A子が喜代美訪ねて来る /『ちりとてちん』119話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2008年2月21日(木)放送
再々放送:2014年2月27日(木)放送
第21週 第119話 「嘘つきは辛抱の始まり」

『ちりとてちん』第21週 第119回
「嘘つきは辛抱の始まり」あらすじ

ある日、喜代美のもとをA子が訪ねてきました。草々との結婚を祝福された喜代美は、A子と草々が交際していた過去を思い出した、思わず謝ってしまいました。喜代美とA子はお互いの近況のことなを報告し合いました。

同じ頃、小草若は天狗芸能の鞍馬会長を訪問していました。小草若は、鞍馬会長から問い質されました。亡くなった草若が志していた落語の常打ち小屋の遺志を継ぐ気はあるのか。草若の名前を継いでゆく覚悟はあるのかと。

A子が訪ねてきたその日。内弟子修行中の勇助が近所に買い物に出かけたまま夕方遅くまで帰って来ませんでした。その明くる日も、家事をやりかけのまま勇介は姿をくらましました。そして勇介は、その度に「理由」を言葉巧みに説明しました。

喜代美は雄介の言い訳を信じることができませんでした。そしてそのことを順子に相談しました。そんな中、高座に上がるため喜代美が家を出る姿を見届けたA子は、意を決して徒然亭の家にいるはずの草々に会うことにするのでした。

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『ちりとてちん』第21週 第119回
「嘘つきは辛抱の始まり」感想

喜代美、A子と久しぶりの再会。再会してA子との最後の会話を思い出す喜代美、その時、喜代美は「B子」というあだ名で嫌な思いをしていたことをA子にはっきりと告げていました。

でも、A子は再会して開口一番「B子」と、それもわざと聞こえよがしにそのあだ名にアクセントをつけて呼んでましたが、「清純派アイドル」がずいぶんと嫌な女になってしまったものです。

しかしそれも無理もないのかも知れませんね。喜代美に秀臣の塗箸製作所で地元ケーブルテレビ局と提携する仕事をしている云々と言ってましたが、実際にこれまで登場したA子の仕事といえば事務のデスクワークと魚屋食堂への量産品の箸の納品。

喜代美とは裏と表が完全に反転してしまい、自分の人生も閉塞感から突破できない。東京でも様々な仕事を経験した旨語っていましたが、つらい経験をしたのかも。大学も恐らく中退だろうから就職も困難かと。

裏と表が反転した二人の「きよみ」。『ちりとてちん』も最終回まで残すところわずかとなってきましましたが、結末までこの二人の関係はどのように展開するのでしょうか。そもそも本作はこの二人の裏と表の関係あっての喜代美の物語ですからね。

そして、もうひとつ気になるのが勇助の存在。視聴者には嘘つきを題材にした落語『鉄砲勇助』を演じさせることで「馬脚」の演出をしましたが、今回はついに喜代美ら登場人物たちにも馬脚を現し始めました。

行方をくらましては言葉巧みに理由を言募る勇助に、喜代美も口では「疑っているわけではない」と言いながらも、順子に相談する行動は喜代美の猜疑心を推測するには十分かと。

僕の周辺にも、ひとり「言い訳」やら「理由」やらを語らせたら天下一品という人物がいて、週に2〜3回の割合でこの特技を駆使せざるを得ない機会を自ら作っては、様々な物語を語ってくれるのですが、一体どんだけ波乱万丈の人生なんだといつも思いながら聞いています。(笑)

さて、最後にもう一点。鞍馬会長は小草若を呼びつけたのでしょうか。それとも葬儀を終えた挨拶に小草若のほうから訪問したのでしょうか。そのいずれにしろ、「覚悟」を質した鞍馬会長。

鞍馬会長ってつかみどころのないよく分からない人と思ってましたが、草若師匠の葬儀の日、徒然亭の家の門で一礼して去る鞍馬会長を見てから、この方が好きになりました。五木ひろし同様、あのタイミングで葬儀に出たら野暮というものですからね。

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