裕一と鉄男が福島に帰郷 / エール 第74回

2020年9月24日(木)第15週「先生のうた」

あらすじ

鉄男の作詞は行き詰まっていました。作詞家の交代を陸軍から言い渡される中、鉄男が降りるのなら自分も降りると裕一が宣言。そして裕一は、鉄男が作詞の着想を得るきっかけをつかむことが出来ればと考え、鉄男を誘って福島の実家に帰ることにしました。

久しぶりに裕一が実家の家族と再会すると、裕一と鉄男の帰郷をどこかで知った久志が裕一の実家にすでに来ていました。古山家では、裕一、鉄男、そして久志。福島三羽カラスの三人が顔を揃えることになりました。

裕一、鉄男、久志の三人が福島に帰ってきたことを聞きつけて、藤堂が昌子と息子を連れて古山家にやってきました。裕一、鉄男、久志は恩師との再会に感激。裕一は昌子に近況を語り、鉄男は藤堂に作詞の悩みを相談しました。

鉄男の悩みに対して藤堂は言いました。自分のことを思って作詞してくれないかと。そして裕一は昌子から。鉄男は藤堂から思いがけない事実を聞かされました。藤堂が出征することが決まったのです。

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予習レビュー

久しぶりに物語の舞台は福島、裕一くんの実家です。

放送再会直前の特番の中で白髪がすっかり増えたまささんの姿が一瞬だけ映し出されましたが、あれは今回の一コマだったのかもしれません。

実際に今回の出演者として菊池桃子さんの名前がクレジットされています。

浩二くんを演じる佐久本宝さんの名前もクレジットされています。

三郎さんの逝去直後に和解を果たしたかに見えた裕一くんと浩二くん。兄弟の関係はどのように描かれるのでしょうか。

なお今回の出演者には唐沢寿明さんもクレジットされています。

遺影での出演か回想映像の中での出演か、定かではありませんが懐かしい顔ぶれが揃います。

そして今回、藤堂先生と昌子さんが登場。

今回の終わり頃か次回あたりに藤堂先生が「思いがけない事実」を裕一くんたちに告げるのだそうですが、その事実が何かはまだ明らかになってはいません。

その事実とは何か?

よくはずれるブログ主の予想では出征です。

放送再会前の特番では藤堂先生の出征を涙ながらに見送る昌子さんの映像も含まれていました。

その場面が今週描かれるかどうかはわかりませんが、その場面のフラグくらいは今週中に立つような気がしています。

コメントへの返信 by 朝蔵

若鷹ではなく若鷲(知らんけどさん)
ありがとうございます。意識が朦朧とする中で書いてました。早速、訂正しました。

浩二もいい感じに落ち着きましたね(魁光さん)
すっかり好青年になりました。「落ち着く」と言ったら、残るは嫁の問題。早く嫁をもらってまささんを安心させてあげて欲しいです。

軍人の智彦義兄さんからの言葉(よるは去ったさん)
「誰かを思って・・・・。」という言葉。智彦さんがそんな言葉を口にしていましたね。あの時は彼もいいこと言ってました。その言葉を悩める大将にもかけてほしかったです。

出征の決まった藤堂先生が鉄男くんに投げかけた言葉(魁光さん)
「誰かを思って曲を作る」という言葉に続いて、たった一人のために書かれた曲は心を動かすという藤堂先生の言葉に、ブログ主は心を動かされました。

大将がスランプを乗り越えますように。

時々の里帰り(魁光さん)
プリンスはお父上に好きにさせてもらったので、親孝行したい気持ちも人一倍強いのかもしれません。

実は、時々福島に帰っている事実はプリンスの好感度をさらにあげましたね。

必死に悲しみを抑えて取り繕うとする昌子さん(魁光さん)
昌子さんは天然レベルでいつも明るい女性だったので、悲しみを噛み殺している昌子さんのこれまで見たことがない表情はつらいものがありました。

教師になる前に陸軍士官学校に通っていた(魁光さん)
陸軍士官学校はお父上の望んだ道。そして、その道から逸れてしまったのがお父上との間に微妙なすれ違いであることもはっきりわかりましたね。

恐らくこの四人がそろって顔を合わせることは二度とないだろう(還暦のたつおさん)
少年時代にもこの四人だけが集まったこともありませんでした。最初で最後ですね、この四人が揃ったのは。

久志が台所仕事、手伝うんだあ!?(オペラ座の怪人さん)
プリンスの意外な一面を見せてもらいました。加えて、たびたび福島に帰っている事実も意外な一面でした。

各自が持てる能力を開花させる、という方針(たいとうみほさん)
ブログ主は教員ではないですが、時おり人様を教え導く立場に立ちます。そして、人様を教え導く立場の者たちとの横のつながりがあります。

その中で思うこと。

各自が持てる能力を開花させる前に、各自が持てる能力を発見する才能が必要になります。ところがこの各自が持てる能力を発見する能力を持った人が滅多にいません。

各自が持てる能力を開花させたくても、そもそも持てる能力を発見できないと、開花させることができません。

藤堂先生はそのような才能を持った稀有な存在だったのだと思います。

あっという間の15分(ひなさん)
わずか15分の短い時間によくぞここまで様々な要素を入れたものですね。しかも、詰め込み過ぎ感がまったくない。見事な回でした。

組織のメンツ、組織内での出世(たいとうみほさん)
日曜日の夜に放送されているメガバンクが舞台の人気ドラマでも「誰かの為に戦うバンカー」と「私利私欲のために戦うバンカー」の対立が描かれています。

組織の中で人が二つに分かれるのはいつの時代も避けて通れない人間の性ですね。

武田鉄矢の「贈る言葉」も、彼女との別れを歌った歌だったとか(丹善人さん)
『贈る言葉』の由来を初めて知りました。ブログ主が大好きなサザンのマニアックな名曲『ラチエン通りのシスター』も桑田佳祐さんが初恋の女性を思い出して作曲したのだそうです。

映画「硫黄島からの手紙」(文月さん)
この映画は観ました。最近まで再放送していた朝ドラのヒロインの相手役の男優が主演でしたね。

婚約破棄…という最悪の結果にはならない(重信六三郎さん)
ブログ主もそのような展開にならないと信じています。そのような結末を迎えてしまったら、五郎ちゃんは今度こそ完全に露頭に迷うことになってしまいます。

本日は涙腺(ともあきさん)
お久しぶりです!

藤堂先生の出征の事実を、三羽ガラスの三人が知るプロセスの描写。あまりにも切ない場面でした。

福島三羽烏の初仕事(さやさん)
福島三羽烏の初仕事は、戦後に三人のトラウマになってしまうみたいですが、福島三羽烏が三人とも救われる結末が準備されていて欲しいです。


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感想

裕一くんと浩二くんは完全に和解

この度の裕一くんの帰省でもっとも気になっていたこと。それは、裕一くんと浩二くんの関係でした。

裕一くんと浩二くん、この兄弟はもう大丈夫ですね。

二人の子供時代を含めて、今回の二人の関係はこれまでで最も良好に見えました。

三郎さんも安隆さんと同じようにあの世の宝くじが当たってこの世への旅にやって来たら、息子たちの和解を心から喜んでくれたかと。

ドラマが厳しい時代に突入する中、束の間の癒しの時間となりました。

藤堂先生の出征

一方で、ついに『エール』第1回に登場した藤堂先生のお墓が回収されるエピソードのフラグが立ってしまいました。

藤堂先生と大将が外に出かけ、裕一くんと二人きりになった昌子さんの表情がいつになく暗いことが気になっていたら・・・

昌子さんの口から藤堂先生出征の事実を聞かされることになろうとは。

一方で、藤堂先生ご本人は、出かけた先で大将に出征することを告げる。

そして出征する自分を思って詞を書いて欲しい。教え子たちの歌で見送ってもらえたら嬉しいと語る藤堂先生の寂しい笑顔。

泣けました。

たった一人、藤堂先生の出征の事実を聞かされていなかったプリンスも、藤堂先生、裕一くん、大将の様子がおかしいことを通してすべてを察しました。

すべてを察しても、そのことを口には出さないプリンス。その気遣いはさすがです。

夜の古山家。もしあの場面でプリンスが察したことを口にしたら。「出征」という言葉を口にしたら。

昌子さんはその場で泣き崩れていたかも。

あまりにも切ない故郷・福島での「同窓会」でした。

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コメント

  1. ともあき より:

    朝蔵さん、ご無沙汰しております。
    本日は涙腺に首都圏では逸れた雨台風が直下しました。
    藤堂先生の彼ら福島三羽烏にとっての意味、戦地に赴く意味。
    ひとつひとつを考えたらもう…。
    今日がこんなで悲しい報せを聞いたらと考えるとまた、涙です。

  2. 丹善人 より:

    とげとげが無くなった浩二君、表情がまろやかになってましたね。疎開してくる
    音と華を受け入れる準備ができているという伏線。
    誰か一人のことを思って作る歌が万人にも届く。けっこうありますね。
    あの有名な武田鉄矢の「贈る言葉」も、彼女との別れを歌った歌だったとか。
    現実の彼女か想像上かは知りませんが。

  3. たいとうみほ より:

    智彦さんはかつて言いました、「軍人が命懸けで戦えるのは誰かの為だから」にもかかわらず、日中戦争以後の戦争が「国民を守る」からちょっとずれて来ている、というのを、智彦さんの変貌が表しているのかも、と感じました。戦争で得られる、組織のメンツ、組織内での出世。それを得る為の戦争に、漠然と「勝てば景気が良くなるんだろうな」位に思っている一般庶民が、守られるどころかやがて職業軍人の踏み台に利用されていく、そんな事になっていったんじゃないのか。今の智彦さんが、それを意図的に自覚している訳ではないとは思うのですが。あの智彦さんがこうなったのか、という事、彼もまた軍の空気に染まってしまったと、薄ら寒気がします。少なくとも「本土決戦最後の1人まで」という発想に「大切な人を守る為の戦い」など皆無です。

  4. ひな より:

    15分とても濃い内容でじっくり鑑賞していました。バンブーや久志の小さな笑い、弟さんとの和解の回収、先生の出征。あっという間の15分がしんみり終わってふと「あれ?ものすごく静かだったけど、ナレーションもなかった?」と思い、8時の放送を即再鑑賞。
    やはり津田さんのナレーションもBGM(前半はありましたが)もカットして出演者の声と自然の音だけ。その演出でも、ドラマに引き込まれました。

  5. たいとうみほ より:

    いかにもこの時代の象徴だ、と思ったのが。藤堂先生は1人1人の個性を尊重し、一見欠点と見られがちな事で個人を責めず、各自が持てる能力を開花させる、という方針の先生でした。その先生が教育現場を去っていく。あとは「おひさま」で描かれたように、学校は「国民学校」として「少国民」を育成する場になっていきます。各自の個性も意向も無視。国家の求める人材像に向けて鋳型を用意し、すべての子供を国家制定規格の生きた兵器にしていく為の教育。基準に達しない劣る部分や、自分の感性による異なる視点は徹底的に叩かれる。先生は学校がいずれそうなるのをわかって教育現場を去ったのか、今の段階ではわかりませんが。もし学校に残ったとしても、先生の本意に染まず針の筵であったのか、当時リベラル教師が弾圧された事件に巻き込まれたのか。そして今も、片方では個性を伸ばすと言い片方では同調性を良しとし、教育に対する人々の求めはちぐはぐです。

  6. オペラ座の怪人 より:

    久志が台所仕事、手伝うんだあ!?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    今日の目玉は藤堂先生。
    素晴らしい先生でふなあ。

    私の小学校生活、特に後半の4~6年生は、
    地獄でした。
    暴力教師でね。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  7. 魁光 より:

    散々議論された内容。
    「藤堂先生はもういい歳してるのに出征するのはおかしくないか?」

    今日で謎が全て解けましたね。
    実は予備役将校だったと来ましたか。

    恐らく教師になる前に陸軍士官学校に通っていたんでしょうかね?

    これだと年齢は関係なく戦地に行くことが出来てしまいますね。

    予告時の片桐さんの「藤堂大尉」もそういうことだったのかと。

  8. 魁光 より:

    必死に悲しみを抑えて取り繕うとする昌子さんが本当に切ないものでした…。
    小さいケンタくんもこれから成長して夫婦2人で見届けたかったはず。
    出征時の号泣は溜まりに溜まった感情が爆発した結果を思うと居た堪れません…。

  9. 魁光 より:

    そして軽いように見える久志の礼儀、礼節を重んじる意外な一面が見えましたね。

    時々の里帰りもその一つです。

    いや意外でもないでしょうね(笑)
    日々女性を落とすことを考えている久志にとっては、自然とレディーファーストな行動になってしまうんでしょうね。

    これまでの智彦さんとの対比にもなっていたように思います。

  10. 魁光 より:

    出征の決まった藤堂先生が鉄男くんに投げかけた言葉は、スランプを脱した裕一の原点でしたね。

    「誰かを思って曲を作る」

    しかし今回の誰かを思いの背景がとても切なく、悲しいものになりそうですね…。
    懐かしの福島に帰って箸休めになるのかなと思いましたが、重い雰囲気のままEDとなってしまいました。

    コメディとシリアスの振れ幅が大きい分、より深刻に見えてしまいます…。

  11. よるは去った より:

    清晴「俺のことを思って書いてくれないか・・・・・・・。」

     野村俊男先生の「暁に祈る」の詞は七回目にO.K.が出たという話をネットで見ましたが、「誰かを思って・・・・。」は裕一君が「紺碧の空」の作曲に行き詰まっていた時に軍人の智彦義兄さんからの言葉だったように思います。

  12. 魁光 より:

    浩二もいい感じに落ち着きましたね。
    でも忙しそうですね…。
    一歩一歩前進です。頭からバーンと降ってくる裕一とは正反対ですが、報われた分地道に頑張って貰いたいですね。

    恐らくリンゴがキーアイテムになる日も近いかもですね!