1999年夏草若小浜へ /『ちりとてちん』98話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年1月28日(月)放送
再々放送:2014年2月3日(月)放送
第18週 第98話 「思えば遠くへすったもんだ」

『ちりとてちん』第18週 第98回
「思えば遠くへすったもんだ」あらすじ

1999年夏。年季明けから3年が過ぎ落語家修行も6年になった頃。喜代美は自分の落語が受けなくなっているような気がすると奈津子に相談。奈津子はもう新人ではないからしかたないこととアドバイスしました。

その頃、草若師匠は地方公演で小浜の喜代美の実家に立ち寄っていました。小浜の実家では、父の正典は伝統工芸士の資格を取得できたものの、弟の正平は就職活動に全敗した上、見た目も性格も叔父の小次郎に似はじめていました。

同じ頃、小次郎は奈津子と結婚できずにいました。二百万円の貯金を結婚の条件を出されたものの小次郎は宝くじを当てられずにいたのです。一方、その頃のA子にはかつての面影はありませんでした。またA子の母は入院していました。

自分の落語で笑いが少なくなってきたことを居酒屋・寝床の熊五郎に相談する喜代美。兄弟子たちは皆忙しく、以前みたいに落語の稽古も付けてもらえなくなっていました。その頃、小浜の喜代美の実家で、師匠は体調の異変で苦痛に顔を歪めていました。

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『ちりとてちん』第18週 第98回
「思えば遠くへすったもんだ」感想

物語の起承転結で、起を春、承を夏とするなら、今回から物語は転の秋に入ったみたいですね。

芽が吹きはじめ、その芽はやがて花になり葉が生い茂り、賑やかさと勢いで今回まで来た『ちりとてちん』に、急に冷たい風がふきはじめました。

花は実を結び、熟して落ちたり散ったりしてバラバラになってゆきますが、弟子たちもそれぞれ忙しく一緒に騒ぐこともなくなったみたいですね。

そんな寂しさを喜代美が訴えた居酒屋・寝床も、昼の時間帯だったせいもあるんでしょうが、磯七さんたちがいないのが余計に寂しさを感じさせます。

いつも沢山の人が出入りしていた喜代美の実家も、今日は糸子お母ちゃんが一人留守を守り、閑散としていました。

そんな、静かで寂しい始まり方をした98話、僕にとっては良いニュースと悪いニュースがありました。

良いニュースは、弟の正平。

97話で夢破れた正平の落胆する姿がちょっとだけ登場。同時に同じく挫折しかつての面影を失ったA子も登場。

A子は想定内だったので、今回の「変わり果てた姿」にはあまりショックを受けませんでしたが、正平もA子みたいになってしまうのでは・・・とそれがとても心配だったのです。

しかし、夢破れた正平は「小次郎叔父さん」の道を選んだようで、この手があったかと安心しました。

そして、悪いニュースは、晩年(?)の喜代美のナレーションです。

「この時には師匠はもう自分の命が長くないことを知っていたのかも知れません」

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