五郎と梅の歓迎会を開く / エール 第67回

2020年9月15日(火)第14週「弟子がやって来た!」

あらすじ

五郎は古山家に居候して作曲家になるための修行を開始。一方で梅も、古山家の空き室を借りてそこで執筆することになりました。しかし、五郎と梅は性格が正反対。五郎と梅が仲良くなれないことが裕一と音は心配でした。

一計を案じた裕一は、五郎と梅が話をする時間をもうけるために、鉄男のおでん屋で五郎と梅の歓迎会を開くことにしました。歓迎会には裕一に招かれた久志がやってきました。そして久志は梅に一目惚れしてしまいました。

そんな中、梅の「文芸ノ友新人賞」の授賞式の日を迎えました。五郎は梅を撮影するために授賞式に同行しました。五郎は梅の晴れ姿に心から感動していました。一方の梅は、再会した文子にライバル心をむき出しにされ複雑な気持ちでいました。

授賞式が終わりました。裕一の指導のもと、五郎は再び作曲家修行に取り組みました。しかし五郎は悩んでいました。思うように曲を書けずにいたのです。一方の梅は、久志からデートに誘われるのでした。

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予習レビュー

プリンスの梅ちゃんへの一目惚れで終わる今回。

一方で今週は梅ちゃんと五郎くんの恋も描かれます。ということは、梅ちゃんをめぐってプリンスと五郎くんの三角関係が始まるのか?

結論から言います。

三角関係には発展しないようです。

この週の木曜日の会。梅ちゃんは五郎くんに対する言葉にできない気持ちをプリンスに相談します。

梅ちゃんから相談を受けたプリンスは一言。

「それは恋だ!」

三角関係に陥ったらプリンスと言えどもこんな返答するだけの気持ちの余裕はないかと。

よってプリンスの一目惚れは、点火も早かったですが鎮火もまた極めて早くなるような気がしています。

コメントへの返信 by 朝蔵

以前の奉公先でも子守りをかなりやらされたんでしょうね(よるは去ったさん:67回)
きっとそうでしょうね。五郎ちゃんの子供の扱い方。抜群でした。水戸の奉公先では重宝がられたことと思います。

五郎ちゃん、自分の子供が生まれたら心から可愛がることでしょう。

頭ではなく心で感じろという抽象的過ぎるもの(笑)(魁光さん:67回)
武道の世界でも師匠が弟子に対して「考えるな!感じろ!」みたいなことを言いますが、武道の世界は身体の動きを真似ることから始めるのでまだわかりやすい。

裕一くんが作曲する姿を真似たところで音楽が降ってくるわけではないですからね。そもそも作曲家の弟子入りは無理があるのかもしれません。

小山田先生との違いは梅ちゃんを潰すことが明確であること(魁光さん:67回)
出版社の社員か新聞記者らしき男性が、文子ちゃんは最近落ち目だと噂してました。文子ちゃん本人もその自覚があり焦りを感じているのかもしれませんね。

小山田先生は簡単に追い抜かれないポジションを既に取ってますが、文子ちゃんはポジションがまだまだ危うい。その余裕のなさが顔にあらわれてました。

現代なら職種によっては立派なセクハラですよ〜(笑)(魁光さん:67回)
日曜日の夜に放送されている銀行がテーマの人気ドラマ。その中に出てくる金融庁の職員の方が毎回見せてくれるある行動。

あれは明らかにセクハラですが、同性に対するセクハラはセクハラと認識されないのか不思議とバッシングされませんね。

喫煙の場面一つで大騒ぎする自粛警察が多い中、珍しいなと思います。

長距離電話はものすごく高いという時代背景を感じます(たいとうみほさん:67回)
40年ほど前にベストセラーになった書籍に「移動コストよりも通信コストが安くなる時代が到来し働き方が変わる」と予言した箇所があったことを記憶しています。

梅ちゃんの状況はこの逆の、移動コストよりも通信コストが高かった時代ならではの話ですね。

梅ちゃんがいつにも増して表情が豊かになりましたね!(魁光さん:67回)
毒舌家・光子さんの「黒蜜」。この性格も受け継いだのか、梅ちゃんの五郎ちゃんへの態度を見ていて光子さんを思い出していました。

目にゴミでも(よるは去ったさん:67回)
女性に対して無敵と思われていたあのプリンスが、梅ちゃんのたった一言によって一撃で倒されてしまいましたね。

梅ちゃん、『エール』の中で最強の女子です。

容姿も端麗だから、出版社に、ちやほやされてるんだあ?(オペラ座の怪人さん:67回)
容姿端麗だと売りやすい、と言うのは売る側の事情として間違いなくあるでしょうね。話題にするのが簡単ですから。

そして大勢の前で笑われて、思わず大声で怒鳴りつける(丹善人さん:67回)
ブログ主のレビューでこの点が抜け落ちていました。五郎ちゃん、ただ人が良いだけではないですね。

いざと言うときには怖い顔を見せることも厭わない真の優しさを持った青年です。

文学に出てこないタイプのキャラにどう対処すればいいのか(たいとうみほさん:67回)
時代はズレてしまいますが、もし梅ちゃんが戦後生まれで山本周五郎みたいな人情の機敏を描いた作品に慣れ親しんでいたら、五郎ちゃんを少しは理解できたかもしれませんね。

華ちゃんの食べようとした饅頭(たいとうみほさん:67回)
『エール』放送再会直前の特番の映像の中に白髪が増えたまささんの姿がありました。近いうちに福島のお婆ちゃんが登場する場面がありそうですね。

文子さんと千鶴子さん(偽君子さん:67回)
似ているところはライバル心をむき出しにするところ。

似ていないところは文子ちゃんには余裕がないところ。

ブログ主はざっくりとこのように整理してみました。

ゲゲゲの女房の菅ちゃんを思い出しました(みさこさん:67回)
初コメントありがとうございます。

残念ながら『ゲゲゲの女房』観たことないんです。しかし、五郎ちゃんとそっくりのキャラがいると知って俄然観たくなりました。

窪田さん、朝ドラの役名が「いち」ばかり(笑)(1013さん:67回)
言われて初めて気がつきました。

・圭一(ゲゲゲの女房)
・朝一(花子とアン)
・裕一(エール)

五郎くん格好良かった!(知らんけどさん:67回)
前週、コロンブスレコード社屋内で熊ちゃんに猛然と立ち向かったプリンスに続いて男前の姿を見たような気がしました。

恩を仇で返すような行動は頂けないですね(魁光さん:67回)
初めてその姿を現した作家・文子ちゃん。想像していたの人物像とは大きく異なりあまりにも残念な女性でした。

『花子とアン』でヒロインのライバルとして登場した、ちょっと意地悪な女流作家みたいなキャラをブログ主は想像していたんです。


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感想

梅ちゃんの意外な一面

お母さんの言うことを聞こうとしない華ちゃんのことを厳しく叱りつける梅ちゃん。

五郎ちゃんの絶妙な華ちゃんのあしらい方を見ても感心しないどころか、五郎ちゃんの一言に対して反発心すら覚える梅ちゃん。

梅ちゃんの意外な一面を見た気がしました。

もしかすると執筆が進まないストレスからいらだっていたのかもしれません。ストレスがなければもう少し柔らかい態度を取れたのかもしれません。

華ちゃんに対しても。五郎ちゃんに対しても。

一方でプリンスのウィンクに対してまったく興味を示さない梅ちゃんの反応は想定内で、しかも楽しすぎ。

もしかしてこれはプリンスの初めての小さな挫折?(笑)

純朴過ぎる五郎ちゃん

梅ちゃんと五郎ちゃんの性格が正反対というのは事前にアナウンスされていたので承知していましたが、ここまで正反対とは。

それにしても五郎ちゃんの純朴さと優しさが心にしみます。

親に捨てられたという五郎ちゃんの身の上を聞かされた時に真っ先に思い出したのは、裕一くんの実家・喜多一の手代(?)の男の子のことでした。

彼も「親に捨てられた」という気持ちを胸に抱いていました。

そして、その思い出が彼の心を歪ませたのか、いつも裕一くんに対してひがんだ気持ちを隠そうとしませんでした。

ついでに言うと、浩二くんも親に捨てられてはいないものの、親に捨てられたと言う感情に限りなく近い気持ちが彼の性格をひねくれさせていました。

なので五郎ちゃんもそんな心のゆがみが出て来て梅ちゃんとの衝突を繰り返すことになるのかなと、ブログ主はそんな予想をしていました。

しかし、ブログ主の予想はまたしても外れました。

五郎ちゃんの心は真っ直ぐです。

そして梅ちゃんの晴れ姿に素直に感動する裏表のまったくない笑顔にブログ主はほだされてしまいました。

今はいらだっている梅ちゃんが、一日も早く五郎ちゃんの心の優しさに気がつきますように。

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コメント

  1. 魁光 より:

    文子ちゃんは本当は自分の腕に自信がなかったんではないかと思ってます。

    13週の久志の自信満々な表情の裏にある不安と共通します。そして小山田先生ほどの余裕もない。

    だからといって恩を仇で返すような行動は頂けないですね。
    曲がりなりにも梅ちゃんは文子ちゃんの今の地位を築いた恩人ですから。

  2. 知らんけど より:

    『エール』五郎くん格好良かった!

    『うたコン』藤堂先生ではなく森山直太郎さんとして歌うのもいいなあと
    オーディションと同じく『鉄道唱歌』『東京行進曲』『ソーラン節』を歌う三人、見応えありました

    けど、宮路オサムさんセンターで最後に歌われた『なみだの操』が一番だわ、感動しちゃったよ!

  3. 1013 より:

    ゲゲゲの女房の菅ちゃんを演じたのは「白蛇はん」こと柄本佑さんです。
    ちなみに同僚アシスタントの倉田圭一役は窪田正孝さんです。
    窪田さん、朝ドラの役名が「いち」ばかり(笑)

  4. みさこ より:

    初めてコメントさせていただきます。
    五郎くんを見ていると、ゲゲゲの女房の菅ちゃんを思い出しました。菅ちゃんも押し掛け弟子な上、娘さんたちの面倒よく見てましたね。
    菅ちゃんは長いアシスタント生活を経て技術を身につけましたが、五郎くんはどうなるのか。
    音楽は絵やマンガと違って、見て盗めるものではないので、なかなか前途多難そうです。

  5. 偽君子 より:

    文子さんと千鶴子さん、なんか似ているような、いないような。

  6. たいとうみほ より:

    華ちゃんの食べようとした饅頭。福島のお婆ちゃんが送ってくれた薄皮饅頭だったらいいな。

  7. たいとうみほ より:

    文学で馴染んでいれば幽霊でも動じない梅ちゃん。逆を考えると、文学に出てこないタイプのキャラにどう対処すればいいのかで、戸惑っているのかもしれません。音ちゃんの学芸会エピソードから察するに小学校から男女別クラスのようですし、結ちゃんが離れた後は他の友達の、恋バナとか男子談義とかに付き合う事もなさそう。五郎君のように、小説や詩が詳しく掘り下げることの少ないタイプの男性は、梅ちゃんにとっては、生まれて初めて接する、得体のしれない相手で、だから余計にストレスになるのかもしれません。お姉さんの音ちゃんが、椿姫の台本を読んでもヒロインの心情がわからなかった、というのと近いか。実体験第一だからフィクションが理解できないのも、フィクションにのめりすぎるから現実の複雑さがわからないのも、正反対の様で実は根っこは同じかも、そして現代はその両方がますます極端になってるな、と思えてきます。片方が「想像力の欠如」片方が「リアル接触が怖い」という方向に。

  8. 丹善人 より:

    今日は五郎君の優しさがにじみ出る回でした。
    自分が怖い顔をしているとわかっているから、子どもを怖がらせない
    方法を知っていること。そして弱い人の痛みに気がつけるやさしさ。
    授賞式で記者達の言葉にどれだけ梅ちゃんが傷ついているのか、
    近くにいて複雑な思いで見ているときの表情に、優しさがにじみ出て
    いました。そして大勢の前で笑われて、思わず大声で怒鳴りつける。
    梅ちゃんにもその優しさが感じ取れたでしょう。

    プリンス君が盛んに梅ちゃんにアプローチをする物の、最後には
    五郎君を選んでしまうことになるとは。プリンス君がまた落ち込み
    そうですが、「自分の限界・弱さ」を知る者と知らない者の
    違いですか。

    どうして岡部君が抜擢されたのか、今回ではっきりわかりました。

    しかし、梅ちゃん、2回目の洋装。授賞式でも和服だったのに。
    プリンス君がプレゼントしたのかな?

  9. オペラ座の怪人 より:

    梅ちゃん、容姿も端麗だから、出版社に、ちやほやされてるんだあ?

    ほんとかね?

    まだ、メガネ、かけっ放しなのに。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  10. よるは去った より:

    梅「目にゴミでも入りました・・・・・・?」

     ウケましたね。
     

  11. 魁光 より:

    梅ちゃんがいつにも増して表情が豊かになりましたね!
    安隆さんとの再会がいい影響になってなによりです。
    というか音ちゃんに似てきたような…。

  12. たいとうみほ より:

    梅ちゃんが東京に出てきたのは、コピーもファックスもパソコンもネットもない、長距離電話はものすごく高いという時代背景を感じます。原稿ができたら東京の出版社まで届けなきゃいけない。相当大物にならないと、編集者に豊橋まで来てもらえない。郵送だと赤を入れられるたびに送り直しになるから手間が掛かる。だからもの書きになりたい人はみんな東京に行ったんです。それが今では原稿はファイル送信、編集者とのやり取りはメールで。おかげで平成以降は地方在住のベストセラー作家(特に東北)がずいぶんいます。今問題になっている「働き方改革」の、走りにして成功例が、出版の世界だよなと、ちょっと本筋に外れた感想を抱きました。もっとも、若者が都会に出なければいけない時代だからこそ、現代以上のドラマチックな人生ストーリーも生まれる訳です、今後梅ちゃんにも。

  13. 魁光 より:

    思っちゃったからしょうがないコーナー

    「容姿がいいことも売りのひとつですから」
    現代なら職種によっては立派なセクハラですよ〜(笑)

  14. 魁光 より:

    競争社会での地位は人を作るといいますが、悪い方に出てしまいましたね。

    文ちゃんは女版小山田先生ですね。
    裕一と木枯さんのような関係性にはなれなかったようです。

    小山田先生との違いは梅ちゃんを潰すことが明確であること。
    このまま梅ちゃんが潰されないようにするには、他の作家との違いを作って同じ土俵で戦わないようにすることでしょうか?
    かつての安隆さんと岩城さんのように…。

  15. 魁光 より:

    やっぱり裕一に弟子の指導は厳しそうでしたね(笑)
    メロディが頭から降ってくる、頭ではなく心で感じろという抽象的過ぎるもの(笑)
    側から見たらジーッとしているところを急にバーっと書き出して出来ました。凄いですね〜。
    って分かるか!となりますよね(笑)

  16. よるは去った より:

    五郎「華ちゃん・・・・・おまんじゅうを賭けて・・・・・・。」

    以前の奉公先でも子守りをかなりやらされたんでしょうね。」