外泊許可下り最後の帰宅 /『ちりとてちん』113話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年2月14日(木)放送
再々放送:2014年2月20日(木)放送
第20週 第113話 「立つ鳥あとを笑わす」

『ちりとてちん』第20週 第113回
「立つ鳥あとを笑わす」あらすじ

草若の病室に奈津子が訪ねてきました。草若は奈津子に礼を述べました。奈津子がいてくれたおかげで喜代美は助けられたと。草若に礼を言われた奈津子は、自分こそ喜代美に助けれたと草若に言いました。

奈津子はライフワークにすると決めた「若狭」を撮りためた写真や記録を書き溜めたノートを草若に見せました。草若は奈津子に頼みました。徒然亭若狭がどんな落語家になるかを最後まで見守って、書き残してほしいと。

草若と奈津子が話し込んでいるところに喜代美と弟子たちが姿を現しました。自分にも師匠の落語を教えてほしいとせがむ喜代美に草若は言いました。兄弟子たち四人から落語を教えてもらい、徒然亭の落語を伝えてほしいと。

天狗座での「草若弟子の会」の前の日の夜、外泊許可がおりた草若が家に帰って来ました。そして草若は、食事の席で五人の弟子たち一人一人の名前を呼ぶと、心を込めて「おおきに、ありがとう、ほんまにありがとう」と感謝の言葉を口にするのでした。

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『ちりとてちん』第20週 第113回
「立つ鳥あとを笑わす」感想

病室に奈津子がやって来るまで、師匠は小次郎と話しをしていましたが、小次郎に宝くじを買いにやらせ奈津子と二人きりになると、師匠はしみじみと言いました。「小次郎さんはほんま心の奇麗な人」

困ったことが沢山あるからそちらに目が向いてしまうかもしれないが、そのすべてを受け入れる奈津子はよく出来た人という意味の言葉で奈津子を褒めちぎる師匠。心の宝物となるような言葉の数々を一人一人に遺す師匠が切な過ぎます。

そして奈津子に語る喜代美への思いも心に沁みます。

「ひとつ身につけるのも人の何倍もの時間がかかって、寄り道して、回り道して、若狭はゆっくりとゆっくりと、いろんなもんを塗り重ねてきた。それがあいつの創作落語にどんな模様として出るのかが楽しみ」

この言葉はまた、奈津子のライフワークの指針ともなる言葉ですね。奈津子のライフワークとなる作品に喜代美が塗り重ねて来たものが、どんな模様として書き残されるのか。

一方で期待されている創作落語が今もって行き詰まり気味の喜代美は、兄弟子たちが『地獄八景』でつけてもらった稽古の話しで盛り上がる中、ついに癇癪を起こし、師匠に「私も『地獄八景』やりたい、兄さん達ばかり教えてもらってズルい」と直訴。

その直訴に対して草若師匠は、兄弟子たちに教えた『地獄八景』はどれも自分の『地獄八景』とは違うになってゆく。しかし四人それぞれの『地獄八景』そのどれもが徒然亭の『地獄八景』。お前もいつかこの四人に教えてもらえ、そうして俺の落語を受け継いでくれ。こんな言葉に諭しました。

師匠の伝えたいものは、師匠を大事に思っている人が伝えてくれる。正太郎から正典に伝わった塗箸を引き合いに出して語った糸子さんの言葉、師匠の腑に落ちていたんですね。

そして、師匠の口から語られてた「継ぐ」ことの教えは喜代美の腑にも落ちたみたいです。

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