2020年6月2日(火)第10週「響きあう夢」
あらすじ
ある日、木枯は高梨一太郎という作詞家を裕一に紹介しました。高梨は、木枯のヒット曲『酒は涙か溜息か』の詞を書いた作詞家でした。そして裕一の作曲した『福島行進曲』を聞いて感激し、裕一に作曲を頼みたいと考えていたのです。
高梨が書いた詞『船頭可愛いや』の作曲を裕一は引き受け、程なくしてその曲のレコード化が決まりました。しかし廿日市は裕一に釘を刺すことを忘れませんでした。これが最後のチャンスだ。このレコードが売れなければ契約は解除だと。
廿日市は、裕一の2枚目のレコードのための歌手に若い芸者を起用すると宣言。当時、芸者を歌手に迎えることが流行していたのです。しかし録音当日、廿日市が連れてきた藤丸と名乗る歌手は、芸者でなく下駄屋の娘でした。
本物の芸者を雇うのは高くつくことから、廿日市が手配した下駄屋の娘の歌声は裕一を驚かせるほどの美声でした。しかし『船頭可愛いや』のレコードも売れませんでした。契約金の一括返済を求められ古山家は危機を迎えるのでした。
復習レビュー:コメントへの返信 by 朝蔵
このエピソードのフラグでしたね(魁光さん:47回)
芸者を呼ぶのは高くつくということを廿日市さんが学習する機会がしっかりと描かれていたわけですね。
森七菜さんも副音声に慣れてきたんでしょうか?ツッコミスキル全開(魁光さん:47回)
これまでの副音声の中でもっとも鋭くツッコミを入れてきますね。キャラクターの中で梅ちゃんは一番頭の回転が早そうなので納得のツッコミです。
これから先出ずっぱりになるとは思いもしなかった(丹善人さん:47回)
ブログ主も藤丸ちゃんは一回限りとばかり思っていました。その後の展開を知ってから今回を見ると、藤丸ちゃん、存在感ありますね。
この夫婦の音楽活動での壁の本質を的確に表したセリフ(魁光さん:47回)
古関家の夫婦の音楽家としての限界は、今後の成長を際立たせるための素材として強調して描かれているのかもしれませんね。
コメントした辻田真佐憲氏の最新記事(魁光さん:47回)
自己承認欲求が十分に満たされていない人の匂いがする記事ですね。
レコード会社じゃなくて映画会社や劇場を回ればよかったんじゃないか?という気がしてきました(たいとうみほさん:47回)
マーケットを横にずらしてポジションを取るという高度なマーケティング。それが職業であるはずの廿日市さんでも思い浮かびませんよ。(笑)
漁師を想う恋人(嫁)である女性の心情の曲(知らんけどさん:47回)
『船頭可愛いや』の意味。ちょうだいしたコメントではじめてわかりました。ありがとうございます。
鉄男と藤丸ちゃんなら絶対お似合いのカップル(還暦のたつおさん:47回)
希穂子ちゃんとの再会の希望を持たせるためにプリンスと藤丸ちゃんをくっつけたのかもしれません。
何度も映画ドラマにリメイクされた『肉体の門』(知らんけどさん:47回)
曲名を聞いても思い出せずにいましたがこの映画のタイトルを見て思い出しました。あの曲が福島三羽ガラスと繋がるとは驚きです。
予習レビュー
前週の後半に裕一くんはようやく悲願のレコードデビューを果たしましたが、デビュー曲『福島行進曲』はヒットしませんでした。
そんな中でも裕一くんが2枚目のレコードを出すことができた理由。
それは、ヒット曲『酒は涙か溜息か』の作詞家・高梨一太郎が書いた詞に曲をつけたものだったからです。
さて、ドラマの中に登場する作詞家・高梨一太郎の実在モデルは高橋掬太郎。
函館日日新聞の新聞記者をしながら作詞した『酒は涙か溜息か』が大ヒット。昭和6年(1931年)のことでした。
そして、ドラマの中で裕一くんが作曲を手がけることになる『船頭可愛や』のリリースは昭和10年(1935年)。
ドラマの中でその歌を歌う歌手・藤丸の実在モデルは音丸。
ドラマの中の藤丸は下駄屋の娘ですが、リアルの音丸も実際に老舗の履物屋の娘。ファンから「」下駄屋の姉御」と呼ばれることもあったとか。
『船頭可愛いや』のリリース前年の昭和9年(1934年)に歌手としてデビューしています。
一方、リアル裕一くんとリアル一太郎くんがタッグを組むのは『船頭可愛や』が初めてのことではなくこの曲が発売される前年に『利根の小唄』がリリースされヒットしています。
感想
裕一くんのレコードが売れない理由
かねてより木枯くんは裕一くんの才能を高く評価していました。そして、作詞家・高梨一太郎もまた裕一くんの『福島行進曲』と『紺碧の空』を絶賛。
一方、裕一くんの才能を認めない、または理解できない廿日市さんは、コストカットのために本物の芸者ではなく下駄屋の娘を起用。
今回描かれた、これら二つの要素ではっきりとわかりました。裕一くんが売れない原因が。
どれほど商品が優れていても売り方を間違えれば商品は売れません。そのことは『まんぷく』で繰り返し描かれました。
同じ商品なのに売り方を間違えると全く売れず、売り方が正しいとヒット商品になるという現実を『まんぷく』が教えてくれました。
裕一くんのレコードが売れない理由。それは裕一くんの才能の問題ではなく、廿日市さんの売り方に問題があるのではないかと。
そしてものを売る才能がないことを木枯くんは見限ったのかもしれません。
大将とおでん屋の親父さんの密談
大将とおでん屋の親父さんの密談が回収されました。おでん屋が大将の職業になるとは。
しかし、雇われ新聞記者よりも時間を自由に使える上に、庶民の心に触れる機会が増えることも考えられるので、流行歌の作詞をするにはとても良い環境かもしれませんね。
コメントへの返信 by 朝蔵
お金を渡すシーン、裕一くんやっちまったなぁと。浩二くんがマジギレするのも無理はありませんよ。(偽君子さん:11週)
浩二くんは裕一くんに対して非常に複雑な感情を抱いていますが、一方の裕一くんは浩二くんに対して複雑な感情など抱いていない。
まして裕一くんは天然な性格。浩二くんの気持ちをあまり深くは理解していない。
この兄弟の感情のギャップに裕一くんはまったく気がついていない。それが、そもそもの裕一くんの間違いでしたね。
または弟の気持ちはある程度はわかっていたけれど、大好きなお父さんが大変なことになっているのを知って、弟の気持ちにかまっているどころではなくなったのかもしれません。
実際のドラマではどのように描かれるのでしょうか。
良くも悪くもKYなところが裕一くんを裕一くんたらしめてるとも言えます(偽君子さん:11週)
もし裕一くんが空気を読める性格だったら、商業学校を留年することなく真面目に通って卒業し家業を継いだか。
あるいは川俣銀行で真面目に勤務し茂兵衛さんの跡取りになる道を選べ、国際作曲コンクールへの応募もしなかった。
結果として今の裕一くんはなかったでしょうね。
千鶴子ちゃんも、その「何か」を自分なりに伝えたかっだけど十分に伝えられなかった(よるは去ったさん:46回)
千鶴子ちゃんはその「何か」を、技術を磨き上げることで伝えようとしたのかもしれませんね。そして才能のある千鶴子ちゃんのこと、技術だけに頼ることの限界を深く理解したのではないでしょうか。
売れてない作曲家の推薦をコロンブスレコードに受け入れることは限りなく厳しいでしょう(魁光さん:46回)
売れてない作曲家の推薦であることに加えて、期待していたのにまったく売れなかった『福島行進曲』の作詞家ですからね。
相変わらず空気が読めない裕一くんでした。
千鶴子さんがその場にいた面々の中で唯一黒い服でした(魁光さん:46回)
ブログ主もそこが気になりました。しかも、これまでにも増して思い詰めたように見える表情が黒い服によって際立っていました。
福島での、約束された未来を捨てて、夢を追って、東京にやって来ちゃったてつお君(オペラ座の怪人さん:46回)
社内での将来は確実に約束されていたにもかかわらず、その会社を辞めてしまうなんて。どれほど窮屈な思いをしていたのか、その描写を見てみたかったです。
前週末の最後の新聞社の場面。大将は普通に仕事に励んでいたので、今回の大将の言動にはギャップすら感じました。
お腹を押さえながらの登校は予兆かも(丹善人さん:46回)
音ちゃんがお腹をおさえる仕草。あれはやっぱり妊娠の予兆でしょうかね。本人は異変を感じているものの、異変の正体はまだわからない。そんな段階かと。
ご本人のツイッターのクランクアップらしき画像(boxster981さん:46回)
前作『スカーレット』のとき、ヒロイン喜美子ちゃんとハチさんの離婚説が浮上したころに、ハチさんが『あさイチ』に出演。
『あさイチ』に出演するのはクランクアップの証。離婚後の喜美子ちゃんとハチさんの再会はもうないだろうとまで言われていました。
しかし実際は二人は関係を再生。大将と希穂子ちゃんもそうあってほしいです。
子供達が通学した中学校の校歌の作詞家の方でした!(かえでさん46:回)
それはすごいですね!中学校の校歌、お子さんたちにとっては単なる思い出を超えた存在になりますね。
カラオケがなかった時代で酒場にて流しの方々にとってはありがたい曲だった(名乗る程のものではございませんさん:46回)
ドラマの中の木枯くんが、作曲家の先生というよりは流しの歌手みたいな風情なのは、戦後に木枯くんが再評価されることのフラグなのかもしれませんね。
一番売れた地方小唄って『東村山音頭』だと思うんだ(名乗る程のものではございませんさん:46回)
間違いなく『東村山音頭』の人気は圧倒的なはずですね。ブログ主の出身は残念ながら東村山ではありませんが、住所は「一丁目」でした。
だから子供のころは「イッチョメイッチョメ、ワオ」の部分を聴きながら、いつも誇らしく思っていました。
おでん屋の親父さんは鉄男君に、どんな相談を持ちかけたのか?(つい しょうこさん:46回)
そこをすっかり忘れていました。おでん屋の親父さん、決して悪い人ではなさそうなので変な相談ではないと思うのですが。
重石は部室にあるスピーカー(大人一人分くらい)でした(1013さん:46回)
そんなに重たいものを乗せて、腹式呼吸どころか窒息したりしないんですか?(驚)
廿日市とそりが合わないままだったのかも(還暦のたつおさん:46回)
木枯くんが売れるようになって、木枯くんは廿日市さんとますますそりが合わなくった。そんなことも考えられますね。
すでに売れっ子となって気持ちに余裕のある木枯くんから見て、廿日市さんは作曲家の才能を見抜く力を持たない御用聞きにしか見えないかもしれません。
高二の時だったと思いますが我が校は早稲田大学の応援団に応援指導をしてもらいました(ちゃーちゃん:回)
それはまた素敵な体験をしましたね。田中くんたちの後輩から直接の指導をしてもらったなんて、本当に贅沢な体験です。
鉄男は上京早々行きつけになった屋台のおやじと仲良くなりましたね(アーモンドさん:46回)
元新聞記者だけに人の話を聞くのが上手なんでしょうね。聞き上手だからすぐに仲良くなれる。
廿日市も慰留出来なかったのかな?(アーモンドさん:46回)
売れっ子の作曲家の移籍なので、廿日市さんレベルでなく経営レベルでの決定があったのかもしれません。
木枯が裕一に高橋という作詞家を紹介した場所(アーモンドさん:46回)
カフェーで接待したら女給さんが出てくるので、大切な話ができなくなるのではないか。そんな心配をしながら見ていました。
魁光さんの辻田氏の記事に関連して:
ご意見にほぼ賛同しています。実名を使う歴史ドラマですら史実(通説)通りなのは稀なことが現実ですから史実に忠実である必要はない。史実通りならばドラマである必要はなくドキュメンタリーにすれば良い訳で、実際古関氏については歴史番組のコーナーでかなりのフォローが成されています。ただ辻田氏同様の誤解がこのブログのフォロワーにすら多かったのも事実。それも踏まえ辻田氏には「これはスピンオフではなくアナザーストーリーと紹介されていた」と一言いえば的確であったと思います。スピンオフとは「派生により生じた副産物など」を指すがアナザーストーリーには「本編とは別の、部分を描いた、話」との意味があります。12週やその翌週は重要なアナザーストーリーであったと思います。私自身は史実との違いを楽しみたい派で気になったら調べて違いに制作意図を推理して倍楽しんでいます。ちなみに制作局には「アナザーストーリー」という番組すらありますが、そちらも描きたいテーマを複数視点から立体的にあぶりだす手法には秀逸なものがあると思います。
『星の流れに』『岸壁の母』等の曲を歌った菊池章子さんが初めてお付き合いした大人の男性が伊藤久男さんというのは結構有名な話ですが、藤丸ちゃんは音丸さんモデルを再開後終了し菊池章子さんモデルにシフトして戦後『星の流れに』を歌ってもらえることを期待、一応お付き合いされていたという史実は踏まえてますよね
『りんごの唄』『青い山脈』と対極にある曲ですが敗戦後を象徴する曲であり食っていく為にパンになった女性の哀と怨の曲、何度も映画ドラマにリメイクされた『肉体の門』で必ずといっていい程使われる曲、「こ~んな女に~誰がした~♪」は意味も分からずに子供までが口ずさんだ大ヒット曲、カバーもかなりされています(個人的には、藤圭子さん、ちあきなおみさん、八代亜紀さんのカバーがお勧めです)
「下駄屋を馬鹿にすんじゃねえ!」鉄ちゃんかっこいい!ブースにいる藤丸ちゃんのにこの鉄男の声が届いていたら、絶対、藤丸ちゃんは鉄男に惚れてたのに。あろうことかプリンスとくっついちゃって。鉄男と藤丸ちゃんなら絶対お似合いのカップルだと思ったのに、鉄男に幸あれ。
先ほどの歌詞解釈の追記
歌詞の「潮風夜風」「波まくら」から夜の海上に佇む船上で寝ていることは分かりますね、海の男=鳥羽一郎山川豊兄弟の世界という先入観が初動解釈のバイアスになりました
大海に漁に出ている漁師を想う恋人(嫁)である女性の心情の曲、古関さんの自伝から
なお可愛いは当時は愛しいと同じ意味
え~!!(゜ロ゜ノ)ノ
船頭は可愛い若い女性と思っていたし、漕いでいるのは渡し舟だと思っていた
というか『福島行進曲』と同じく歌詞が伝わり難いかなと個人的感想、後年にリアル高梨先生の出された『ここに幸あり』の歌詞はおもいっきり伝わるものがあるんだけど
留学中止で意気消沈の裕一君を立ち直らせるべく音ちゃんが音楽の仕事を探した時、レコード会社じゃなくて映画会社や劇場を回ればよかったんじゃないか?という気がしてきました。劇場で座付きの音楽家を抱えている場合もあるし、正確な事は不勉強で知りませんが映画は戦前だと社員として専属作曲家が劇伴を作ってはいなかったろうか、と思いつきましたので。売り上げの多寡が明白なレコードと違って劇伴なら、音楽自体に当たり外れはない。映画や芝居がヒットしたか否かですから。それに劇伴は西洋音楽の基礎がないとできないでしょう。流行歌よりもずっと裕一君には向いていたような気がします。古関裕而氏より一回り下の「ゴジラ」音楽の伊福部昭さん、あの方も海外で行われたコンクールで、音楽の学校には行かず公務員をしながら独学で優勝にこぎ着けて、戦後に公務員をやめた後映画音楽を手掛けた、とのいきさつがあります。
過去にコメントした辻田真佐憲氏の最新記事がありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eda8fa1ab6148f4be52186189e5591bf49b9441c
正直読んで辻田氏には大いに失望しました。
安隆さんがクリスチャンなのに白装束なのかという今更な話題を引っ張り出してきました。
そもそも辻田氏は死後の世界をこの目で見てきたんでしょうか?遊び心を理解出来ていませんね。
『12週の冒頭では「突飛な設定や裕一と音の出ない回もありますが」などとナレーションが入る。しかし、そんな言い訳をするくらいなら、はじめから無理なスピンオフなど止めておけばよかったのである。』
と述べていますが、
12週の持つ意味は前半部分の疑問点の解決と後半に向けてのフラグの構築で「前半と後半の重要な橋渡し」であり、ただ箸休めのスピンオフではない非常に重要な役割があったと思っています。
それを整合性が取れないからスピンオフはやめろは暴論です。この方朝ドラを表面上でしか見ていないんでしょうか?
『これだけ史実を都合よく利用しておいて……』
いやいや。史実も重要ですが、そのまま取り入れてみんさい。
ドラマには到底流せないとこも多々出てきますよ。
それをそのまま垂れ流したら「朝流すドラマかこれは!」という「純と愛」状態になりますよ。
都合よくではなく視聴者に分かりやすくする為に工夫しているんですよ。
海外の料理を日本人の口に合うようにアレンジしているのと同じように。
自分が古関先生の著書を出していることでいかにも僕は詳しいですよとマウントでも取りたいんでしょうか。
彼も野暮な「#萎えーる」勢でしたか…。ガッカリです。
裕一「どっちかに気を取られっと、どっちかが疎かになる」
この夫婦の音楽活動での壁の本質を的確に表したセリフでしたね。
自分の音楽に固執し、聞いてくれる人への気持ちが疎かになった裕一と歌っていいなという気持ちに対して肝心の歌の中身が理解できていなかった音ちゃん。
性格や思考は生まれ持ったものなので根元から変えるなんてなかなか出来ないでしょうから、問題はどうやって向かい合うかですね。
藤丸さん登場。
まさかこの時には、これから先出ずっぱりになるとは
思いもしなかった。
梅ちゃん「お姉ちゃん。これ裕一さんのお菓子食べたの?ていうかなんで裕一さん気づかんの?」
「ベートーベンの石膏像に手を合わせても意味ないから」
森七菜さんも副音声に慣れてきたんでしょうか?
ツッコミスキル全開でテンポの良さも光ります(笑)
「そうよ。廿日市さん言ってやって!」
廿日市さんに同調するのは意外でしたね。
「負けたらいかんって。ヴィオレッタお姉ちゃん頑張り!」
「黒光イズム」を連想するセリフもあって、生活は違えど姉妹なんだなと(笑)
前コメントしたコロンブスレコードに出入りしていた芸者さんの件。
芸者を呼ぶのはお金が高いから下駄屋の娘を呼んだ。
このエピソードのフラグでしたね。
細部まで伏線が張り巡らされているので、気が抜けませんね(笑)
木枯くん、裕一くんに作詞者紹介してくれたりと何かと関わってくれますね
同じ木枯しでも「あっしには関わりのねえこって」の紋次郎とはえらい違いだわ、もっとも中の人は政治活動始めてからいろんなことに関わり(過ぎ)ましたけどね(笑)
と、こんなこと考えていたら気付きました
『みんなで星影のエール』で見上げて歌う岩城さん役の吉原光夫さんに感じた既視感は『木枯し紋次郎』の主題歌歌う上條恒彦さんのそれだということに、胸のつかえが取れました
録音技師の小山氏の役を演じているのが「柔道一直線」「刑事くん」の桜木健一さんですよね。
かなり重要な役になるでしょうね。
おでんの屋台のおやじが鉄男に相談する内容、私は、「うちには年頃の娘がいるのだが….」と失恋した鉄男に縁談の提案を期待してました。
音は腹式呼吸?の練習のしすぎで、腹筋を痛めた?本なんか腹の上に載せて。でも妊娠が近いから胎児に影響しない?この後、音は体調崩しますよね。影響した?
環は、何かお腹の子が例え流産しても舞台に立て、というようなこと言ってたのかな?今だとハラスメントでしょう。
突如、現れた期待の新星、藤丸ちゃん。無名なのに、抜群の歌唱力と可愛らしさ。うまく売り出せば大物になる可能性大、さしずめ M でゆうと AYUでしょうか。ところが、彼女にとって不幸だったのは、プロデューサーが、マックスマサではなくて社畜リーマンの廿日市だった事です。普通なら、彼女のような新人は、実績のある作曲家と組ませて、いろんな話題作りをしつつ売り出すのが普通ですが、実力はあっても実績にない裕一と組まされました。廿日市の事です、どうせろくすっぽプロモーションもせずに放りっぱなしにしていたのでしょう。これでは、いくら曲が良くても売れる訳ありません。恐らく、廿日市は、大物相手だと獅子奮迅の活躍を必要以上にしていたのでしょうが、若手相手には手抜きし放題、パワハラし放題です。絶対絶命の裕一。負けるな裕一。がんばれ鉄夫。久志は今のところそのままでいいや。
続きです。
音楽学校の女子学生達からも人気絶大な“プリンス”こと久志くん…結構芸者さんの事にも詳しそうですね。(親が政治家(議員)という事もあるのかな^^;)
芸者と聞いて目の色が変わった久志くんを見たら、女子学生達は一体どのように思うのでしょうね?…幻滅するか?それとも彼のウィンクの目力で許してしまうのか?(^^;)
その久志くんを演じておられる山崎育三郎さんの事を、恥ずかしながら当方は本作で初めて知りました。元々はミュージカル界で活躍され、更に映像作品に進出されて活動の幅を広げておられる方なのですね。
先日放送された『土曜スタジオパーク』でゲスト出演されていた山崎さんを初めてじっくり拝見しましたが、「山崎さん、正に見る人を楽しませる根っからのエンターテイナーだな~!」と思いながら見ていました。
これからも引き続き幅広いご活躍を期待したいです。(^^)
随分ご無沙汰しております…お久しぶりです。(率直に申し上げて…今作は面白いのか否か?いまだに掴み切れないというのが個人的に感じている本音です。「ドラマなの?それともコントなの?」と突っ込みたくなってしまう時が多々あるものでして…f^^;)
「芸者さんに歌ってもらう事になった」「芸者!?…どこの芸者だ?向島か?」「新橋か?」「…まさか赤坂!?」
花柳界にも立地による“格付け”があるようで…(恥ずかしながら今回初めて知りました)。いずれも「東京六花街」に入る有名どころのようですが、その“格付け”の中でも昔からトップクラスだった新橋に対して、赤坂はいわゆる《新興勢力》(?^^;)だったようですね。
現在再放送中の『ひよっこ』の富さん、そして『なつぞら』の千遥ちゃん(彼女は神楽坂の置屋に引き取られ、養女にまでなりましたね)を思い出しました。
そして“大将”鉄男くんが営む事になったおでん屋を見ながら…思わずこれまた前々作『なつぞら』に登場したおでん屋「風車」を思い出しちゃいました。(^^;)
レコードが売れなかったのは、廿日市の歌手の選定ミス?タラレバですが、「福島行進曲」を久志が、「船頭可愛いや」をお金を惜しまず、一流の芸者に歌わせていたら。その証拠に「船頭可愛いや」を環に歌わせたら、売れたではないですか。
高梨も鉄男と同じ新聞記者からの転身だったのですね。コロンブスから専属できなかった鉄男は、屋台で働きながら、フリーの作詞家となるのでしょうか?
希穂子再登場は期待したいところですし、スカーレットの件もあるのでなおさらです。
とはいえ、スカーレットは原作相当があり、最終回までの関係者のストーリーが決まっていたでしょうから、あらかじめ撮りためておくこともできたんでしょうが、ほぼオリジナルのキャラクターの撮り溜めはどうなんでしょう。
朝ドラファンの声で予定していたストーリーが変わると、撮り溜めの映像が無駄になることもあるかと
エールは、オリジナル展開が結構あるのですが、実際の曲を計画的に挟み込んでいるようですし、当初の予定回数での放映の話が出来ているので、基本的なシナリオは最終回まで出来ているのでは?
とすれば、撮り溜めの展開も期待できそうにおもいます。
史実でもリアル鉄男さんは上京後に食べていく為におでん屋を生業としていた時期が2年程あります。因みに店は潰れますが、売り物のお酒をリアル鉄男さんが呑みすぎたからという『スカーレット』喜美子のお父ちゃんを思いださせるトホホな原因でした。「俺はスジは通す男だ」と言った幼少時代はどこへやら、しばらくは「トランプくん」という呼称が板についた鉄男くんを見ることになりそうですね。
環先生が音ちゃんに、自分の「椿姫」のレコードを渡していた件。一見「依怙贔屓」にも見えるが実際には、幼少時にきちんとした音楽教育を受けられたか、本物を見る機会があったかで、千鶴子さんと音ちゃんとの間には大きな格差があったはずで。その埋め合わせを環先生がしただけかもしれません。本人の素質以上に、才能を伸ばせるだけの教育を受けられる環境だったのか、理解はあったか経済力はあったか。乃木大将のそれも含めて、こういった分野にいたずらに「自己責任」を求めて、社会は結果的に有意義で大きな才能を殺してしまいかねないのだ、などという事を考えてしまいました。今の奨学金制度云々にまで波及する側面かもしれません。
録音技師の小山氏、もしかしたら今後裕一君の音楽活動を裏方として支えてくれる方なのか?との期待が今回、膨らみました。この方ももしかしたら、本当は音楽の何たるかをわかってないんじゃないかとの懸念を廿日市氏に抱いていたのかどうか。そして、裕一君が一皮むけたら大化けするとの確信があったのかどうか。淡々とした「(レコーディング)やるの、やらないの?」の言葉に、何というか、技術者の立場としてはいい作品ができれば外見的な事はどうでもいいんだけど、という誇りを感じました。
裕一「すごいよね・・・・・・・?」
鉄男・久志「すげ~・・・・・・・。」
およそ音楽に縁の薄いであろう世界にこういう素晴らしい人材がいたなんて三人とも予想外だったでしょう。
でも・・・・・・・・。
誉「いけなかったか・・・・・・・・。」
ですか・・・・・・・・・。
音ちゃんにとってつらい現実が待っていました。期待値で選ばれて、
期待を越えなければいけないのに、さらに厳しい現実がこの後
待ち構えていて。
音ちゃん回はこれでラストになるかもしれないので、2週連続
音ちゃん回になったようで。
昨日はおでん屋の主人が台詞も多かったし、何やら腹黒そうな
雰囲気で鉄男君に相談を持ちかけていたので心配でしたが、
そういうことなら納得。
廿日市さん、プロデュース能力は低いですね。本気で売るなら
最善を尽くさないと。元々そんな気はないのかも。秘書の人が
プロデューサーならもっと違った結果になっていたかも。
下駄屋の娘ちゃんが
芸大生の久志君もビックリするほど
歌がうまい、ってのは、なかなかでふ。
(⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)
しかし、売れなかったかあ!
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
おしまい
環さんめっちゃ応援してくれてるじゃん( ´•௰•`)ひょっとして音ちゃんにする後の厳しい選択は愛情の裏返しだったのかもしれませんね
音ちゃんと環先生との何気ない会話シーン。
暗に色んな音楽を聴いて視野をもっと広げなさいと言っているように感じました。
今後ある環先生のスピンオフ週への伏線でしょうか?
仮にコロンビアレコードをクビになっても今の裕一なら引き手数多じゃないでしょうか?
廿日市さんにこそ評価が悪いですが、鉄男くん、久志くん、木枯くん、田中くん、高梨先生など裕一と出会った人々はお世辞抜きで裕一のスキルを高く評価しています。
自由な社風のレコード会社に行けば、実力を発揮できるのではと思います。
昔の時代にマコプロみたいな会社があるかどうかですが…(笑)
藤丸さん役の井上希美さん、劇団四季出身で『美女と野獣』のヒロイン歴がある方。昌子さん役の堀内敬子さんと同じキャリアですね。因みに、私は世代的に「イノウエノゾミ」といえば井上望さんですね、現在エド山口さんの奥さん(モト冬樹さんの義姉)。今回、井上希美さんに関して検索した際、ついでに井上望さんの過去の曲を聴いてみましたが、当時は気づかなかったのですがかなり上手くて藤丸さんの歌声を聴いた福島の三人なみに驚きました。
高梨一太郎の名を聞くやいなや表情が一変した廿日市さんとあかねさんの表情が一変。
太いものに巻かれろ精神はあまちゃんのときと変わっていなかったですね。
渥美清さんが古賀政男先生役を演じた「幾山河は越えたけれど」では高橋掬太郎先生役を演じたのは柳生博さんでした。
柳生博さんは朝ドラの以前の作品の「いちばん星」では野口雨情先生役を演じてますね。
一緒にしたらアレかもしれませんが・・・。
前畑秀子選手が銀メダルをとって、永田秀次郎市長に対面したとき、市長は苦々しげに「なぜ金じゃなかったんだ?」と言い放ったそうです。世論もまた同意見で、これがものすごい葛藤を生んだとか。
えてして、人前でなにかするような人というのは、それだけ期待されるわけで、そうなると手放しでは喜べないんですよね。