草若、弟子に最後の稽古 /『ちりとてちん』110話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年2月11日(月)放送
再々放送:2014年2月17日(月)放送
第20週 第110話 「立つ鳥あとを笑わす」

『ちりとてちん』第20週 第110回
「立つ鳥あとを笑わす」あらすじ

弟子たちに最後の稽古をつけようと外出許可をとって帰って来た草若は『地獄八景(じごくばっけい)』を残された力を振り絞って演じきりました。そして草若は言いました。天狗座での喜代美との師弟落語会はやめておくと。

草若は続けて言いました。子弟落語会では喜代美が前座で創作落語をやれ。そして自分の代りに4人の兄弟子たちで手分けして『地獄八景』を演じてほしいと。草原、四草、草々、小草若の四人は、草若の頼み神妙な面持ちで受け入れました。

天狗座での子弟落語会に向けて、草若は兄弟子たち一人ひとりに病室で稽古をつけることになりました。しかし、喜代美にだけは稽古をつけようとはしませんでした。そのことが喜代美は不満でした。

不満を募らせる喜代美は子供時代に自分が「B子」になった日のことを草々に語って聞かせました。そして早々との会話の中で喜代美は気がつきました。「B子」になって落ち込んだことが落語に出会うきっかけになったことを。

<<前回109回 | 次回111回>>

Sponsored Link

『ちりとてちん』第20週 第110回
「立つ鳥あとを笑わす」感想

喜代美とA子との出会い、そしてA子と出会ってしまったことで喜代美がA子の裏側「B子」になった懐かしい日々が久々に登場。この時、すでに順子は「天災と思え」と喜代美を諭してたんですね。

すっかり忘れてましたが、恐るべし順子。小学四年生(だったかな)でこのレベル。また「天災と思え」と言われ余計に落ち込んだから余計に落語に癒されるという流れだったことも再確認。

それにしても草々が「B子」誕生秘話を聞くのはこれが初めてだったようですね。その草々の喜代美に言った言葉が心に沁みました。

「よかったな、落ち込んだ時だったから落語がお前の中にすーっと入ってきた。くよくよしていたからこそ落語に出会えた、師匠に出会えた」

確かに草々の言う通りで、もしあの時に喜代美がA子と同じクラスにならなかったら、人気者と比較されることも、少しはあったかも知れませんが、A子の裏側にまではなっていなかった筈。

脇役人生に悩むことなく順子から「天災」だのと言われることもなく、それなりに気の合うお友達が出来て、楽しく遊び回っていたのかも。

友達と楽しく遊び回っていたらおじいちゃんの工房に入り浸る暇もなかっただろうし、そうであれば草若師匠の落語を聞きたいという気持ちも起こらなかったかも。また、おじいちゃんとあんなに親しくはならなかっただろうから、おじいちゃんの「遺言」もなかったはず。

高校では、そこは不器用な喜代美のこと、三味線ライブの舞台にはやっぱり出られなかったと思いますが、A子こと清海が舞台に上がっても気にも留めなかっただろうし、もしかすると照明係を楽しんでたかもしれない。

高校卒業後は、推薦で受かった地元の短大に入学。短大卒業後に和田塗箸製作所株式会社に就職しOL生活を二三年してから友春と結婚。師弟落語会の時の喜代美は24、5歳ですが、その頃には子供が二人くらいいて、小浜の名士の御曹司夫人として子育てしている頃かもです。

以上、喜代美みたいに妄想を膨らませてみましたが、A子の裏側「B子」になっていなかったら悩みの少ない人生だったかも知れませんが、これまで喜代美が経験してきた笑いや涙も少ない人生、塗込むものが少ない分、奇麗な模様が出ない人生だったことでしょう。

<<前回109回 | 次回111回>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする