カフェーの女給になる音 / エール 第42回

2020年5月26日(火)第9週「東京恋物語」

あらすじ

記念講演のプリマドンナ役の最終候補の二人に音は残ることができました。しかし、審査員の双浦環は音に対して厳しい言葉を投げかけました。音の歌からは何も伝わってこなかった。今の音の表現力では、千鶴子に勝つことはまず無理だと言い切ったのです。

双浦環の言葉によって音はショックを受けました。自分には才能がないといら立つ音に対して、久志と恵はアドバイスしました。音の歌から何も伝わらないのは『椿姫』の主役・ヴィオレッタへの理解が浅いからだと。

久志と恵のアドバイスを受けた音は『椿姫』の主人公の気持ちを理解するために、カフェーで女給として働きたいと言い出しました。恋愛小説を読んで学ぶよりも、男女の社交場で実際に学んだ方が早いと考えたのです。

ほどなくして音は、木枯の紹介によって一週間だけカフェーで女給として働くことになりました。裕一はカフェーで働きたいという音の願いを許すものの、そのことを悔やんでいました。一方、福島では鉄男が上京する計画を立てていました。

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予習レビュー

裕一くんと音ちゃんの新婚時代。二人が初めて夫婦ゲンカをするきっかけとなったカフェーが再び登場します。

音ちゃんがそのカフェーの女給になる。そんな設定のもとで、です。

裕一くんが木枯くんに連れられて行ったカフェー。今で言うならばキャバクラに限りなく近いお店かと思います。

だから音ちゃんは真剣に怒ったわけです。裕一くんがカフェーに行ったことを。

今度はそのカフェーに音ちゃんが女給として働くことに。女給として働く「大義」はありますが、裕一くんは夫として妻の決意をどのように受け止めるのか。

ただでさえ裕一くんはカフェーがどのようなところかよ〜く知っているはずです。

さらにこれは推測ですが、あの木枯くんのこと。裕一くんをカフェーに誘ったのは一度や二度では収まらないはずです。

音ちゃんがカフェーで働くと言い出す際の裕一くん。しっかりと微妙な気持ちを表すリアクションを見せてくれることを期待しています。

感想

大将の物語

大将の物語が動き始めました。

そして、双浦環から厳しい言葉を投げかけられた音ちゃんの苦悩よりも。音ちゃんがカフェーで働くことを許した裕一くんの後悔よりも。

大将の物語の始まりにすべてを持って行かれてしまいました。

福島に戻った大将は、再び東京に行くので休みを欲しいと上司に報告。しかし、この度、大将が東京に行くのは裕一くんに呼び出されたからではありません。

東京で「何か」を突き止めたのでしょう。

前回、裕一くんに呼び出されて上京した折、裕一くんたちと別れた後、大将は東京で何かを探している様子でしたから。

そして大将自身が、東京に用事があるとも言っていたので。

一方、大将が勤めている新聞社の社長の令嬢は、大将に熱い眼差しを注ぐ。しかし、そのことに大将は困惑する表情しか浮かべない。

大将が繰り返し東京に出向く謎。そして、性格も悪くはなさそうで美人でもありおまけに社長令嬢という、そんな女性から好かれても困惑の表情を浮かべる大将。

大将の謎に満ちた行動や態度、次回あたり回収されるのでしょうか。

一方で、カフェーの希穂子ちゃんが再び登場。

前回に引き続きフラグでいっぱいの『エール』第42回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

今日の最後、環さんの、「最終選考で勝つのは難しいでしょうね」客観的事実を言ったのみなのか?(オペラ座の怪人さん:41回)
客観的事実を言ったのだとブログ主は思いました。

2位にはなれても1位にはなれない。それが今の実力だ。足りないものは何なのかを見つけよ。そして、それを自分の中につくることができなければ最終選考では選ばれない、と。

双浦環先生。なかなか厳しい方ですね。しかし、現実を直視させる優しさとも言えますね。

成果を上げると途端に媚び出す廿日市さん(魁光さん:41回)
裕一くんと木枯くん。二人の若き作曲家が「大御所」と呼ばれるようになったころの廿日市さんの態度が楽しみでなりません。

どんな態度になるのか想像はつきますが。本当にわかりやすい方です。

この問題は完全にはまだ終わっていなかったようです(魁光さん:41回)
音楽を商業として捉えるか自己満足で捉えるかという、二者択一の問題。これを解決するのは裕一くんと音ちゃん。どちらが先になるんでしょうね。

やっぱり商業音楽の世界にいる裕一くんが先に解決することになるのでしょうか。

匂わせ感満載の月曜日(丹善人さん:41回)
放送回数が週6回から週5回に減らされたことで1回あたりに詰め込められる情報量が格段に増えましたね。

匂わせる月曜日。匂わせるための情報の詰め込み具合がこれまでの作品よりもアップしているような気がします。

音楽学校でのオーディション。本物の歌手をそろえたんでしょうね(丹善人さん:41回)
音楽学校の選考会。おっしゃる通り本物の歌手を揃えたんでしょうね。本物の歌手ではない女優さんにとっては大変なプレッシャーがかかる場面ですね。

映画『火火』で『スカーレット』リアル喜美子さんの弟子役(名乗る程のものではございませんさん:41回)
カフェーのママ役の女優さん。そんな役をこなされているんですか。『スカーレット』だと三津ちゃんが一番近い役ですね。

とは言っても武志くんが病気になったときには三津ちゃんはもういませんでしたが。

音「歌って楽しいな・・・・・・。」ぐらいのレベルでは「まだまだ・・・・・・。」なのかもしれませんね(よるは去ったさん:41回)
自分が楽しいだけでは、それは趣味というものですからね。聴く人に喜んでもらう。それがプロを目指す者の最低限の心がまえかもしれません。

『ちりとてちん』の草若師匠が「落語はお客さんのためにある」という意味の言葉を口にしましたが、音ちゃんにせよ裕一くんにせよ、そこを問われているのかもしれません。

雨中での学徒出陣の壮行会の映像、早稲田の学帽(角帽)を被った学生の姿、何度見ても涙が出ます(よしけんさん:41回)
先だっての早慶戦の場面。グランドでプレイしていた若者たちも観客席を埋め尽くしていた早慶の学生たちも、その数年後には同じ場所で涙の旅立ちを経験することになる。

そんなことになろうとは夢にも思っていないであろう若者たちの気持ちを思うと涙が出ます。

鈴鹿ひろ美さんを彷彿(偽君子さん:41回)
音ちゃんと環さんの関係。『あまちゃん』のアキちゃんと鈴鹿ひろ美の関係に通じるものがありますね。

『山田姉妹』という音大卒双子ソプラノデュオの妹(名乗る程のものではございませんさん:44回)
そんな姉妹がいたんですか!?おっしゃるとおり『モスラの唄』を姉妹に歌わせたらピッタリでしたね。

それとも『モスラの唄』ではサプライズが準備されているのかも、です。

半襟からして赤と黒の市松模様(つい しょうこさん:41回)
双浦環さんの激しすぎる色づかいを見て黒澤明監督作品『乱』の衣装を思い出しました。原田美枝子さんの衣装がどれもこれも目が覚めるような色づかいでした。

逆ギレしなかったのは賢明(偽君子さん:6週)
裕一くんは安易に逆ギレするタイプではないですからね。でもこの先の展開の中で、本格的に行き詰まったときに、まさかの態度を示すことで行き詰まりの深さが強調されることになるかもしれません。

何かというと裕一をカフェに連れていく夜のスナフキン木枯君(還暦のたつおさん:41回)
木枯くんは、普段からかなり頻繁に裕一くんをカフェーに誘っていそうですね。木枯くんが誘った際に裕一くんが「今日はちょっと・・・」と断った言葉を聞いてそう思いました。

最初からうまくいかないものですね(アーモンドさん:41回)
最初の失敗。そして、うまくゆくまでの試行錯誤の経験がその後の成長の糧になるのかもしれません。

名曲の紹介(アーモンドさん:41回)
情報のご提供ありがとうございます。

http://www.i-fukushima.jp/tokushu/archive/2015/23163/#j

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コメント

  1. 文月 より:

    ちなみに,「モスラの歌」を映画版で歌入れしたのは,ザ・ピーナッツのほかには。
    今村恵子、大沢さやか(ともに東宝芸能所属)第3回シンデレラオーディションのGP&審査員特別賞
    小林恵、山口紗弥加(A-team,FLaMme所属)
    大塚ちひろ、長澤まさみ(ともに東宝芸能所属)第5回シンデレラオーディションのGP&審査員特別賞
    松村さち子(詳細不明)
    という具合
    ちなみに上白石姉妹は,第7回シンデレラオーディションのGP&審査員特別賞

  2. 丹善人 より:

    今週、音ちゃんは未知の世界をいろいろ体験して、壁を乗り越えるらしいですが、
    その間、圧倒的な違いを見せつけていた本命さんは、何もしないで越えられて
    しまうのでしょうか。彼女も越えられることで一皮むけるのでしょうか。

  3. 文月 より:

    ブログ主どの
    もう,『モスラの歌』に深入りするんですか?

    「モスラの歌」は上白石姉妹しかないかなと思ってました。
    (どうも「唄」ではなく「歌」がリアル版のようです)

    萌音のほうは,NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』最終回でドラマデビュー
    映画『舞妓はレディ』では,ミュージカル風の演出を受け,歌を披露しています。

    萌歌のほうは,NHKのアニメ主題歌で歌手デビューし,映画『ナラタージュ』では「adieu」(アデュー)名義で野田洋次郎 作詞・作曲の主題曲をリリース
    大河ドラマ『 いだてん〜東京オリムピック噺〜」に出演はごぞんじのとおり。

    自宅では,頻繁にアカペラで二人でハモっていることは,A-STADIOで紹介されていますし・・
    そして,二人は第7回「東宝シンデレラ」オーディションの入賞者
    『モスラ』は,東宝制作の怪獣映画です。

  4. オペラ座の怪人 より:

    今日は、くだらない小芝居を、
    野間口さんと仲さんが、また、
    思いっきり、くだらなく演じていて、
    そのくだらなさが素晴らしかった。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    音ちゃんも、東京に出てきて1年。
    もう未成年ではないんでしょうなあ。

    ((( ̄へ ̄井) Σ( ̄皿 ̄;; ( ̄ヘ ̄メ)

    おしまい

  5. よしけん より:

    今日の放送は、純粋に笑えました。
    二階堂ふみさんは、凄い女優ですね。
    ヒロインなのに、あそこまでの演技をするとは!
    コメディができる、コメディが似合うのは、紛れもなく大女優の素質大。
    今後の朝ドラの(単独)主役のヒロインや大河ドラマの主役としての演技を見たいです。

    それから、野間口徹さん、
    脇役として多くのドラマに出演され、ほとんど嫌味な役。
    最初は正直嫌いでしたが、いつしか気になる俳優さんとなり、
    NHKのバス旅での素顔を拝見して、
    好きな俳優さんに部類に入ってきました。

    本ドラマの役は、普通に本当のいい人のようで、最近は毎日登場、今後の出番も多そうなので、楽しみです。

  6. 偽君子 より:

    >安易に逆ギレするタイプじゃない
    た、確かに・・・(笑)。
    しかし本作、ちょっと怖いですね。というのは、とにかく明るく軽い場面と、緊迫した重苦しい場面が両極端で、それが頻繁に切り替わるじゃないですか。むろん本作がダメというわけではなく、むしろその点も含めて気に入っていたりもするんですが、あんまり感情移入しすぎると、グッタリと疲れてしまうことも・・・。まぁ、まるっきりの徒労ではなく、後々で喜びが大きくなるというメリットはあるんですよね。

  7. よるは去った より:

    裕一「あ~僕はバカだ・・・・・・大バカだ・・・・・・。」

     裕一君がコーヒーの中に角砂糖を放り込む(全部で6個も)音がドレミの音階を奏でているのが可笑しかった(≧▽≦)

  8. 丹善人 より:

    裕一君がカフェに2回目言ったことを、しっかり音ちゃんには
    しっかりばれてりましたね。選考会が近いから、気づいていても
    今喧嘩するときではないと自重していたんでしょうか。
    逆に脅しのネタになりましたが。

    音ちゃんの結婚にも大きな障害があって涙にくれた時もあったけれど、
    自力で壁をぶち破ってきたから、身を退くことが想定にないようで。
    裕一君は二者択一に迫れて身を退く経験もあったけれど。それもふくめて
    音ちゃんには理解できないまどろっこしい状況でしょうね。
    技術的には問題が少しもない音ちゃんが一皮むけることは、
    先週の裕一君が一皮むけるのと呼応しますね。二人とも天才肌なんだ。

  9. 魁光 より:

    先週裕一が乗り越えた全く同じ壁を今度は音ちゃんが乗り越える番になりました。
    裕一との違いはウジウジせずに高すぎるその行動力で打開策を見いだそうとしたこと。
    カフェーで働くのは思い切ったことをしましたね…。
    見事に裕一の弱みを握りました(笑)

  10. よるは去った より:

    音「裕一さん・・・・・・この間またカフェーに行ったでしょ・・・・・だからお願い・・・・・・。」

     ん~音ちゃんが気づいてないわけなかったか・・・・・。
     まさかこんな形で回収されるとは。
     夫としては超複雑な心境ですな裕一君。

  11. 魁光 より:

    完全にこの椿姫のストーリーは鉄男くんと希穂子さんのこの週の行く末を暗示してますね…。
    前に鉄男くんは吟ちゃんと結ばれると予想しましたが、こうなったら鉄男くんは例え振られても希穂子さんと結ばれて欲しいと願っています!

  12. 魁光 より:

    絶妙な戸惑った棒読み演技とオーバーアクションの演技のバンブー夫妻の対比がツボでした。
    特に朝ドラ出演6回目の野間口徹さんの演技力が光りましたね(笑)

  13. よるは去った より:

    環「どこまで役を理解している・・・・・?」

     やはり、「役の性根」でしたか。

    音「つまり・・・・・その・・・・・・?」

     じゃダメかも知れないですね。