鉄男と木枯がやって来る / エール 第80回

2020年10月2日(金)第16週「不協和音」

あらすじ

ある日の夜、鉄男が木枯を連れて裕一のもとを訪ねてきました。久しぶりに酒を酌み交わしながら鉄男は言いました。戦意高揚一色の最近の音楽界の空気が自分たちはどうしても馴染めない。だから、作詞からは身を引いたのだと。

一方の裕一は、戦時下で自分ができることで協力するだけだと考えていました。裕一と鉄男が酔い潰れる中、木枯だけは深夜に自宅に帰りました。帰りがけ、木枯は音に言いました。真面目な裕一が利用されるのが心配だと。

音楽挺身隊に参加した音は慰問活動で歌う歌の選曲に没頭していました。しかし、音の選曲は神林には受け入れられませんでした。音が選んだ曲に戦意を高揚させる要素がないことが理由でした。それを機に音は神林から挺身隊を追い出されました。

神林から非国民とまで言われた音は思い詰めていました。誰もが同じ考え方を強いられる時代の空気に音は違和感を感じ始めていました。一方の裕一はそのような時代を受け入れるしかないと考えていました。そんな中、裕一に召集令状が届くのでした。

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予習レビュー

前回、梅ちゃんに背中を押される形で音ちゃんは音楽挺身隊の活動に参加。

歌を通して軍需工場で働く人々を励ます活動にやりがいを感じるものの、そのやりがいはやがて疑問になってしまいました。

そんな音ちゃんと似たような感情を抱く二人が登場。

大将と木枯くんです。木枯くん、久しぶりの登場です。

大将と木枯くんも、戦意高揚ばかりになってしまった音楽界に対して違和感を感じ、創作活動すらしなくなっていました。

音ちゃん、大将、木枯くんが時代の空気に対する違和感をはっきりと自覚する中、裕一くんだけは、そんな世の中でやれることをやるだけと信じて疑いませんでした。

音ちゃん、大将、木枯くんが抱く時代への違和感によって、裕一くんの信念の強さが際立ちます。

しかし、その信念の強さがやがて裕一くんを苦しめることになるのでしょうか。

コメントへの返信 by 朝蔵

裕一君と同じ様な環境にいた音ちゃん(柏倉章宏さん)
音ちゃんはもしかすると、愛国婦人会の活動の中で「世間の冷たい風をの洗礼」を浴びることになるのかもしれません。強烈な自粛警察の女性が存在しますから。

調子に乗ると痛い目に遭う(たいとうみほさん)
「調子に乗ると」という言葉こそ使われませんでしたが、直接的にあるいは間接的に裕一くんへの忠告が初めて口にされましたね。しかし裕一くんはまだそのことに気がついていないようです。

「音楽とは何か」を徹底的に説いた回(魁光さん)
「音楽とは何か」説いたのは第1回以来ですね。このタイミングで第1回を観たら新しい発見があるかもです。

この時期に軍歌と向きあったことが美空ひばりさんとレコード大賞を制した『柔』にて結実した(知らんけどさん)
頂戴したコメントで、『柔』が他の古賀メロディとテイストが異なる理由がわかりました。ありがとうございます。

戦意高揚の担い手に「なってしまった」裕一はもう後戻りが出来ない(魁光さん)
周囲の面々が感じ始めた裕一くんへの違和感が、ますます裕一くんを前のめりにさせてしまいそうですね。

鉄男くんは福島弁全開で標準語に切り替わった裕一とは対象的(魁光さん)
裕一くんは豊橋出身の音ちゃんとの会話の中で、音ちゃんとの中間地点である標準語に落ち着いたのかなと考えてました。

個人を叩く歌(よるは去ったさん)
「叩く」とは言いながらもずいぶん可愛らしい表現ですね。日本の周辺諸国には他者を叩く際の語彙が豊富なところがいくつかあるので、そこから学んだ方がいいかもです。(笑)

裕一にも来ましたか、召集令状!?(オペラ座の怪人さん)
裕一くんも召集令状を受け取ることは事前に承知していたのですが、今週中に届いたのは意外でした。

戦後、は鉄男、木枯のコンビ作品の方が曲数が多い(還暦のたつおさん)
鉄男くんと木枯くんの珍しい二人での登場。戦後のフラグなのかもしれませんが、戦後の場面が2週間分短縮されてしまったので、二人の戦後の活躍が描かれるかどうか微妙ですね。

戦意高揚のために作曲し続ける主人公と陸軍に納品する事で生計を立てているヒロインの実家がしっかり表現(紺碧の空はいいなさん)
言われてみれば、これまでの朝ドラでは「戦争に協力」した人の立場からは描かれることは少なかったですね。

日本人気質は少しも変わっていない(丹善人さん)
異論を排除する気質は人類共通なのかもしれません。東欧の旧政府が崩壊した直後に製作された映画をたくさん観たのですが、婦人会のおばさまたちが温厚に見えるほどでした。

大豆やたんぽぽが代用珈琲(還暦のたつおさん)
マクロビオティックのお店でコーヒー豆を使わないコーヒーを飲んだことがあります。代用珈琲もマーケティング次第で高級品に変身します。(笑)

インド側から見ると、インドの独立に繋がったと高い評価を受けています(ふー#さん)
インパール作戦、そんな評価がされているのですか!?

ブログ主は先の大戦は反省すべしとの立場なのですが、正確な情報をもとに反省しないと、反省すべきポイントを見誤り、同じ過ちを繰り返しかねないと考えています。

ブログ主の周辺の反省を主張する人は雑な反省の仕方をする人ばかりで、ブログ主はよく反省自粛警察の吊し上げにあっています。(笑)

高橋氏の小津安二郎の伝記小説「絢爛たる影絵」(還暦のたつおさん)
情報提供ありがとうございます。

小津安二郎監督に出来るような仕事ではないと思うのですが、なりふり構わず仕事をやらせていたのですね。

日本が行政に失敗したフィリピン(還暦のたつおさん)
日本が失敗せず米国の統治を受けていなければ他の東南アジア諸国と同様にフィリピンももう少し豊かになれたのではないか。そんな述懐をしたフィリピン人政治家の手記を読んだことがあります。

インパール作戦で評価されているのは兵士の方々の勇敢さと矜持(知らんけどさん)
現代のブラック企業にも通じますね。社員たちがどれほど懸命に働いていも、経営者の戦略が失敗すると社員は報われず疲弊するだけです。

何でエールの年に甲子園が春夏中止?(yukoさん)
『エール』の年の東京オリンピックまで中止になってしまいましたからね。1964年の東京オリンピック開会式当日に藤堂先生の墓参をしていたリアル大将は草葉の陰でどんな気持ちでいるのでしょうか。

インドネシア(還暦のたつおさん)
インドネシアの史実は十数年前に映画になりましたね。オランダの植民地支配に苦しむ民衆の間では「黄色い人が北方から助けに来る」という言い伝えがあり、それがついに来たと歓迎された。そんな話だったと記憶しています。

光子が華と会うシーンがまだないことに気付いた(boxster981さん)
今のところ光子さんと華ちゃんの交流については、上京した梅ちゃんが華ちゃんに対して「おばあちゃんに会いに来てね」みたいな言葉を投げかけたこの一点のみです。

裕一自身はいまだに応援歌だと思って書いているので、それがそうでないということに気付かせるためにはたぶん親しい人の不幸が演出上必要になるのだと思われる。(boxster981さん)
上に引用させていただいた箇所で気がつきました。裕一くんの音楽の原体験は「応援」ですが、そのことが裕一くんの今の仕事につながってしまったわけですね。

そういう事実(丹善人さん)
修正で清算されるべきだったあることも残ってしまいましたね。それが戦後もずっと大活躍しています。それがブログ主は心配でならないのですが、ブログ上では伏せておきます。

ドラマの本筋からは離れます(文月さん)
詳細情報ありがとうございます。日本国内で何が起こりどこから道を誤ったのにばかり注意を向けていたため外のことにあまりにも無関心であったことに気がつかされました。


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感想

次週の「摩擦熱」の暗示

プリンスへの召集令状と即時帰郷から始まった第16週。

戦時色が濃厚となる中、音ちゃんが自宅で開いていた音楽教室は閉講。福島三羽ガラスの解散など残念なエピソードもありました。

一方でそんな時代の中でも、というかそんな時代だからこそ裕一くんはますます忙しくなっていました。

その裕一くんの動きにブレーキがかかりました。

木枯くんは裕一くんが利用されてしまうことが心配。大将は裕一くんに現実を直視させようとするものの、裕一くんはさりげなくスルー。

そしてついに音ちゃんまでもが時代に対する違和感をはっきりと口にする。

3つのブレーキが裕一くんにかかりましたが、裕一くんはまだブレーキがかかり始めていることを認識していない様子。

ブレーキがかかっているにもかかわらず、次週の裕一くんはますます前のめりに。

次週は、前のめり気味にすらなる裕一くんとブレーキとの間に摩擦熱が生じることになりそうです。

そんな次週の展開が3つのブレーキで暗示される中、裕一くんに召集令状が届いてしまいました。

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コメント

  1. 知らんけど より:

    ブログ主さんに迷惑かけますのでこれ以上は戦争論に関してはコメントを控えます(次週のインパール作戦に関しては触れるかもしれませんが)

    なんかご迷惑おかけして申し訳ございません

  2. 知らんけど より:

    テーマを変えるのはどうかな?
    私が言ったのは日本の植民地化の可能性があったということだ、日本人がイスラエル建国前のユダヤ人どころか奴隷になる未来も当時は想定されたということだ、東アジアに関してはコメントしていない
    ましてや製糸産業が壊滅しABCD包囲網により石油輸入を完全にストップされにっちもさっちも行かなくなったら侵略であれ進出であれ動くかそれとも極東のサードワールドの一国になるか二択しかなかったんだからな
    ヒューマニズムだけで国家は支えられない、国益安定の上に国家は成立するはず
    半島の分断に関して日本に責任を完全転化するのは意味不明、米ソ冷戦期間という史実は完全無視?

    ヒューマニズムだけで語れるのは令和にいるから、明日から石油がなくなったらと想定したら同じ考えになるのかねえ?

  3. 丹善人 より:

    関東軍が満州を作った結果、現在の朝鮮半島の南北分断につながり、
    北朝鮮を作った事実は変えられない。
    アジア諸国を植民地にしようとしたのはむしろ日本だったということ。
    それが完成しないまま敗戦となり、日本軍によってごちゃごちゃに
    なった国々が自国をまとめようとした結果が多くの国の独立であり、
    日本がそれを意識し、指導した物ではない。それこそ結果論で
    日本による侵略戦争があったからそうなっただけの話。

  4. 知らんけど より:

    可能性という仮説を結果論で言われてもコメントしようがないですね

  5. 文月 より:

    ドラマの本筋からは離れますので、スルーして頂いても構わないのですが、、
    東南アジアの国々に存在する日本軍の好評価はその背景も含めて、値引いて見る必要があります。
    太平洋戦争戦争での日本軍の戦いに良い評価を与えている国々は、それまでのいわゆる宗主国からの独立の機運を国民に呼び起こした国々です。そして、日本が植民地支配を完成する前に敗戦を迎えた国々です。
    満州国など、八紘一宇の思想の下、独立国家を形式的には作っていますが、日本軍の指導下にあり、日本の実質的な植民地支配であることは否定できません。
    しからば、フィリピンはどうなのか、フィリピンは日本が占領したことにより独立が名実ともに遅れたから評価されていないのです。
    フィリピンは、旧宗主国がスペインであり、1898からの米西戦争の折、アメリカの傀儡政権として独立を宣言したものの、米西戦争後アメリカの植民地となった国です。しかし、アメリカは太平洋戦争前の1935年には将来の独立を承認していました。つまり、日本がフィリピンを占領したことは、宗主国がアメリカから日本に変わったという単純なことではなく、宗主国と進めていた独立のプロセスを中断させることにしかならなかったのです。太平洋戦争中の1943年には日本は傀儡政権を通じた独立を認めはしていますが、実情としては、満州国と同様に日本軍の支配下に有り、当初の占領後速やかな独立の約束が実行されなかったばかりか、アメリカ植民地下よりスペイン植民地下に近い植民地支配だったことが日本支配を評価しない原因になります。
    また、戦前のフィリピンは植民地下であっても経済的ライフスタイルはアジアで2番目の地位にあったものが、日本の占領の間に、100万人以上のフィリピン国民とともに失ったことも忘れてはいけない事実です。
    日本軍に対する評価が好意的な国々は、もしかすると、日本軍の人的損害が自国民の人的被害・経済的被害を上回っている評価なのかもしれません。

  6. 丹善人 より:

    戦争に負けたら植民地支配になる、と言うけれど、事実として戦争に負けてるし。
    で、植民地支配で国家が死んだかどうか。現実には天皇制も残ったし、右翼集団も
    残ってるし、戦争賛美者も残ってるし。

    そういう事実はどう見られてるんでしょうかね。

  7. boxster981 より:

    (週間サマリー)
    モスラの歌、中川翔子さんの解説でやってました。それでサマリーも書く元気が出ました。ブログ主様、華と光子の出会いシーンが無いこと、正に梅の言葉で気付きました。疑問は11年も会っていないとは考えにくいので、なぜそのシーンが無いかという点です。保隆さんは幽霊になってまで会っているのに、バランスが良くない。

    さて真珠湾攻撃でなくマレー沖海戦で始まるのは史実通りだが後のインパール作戦(対英戦)をも意識したか?久志令状出征のはずが即日帰郷。音、畑づくりに着手したら音楽挺身隊の誘い。婦人会でうんざりの音は放置するが、五郎訪問、梅上京。音の音楽への復帰の背中を押す。好きな音楽が自分へのエールとなると言わんとするか?
    吟、智彦転属大陸へ。戦死したら一生虚構の建前で生きることに、それは苦しい。むしろ介護を必要とするくらい負傷した方が吟には居場所が出来て幸せになれる。

    豊橋、実家は宗派が監視の対象に。有名な内村鑑三が不敬罪に問われたことを思い出す。日露戦争の時代内村は良心に基づく反戦論者であり、幸徳秋水らと共に論客でもあった。父保隆と近い世代ではないだろうか!?

    音梅と吟の間に深い谷間が生じた。内心の自由は外に出なければ無制限に自由だが表現の自由はどんな社会であれ制約が生じる。公序良俗という言葉があり宗教が制約することもある。従って音と梅の言うことには差がある。音楽を聴いて何を思うかは無制限に自由だ。しかし、それを口に出したり行動に現れたりしたら別の問題だ。

    裕一の音楽の最大の魔法は軍歌であっても主に短調で庶民の悲壮感に寄り添ったところである。戦友や家族を悼むきもちにも通じたところが木枯しのように軟弱と言われなかった所以と思う。裕一自身はいまだに応援歌だと思って書いているので、それがそうでないということに気付かせるためにはたぶん親しい人の不幸が演出上必要になるのだと思われる。だから藤堂先生の死だけでなく、弘哉くんの死も避けられないのかな?華に父さんが殺したと言わせるために!?う~ん???

  8. boxster981 より:

    折角録画しておいても録画中はノイズが入り再生できない。よって一気見が遅れに遅れた。
    録画してたのは山口百恵、この人三浦友和の奥さんでよく二人で映画に出てる伝説の人。というより三浦貴大のお母さんと言った方が通りがいいのかも。ただ音さんや環さんの方が歌唱力は上だと思った。
     
    一気見に戻る。
    帝国陸海軍は本8日未明西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり。
    これが正式な大本営発表である。記録によれば真珠湾攻撃より2時間前に英軍との交戦が始まっており70分早く日本は英領マレーのコタバルに上陸した。大本営もこれをもって対英米への宣戦を布告した。ニュース歌謡に取り上げられるマレー沖航空戦(海戦)はこれに付随する攻防で上陸輸送船団を叩きに出撃した英艦隊(東洋艦隊)を日本部隊が索敵に失敗、水上部隊が燃料不足で退避した後、代わりに航空機(陸攻部隊)が沈めたもので、作戦行動中の戦艦を航空機だけで撃沈した世界初の海戦として戦史に記録されている。真珠湾攻撃はこれに比べれば停泊艦船に対する奇襲で戦績としての評価は低い。
     
    裕一のニュース歌謡に携わる仕事は、いわばBGMですね。当時はラジオだからそれが良かったのだろうか?編曲の訓練が必須のクラシック畑は有利だったと思う。主食はいもとか、おからクッキーとか悲しいのか可笑しいのか微妙な演出だ。ごちそうさんの方が戦時下の食事は良く表現できていたような気がする。久志の召集令状と即日帰郷はご愛嬌。先週が切なさの募る演出だったのでよけいにコミカルに映った。五郎の家出(?)も同様。たぶん来週は反動でとても暗くつらいものになりそうな予感がしてならない。弘哉が体育が得意だとかまさが老いで弱るとか気になる伏線がどんどんはられていく。
     
    吟のように生真面目で頑なな長女としては純情きらり(再放送中)の笛子が性格的に似ているが彼女は少しルーズな画家の冬吾と結婚することで穏和になり幸せになった。智彦も悪い人ではないのだが吟以上に真面目な軍人なので息が詰まる生活となり吟を追い詰めるのだろう。パートナーが木枯やせめて久志のようだったら苦労もあるが幸せだったような気がする。少なくともここまで劣等感を持つことはなかっただろう。音や梅への劣等感のように表現されているが実は吟の美点を発揮する居場所が無いのが根本問題となっている。子供でもいたら事情が違ってくるのだが。
     
    婦人会の班長、開会の唱和は飲食チェーンの朝礼とあまり変わらない。音楽挺身隊初会合で威圧的な神林、北朝鮮の楽団団長くらい美人だったら良かったのに!あまりに「いかにも」という感が強すぎて演出に奥行が乏しい。カメラワークも先週と比べると雲泥の差だ。弘哉と裕一の合奏のシーン、浩二の手紙を書くシーン、智彦に礼する吟の背筋の伸びたシーンが記憶に残る程度だ。
     
    ところで光子が華と会うシーンがまだないことに気付いた。かつて光子は三郎の手紙を携え上京したことがあったように記憶している。初孫が11歳になるまで会わないことは無いと思うのだがなぜ省略されているのだろう?そういえば裕一と音も福島に帰る話はあるが豊橋にそろって帰るシーンはまだない。不思議である。

  9. 還暦のたつお より:

     ビルマ戦の初戦での大勝利とその後、二年間、日本軍に英軍が歯が立たなかった事は、インドで独立運動をしている人達に、大きな勇気を与えました。インパール、ビルマ奪回で英軍は勝利したものの、英軍自体も大きなダメージを被った為、戦後の植民地政策が、弱体化していたと考えられます。結果的には戦病死した多数の日本軍兵士のおかげで、独立運動が加速したとも言えます。又、インドの話ではありませんが、インドネシアでは、戦後多数の日本軍兵士が帰国せずに、オランダに対する独立運動に参加したといいます。西欧列強の植民地となっていたこれらの国々にとって日本は、救世主のように思えたはずです。ただし国によっては、日本軍の統治政策に反感を持ったところ(前述したフィリピンのように)あるので、慎重に判断しないといけないところですが。

  10. 知らんけど より:

    戦時中は芸術や文学が確かに死ぬかもしれないけど、戦争に負けたら植民地支配になり国家が死ぬ可能性もあったわけで
    令和の世の中にいる結果論として批判するのは違うと思います

    私は吟さんや裕一さんの姿勢を支持します

  11. 還暦のたつお より:

    今、今週の振り返りを見ていたら、喫茶竹で、久志が「見かけは、コーヒーだけど。」という台詞を言います。これって、例の代用珈琲の事では。又、さっきの投稿についてですが、ビルマ、インド、インドネシア、ベトナム、といったアジアの国々は、西欧列強各国の植民地支配に長年に渡って苦しめられてきました。日本軍が、太平洋戦争初戦で、米英軍に勝利する様子は痛快に見えたでしょうし、日本もこれらの国々の独立運動を支援した為、概ね、上記の国では対日感情は良好だったのですが、植民地政策が比較的緩くて、日本が行政に失敗したフィリピンでは、逆の多数の抗日ゲリラを発生させてしまいました。この問題を追及すると現代アジア史全般を研究する事になります。もうちょい頑張って調べてみます。できなかったらごめんなさい。

  12. 還暦のたつお より:

    朝蔵様、ふー#さんさんの投稿に関連してなのですが、1944年、映画監督の小津安二郎は、軍部の要請を受けて撮影スタッフを率いてシンガポールへと赴きます。その目的は、武装蜂起によりインド独立を目指すチャンドラ・ボーズ率いるインド自由軍と日本軍との共同作戦で、英国によるインド植民地支配を打破する様子を高らかに謳い上げるプロパガダ映画を撮るためでした。そしてインパール作戦には当初インド自由軍も参加するはずでした。ところが、様々な理由によりこの計画は両方とも頓挫します。この間の経緯は、
    元映画監督で、小津安二郎の「東京物語」の助監督を務められた作家の高橋治氏の書かれた「幻のシンガポール」という小説に書かれています。この小説は高橋氏の小津安二郎の伝記小説「絢爛たる影絵」の岩波現代文庫版の巻末に収められているので、機会があればご一読をお勧めします。

  13. 還暦のたつお より:

    喫茶竹、休業残念です。代用スイーツの試行錯誤にも限界がきて、その上、保さんの工場動員。ドラマでは触れられてなかったですが、このころになると、もう流石に町の喫茶店では、珈琲豆の入手が不可能となり大豆やたんぽぽが代用珈琲として使われていました。一度、当時の事を知る喫茶店のマスターに大豆珈琲を飲ませてもらった事がありますが、飲めなくはないけど、やはり似て非なるものでした。

  14. 丹善人 より:

    裕一君にとって、今はバブル真っ最中。あのバブルの頃、誰もがバブルがはじけるとは
    弓にも思わず、踊り狂って、お金をばらまいて、1坪1億の土地を買い、民営化した
    NTT株を買い求め、銀行も多角経営に手を染め、その反動のすごかったこと。

    今はコロナ禍の真っ最中で戦時下状況が現実のことに、特高や婦人会のリーダーでなく、
    現実的に自粛警察が幅を利かせ、ちょっとでもはみ出した行為に徹底的につるし上げを
    行う。日本人気質は少しも変わっていない。

    とうとう喫茶店も閉店に。売る物ないし、のんびりすること自体が非国民的行為と
    言われる時代だから仕方ない。いつか戦争が終わるとは誰も思えない。先が見えない
    休業状態。国からの保証なんてそれこそないし。

    この時代にこのドラマを流すことにすごく意義があるとしか感じられない。
    せめてドラマだけでも戦争が早く終わって、平和の鐘の音が聞きたいものです。

  15. 紺碧の空はいいな より:

    これまでの朝ドラでの戦争の描き方は、庶民が巻き込まれて酷い目にあう、というパターンがほとんどだったと思います。エールでは、戦意高揚のために作曲し続ける主人公と陸軍に納品する事で生計を立てているヒロインの実家がしっかり表現されていて全く違う視点から戦争を見ることができるのでとても新鮮に思います。

  16. 還暦のたつお より:

    戦後、大本営発表と言えば、嘘の代名詞のようになりましたが、ぼちぼちひどくなってきました。思えば、適当に立てた作戦で、兵士が徒歩でジャングルを縦走させられ、補給が出来ずに餓死者が続出するという日本軍の負けパターンが、ガダルカナルから始まっていました。敵を引く寄せ手から叩くって、たぶんマリアナ沖海戦のことかな?これも大敗でした。さて繊細な感性を持つ鉄男(野村俊男)と哀愁溢れる木枯(古賀政男)のコラボの方が、鉄男、裕一のコンビより合っていたような気がします。戦後、は鉄男、木枯のコンビ作品の方が曲数が多いみたいですしね。

  17. オペラ座の怪人 より:

    私は協調性がなくて、
    根っからの自由人・個人主義者なんだけど、
    もし、あの時代に生きていたら、
    「進め、進め、兵隊進め!」とか言っていたのかも知れないなあ。

    そして、裕一にも来ましたか、召集令状!?

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  18. よるは去った より:

    正人「『お前の曲は軟弱だ。もっと世の中の空気に合わせろ。』だってさ・・・・・・・・。」
    神林「音楽は『軍需品』なんですよ・・・・・・・。」

    そして日本は
    鉄男「かなり旗色が悪いらしい・・・・・・・。」

    日本が追い詰められた頃になると
    「♪チャーチル、散る散る、花と散る~」
    「♪ルーズベルトのベルトが切れた~」

    と個人を叩く歌も出てきたそうですね。

  19. 魁光 より:

    今思えば、吟ちゃんはまだ良心はあったのかもしれないですね。

    あれだけ好き勝手に爆走した音ちゃんを咎めはしたものの「非国民」と罵ったりすることはなかったですから。

    一線を超えることはなかった姉の優しさを感じます。

  20. 魁光 より:

    思っちゃったからしょうがないコーナー

    鉄男くんは福島弁全開で標準語に切り替わった裕一とは対象的。
    福島の人間であることを忘れないようにするための演出でしょうか?

  21. 魁光 より:

    古くからの付き合いの鉄男くんと木枯さんにとっては長所も欠点もすべて知り尽くした裕一のことは全てお見通しでしたね。

    見せかけの情報に踊らされず実情を知る鉄男くんは最悪の展開を見据えて忠告をしたのですが、自分の仕事にやりがいを見出した裕一も意地がありますからね…。

    戦意高揚の担い手に「なってしまった」裕一はもう後戻りが出来ないようです。

    来週は鉄男くんは裕一に「最後通告」をするようですが。
    このままじゃ物別れになりそうですね…。

  22. 知らんけど より:

    以前にコメントしましたが木枯さんの曲は軟弱ではなく単調過ぎたので軍歌には適していなかったと思います
    ただ、それでもこの時期に軍歌と向きあったことが美空ひばりさんとレコード大賞を制した『柔』にて結実したとも思います、交響曲みたいなメロディとリズム、美空ひばりさんの迫力ある歌唱、東京オリンピック柔道無差別級でヘーシングに完敗した日本、三つの要素が重なった名曲です

  23. 魁光 より:

    「音楽とは何か」を徹底的に説いた回となりました。
    娯楽なのか軍需品なのか?
    辛いのはどちらの考えも間違いではないこと。
    現代の思想からすれば前者は正解。
    戦時中の思想からすれば後者も正解。

    裕一も音ちゃんもどれが正しいのかと苦悩しながら歩むことになるんでしょうね…。

    裕一も鉄男くんの話に揺らぎだしましたから…。
    音ちゃんは挺身隊を追放されて改めて今の時代への疑問を抱きましたし…。

  24. たいとうみほ より:

    子供の頃、引きこもりがちな「ずぐだれ」が、作曲を覚えると一躍クラスの人気者、我も我もと作曲を次々頼まれて有頂天になって。そうしたら幼きプリンスが「調子に乗ると痛い目に遭う、気を付けろ」と忠告してくる。案の定いじめっ子に睨まれる。どうしようもなくなった時に大将が助けてくれる。やがて長じて世は戦時局となり。今、子供の頃とまったく同じ事を、繰り返している感が、裕一君に見えてきます。違うのは、忠告するのがプリンスではなく大将である事。そして、今後「楽譜を取り返してくれた大将」に匹敵する人物も、おそらく大将ではないのでしょう。事前案内からおおよその見当はつきますが。

  25. 知らんけど より:

    干されているリアル木枯さん
    横浜で「娘の歌を聞いてみてください」という母親から突然の要請に応え天才少女の歌声を聞いて驚嘆するのは三年後
    これが後年タッグを組み数々のヒット曲に繋がる美空ひばりさんとの出会い

  26. 柏倉章宏 より:

    世間の冷たい風をの洗礼を浴びた経験のある木枯君と鉄男君だから違和感を感じられたのかな?
    裕一君は意外と世間の冷たい風の洗礼に会っていないから。
    しかし、裕一君と同じ様な環境にいた音ちゃんは、良く違和感に気づきましたね。