家業のピンチ救う三姉妹 / エール 第10回

2020年4月10日(金)第2週「運命のかぐや姫」

あらすじ

安隆が亡くなったことで、それまで関内家と取り引きをしていた業者は次々と去ってゆきました。そしてついに、陸軍との取り引き継続もあやうくなり、窮地におちいった事業を救うため、吟、音、梅の三姉妹は、陸軍との契約書を見つけ出しました。

その契約書には、期限までの契約の打ち切りをした場合、陸軍が違約金を支払うことが定められていました。光子からその事実を告げられた打越は、陸軍との関係が悪化することを怖れ、関内家との取引を続けることを受け入れました。

そんな中、音が通う小学校の学芸会の日を迎えました。学芸会が始まる直前、良子は音に言いました。自分はかぐや姫を演じたくない。音が自分の代わりにかぐや姫を演じてくれないかと。良子がかぐや姫の役を返上したのは厳しい母親への反抗でした。

かぐや姫として舞台に立った音は、亡くなった父・安隆と過ごした日々のことを思い出しながら歌声を披露しました。音の歌声は、光子だけでなく集まった父兄たちの心を動かしました。その三年後の福島。音楽に没頭する裕一は商業学校を留年するのでした。

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予習レビュー

本作『エール』から週休二日制になった朝ドラ。今回は一週間の最後の回です。そして今回はまた、裕一くんと音ちゃんの子役ちゃん時代の最後の回でもあります。

というわけで裕一くんと音ちゃん、二人の子役ちゃん時代を振り返ってみます。

裕一くんは、内気で弱気で不器用で、自分の気持ちを言葉で表現することが苦手な子供でした。お父さんはそんな息子のことが心配でした。

しかし小学五年生になり、新たに担任になった藤堂先生によって眠れる才能が見出されました。裕一くんの才能とは音楽の才能です。作曲家としての才能です。

一方の音ちゃん。

音ちゃんは自分が目指したい道を見出しました。それは歌手の道です。オペラ歌手の美しい歌声を聞いて音ちゃんは目覚めました。

しかしその一方で音ちゃんはお父さんを亡くしました。

そして、裕一くんと音ちゃんは、教会の中で運命の「出会い」を果たしました。

もっとも音ちゃんとの「出会い」を果たしたのは裕一くんだけ。音ちゃんはまだ裕一くんとの「出会い」には至っていません。

以上が子役ちゃん時代。

次週からは高校生になった裕一くんの登場です。

感想

切なすぎるリトル音ちゃんの一週間

リトル音ちゃん週が終わりました。

大好きなお父さんを亡くし、お父さんの死を受け入れる努力をし、前に向かって歩き始めようとする姿がけなげ過ぎて泣けました。

かぐや姫の役を返上した良子ちゃんが、音ちゃんの強さをたたえましたが、ブログ主も良子ちゃんと同じ気持ちです。

音ちゃんは将来、天才作曲家の伴侶になります。

夫は普通の人ではない。なので普通の人生は送れないでしょう。波乱に満ちた人生が音ちゃんに待ち受けているものと思われます。

それらの波乱を音ちゃんなら乗り越えて行けるなと信じることができた音ちゃんの強さの描写の数々でした。

一方、最後の最後にようやく裕一くんが登場しました。しかも、子役ちゃんからバトンタッチして。

2週が終わり、次週からいよいよ裕一くんの物語が本格的に動き出しそうです。

さて今週、ブログ主が暮らすエリアではついに緊急事態宣言が出されました。

緊張が走る中、心穏やかに過ごすどころではないかもしれませんが、どうぞご自宅にて良い週末をお過ごしください。

『スカーレット』や『とと姉ちゃん』のテーマであった、当たり前の日常が1日も早く戻ってくることを願うばかりです。

コメントへの返信 by 朝蔵

光子母さんが見せた「笑顔」は娘の手前深刻な顔は見せまいという想いからでしょうか(よるは去ったさん:9回)
「かなりまずい」と、苦しい状況をはっきりと告げたながらも笑顔だったのは、この苦しい状況を必ず乗り越えるという決意のあらわれかなと思いました。

普通だとこんな場面では、特に小さな子供を前にしたら「大丈夫!大丈夫!」と言って、自分だけ苦悩を抱え込みがちです。

また、苦しい状況を子供に告げたのは、子供を一人前の大人として扱う光子さんの教育方針であるのかもしれません。

そして、そんな教育方針が反映されたのが、先生方が決めた学芸会の演目をくつがえすエピソードなのかなと。そんなことを考えました。

職人さんが女将さんを盛り立てて、な~んてこともなく、去っていく(オペラ座の怪人さん:9回)
裕一くんの実家の喜多一でも、会社と三郎さんの窮地を、番頭さんがまるで他人ごとのように考えているような言葉を発したのに驚かされました。

裕一くん、そして音ちゃん。

お二人とも本人は素敵な師匠との出会いに恵まれていますが、その一方でお二人の親御さんはどちらも部下には恵まれていないのかなと、ふと思いました。

経営者が亡くなって社内には誰も引き継ぐ者がいない(丹善人さん:9回)
安隆さんが急に亡くなってしまい、事業を引き継ぐことなど夢に思っていなかった光子さんの姿を見て思い出しました。

手羽先料理の居酒屋「世界の山ちゃん」も数年前に創業者が急逝し、急きょ創業者の奥様が経営を引き継がれました。

たまたま先日、経営を引き継がれてから数年を経た状況を語る、奥様のインタビュー記事を何かで読んだところですが、苦労が絶えなかったようです。

映画「ステップ」(丹善人さん:9回)
このような映画の存在を初めて知りました。朝ドラの脇役は名優ばかりですが、子役ちゃんたちも実力のある子ばかりなのですね。

エールでは、劇中で裕一くんが聴いたり作ったりする曲が、印象的に使われていくのかなと思いました(はままさん:9回)
リアル裕一くんが作曲した楽曲はふんだんに使われることになるのだろうと思います。

リアル裕一くんの楽曲は元気が出るものばかり。朝ドラの中で流れるリアル裕一くんの楽曲に元気をもらいましょう!

「アシガール」のアンコール放送があるようです(文月さん:『スカーレット』)
『スカーレット』のときに『アシガール』のウワサをいろいろと聞かせてもらったので、ずっと気になっていました。

再放送、感激です。

浪花千栄子さん(文月さん:『おちょやん』)
ブログ主の記憶の中の浪花千栄子さんといえば「オロナイン軟膏」のホーロー看板です。祖母の家の近くに、この看板が貼ってあったのを今でもはっきりと記憶しています。

どういうわけだかその光景を忘れることができません。

ちなみに、となりにはオロナミンCのホーロー看板が貼ってありました。

再来週には,林さんが脚本から抜けるともきいています(文月さん:9回)
林さんのお名前はクレジットから抜けますが、第11週までは林さんが関わっておられるのではないかとブログ主は推測しています。

というのも第12週から、明らかにドラマのテイストが変わるんです。というか第12週から3週続けてほぼほぼスピンオフみたいな展開になってしまうのです。

ビーフシチュー自体を知らない料理人に説明した結果「全く違うものだか、これはこれで美味い」と定着したのが「肉ジャガ」(名乗るほどの者ではございませんさん:9回)
情報提供をありがとうございます!肉ジャガの由来、初めて知りました。こんな歴史があったとは驚きです。

38年振りにヤスを階段から叩き落とせ!!(名乗るほどの者ではございませんさん:9回)
階段落ち、なつかしいですね。あの場面を思い出したら、『鎌田行進曲』の主題歌が頭の中で流れっぱなしです。

遺された家族だけで立ち直るんですかね?(アーモンドさん:9回)
陸軍との契約打ち切りは回避でき職人の岩城さんも戻ってきたので、なんとか立ち直ることはできそうですね。

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コメント

  1. moko より:

    初めまして、いつも楽しく拝見しています。
    まだ誰からもコメントがないようですので、差し出がましいとは思いますがコメントさせていただきます。
    終わり際に薬師丸ひろ子扮する音ちゃんの母が海に向かって「お父さ~ん」と叫ぶ台詞は、映画「野性の証明」で薬師丸ひろ子が高倉健に向かって「お父さ~ん」叫ぶシーンから来ているんじゃないかと思います。
    古い映画なので若い方は知らないかもしれませんが・・・。

  2. boxster981 より:

    引き続き午後の週間サマリーを見て気付いたことがありました。
    良子ちゃんはチビ音ちゃんの「見に来てもらえるだけいいじゃん」という言葉に心が動いたのだと。
    きっと音ちゃんが去った後みんなと相談して先生に配役の変更を働きかけたのだと。
    経緯からして良子ちゃんが自ら降りないと、そして先生もそれを納得しないと成立しない交代です。
    みんなから非難されて降りたという筋書きもあるけれどそれならあれだけ魂のこもった帝にはなれないでしょう。
    ところで私はバナナマン日村さんは嫌いではないし乃木坂の応援団長も好ましく思っていますが、エール一週間の解説(朝ドラおじさん)は邪魔になるだけ。合っていないと思います。

  3. boxster981 より:

    BSの再放送で1週間一気見しました。(正直毎日見ようというほどの魅力に乏しい)チビ音ちゃんのヒロインらしい演技、 柴咲コウさんの華やかな臨場感、薬師丸ママの安定した存在感が際立ち、亡くなったお父さんの印象は「串団子」の串(支え)なんだという哲学的な演出です。音楽ドラマなのに主題歌が今一つ冴えない。あさが来た以来秀作が続いてきただけに残念です。チビ音ちゃんの歌唱が一層感動的な結果になったのだから当面結果オーライかな。本来のかぐや姫役、演技お上手ですね。帝としてのセリフですぐにわかりました。また子役で出演して欲しいです。(しかし当日の交代は入れ替えならともかく帝役の子の玉突きも含めばさすがに無理がある)1週間分なので長くなりました、失礼。

  4. 丹善人 より:

    三姉妹が書類を探していて父が母に送った手紙を発見。
    「ラブレターだ!」と言ってますが、この時代ならまだ「恋文」と
    言っていたような。

    しかし、これも伏線なんでしょうね。ヒロインが主人公にファンレターを
    送って、まだ見ぬ相手に(ドラマでは一度会ってますが)熱烈なラブレターを
    送り合って、わずか三ヶ月で結婚に至るという。

  5. つい しょうこ より:

     良子ちゃんのお母さん、娘がかぐや姫から帝へと役が変わったことでどうなるか?と心配しましたが、音ちゃんの「朧月夜」の熱唱に熱い拍手を送ってました。
     娘にプレッシャー欠けるのは、ひょっとして自分も同様に身内からプレッシャーかけられてるとか?
    とにかく、根っからの性悪ではないようで、ホッとしました。

  6. 名のる程の者ではございません より:

    寡黙な職人で最終的に「女、こども」を支えるため残留した本当は人情味がある強面の岩城さん、『花子とアン』の石炭王とどこか共通するキャラですね。演じる吉原光夫さんですが、「劇団四季」で数々のミュージカル出演のキャリアがある実力派、こちらもシェークスピアの舞台を得意とし当時知る人ぞ知る存在だった吉田鋼太郎さんと同じですね。ドラマ終了後もCMで共演したりと吉田鋼太郎さんが仲間由紀恵さんとのコンビ演出で誰でも知る存在になられたように、吉原光夫さんも二階堂ふみさんとのコンビ演出が今後の展開で増え、知る人ぞ知るから誰でも知る俳優としてステップアップしてくれたら嬉しいですね。

  7. 名乗るほどの者ではございません より:

    久々に「したたかな」薬師丸さんの演技見たなあ、『あまちゃん』の鈴鹿さん以来かな。薬師丸さんは若い頃には『セーラー服と機関銃』でマシンガンぶっぱなしたり『里見八剣伝』で最後の一矢を放ったりと強い役が多く、『三丁目の夕日』以降母親役が多くなった現在でも母親としての強さは演技上で継続なされていますが、年齢を重ねたからこその(『Wの悲劇』では大女優のスキャンダルの身代わりを担い主演舞台をゲットする役でしたが、したたかには成りきれない役でもありましたね)たまにみせる「したたかな」役が個人的には好きですね。笑いながらも目力は強い、契約書を片手の大逆転、見事に平田満さんを階段落ちさせましたね。朝からスカッとしました。

  8. オペラ座の怪人 より:

    今日はなんだか、良く分からない展開でしたなあ。
    契約書によると、契約打ち切りをすると、違約金?
    それはよかった。

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    でも、職人さん1人、
    戻ってきてくれて、これもよかった、
    けど、1人で何とかなるの?
    ってか、この人がこれからキーパーソン?

    ( ̄。 ̄)(* ̄。 ̄*)

    あと、竹取物語だけど、
    子供の顔は、なかなか、見分けがつかないけど、
    音ちゃんが、かぐや姫になったんですよね。
    で、本来の、かぐや姫の子が
    自動的に、おじいさん2、に替わったんじゃ「ない」ですよね。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    あと、今日で今週は、おしまいだけど、
    次週予告はないの?
    明日土曜日の、
    今週の「エール」の最後に次週予告があるのかしら?

      

    おしまい

  9. 丹善人 より:

    學藝會当日になっての急な役交替。音ちゃんはおそらくすべての台詞を頭に
    入れてるから大丈夫でしょうが、かぐや姫から帝に変更した子、大丈夫
    なんでしょうか。さらには帝から変えられた子もいたはずで(お爺さん2に
    なったのかな?)、家の人も楽しみにしていたはずなのにね。

    しかし、今週で子役が終わりというのは寂しいですね。2週間の子役期間
    とは言え実質1週間ずつだったので、もう少しあってもよかったような。

    ちなみに今週亡くなったお父さん、数週間後には幽霊で再登場するみたいな
    話を聞きました。朝ドラは幽霊好きですね。

  10. よるは去った より:

    音「何してんの・・・・・!?」
    新平「仕事あるてえから戻って来たんだ・・・・・。」

    二人のガチンコも今後の見どころ?

  11. アーモンド より:

    学芸会大成功!
    音はやはり良子にかぐや姫の代役を頼まれましたね。良子の厳しい母親が良子がかぐや姫でないのを見て、どんな態度をとるか気になってましたが、音の透き通るような歌声に、最後は拍手してましたね。
    良子には悪いが、かぐや姫が音でよかったかも。

  12. よるは去った より:

    光子「目の前で人が死んでいくのに・・・・・なあんも出来んかったって・・・・・・・。」

     そうだったんですね。
     安隆父さんの「やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良い。」は日露戦争でのつらい体験から来ていたわけですね。

  13. アーモンド より:

    先週から今週にかけて、裕一、鉄男、音と家業にピンチが続きましたね。
    男尊女卑の時代?大黒柱を失った関内家は、職人が次々辞めていき、取引先も失いましたね。
    いいお父さんだったのに、これもロスが起きそう。
    スカーレット同様父親が他界するという設定。しかもスカーレットよりかなり早く。
    まだ子供たちが幼いのに。
    しかし、遺された家族だけで立ち直るんですかね?

  14. アーモンド より:

    なんかこの週は音が主役ですね。
    音は、ひょっとしたらかぐや姫の代役?
    でも本来のかぐや姫の良子は、緊張でお腹こわすなどの体調不良で倒れてしまったのかな?プレッシャーをかけた良子の母親が悪い?。
    でも皆子供ながら、色んな災難がふりかかるなんて。
    そして子役の子達可愛い。子役ロスが起きそう。

  15. おたかちゃん より:

    「蒲田行進曲」といえば、一昨年の大河「西郷どん」で風間杜夫さんと松坂慶子さんが西郷隆盛の両親役、平田満さんが大久保利通の父役で共演し、話題になりました。皆さん若い時から活躍されて、今や重鎮ですね。

  16. 名乗るほどの者ではございません より:

    あまり共感されないと思いますが、今週は平田満さんがゲスト出演されることが個人的には嬉しいです。同一シーンには出ませんが、大好きな映画『蒲田行進曲』で階段落ちを演じた銀ちゃんとヤスが同一ドラマに出ることが感慨深いです。