草若が小次郎をはげます /『ちりとてちん』111話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年2月12日(火)放送
再々放送:2014年2月18日(火)放送
第20週 第111話 「立つ鳥あとを笑わす」

『ちりとてちん』第20週 第111回
「立つ鳥あとを笑わす」あらすじ

病室で、草若と糸子は、喜代美の話しをしていました。何をやっても投げ出してしまう喜代美がここまで来れたお礼を言いつつ、小学生の喜代美が草若の落語のカセットテープに夢中になっていた頃のことを思い出していました。

草若と糸子が話し込んでいるところに小次郎が姿を現しました。小次郎は糸子に変わって草若の付き添いをしました。草若から「あなたは本当におもしろい人だ」と思いがけない言葉を投げかけられた小次郎は兄に対する劣等感を話し始めました。

和田家の男子の名前でただ一人「正」の字がないことが小次郎の悩みでした。自分は正しくない、和田家の厄介者だと小次郎に草若は言いました。そんな小次郎に草若は言いました。小梅の「小」と正太郎の「郎」を一文字づつ付けたのは両親の愛情だと。

その頃、喜代美は草々に思い出話しを続けていました。祖父に教えてもらった「かわらけ投げ」は本当に願いが叶う。「もう一遍おじいちゃんに会えますように」という願いは叶えられたのだと喜代美は言いました。

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『ちりとてちん』第20週 第111回
「立つ鳥あとを笑わす」感想

初めて明かされる小次郎叔父さんの胸の内。これまで小次郎叔父さんの立場に立ってドラマを見て来なかったので気がつきませんでしたが、小次郎叔父さんが兄の正典に劣等感を抱くには十分な状況がドラマの中だけでもしっかり描かれていたんですね。

まず名前。正太郎、正典、正平、自分だけ小次郎で「正」の字がない。「正」の字がない事実は気がついていましたが、小次郎叔父さんが劣等感を抱くには十分過ぎるほどの切ない環境。

でも小次郎叔父さんの立場で考えてみたことがなかったのでそこまでは思い至りませんでした。反省。小次郎叔父さんが、「和田家の中で自分だけ正しくない、厄介者」

「兄は十年間家を出て、自分は三十年親父と一緒だった」と小次郎叔父さんが語る状況も気がついていました。「でも父と兄の関係のほうが濃い」その証拠に正太郎さん臨終の時に正典、小梅、そして喜代美には言葉をかけるなり見つめるなりしたものの小次郎叔父さんへな何もなし。

正太郎さんの最期の場面、これは全く気がつきませんでした。回想シーンで再確認すると小次郎叔父さん確かに完全スルーです。

出来の良い兄弟と比べられていじけて行くのが、小次郎と喜代美はそっくりとぼやいていましたが、喜代美にとっても草若師匠が人生の師匠であるように、小次郎にとっても人生の師匠になりました。この点でも二人はよく似ているんですね。

草若師匠、正太郎の臨終の際のスルーについて「言おうと思った途端、時間切れと死神が言った。その点、死神は容赦ない」と小次郎叔父さんをフォロー。名前についても、小梅の小、正太郎の郎が入っていることを指摘。

両親の名前一文字づつ入れたのは、両親がどれほど可愛がっていたかということが自分には良くわかると草若師匠。確かに小梅さんがスペイン行きを決めた時、小次郎叔父さんとても悲しそうでしたが、母親から可愛がられていた裏返しの反応かと。

「兄が家を出た時、塗箸を一遍だけやろうと思った、でも不器用な自分には父も厳しく教えなかった」こんな過去があったのを語られるのはこれが初めてでしょうか。これについても「お前は面白いことして生きろ。お前らしく自由にのびのび生きろ」という考えではないかと草若師匠。

そして最後に「私が保証します」と言ってくれましたが、一視聴者の僕も安心できました。

小次郎叔父さん、「喜代美は幸せですなあ、こんな師匠はんに、人生の師匠に出会えたさけえ」と、しみじみと口にしましたが、小次郎叔父さんも人生の師匠に会えて幸せですなと思ったことでした。

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