかかわらず決まった演目は『浦島太郎』。
この決定に異を唱えた上に、自分の提案によって決定をくつがえす描写を通して音ちゃんの性格を表現するのが、この学芸会エピソードの狙いでしょうか。
ちなみに今週のサブタイトルに含まれている「かぐや姫」は、音ちゃんが学芸会の演目として提案する『竹取物語』にちなんでいます。
しかしサブタイトルに「運命の」と入っている通り『竹取物語』は別の意味も含まれています。
今週はまだ描かれないと思われますが、裕一くんがヨーロッパの作曲コンクールで二等賞を受賞し音ちゃんと出会うきっかけになる曲が『竹取物語』にちなんだ曲です。
サブタイトル「運命のかぐや姫」は、音ちゃんの将来をも暗示しているものと思われます。
音ちゃんの将来をも暗示という意味では、もう一つの将来の暗示もこのサブタイトルに含まれているとブログ主は考えています。
しかし、そのもう一つの暗示は次回あたりに描かれるはずです。
感想
音ちゃんの今後の人生を暗示する「おじいさん・その2」
裕一くんと鉄男くんの友情と別れが描かれた翌日は、音ちゃんのお話の回。切なすぎる回から一転して明るく楽しい回になりました。
音ちゃんが教会で聖歌隊に混ざりながら歌声を披露していた理由も回収。
裕一くんが教会の外まで音ちゃんを追っかけていた様子も描かれ、裕一くんが音ちゃんの歌声にどれほど感激したのかも印象付けられました。
そして、音ちゃんの日常の描写から見えてくる音ちゃんのキャラクター。
作曲の才能によって人気者にはなったものの、地味過ぎる裕一くんとは正反対のクラスを仕切るほどの典型的な朝ドラヒロインキャラ。
センターこそが自分の唯一のポジションと信じて疑わないタイプのキャラです。
そんなキャラの音ちゃんが『竹取物語』で演じることになったのは主役のかぐや姫ではなくおじいさん。
しかも、おじいさん・その2。(笑)
センターキャラなのにセンターになれない。そんなジレンマに落ち込む音ちゃんを、お父さんが優しく語りかけました。
誰もが主役になれるわけではない。主役を支える役がいて、はじめて主役は活かされるのだと。
決してセンターキャラではない裕一くんを、センターキャラの音ちゃんが支えると言うこの物語の今後の展開への、大きなフラグが立ちました。
コメントへの返信 by 朝蔵
大将のお父さんは魚屋さん(オペラ座の怪人さん:6回)
大将のお父さんを見ていると、前作『スカーレット』の常治お父ちゃんがマシに見えてきますね。
喜美子ちゃんに手を上げることもありましたが、それでも三人の娘たちにしっかり愛情を注いでいましたから。
鉄男君の耳に、裕一君の歌とハ―モニカの演奏が届きますように(よるは去ったさん:6回)
裕一くんが作曲してくれた歌を聞けいないまま夜逃げを余儀なくされた鉄男くん一家。あまりにも切ない夜逃げでした。
夜逃げがなければ、裕一くんと鉄男くんは、藤堂先生に見守れながら友情を育みつつ、才能を伸ばしていたのでしょう。
志村けんさんが山田耕筰で、その相方が北原白秋だもんねえ?(オペラ座の怪人さん:6回)
北原白秋は戦前に活躍した人。一方のリアル裕一くんは主に戦後に活躍した人ですからね。
オーラで大将を醸し出していたんでしょうね(丹善人さん:6回)
鉄男くんの家庭環境が裕福とまでは言わなくても、もう少しマシな環境であったなら、学業も優秀で詩の才能もあり、運動も抜群。
生徒たちだけでなく学校の先生方からも一目置かれるような真の大将になっていたかもしれませんね。
裕一が買ってもらった赤い本の著者が、志村けんさん演じる作曲家の名前だったような気がしました(キヨコさん:6回)
そこまでは気がつきませんでした。
きっと志村けんさんが演じる作曲家は、重要なキャラとして後半になっても登場していたのではないかと思います。
裕一くんの師匠なのか天敵なのかよくわからない複雑なキャラを、志村けんさんがどのように演じてくれるのかを楽しみにしていたので残念でなりません。
古関裕而さんも愛した福島の自然をたくさんの方に見に来て欲しいと心から願っています(みみりんさん:6回)
何もなければ、今年のゴールデンウィークあたりは、福島県内は大勢の観光客で賑わっていたことかと思います。
9年前に当たり前の日常を失ってしまった福島の人たちへのエールを込めた作品が放送されている間には、当たり前の日常が戻って来て欲しいものですね。
興味深いページがありました。(偽君子さん:10回)
エリーちゃんと福ちゃんは結婚前からこの通りに気づき、糸子さんと喜美子ちゃんは結婚後もなかなか気がつけませんでしたね。
音ちゃんはどうなるのでしょうか。
http://kokoo.jp/pride-of-man?fbclid=IwAR2zVRJ0rY_zB05fmQV2WiuGVAClPGr81mBi0dySg5mH73RZLK_bhoaDoTE
大好きな映画『蒲田行進曲』で階段落ちを演じた銀ちゃんとヤスが同一ドラマに出る(名乗るほどの者ではございませんさん:10回)
言われるまで気がつきませんでした。ブログ主も『蒲田行進曲』が大好きでした。
それにしても喜多一の番頭さん、少しは主を支えようという意識はないんだろうか?(つい しょうこさん:6回)
先代に心から心酔していたんでしょうね。この番頭さんは。でも、その息子を支える気持ちが希薄なところを見ると、先代への忠誠心もそれほどではなかったのかもしれません。
主要人物3人、まだこどもであるが、それぞれ家庭に不幸が訪れるんですね(アーモンドさん:6回)
3人とも子供の頃に苦労をしたことで、大人になって強く生きて行けるといいですね。困難な時代を生きることになりますので。
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昨日は、東京都知事戦でしたが、「シン・ゴジラ」で東京都知事の役を演じていたのは光石研さんでした。再選られた現知事よりもはるかに有能に見えました。
浦島太郎は最後は老人になる青年なんだけど主役であることは間違いない
乙姫様は当然女性だし、亀と苛める子供たち約束の女の子は衣装チェンジして鯛やヒラメとして舞踊ったり演奏すれば見せ場は作れますし、観劇に来られる父兄の方々も喜ぶと思います
ここまで説明して投票したら浦島太郎になっていたのではないかと思います
デモクラシーは十分な情報開示があった上で民意を問うことというせっかくの教育機会を失したのではないかなと思われます
別に目くじらを立てることではないのでしょうが
すみません。私、途中から保隆さんを獣医ではなくて、軍医だと思い込んでいました。元軍医が、なんで馬具制作?なんでもっと早く気付かなかったのだろう。馬鹿ですね。さて、安隆さんはおそらく、騎兵部隊の秋山支隊に随伴していたのではないかと。そして保隆さんが悲惨な光景を目撃したのは、秋山支隊が何倍ものロシア軍相手に防御戦を強いられた黒溝台会戦ではないかという気がします。この戦闘についてはNHKでドラマ化もされた司馬遼太郎の「坂の上の雲」に詳しく描かれています。因みにドラマ版で秋山支隊の指揮官、秋山少将を演じていたのは。阿部寛でした。
食卓に赤味噌!
古山夫妻の後の喧嘩の種になるフラグが既に立っておりました(笑)
今日は音ちゃんのお話。
活発で、なかなかよろしい!
しかし、職人頭の岩城さんとは、
この頃は関係が悪かったんですなあ。
音ちゃんの一家=父+母+姉+音+妹、は、
姉妹げんかもするけど、
それを除けば、
人格者の父、
優しい母、
仲良し家族ですなあ。
(⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)
そんな仲良し家族に悲劇が訪れるのは明日?
(/_\;) (/_\;) (/_\;)
おしまい
優しいお父さんお母さんでしたが、3人娘全員がわがままに育つことは一切なく立派に成長しましたね。
数年前から「毒親」というワードが出てくるようになりましたがこんな興味深い動画を見つけました。
https://youtu.be/ra9I2Zo350w
その動画の中にある「言葉のキャッチボールが出来ない」は特に重要だと思っています。
安隆さんは音ちゃんの愚痴を遮ることなく最後まで聴き、目線を合わせて相手の目をしっかり見て自分の意見を押し付けることなく音ちゃんを諭しました。
特に重要なのは「どう思う?」と問いかけを入れること。
押し付けにせず、相手の意見を尊重し聞き入れることはとても大切なことですね。
今日のシーンもそうですが、57話での梅ちゃんとのシーンでもそこがしっかり生きていました。
俗に言う「不良」は親の愛情が足りないことから起こるというのはよくある話ですが、関内家は優しいながらもしっかりとした子育てが根づいたおかげで3人ともしっかり成長することが出来たようですね。
毒親育ちの私にとっては羨ましい限りです(笑)
「やらずに後悔するよりやって後悔」「何とかなるから」
今思えば妊娠した音ちゃんが「椿姫」に意固地になって降板しようとせず、役にこだわり続けたのは安隆さんの教えが強く影響していたんでしょうね。
「主役だけではお芝居は出来ない、それを支える人がいる」
しかし安隆さんは後に一人よがりになる音ちゃんにこう釘を刺しているんですよね。
妊娠して母体と胎児に負担がかかり、声量が小さくなる。こればかりはどうやっても周りは支えようがないですし、フォローも厳しいかと。
主役と支える人の信頼関係が崩れてしまいかねないことです。
音ちゃんの性格を知り尽くした安隆さんだからこそ、そして日本を代表するバイプレイヤーの光石研さんだからこそ言える説得力のある台詞でしたね。
梅「あんねえ・・・・・二人とも少し・・・・・こういうもんでも読んだら・・・・・・。」
リトル梅ちゃん役がFoorinの新津ちせちゃんだったとはちーぼーさんのコメント見て初めて気がつきました。
話少しそれますが、「パプリカ」はNHKのいろんなキッズ番組毎のバージョンがありますね。
「にほんごであそぼ」「シャキーン!」「キッチン戦隊クックルン」・・・・・最近では「えいごであそぼ」バージョンまで。
以前の「スカーレット」で住田萌乃ちゃんが出演していた時、「スカーレット」の子役バージョンの「パプリカ」とか出来ないかしらなんて思いました。
リトル喜美ちゃんの川島夕空ちゃんは歌やダンスいける子役だし、あと横溝菜帆ちゃん、中村謙心くんとかで・・・・・。
今回の「エール」子役バージョンは出来ないかなとも思いますね。
新津ちせちゃんはもちろんのこと、リトル裕一くんの石田星空くん、リトル音ちゃんの清水香帆ちゃん、リトル吟ちゃんの本間叶愛ちゃん・・・・・他にそれぞれのクラスメ―トが揃って「パプリカ」を歌い踊ったら賑やかでしょうね。
音の母親役、薬師丸ひろ子。潮騒のメモリーが懐かしいです。
三姉妹の末っ子役の新津ちせちゃん。母親も女優らしいです。「3月のライオン」の時は
親のことは一切秘密でオーディションを受けたそうで、映画公開時に秘密がばれたとか。
主役の神木隆之介くんは新海監督の「君の名は。」の主役の声だったのに、まったく
知らなかったとか。
ちなみに新海監督の「天気の子」のヒロインの声をやっている森七奈という子が、
ちせちゃんの後を引き継ぐようで、新海監督つながりになってます。
平塚らいてうさん、3たびお名前が登場しました。
最初は「あさが来た」の終盤。あさちゃんに反論するために大阪までやって来る女子学生。(役名は手塚晴?)
次は「とと姉ちゃん」。小橋家の次女、まりこちゃんが執筆依頼に奔走してました。
で、本日「我が家の太陽たちは騒がしい」(笑)
時代を象徴する存在だったんですね。
今日は光石研さんにバイプレイヤー論を語らせたことが全て。光石さんの背後に現在出演中の菅原大吉さんが、今後出演なされる相島一之さんと野間口徹さんが見えました。みなさん、時には主役より引き立つバイプレイヤーを担うことはございませんが、確実に主役を引き立て物語を支える存在。だからこそ、色々なドラマや映画でみる機会が多いのだと思いますし、今回はそのようなバイプレイヤーの方の誇りを見た気がします。そして、その台詞は今作のヒロインである二階堂ふみさんよりも長女役である松井玲奈さんへのエールだと感じました。主役や前作で照子を演じた大島優子さんのように時には主役より目立つ配役は少ないのですがAKB卒業メンバーとしては一番の演技仕事が多いのはバイプレイヤーとして評価されている証でしょうし、自身の卒業コンサートのトリをSKEメンバー達に譲るというぐらいの控えめで謙虚な松井さんが見つけた居場所という気がします。
しかし、脇役人生を長年続けてきて、存在感をしっかり示している光石さんの
台詞は説得力抜群です。
柴咲コウさんの「月のしずく」CDを持っていて、歌えることは知ってますが、
えっ、ホントに吹き替えじゃなく歌ってるの!?ちょっとびっくり。
音ちゃんの妹ちゃん、パプリカの一番小さい女の子ですが、私は映画「三月のライオン」の三姉妹の末っ子桃ちゃんでした。大きくなったなぁ、と親せきのおばさんの視線で見ています。「君の名は」の監督さんの娘さんなんですよね。お父さんの才能を受け継いでいるのかな。
聖歌隊にいきなり混じって歌声を聞かせる。クリスチャンの家庭だったんですね。
ならば納得。
今のモンペは、「どうしてうちの子が主役でなくて、あの子が主役なんですか?」と
言う親が多いと聞きますが、脇役や裏方の必要性をもっと教えるべきでしょうね。
このお父さんのように。中には学校の先生まで、「全員主役」を主張する人が
いるようですが。
今日は女の子の方の物語。
お父さんの光石さんは、
皮肉・嫌みを言うような役が多いような気がしますが、
今回の優しいお父さん役もなかなかですね。
( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)
お母さんは薬師丸さんですか!?
あまちゃん以来かな?
で、音ちゃんは、3姉妹なんだ。
喧嘩もするけど、基本、仲良し。
ず~~~~っと、仲良しでいてねえ。
(⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)
おしまい
音「みたらしもう一本・・・・・・・。」
リトル裕一くんが見惚れていたとも知らずに、音ちゃんは「花より団子」いや「男子より団子」とばかり思いきや、「双浦環」という憧れの「花」に出会ってしまったんですねえ。