瀕死の九官鳥助けた四草 /『ちりとてちん』100話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年1月30日(水)放送
再々放送:2014年2月5日(水)放送
第18週 第100話 「思えば遠くへすったもんだ」

『ちりとてちん』第18週 第100回
「思えば遠くへすったもんだ」あらすじ

小浜で、草若師匠が糸子に語って聞かせた話。それは四草が弟子入りを願い出てきたときのことでした。四草は妾の子でした。実父に会ったことはなく母親からも愛情を注がれずに育ちました。そのため他人を敬うということをまったく知りませんでした。

しかし草若はそんな四草を面白いと思いました。そして四草を弟子入りさせたものの、兄弟子たちとトラブルばかり繰り返していました。そんなある日、怪我をした九官鳥の子が舞い込んで来ました。

瀕死の九官鳥の生死を賭けようと言い出す四草に、草若は死ぬ方に賭ける、お前が買ったら欲しいものをやると言いました。草若はそれから懸命に九官鳥の世話をしはじめました。そして懸命な介抱の甲斐もあって九官鳥は元気になりました。

賭けに「負けた」草若が欲しいものは何かと問うと、四草は「この九官鳥が欲しい」と言いました。草若は察しました。四草が自分以外の何かに愛情を示したことを。そして四草もまた草若が自分に注いでくれる愛情を感じるのでした。

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『ちりとてちん』第18週 第100回
「思えば遠くへすったもんだ」感想

四草は見るからに屈折したキャラクターであるにも関わらず、これまで彼の過去について詳しく触れられたことがなかったので、どんな生い立ちを持っているのか、ずっと気になっていました。

100話でようやく明らかに。

父親に会ったことがない、何故なら妾の子だから。母は一生遊んで暮らせるお金を得て、子供にはまったく無関心。

愛情皆無の環境で育った上に、一生遊んで暮らせるような手切れ金を妾に出せる男の血を受け継いでいるのですから、それなりに頭脳も優秀なのでしょう。

大学卒業後、商社に就職するものの、「頭の悪い人間ばかり」で嫌になって退職。

口先ひとつでお金を稼げる落語家に比べれば天狗芸能など甘い、そんな独自の発想力に師匠は興味を持ったのでしょうか。

独自の発想力以前に、師匠との出会いはインパクトあり過ぎ。草若師匠のような方なら面白いと思うのでしょう。

『算段の平兵衛』の高座を客として聞きに来た四草は、楽屋に乗り込むなり唐突に「弟子になってもいいから『算段の平兵衛』を俺に教えろ」

そして、話しは九官鳥の平兵衛につながるわけですが、あの九官鳥にこんな思い出が詰まっているとは。

賭けに買ち九官鳥が欲しいと言う四草の頭を撫でる草若師匠。あの時の四草の、生まれてはじめて感じた「親の愛情」に安心しきった表情が忘れられません。

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