病院抜け出す草若再入院 /『ちりとてちん』108話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年2月8日(金)放送
再々放送:2014年2月14日(金)放送
第19週 第108話 「地獄の沙汰もネタ次第」

『ちりとてちん』第19週 第108回
「地獄の沙汰もネタ次第」あらすじ

ついに喜代美が創作落語に挑む覚悟を固めました。しかし喜代美は、原稿用紙を前に何をどうすれば良いのか全く分からず困り果てていました。喜代美は、面白い話が何一つ頭の中に思い浮かばなかったのです。

その頃、小浜の実家では、正典と正平が二人きりで食事をしていました。そこへ糸子から電話が来ました。しかし糸子が電話をしているとき、草若が病院を抜け出し帰ってきました。そして、帰ってきて早々、草若は再び倒れてしまいました。

電話の向こうのただならぬ気配に、正典と正平も大阪に来てしまいました。その日の夜、小梅は草々に代わって草若に付き添いました。そして正太郎が倒れたときの思い出話を小梅は草若に語って聞かせました。

小梅は正太郎の病気に気付いてあげられなかったことを後悔したと打ち明けました。そして小梅は続けました。草若の伝えたいものは草若を大事に思う人たちが必ず伝えてくれると。小梅の言葉を聞かされた草若はやっと安心した表情を取り戻すのでした。

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『ちりとてちん』第19週 第108回
「地獄の沙汰もネタ次第」感想

師匠のことを耳にした磯七は、自分の父の死を思い出し、父が磨き上げた散髪の技術が父の死ですべて灰になってしまった。人が死ぬ最大の不幸とはそういうことだと、冷静に分析。(冷静に分析しながらも、この悲劇に耐えきれず泣き出してしまいましたが)

磯七は、技術の喪失が最大の不幸と言いましたが、師匠に付き添う小梅おばあちゃんは、自分の経験から磯七とは真逆のことを言って師匠を安心させました。

「躍起にならなくても、師匠が伝えたいものは、師匠を大事に思っている人が伝えてくれる、立派な弟子が5人もいる」

小梅おばあちゃんによれば「正太郎ちゃん」は、年々その数が少なくなっていった伝統塗箸をつくる職人さん。正典は出て行ってしまい、秀臣は塗箸の「伝統」を放棄。

そんな中、一人で伝統を背負い込んだ気になって朝から晩まで塗箸に係っきりの末に、身体を壊して帰らぬ人となった、でも、結局は正典が伝統を継ぐことにした。

「師匠を大事に思っている人が伝えてくれる」

続く、小梅おばあちゃんの言葉の優しい事。「男というものはそれぞれ譲れんもん抱えて生きている。でも、たまには気にかけて欲しい。師匠の命を何よりも大事に思っている者のことを」

もしかすると小梅おばあちゃんが「正太郎ちゃん」に言いたくても言えなかったことかも知れませんね、この言葉は。

次世代に伝えることの重みが小梅おばあちゃんの口から優しく語られた108話でした、今回、もう一つの「伝える」が初登場しました。

小浜で二人取り残された、正典と正平。正典が長男だからやれということではないが手先が器用だから向いていると思うと、正平に塗箸職人の道を示唆。正平にこの話しをするのってこれが初めてですね。この最新の「伝える」の展開が楽しみです。

正平といえば、小次郎叔父さんの遺伝子が噴出して以来、正平が小次郎と会うのは今回が初めてですね。同じ格好の二人が並ぶ姿、笑わせてもらいました。こんなシリアスな回にも、こんな笑いを準備してくれるなんて、懐の深いドラマですね。

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