草若、草々の思い出語る /『ちりとてちん』99話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年1月29日(火)放送
再々放送:2014年2月4日(火)放送
第18週 第99話 「思えば遠くへすったもんだ」

『ちりとてちん』第18週 第99回
「思えば遠くへすったもんだ」あらすじ

小浜の喜代美の実家で草若師匠は、糸子を前に草々との思い出を語り始めました。完璧をもとめ少しの間違いで落ち込んでしまうのが草々の弱点だ。ちょっとしたことで崩れる、そいういう危うさを持っていると話しました。

そんな草々は少年時代、落語以外では恐竜が大好きでした。そして、つくっていた恐竜のパズルのピースが一枚なくなることがありました。ピースが一枚足りないことに深く落ち込む草々に師匠は言いました。「ええんちゃうか、ちょっとくらい欠けてる方が」と。

一方、喜代美は自分の落語が受けなくなってきていることを草々に相談していました。草々は師匠との思い出を語りながら、喜代美と恐竜のパズルに取り組みました。そしてピースが1枚足りないことに喜代美は気がつきました。

そんな喜代美に草々は言いました。失敗してもまたやり直したら「ええんちゃうか」と。そして、師匠の言葉は十年も二十年も経ってからその意味に気がつくことがある。師匠の言葉こそが俺の宝物と喜代美に語って聞かせるのでした。

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『ちりとてちん』第18週 第99回
「思えば遠くへすったもんだ」感想

あたかも草若師匠の遺言のような99話。完璧を求めるが故にちょっとした過ちで凹んでしまう草々が心配だと語る師匠。

愛弟子を遺して逝ってしまうことが「心配」と聞こえなくもない、その話し方が胸に刺さります。

草々を恐竜にたとえ、でかいところも同じなら、脆くてあっという間に崩れかねない危うさが草々にはあると語る師匠。

子供の頃から、そんな草々の癖を言葉少ないにリードしていたみたいですね。

小草若の意地悪で、完成直前の恐竜のパズルを壊され悔し泣きする草々に、「何遍でもやり直したらええ」

やり直すと今度はパズルのピースが一枚なくなっている。一枚足りないことで凹みかかる草々に、すかさず師匠は、

「えんちゃうか、ちょっとくらい欠けてるほうが、ここに何が入るのか想像できる」

そんな草々の心の癖はこれまでも「心配」だったのでしょうが、今度の心配は、もうその癖を誰もなおしてくれなくなるかもしれない「心配」なのでしょう。

しかし、十年二十年経って師匠の言葉の意味が分かるようになって来たと語る早々。

落語が受けずに悩む喜代美に、師匠の教えを伝承するくらいですから、草々の中では師匠の教えが実り始めているのかもしれません。

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