戦争が終結/裕一の後悔 / エール 第90回

2020年10月16日(金)第18週「戦場の歌」

あらすじ

昭和20年(1945年)8月、戦争が終わりました。その頃、豊橋では岩城が入院をしていました。終戦直前、空襲で焼け落ちる家から原稿を取り戻そうとして家の中に入って行った梅を助け出した岩城は重傷を負い、持病の心臓が悪化したのです。

一方、東京では弘哉の母が裕一を訪ねてきました。弘哉も母は弘哉が戦死したことを裕一に告げました。裕一は自分が作曲した音楽が多くの若者たちを戦争に駆り立てたことに打ちのめされました。

弘哉が戦死したことを裕一が聞かされたその日の夜、音と華が疎開先の福島から帰ってきました。裕一は弘哉の戦死を音と華に告げると、一人で抱えていた苦悩をはじめて音に打ち明けました。音楽が憎いと。

弘哉の戦死を聞かされた日から裕一は曲を書かなくなりました。同じ頃、劇作家の池田は、戦争孤児を題材にしたラジオドラマの企画をNHKに持ち込んでいました。NHKが難色を示したその企画の作品名は『鐘の鳴る丘』でした。

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予習レビュー

戦争が終わりました。

この時代を描いた朝ドラの多くはここから明るい物語に転じます。その際たる例は、終戦の瞬間から物語が始まった『梅ちゃん先生』でしょうか。

しかし『エール』は戦争が終わった瞬間から主人公の深い苦悩が始まる異例の展開。

裕一くんにとっての戦争はこれから始まるのかもしれません。

そんなわけで次週は裕一くんの苦悩を描いた、裕一くんの心の中の戦争が一週間かけて描かれます。

これまで放送されてきた『エール』のどの週よりも重く苦しい週になるかもしれません。

その一方で裕一くんの戦争を終わらせてくれる救いのフラグが今回立ちました。

劇作家の池田さんという人物が、戦争孤児のラジオドラマを企画。

この企画が、裕一くんを救い、戦後の裕一くんの作曲家として再生のきっかけになるはずです。

コメントへの返信 by 朝蔵

池田さんはある意味裕一君に取って救いの神(柏倉章宏さん)
単なる作曲依頼ではなく傷ついた人を応援するための作曲依頼。裕一くんの作曲家としての再生にこれ以上望めないほどの案件を持ってきてくれましたね。池田さんは。

花子とアンも、苦しかったですよね(ぴろみさん)
花ちゃんは蓮さまからはっきりと責め立てられいましたね。裕一くんは、あの時の花ちゃんと同じ状態ですね。

あの放送の語句の意味はわからなくても(よるは去ったさん)
実際の現場では、音声がまともに聴き取れなかったらしいですが、事情はすぐにつかめたみたいですね。周囲の空気から。

たしか『梅ちゃん先生』は玉音放送が物語のスタートでしたね。梅ちゃんも放送の語句は理解していなかったと記憶しています。

「エール」後日談(たいとうみほさん)
いいですね!この後日談。昌子さんのその後の人生が幸せな形で回収されますように。

裕一の心が完全に折れてしまうには十分すぎる決定打(魁光さん)
今にして思えば、帰国後も作曲を続けていたのはかろうじて心が折れてなかったからですね。華ちゃんの泣き声でついに折れてしまったようです。

「ほら言わんこっちゃない!」(魁光さん)
「ほら言わんこっちゃない!」系の人って、「賢い自分」以外のすべての人を見下す究極の差別主義者ではないかとすら感じることがあります。

「お前たちの話作ってやっからな・・・・・・。」(よるは去ったさん)
熱い男が登場しましたね。こんなキャラクターとして登場するとは想像していませんでした。

流れる涙も枯れてしまいました(おっさん)
本当に大変な三日間でした。朝ドラでこれほどの経験をすることになるとは、ミュージカル仕立ての『エール』第1回のときには想像もしていませんでした。

戦後すぐから動き出した人たちがいたからこそ、今の先進国日本の礎を作っていったのですね!(魁光さん)
過去を嘆く、過去を悔やむ、過去を避難する。過去を統括することは大事ですが、そこに未来をつくる力はないとまでは言いませんが、不足していることは確かだと思います。

ハーモニカが壊れた経緯(boxster981さん)
裕一くんが弘哉くんにハーモニカを贈ったエピソードは悲しい形で回収されてしまいましたが、壊れたハーモニカは幸せな形で回収されますように。

窮地に陥ると、必ずどこからか助け舟が来ます(還暦のたつおさん)
裕一くんの知らないところで、裕一くんの助け舟がすでに動き始めている姿が描写される演出。とっても粋でした。

あの世の入り口で「おまえには夢があるだろ!」(偽君子さん)
あの世の入り口で亡くなった祖父から「待ちわびたで〜」と言われてしまったヒロインがいましたね。(笑:『あさが来た』)

自虐的ブラックジョーク(還暦のたつおさん)
NHK職員の会話。吹きました。こうしたブラックジョークを入れるなんて、よくわかっている人がいるんですね。(笑)

裕一にも、責任はあるのかもしれないけど、責任を追求しちゃ、いけないよ。(オペラ座の怪人さん)
戦争に協力した人を今の価値観で非難しても何の解決にもならないことを『エール』で学びました。

「会いたい」(柏倉章宏さん)
昌子さんと華ちゃん。同じ意味の言葉を言いましたね。裕一くんの前で。これはかなりこたえたと思います。

岩城さん、心臓が悪かったとは(さやさん)
五郎ちゃんに岩城さんが合格判定を下したとき。岩城さんは何故だか肩で息をしていました。運動したわけでもないの。あれは今回のフラグだったんですね。

ガイドブックでは、弘哉君の死亡を聞いて、華ちゃんが無言で部屋に戻るとあった(丹善人さん)
無言で部屋に戻った後に号泣。すぐに号泣を始めないところが余計に涙を誘いました。

「ドクター・コトー」のイメージ(丹善人さん)
この作品は見たことがないんです。「寅さん」「富良野」そして「三丁目」の、やや残念なキャラというイメージがブログ主の中では強いです。

本物のドラマを作っているんだ!(あさのあさみさん)
本作は「本物」という言葉がふさわしい意欲作であると思います。朝ドラのレベルを超えています。

おしんの夫田倉竜三(たいとうみほさん)
おしんのご主人は裕一くん以上に前のめりでしたね。

戦争に前のめりといえば『シンドラーのリスト』で多数のユダヤ人を救ったシンドラーも、戦争に前のめりな姿勢で商売する中、ユダヤ人を救うところにたどり着きました。

ユダヤ人の問題は戦争とは切り離して考えるべきテーマかと思いますが・・・

藤堂先生の実のお母さんが歌うバージョン(boxster981さん)
素敵な動画をご紹介くださりありがとうございます!

タコちゃんウインナーの発明者(文月さん)
興味深いお話をいくつも教えてくださりありがとうございます。

史実はこの2人の心情が逆だったと思います(知らんけどさん)
リアル大将は複雑な思いを胸に秘めながら戦時下を生き抜いたのですね。史実に沿った形で大将の苦悩を見てみたかった。そんな気もしますが、リアル大将の苦悩を忠実に再現したら主人公を喰ってしまいかねないのも確かです。

「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラ(紺碧の空はいいなさん)
焼け落ちた家の中での光子さん。おっしゃる通り「Tommorow is another day」と夕陽に向かって再起を誓った場面に通じるものがあります。

土曜日振り返りは、かなり評判悪いですね(還暦のたつおさん)
評判、そんなに悪いんですか!?土曜日の振り返りの良し悪しを真剣に考えたことがありませんでした。

現代の価値観で当時の演出(ふー#さん)
『風と共に去りぬ』にBLMの価値観を反映させてリメイクしたら、どんな作品が仕上がるんだろうかと、ふと考えてしまいました。

召天者記念会(丹善人さん)
この言葉を初めて知りました。そしてこのような儀式(?)があることも。勉強になりました。

隠しマイクによる街頭インタビュー(知らんけどさん)
話がそれますが黒澤明の『野良犬』が、カメラが入れてもらえない闇市に隠しカメラで潜入。セットではないリアルの闇市の様子を撮影しています。その頃の人たちのやり方、なかなか過激ですね。

「わしは 坊主になりたい」(つい しょうこさん)
『坂の上の雲』でのモッくんのそのセリフよく覚えています。裕一くんの「僕は音楽が憎い」と気持ちは一緒ですね。

本作のキリスト教考証を担当された西原廉太さん(ひるたまさん)
情報提供ありがとうございます。作品への理解を深める参考になります。

現代の方が格段にマシではないのかな~(ひるたまさん)
「アフター」の復興も現代の方が容易といえば容易です。1日も早く「アフター」の復興のフェーズに入れますように。

平和の尊さ(魁光さん)
コロナ禍を通して、戦争がなくても平和は損なわれるということをブログ主は学びました。平和を守るために全方位で脇を締めていようと思います。

讃美歌は予定になく薬師丸ひろこさんの申し出だったらしい(boxster981さん)
あの歌は一種のアドリブだったわけですか!?情報提供ありがとうございます。

『風と共に去りぬ』(boxster981さん)
『風と共に去りぬ』は配信停止ではなく説明書きを付けた配信となっています。説明書きが完成するまでの間の配信中止だったようです。

一方で『E.T.』は映像が書き換えられてしまいました。

ブログ主も「“歴史の事実”としてそのまま残しておくべき映像」があると考えていますが、残しておくべき映像をなかったことにしてしまう昨今の残念な風潮への皮肉です。

孤児院って未成年が不良にならないための施設(知らんけどさん)
昨年の『なつぞら』では、ドラマの重要な舞台の一つでしたね。

光子さんが結婚前の学生時代に聞いていたという設定(丹善人さん)
光子さんの個人的な思い入れという設定。説得力がありますね。

父から聞いた戦争の話(よしけんさん)
貴重なご両親のお話ありがとうございます。ドラマや映画ではなかなか観ることがが出来ない脚色されないリアルなお話。興味深く読ませていただきました。

萩原聖人君が演じた警備員(柏倉章宏さん)
はい。第1回で触れられた名曲が出来上がります。戦後編の物語が、第1回で描かれた場面に向かって動き始めました。

想像するに疫病が収束して無事にドラマが完成するようにとの深い祈り(boxster981さん)
さらに疫病収束後の世の中の再生も願っていたでしょう。

ブログ主の仕事は世の中が再生のフェーズに入ったときに本格的に求められるため、疫病の影響の現実に関する情報を日々収集していますが、困難が伴う再生になるかと予想しています。

薬師丸さんが玉川大学で学ばれた人生経験(ひるたまさん)
ブログ主も『野性の証明』を劇場で鑑賞してから薬師丸ひろ子さんに夢中になった者の一人です。大学受験を機に「普通の女の子」に戻ってしまった頃のこともよく覚えています。多感な時期を芸能界という特殊な環境で過ごさなかった経験は大きいと思います。

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感想

熱い男、池田さんにすべてを持って行かれました

今回もまた主題歌もオープニング映像もなし。これは覚悟を決めて鑑賞する必要があると思っていたらやっぱり。

とりわけ泣きじゃくる華ちゃん。

姿を見せずその泣き声だけが聞こえてくる。裕一くん視線の演出なのでしょうが、これがこたえました。

しかし、まだ裕一くんも知らないところで動き始めた池田さんの熱さにすべてを持って行かれました。

あの熱さが、失意の裕一くんをよみがえらせてくれるのですね。

そして『エール』という物語そのものにも熱気をよみがえらせてくれるのでしょうか。

池田さん、初登場ながら一瞬にして心をつかまれました。

次週以降で描かれるはずの池田さんの活躍が待ちきれません。

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コメント

  1. ひるたま より:

    こんばんは。かなり周回遅れのコメントになります。
    この回で『うるわしの白百合』を歌われていた「光子さん」薬師丸ひろ子さんに関して。
    薬師丸ひろ子さんといえば、私の世代(昭和40年代生まれ)から見ると「角川映画のヒロインにしてアイドル」のイメージが強いように思われます。
    その薬師丸さんが人気絶頂期にいきなり大学受験のために芸能活動を休止された事は、子供心にもかなりインパクトが強かったです。(ただでさえTV出演が少なかった方ですので『ベストテン』等に出演された時にはそれこそ画面に釘付けになって見ていたように記憶しています)

    時は流れ、某新聞の大学に関する特集を組んだ別刷り版の一面で薬師丸さんが本名の「薬師丸博子」としてインタビューに応じられていた記事を拝読する機会に恵まれました。(ちょうど私自身が大学受験を控えていた時期でした)
    インタビュー中で「大学の授業で「労作」というカリキュラムがあり、お芋掘りをした事が面白かった」「年末の『第九』合唱に全学年で参加して本番で歌った時には感動した」etc.…普段は芸能界で大人に混ざって仕事をされていた薬師丸さんにとって、大学はごく普通の一女子大生でいられて且つ新鮮な経験が沢山積める《居場所》でもあったのではないかな、という気がします。
    薬師丸さんが玉川大学で学ばれた人生経験が、今回の『うるわしの白百合』に結実した…と書くのは大袈裟でしょうか。

  2. 文月 より:

    戦時中のユダヤ政策については、日本は同盟国のドイツ・イタリアと別のスタンス(独自のユダヤ人保護政策)をとっていました。
    その背景にあった思想が「八紘一宇」です。
    諸説あるかとは思いますが、思想の二本柱は、「世界一家」(全世界を一つの家にすること)と「天皇総帝論」(国体維持)で、日蓮研究者の田中智学が整備した思想になります。
    後者は、戦争拡大の要因となり、前者は、日本のユダヤ政策に結びつき、杉原千畝のユダヤ人保護に結びつくことになります。
    日本は、杉原千畝の行為ののち、積極的な(目立ったかたちで)ユダヤ人・ポーランド人の保護を行っていませんが、「現下に於ける対猶太民族施策要領」及び「猶太人対策要綱」で受動的ユダヤ人対応を決めていた。
    戦後は、「八紘一宇」は世界平和の思想として、紹介されることが度々ありますが、全体主義的側面(天皇総帝論)が伴う思想であり、広がりはありません。

  3. 文月 より:

    余談ですが、
    民間情報教育局(CIE)の功績の一つは、「太平洋戦争」という戦争名称の定着にあります。
    「太平洋戦争」という言葉が、一般に流布するようになったのは、戦後(昭和20年12月8日以降)、CIEの活動の中で、「大東亜戦争」という日本側の正式呼称を禁止したのちになります。
    そして、「太平洋戦争」の名称定着に寄与したのが、GHQ民間情報教育局作成の「太平洋戰爭史−真実なき軍国日本の崩壊」になります。
    日本国内で「太平洋戦争」という言葉は、大正14年の日米未来戦記で使われたほかは、表舞台に出てこなかったものです。連合軍側でも太平洋戦争という名称は使われていなかったようです。
    「大東亜戦争」という言葉を連合軍が嫌った理由のは、表向きには、「国家神道、軍国主義、超国家主義に緊密に関連する」とされていますが、「大東亜戦争」の名称を公式に定めた閣議決定で、戦争目的が、「欧米諸国によるアジアの植民地を解放し、大東亜共栄圏を設立してアジアの自立を目指す」とされていたことから、アジアの植民地の宗主国を中心に構成された連合国側にとっては都合が悪かったためとされています。

  4. よるは去った より:

    boxster981 様 
     横レス失礼します。
     クリスチャンではない私がこう言うのもおこがましいと思われますが、焼け跡となってしまった我が家で光子母さんが「うるわしの白百合」を涙ながらに歌う場面を私的に「救いのみ子」の再来そして焼け跡からの「復活」を祈っているのかなと勝手に考えて視てました。
     以前に雁屋哲先生の「美味しんぼ」で「百合根」が題材に取り上げられた時に、エル・グレコ、レオナルド・ダヴィンチといった画家たちによって描かれた「受胎告知」はご案内の通り処女であった聖母マリアに大天使ガブリエルから聖霊の御子が宿ったことを告げる場面ですが、その時にガブリエルが手に持っているのが「百合の花」であることをが述べられてました。
     そんな話が頭の片隅に残っていたもので先述の勝手な解釈をしてしまいました。
    「百合の花」は「崇高さ」「清らかさ」をあらわすそうですね。
     突然の夫との死に別れにより窮地に陥った時でも何とか立ち直って馬具製作所を切り盛りし、三人の娘を立派に育てた光子母さんには「崇高さ」を失う事なく、この先も生き抜いてほしい気持ちでドラマを視てました。

  5. boxster981 より:

    今週は一気見の投稿は不要と考えていた。でも実際観てみると毎日のこま切れとは別の気付きもあるし、何より西原さんの考証の解説に啓発された部分もあるので重複しないように気を使いながらまとめてみる。

    キーワードは「言葉を超えるもの」。まずは画家の中井氏のスケッチ。週間サマリーではインパール作戦が無謀で多くの将兵が飢えに苦しんだこと等全く触れられていないと述べたが本編でも多くは語られていない。ただ中井氏のスケッチは言葉以上に明快に惨状を伝えていた。原爆の絵やベトナム戦争の「ナパーム弾の少女」を思い出した。

    続いては昌子さんが藤堂先生の手紙を読む場面での回想映像。短いものだが続く「楽しかった!もう…あんな日帰ってこない…会いたい…」という昌子さんの言葉に体温を与えている。手紙そのものは襲撃当日の朝裕一が預かったものだった。

    次は異様にきれいな梅ちゃんの顔。おかしいという意見もあったが岩城さんが覆いかぶさって守ったという表現だと思う。岩城さんのぐるぐる包帯の巻かれた顔と対照的だ。

    そして弘哉くんの代わりに帰ってきた壊れたハーモニカそのもの。繰り返し確認したが本編では言葉としての弘哉くんの死は解説にすら現れていない。後に裕一が華に弘哉くんが亡くなったと語るのみである。

    最後に薬師丸母さんのアカペラ。相談を受けた西原さんによれば最初のシナリオでは「戦争の、こんちくしょう!」と唸りながら地面を叩くシーンであったという。薬師丸さんからNHKのプロデューサーに地面を叩くのではなく、何か歌を歌えないか、過去を回想するのに「菜の花」を口ずさむなどと思ったが、賛美歌の「うるわしの白百合」がその場面に適当であるか、との問い合わせがあった。

    相談を受けた西原さんは大変素晴らしいアイデアだが15分という尺や公共放送の立場を忖度して宗教色の薄い2節部分のみの歌唱を提案した。しかし収録で薬師丸さんは総てを暗譜・歌唱しており放送でも1秒もカットされることなく、1節、2節、すべてが流れた「うるわしの白百合」は歴史的な「名場面」となった。と同時に過去を悼む歌に留まらず未来へ「いのち」と「希望」を願い「復活」への力強いメッセージとなった。

    吉田照幸さんは「僕は戦争の厳しさを光子さんに担ってもらおうと思っていたんですね。でも、薬師丸さんから賛美歌を歌いたいと提案を受けたときに、セリフで表現するだけではない違う何かが生まれるんじゃないかなと思いました」とあるメディアに述懐している。

    撮影現場は若いスタッフたちが目を真っ赤に泣きはらし、監督の「カット」がかかっても、広いスタジオは深い沈黙に包まれたままであったという。収録日は7月3日だから東京の新型コロナ感染者数が1週間前の54人から124人に倍増する頃である。想像するに疫病が収束して無事にドラマが完成するようにとの深い祈りもあったことだろう。ドラマと現実が実際に交錯していたのである。

    今日10月17日の東京の感染者は235人。もちろん当時より多い。今でも祈りは必要とされている。

  6. boxster981 より:

    「うるわしの白百合」の件でお礼です。丹善人さん、ひたるまさん、そして考証解説をしていただいた西原 廉太さん、そしてそれらを繋いでいただいたブログ主様、本当にありがとうございます。

    奇跡のように素晴らしい作品が生まれる場面に立ち会えた気持ちがします。いろんな偶然が重なり、本当に神の成せる技かもしれません。いわばコロナ禍が遠因で生まれた演出ともいえますが、ドラマを超えてブルーインパルス以上に現実世界のコロナと戦う医療関係者、闘病中の患者の皆さん、不幸にして新型コロナに倒れられた志村けんさん始めとする犠牲者やその関係者の皆さんに届いたと興奮しています。

    このドラマが始まるとき、昭和という激動の時代に数々の曲を生み出した作曲家とその妻の物語ということで、再放送で観た「てるてる家族」のような昭和の歌謡史をつないだドラマを想像していました。でも戦争と軍歌をどの程度どんな扱いをするのか半信半疑でした。オーディションで二階堂ふみが選ばれた時はフィクションの自由度が高いリアル音さんを実質主人公とする夫婦愛のドラマになると思いました。でも実際は逃げずに正対したことで音楽も人類愛(夫婦愛も家族愛も超えた普遍性を感じるので敢てそう呼ばせて下さい)も包み込んだ素晴らしい作品になっています。

    今回西原さんの解説で驚いたのはNHKの徹底した時代考証の厳密さです。朝ドラでここまでやっているのだから大河などは筆舌に尽くせないでしょうね。オーム事件以来現実の方がドラマを超えてしまって、ドラマの力が無くなり実際本数も減りました。しかしこのエールはドラマがまだまだ現実を変えていく可能性が、少なくとも勇気づけていく力があることを見せてくれたような気がします。

    あとは着地に失敗しない事を神に祈るばかりです。

  7. 丹善人 より:

    キリスト教考証をした人の話では、関内家は聖公会の設定だとか。ところが、
    聖公会の讃美歌には「うるわしの白百合」は載っていないらしい。でも
    この曲が好きなので、どうしても入れたくて、光子さんが結婚前の学生時代に
    聞いていたという設定にしたらしい。

  8. 知らんけど より:

    池田さんの企画書にあった孤児不良化防止の文字、孤児院って未成年が不良にならないための施設だったことを改めて気づいた

    孤児院が経営不振で解散することになり伊達直人少年は虎の穴に入り不良どころか黄色い悪魔になったんだよなあ
    アニメ『タイガーマスク』
    私にとって聖書みたいなものです

  9. boxster981 より:

    ブログ主様、

    いつもお世話になっております。毎日の編集、頭が下がります。

    「風と共に去りぬ」にBLMの価値観を反映させてリメイクしたら?何故BLMに限定するのですか?
    BLMだけでなく多様性の観点を取り入れたほうが商業的成功の確率が高いでしょうね!
    アカデミー賞の作品賞の選定基準が変わります。マイノリティーからの批判も背景にありますが、ビジネスとしてマーケットを広げるとの計算があるはずです。
    オスカー受賞歴のある黒人脚本家リドリーが、L.A.Timesに、HBO Maxを名指しする意見記事を書いて、「風と共に去りぬ」が配信停止になったことを意識しているなら意見は異にします。どんな作品であれ“歴史の事実”としてそのまま残しておくべき映像があります。リドリー自身も意見記事の中で提案しているように、この映画は作品自体には手を加えず、説明書きを付けた形で配信するのがいいと思います。地獄の黙示録は2度リメイクされていますが3作品とも視聴可能です。
    日本でも身分制度や部落制度を前提にした作品がありますが、不用意に改変、特に部分削除とするのは検閲と同じで表現の自由に抵触します。
    都合のいい目線の作品が大傑作でその背後で一部の人たちが不快な思いをしていたとしてもそれは、“歴史の事実”としてそのまま残しておく必要があると思います。

    ブログ主様のコメントにはたまに主旨が分かりかねるものがございますので敢て投稿いたします。
    ご主旨をお聞かせください。

  10. boxster981 より:

    知らんけどさん:
    貴重な情報ありがとうございます。
    でもリアル裕一の恩師は戦没していません。
    そもそもがフィクションです。

  11. boxster981 より:

    今日は週間サマリーから。一気見は新たな感想が生じれば後に追加するかもしれない。
    まずリアル裕一がビルマ(ミャンマー)を慰問したことはフィクションではない。但し恩師が戦没したことはフィクションである。だから今週のコアの描写の大半がドラマとして独自に作り出されたものということになる。その中でも筋を追うのに不要な部分がそぎ落とされたのが週間サマリーで、週間サマリーの意義はそれしかないというのが私の意見だ。朝ドラおじさんの解説は副音声にしてオンオフ可能にして欲しい。

    まず気付くのは黙示録の構造が水面下に沈んだことである。薬師丸母さんの讃美歌が省略されたことが大きい。トキコ訪問とこれだけ帰って来ましたとこわれたハーモニカはしっかり映し出されるが弘哉の戦死は解説に落とされた。華子の嘆きも省略された。待てよ、弘哉の死は本編でもトキコの口から語られていないのでは?(復活もありうる?)裕一は誰に言われるでもなく自ら弘哉を死に追い込んだと思いこんで作曲を止めた。

    一方で福島疎開時の音の浩二との会話「わからないもんですよね人生って」が不自然に切り取られ不条理を暗示する。藤堂先生の消息が分かり会いに行きたくても身体が動かない裕一に戦場を見た画家の中井は言う。良心の呵責があってトゲを抜きたいならお止めなさい。戦場に意味を求めても何もありません、戦場にあるのは生きるか死ぬかそれだけです。

    作家水野に託された詩に曲をつけ楽器を調達して先生に会いに行く。そして再会、楽しい練習、その夜藤堂は裕一に妻への手紙を託す。翌日演奏の本番前に敵襲、狙撃から始まる奇襲で英軍が情報を掌握した上で万全の準備で襲撃したと思われ砲撃もあり遭遇戦ではないことが伺える。森山直太朗さんの回想によるとこのシーンはロケ、毎日嫌いなカエルに悩まされたらしい。見事な演技で藤堂先生倒れる。古山すまん、もう一度(家族に)会いたかった。確かに眼鏡、気になる。反射で光り敢て気にさせる演出だ。

    音楽で鼓舞した結果恩師を死なせた、この後の裕一は茫然自失。本編よりも淡々とシーンが進む。昌子に手紙を渡し、豊橋が空襲に会い、敗戦。トキコの訪問があり壊れたハーモニカだけが帰ってくる。そして裕一は音楽を憎んだ。

    史実と比較するとインパール作戦が無謀で多くの将兵が飢えに苦しんだこと等全く触れられていない。リアル水野の作家は「前線にダイナマイトを100キロ送ると50キロしかないと報告がくる。兵隊が食うのである」とまで手帳に書き残している。ダイナマイトの原料のニトログリセリンは口に含むと甘い味がするのだとも。またラングーンではペストが発生し恐怖におびえながら作曲したこともスルーされた。代わりにサソリだ、新型コロナに配慮したか!?ただ吉田さんの手記によると戦闘シーンにここまで踏み込めたのはコロナ感染拡大時の中断があり、シナリオを全面に書き直したと同時に再開後のスタッフ全員の覚悟が半端ないものであったためだと言う。

    また、薬師丸母さんの讃美歌は予定になく薬師丸ひろこさんの申し出だったらしい。実は歌手の完璧な歌い方ではなく演技の中で感極まった歌い方、発声も少し乱れているのがリアルだ。期せずして予想以上のピエタが実現し、スタッフ全員の結集で朝ドラ史上どころか日本のドラマ史上でみても傑出した一週間が完成した。視聴率はそれほどでもないらしいが今週は天気も悪いし一週間一気見する人が多いのではないだろうか?私も今見ている最中です…。

  12. たいとうみほ より:

    「NHKですよ、嘘はつきません」
    この発言、逆説的にメディアが置かれている状況に対する、皮肉という形での精一杯の抵抗かもしれないと思って見ていました。嘘なんかつきたくないのに、メディアの立場なんてそんなもんだと。戦時中は、ある程度実情を知っていたとしても、大本営の意向に沿ってしか報道できなかった、結局は嘘を世間に広めていた。その事に忸怩たる思いを、ずっと抱いたのかもしれません。戦争が終わって本当の事が言えると思ったら、大本営がCIEに変わっただけ。そんな屈辱があの発言になったのだとすればこの方、本音をぶつけ合える関係になったならば戦後の報道言論に、真実の一石を投じてくれる素地は大いにあるのかもしれません。

  13. よしけん より:

    1945(昭和20)年の昭和天皇の「玉音放送」。

    私の父は、陸軍歩兵として戦地の中国で、ラジオの前に整列して聞いた。
    その時、今まで散々部下を殴っていた上官は、
    報復がこわくて、行方不明に。

    私の母は、愛知県一宮市の北部(当時はまだ、一宮市内ではない)の実家で、私の(母方の)祖母と4人姉妹の全員揃って聞いたが、ラジオの受信状態も悪く、昭和天皇のお言葉遣いも難しいかったので、放送の内容がよくわからなかったが、どうも戦争に負けたらしい、と感じた。

    まだ父と母は出会っていなかったが、2人ともそれぞれ、とにかく戦争が終わって良かった、と思ったとか。

    両親からその話を聞いて、ドラマほど劇的ではないゆえに、かえってリアルさを感じた。

    父から聞いた戦争の話。
    輸送船で日本を出た時は、
    日本の陸地が見えなくなったら、全員無口になり、
    敗残兵として、輸送船で日本に帰る時は、
    誰かが、「日本(の陸地)が見えるぞ!」と叫ぶと、動ける者は全員、船室を出て甲板に上がって来たた。

    母から聞いた話。
    だんだん日用品や食料品が足りなくなっていったが、
    小作人が小作料として、農作物を持って来てくれたから、まだ恵まれていた方で、
    伊勢湾台風〔1959(昭和34)年〕の時の方がひもじかった。

    幸い身内で、戦争の犠牲になった人はいなくて、家も焼かれなかったが、隣家の女性は、
    医者として戦地に行った夫が戦死し、(私の父方の)祖母と女同士、夫を亡くした同士で、親戚のように助け合ってきた。
    祖母は、一人息子(私の父)が召集されていた時に、彼女の夫(私の父方の祖父)が病死。

    祖母と、無事に帰って来た一人息子との、感動的な再会の瞬間(朝ドラなどで何回も見たシーン)のことは、一度も聞いたことがない。

    いずれにしても、NHK朝ドラ『 エール』、
    ドラマは、ようやく戦後編。
    小山裕一さんの1日も早い立ち直りを望みます。

  14. 魁光 より:

    池田さん「もう少し待ってろ!元気にしてやっからな!」

    この一言が当時の人だけではなく、衝撃的な場面の連続に打ちのめされた視聴者にも投げかけられたものだと思っています。

    ここまで執拗で生々しい残酷な場面を続けた理由がよくわかります。制作陣は戦争を知らない視聴者に対して登場人物を通して「疑似体験」をさせることで平和の尊さをよりリアルに訴えたかったのでしょう。

    そこに颯爽と「生の象徴」として池田さんを戦後編の導入部に投入してより一層そこを前向きに際立たせていました。

    朝はリアルタイム過ぎて、意味も無く泣いてしまった私ですが、冷静になって振り返ってみました。

  15. ひるたま より:

    今週中はずっと忙しい朝を過ごしていました。
    テレビでは朝ドラ、そしてFMラジオでは『日本音楽コンクール 最終予選から』よりによって見たい&聴きたい番組が被ったものでして…。
    録画出来る朝ドラは帰宅してから録画で見直し、録音出来ない(やり方が分からない^^;)ラジオを優先して聴いていたのが実情です。(^^;)

    その『日本音楽コンクール』例年は予選会も公開で行われるのですが、今年はコロナ禍の影響で予選会は非公開(無観客)。今月下旬から始まる本選会は聴衆を入れて公開で行われるようですが。
    その“音コン”最終予選の演奏を聴きながら感じた事…戦時中と現在のコロナ禍の状況が酷似している、とよく指摘されますが、非公開とはいえ音楽コンクールは中止に追い込まれていないだけ、現代の方が格段にマシではないのかな~と、ふと感じた次第です。

    ところで「日本音楽コンクール」は第1回が開催されたのは1932(昭和7)年。戦時中も「音楽顕奨」の名称で開催され続けたとの事。昭和20年は終戦による社会情勢の混乱のため翌年(昭和21年)の春に延期…という事で、昭和21年には春と秋の2回開催されたとの事です。
    将来ある若い音楽家(の卵)の皆さんによる演奏を聴きながら、今週の『エール』の内容と相まって音楽を自由に聴ける&学べる世の中が続いて欲しい…と願わずにはいられませんでした。

    ドラマの内容から脱線しましたが(内容etc.に関しては既に熱心な皆様が熱を込めて書かれていますので)、ジャンルこそ異なるものの音楽繋がりという事で今週感じた事を綴ってみた次第です。

  16. ひるたま より:

    boxster981様のコメントを拝読して。
    本作のキリスト教考証を担当された西原廉太さんが、某SNSで今日の回(第90話)に関して詳しく書かれています。(朝蔵さん、お手数をお掛けして申し訳ないのですが…もしURLの掲載が不適切ならば削除して頂ければ幸いと存じます)

    https://www.facebook.com/100000831535601/posts/3439151512789199/?extid=0&d=n

    私自身は宗教に関しては特定の信仰を持たない者ですが、西原さんの文章は大変参考になりました。再生を願って歌われる曲が『うるわしの白百合』なのかな、という気がしています。

  17. つい しょうこ より:

    裕一君の「音楽が憎い」と言う思いは、なぜか私に「坂の上の雲」で本木雅弘さん演ずる秋山真之が、病床で絞り出すように発した
    「わしは 坊主になりたい」
    という台詞を思い起こさせました。

    そして、闇市の戦災孤児に「お前達のドラマ作ってやっからな」と呼び掛けた北村有起哉さん演ずる池田さんは、「花子とアン」で孤児の少女二人を養子にした黒木華さん演ずる花子さんの妹を思い起こさせました。

  18. 知らんけど より:

    NHKは嘘をつかない

    当時の公共放送は現在の言い方をすればかなり攻めた姿勢だったようです
    なんせ伝説のパンパンだったラクチョウお時の隠しマイクによる街頭インタビューを放送したぐらいですから、現代ならば人権問題や個人情報保護法に引っ掛かる企画です

    ですので、個人的にはハッタリだけでなくスゴイ自信が感じられましたが

  19. 丹善人 より:

    一般の人にわかりやすく「鎮魂歌」と言ってますが、元来キリスト教に
    「鎮魂」という発想はありません。あるのは残された遺族の心を休める歌です。
    キリスト教では亡くなれば神の御許で安らうのですから。
    その神の御許にいることを思っての歌ということから、召天者記念会などでも
    用いられるのです。

  20. ふー# より:

    昭和天皇は敗戦というと恨みが残るということから終戦という言葉を使われたと聞きます。最近、NHKも敗戦って頻繁に使いますね。敗戦って言うと「いや、米国以外には負けていない」「本土決戦をやったら勝っていた」と言い出す人が出てきました。昭和天皇はそういう我が国の人達の心境を見通して「終戦」と仰ったのでしょう。
     
    それと、靖國で特攻隊の方々の遺書を読んだり、さまざまな機会に戦争中のこと、出征なさった方の話を聞きますが、「国のためではなく家族のために、愛する者のために戦った」と言います。「愛する者を守るには国が存在しないと出来ない」が当時の考え方で、国を失えば悲惨なことになるということです。日本が沈没しても同様でしょう。
    家族を守るために国を守るという文脈の中で「国のために戦う」と使われているのがほとんどです。戦前に日本人、我々の親、祖父母の世代はバカではありません。それくらい分かっていました。
    戦後、残された人は「自分のために家族が戦死した」と思うのは辛いですから、GHQは政府が悪い、軍が悪いを国民に浸透させました。軍が国のために戦えと言ったいう話にした方が、日本を統治しやすかったのです。自分を米軍から守るために家族は戦ったとなると、GHQへの抵抗運動が起こりかねないからです。

    それと、私は子供のころあらずっと親には空襲や艦載機の銃撃にあったと聞きましたが、戦争を経験したという言葉は聞いた事がないです。戦争を経験したのは軍人さんです。国いたのは銃後の人達でした。最近のNHKをはじめ、「戦争経験者」という言葉を使いますが、軍人さんたちは「いやそれは戦争経験ではない」と言うでしょう。今回の朝ドラで主人公が最前線に行ったのは戦争を経験するということだったのでしょうね。

    花子とアンの村岡花子さんは大政翼賛運動に積極的に参加していましたが、ドラマでは嫌々やっていたことになっています。モデルの人と真逆にするのはいかがなものかと思っていました。今回、古関裕而さんはたんたんと仕事をなさっていたようです。あまり、現代の価値観で当時の演出するのもどうかなって思います。 

  21. 還暦のたつお より:

    日村氏の土曜日振り返りは、かなり評判悪いですね。私は、あってもかまわないと思うけど、今回のコロナ禍のような事が起こると、この時間帯が、無駄に思えるのも事実です。それなら15分読み切りで、日村氏ナビゲートで、過去の朝ドラ名シーンを紹介するだけでよかったと思います。それなら本編のスケジュールが詰まった時にこのコーナーを飛ばして、本編を放送し、このコーナーは名曲アルバムみたいに開いた時間に放送すれば問題なかったと思いますがいかがでしょうか?

  22. boxster981 より:

    丹善人さん;
    コメントから推察するところ教会へ行かれてるようですね?
    そこでお尋ねしますが「うるわしの白百合」は鎮魂歌ですか?
    私は復活祭などでよく歌われると聞いていたので違和感があります。
    「うるわしの白百合」はイエスの復活を祝う歌ではなく死を悼む歌なのでしょうか?
    曲調もいわゆるレクイエムとはかなり違うとかんじるのですが…。
    私はキリスト教徒ではないので本当のことをは解りません。
    もし知識が間違っているなら早めに正したいと思います。
    ご教示いただければ幸いです。

  23. 紺碧の空はいいな より:

    薬師丸ひろ子さんの歌う讃美歌が心に沁みました。
    大事な家は燃えてしまったけれど、思い出を胸にしまって未来を作っていく決意を込めて歌っていたように私には思えました。「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラが前半のクライマックスで敗戦からの復活を誓った場面を思い出しました。

  24. 知らんけど より:

    昨日の演出に関して

    弔い合戦と『嗚呼神風特別攻撃隊』の歌詞を渡す鉄男さん、心ここにあらずで受け取る裕一さん
    史実はこの2人の心情が逆だったと思います
    リアル鉄男さんは弟を戦争で失っています
    戦争の序盤頃には反戦的な歌詞を書いてばかりいて特高に目もつけられています
    困窮する生活を家族をなんとかするために心を殺して軍歌を書き始めます、この頃には既にふたり子供さんがいらっしゃいます

    ですのでリアル鉄男さんの立場を裕一さんと五郎に反映させたのが昨日の演出かと

  25. boxster981 より:

    たいとうみほさんへ:
    いつもユニークな発想の投稿を拝見して楽しんでおります。
    ただ左様な音楽コンクールの後日談など不要かと感じるほど今日の話は完結しております。
    白ユリはバチカン市国の国花であり、聖母マリアに捧げる花また広く復活の象徴となっています。
    薬師丸母さんが歌った讃美歌の意味は「白ユリがイエスの復活をささやいている」ということです。
    讃美歌の中では日本で有名なもののひとつだと言われています。
    歌自体も明るい歌ですが今日のお話は決して暗いものではありません。
    復活と救済をはっきりと示したのが今回であり作者の明確なメッセージです。

    時どき話についていくのが大変だと思う時もありますが、これからも常人が気付かないような意見を披露して楽しませて下さい。

  26. boxster981 より:

    お気付きだと思いますが「うるわしの白百合」は立派な讃美歌(496番)です
    だからほぼ予想通りでした
    私の推理ではトキコが歌い上げることだったのですが劇中に大御所がいましたね!
    なんと探せば藤堂先生の実のお母さんが歌うバージョンがありました




    Mother / うるわしの白百合 / 森山良子

  27. たいとうみほ より:

    北村有起哉さん、朝ドラ親子出演ですね。しかも、戦争に積極的に協力した人に関わる、という共通点がある。お父さんの北村和夫さんは「おしん」の舅で、息子(おしんの夫)は軍の御用商人としてのし上がり、挙句に近隣の少年を少年飛行兵に志願するように勧誘して戦死させてしまい、戦後まもなく自決してしまう。あの時の、おしんの夫田倉竜三が、ほんのちょっと、今日の裕一君に重なって見えました。

  28. あさのあさみ より:

    「NHKは嘘をつかない」かなりブラックな皮肉にもとれますが、少なくても自分達(=「エール」関係者)は嘘はつかない、本物のドラマを作っているんだ!というプライド、意思表明のように私は感じました。

  29. 丹善人 より:

    大正生まれの父はガチガチの軍国主義者で保守派でしたが、唯一昭和天皇が嫌いでした。
    多くの戦友が亡くなり、戦後の軍事裁判で多数が死刑になったのに、天皇一人、戦争責任を
    取らなかったことをずっと怒っていました。

    また、海外旅行ブームの時にも、多くの戦友がほぼ玉砕してまで戦った南方の地へ、
    物見遊山の観光旅行で行くことが許せなかった。

  30. 丹善人 より:

    ガイドブックでは、弘哉君の死亡を聞いて、華ちゃんが無言で部屋に戻ると
    あったので、号泣してくれた方がいいのに、と思っていたら、しっかり
    号泣してくれました。思いっきり泣いて下さい。

    焼け跡に響く光子さんの「うるわしの白百合」。鎮魂歌として、今でもよく
    教会の召天者記念礼拝等で歌います。音程はずさないでしっかり美声を
    聞かせてくれました。

    豊橋での6月の空襲から2ヶ月。まだ入院生活。それでも生きてるだけでマル。

    回想の中での子役達の場面、未公開場面が多く流れていました。出演者の
    欄でも(回想)ではなくて、正式な出演となってました。

    そして戦後の新しい風がパンドラの箱の様に、悲劇的な週の最後に
    希望を見せてくれます。「お前達のドラマを書いてやるから」と言われても
    何のことか当人には理解できませんが。変なおっちゃんぐらいしか
    思わないでしょう。

    遺品としてハーモニカが戻ってきました。誰かが言ってましたが、藤堂先生の
    眼鏡、持ち帰らなかったのでしょうか。

  31. さや より:

    光母さんの歌声、素敵でした。今までの思い出が溢れてきたんですね……。岩城さん、心臓が悪かったとは……。本音は、もっと早く五郎ちゃんに譲りたかったんだろうな……。
    藤堂先生も弘哉くんもいなくなってしまったなんて、信じられません……。弘哉くんは、帰ってきそうな気がしてなりません。わたしが、中学生の時に(20数年前)英語を習っていた先生のお兄さんは、戦死したはずなのに、自身の葬儀中に帰ってきて、皆で驚いたそうですよ。

  32. 柏倉章宏 より:

    昌子さんの「もう一度、清晴さんに会いたい。」と、華ちゃんの「また、弘哉君に会いたい。」の涙は裕一君の心の傷に塩を塗った感じが…。

  33. オペラ座の怪人 より:

    ひろや君、死んじゃったんだ。
    華ちゃんは、まだ、人生が短いけど、
    男女の愛に、まだ若いとか、関係ないよね。
    華ちゃんの涙・泣き声に
    おじちゃん(私のこと)も号泣だよ。

    戦争は、本当に、いけないよ。
    戦争に行かせるような曲を書いてしまった、
    書かざるを得なかった裕一にも、
    責任はあるのかもしれないけど、
    責任を追求しちゃ、いけないよ。

    (>___<。)

    おしまい

  34. 還暦のたつお より:

    1.すみません。今日の大体の感想は、間違えて15日(木)分に投稿してしまいました。しかしNHK職員二人の会話は、かなりの自虐的ブラックジョークでしたね。

  35. 偽君子 より:

    あの世の入り口で「おまえには夢があるだろ!」とトーチャンに追い返されたか、梅ちゃん。

  36. boxster981 より:

    ほぼ予想に沿っていましたがピエタは薬師丸母さんと2人がかりで完成させました
    クリスチャンを登場させることで弘哉くん=イエスであることを理解しやすくしたのでしょう
    トキコが裕一を訪ねる
    これだけ帰ってきましたと
        壊れたハーモニカ
    光子が歌う
        うるわしの白百合 ささやきぬ昔を イエス君の墓より いでましし昔を…
        家の焼け跡で歌う
    あの長い回想は1000年王国の暗喩であろうか
    ハーモニカが壊れた経緯はどうやって回収されるのだろう?

  37. 魁光 より:

    実は池田さんの登場シーンで初めて涙が止まらなくなってしまいました。
    88話、89話でも泣くことはありませんでした。こうなると覚悟していたので。

    落とすだけ徹底的に落とした後にパワフルな池田さんが登場し、劇中音楽がまた戻ってきたことが登場人物全員の救いの神に見えてしょうがなかったからです。

    ずっと重苦しい展開の中、静寂を破るように「お前らの物語を作るからな〜!」と戦後すぐから動き出した人たちがいたからこそ、今の先進国日本の礎を作っていったのですね!

    泣くツボが少しおかしな私でしたね…笑

  38. おっさん より:

    この三日間、主題歌無し、オープニング映像無し、劇伴も殆どなし。流れる涙も枯れてしまいました。
    時代背景と主人公の心の葛藤は見応えがあります。薬師丸さんの美声も感慨深いですし、菊田一夫の
    モデルとされる池田二郎役の北村有起哉さんは、その話し方・声質・風貌は父親(北村和夫)そのもので
    すね。放送局員の「NHKはうそつかない」せりふには喉を詰まらせてしまいました。

  39. よるは去った より:

    二郎「お前たちの話作ってやっからな・・・・・・。」

    北村有起哉君というと土曜時代劇で清治果耶ちゃんが主演した「蛍草 菜々の剣」の冷酷な敵役が最近のイメージが浮かんでくるのですが。
    明らかに菊田一夫先生がモデルである役をどう演じるか楽しみです。

  40. 魁光 より:

    裕一の真面目で頑固、お調子乗りの性格が全て裏目裏目に出てしまいましたね。

    戦争の結末を知った人にとっては「ほら言わんこっちゃない!」と言いたくなるかもしれませんが、歴史にたらればは禁物ですね。

    当時の人は自分の信念だけを信じて全力で生きている。
    特に18週はそこが特に強調されている気がしましたね。

  41. 魁光 より:

    弘哉くんの戦死と泣き叫ぶ華ちゃん…。
    これが裕一の心が完全に折れてしまうには十分すぎる決定打になってしまいました。

    「僕は音楽は憎い…」

    音楽で兵士だけではなく家族をも不幸にしてしまった罪はあまりにも重い…。

  42. たいとうみほ より:

    この苦しい経験が、せめて後日に裕一君とその周りの人々に、救いと実りをもたらす礎となって欲しい。そんな願いから、こんな「エール」後日談が思い浮かびました。
    テレビ画面。
    「この時間は昭和〇〇年度NHK学校音楽コンクール入賞校の演奏をお送りします。本日は中学校の部・最優秀校に輝きました東北ブロック代表、福島県郡山市立緑中学校(主題歌の歌い手に引っ掛けました)自由曲、サトウハチロー作詞古関裕而作曲、編曲と指揮は同校音楽部顧問の藤堂憲太先生による混声四部合唱「長崎の鐘」です」
    テレビの前で総白髪の昌子さんが、若々しい藤堂先生の写真を持って笑顔。指揮者は後姿ばかりだけど、時折映る正面の顔は、森山直太朗さん!

  43. よるは去った より:

    華「日本は・・・・・負けたの・・・・・・?」

    あの放送の語句の意味はわからなくても、事情はなんとなくわかった人はいたのかな。

  44. ぴろみ より:

    花子とアンも、苦しかったですよね。あなたのせいで、とはなを責めてしまった蓮子さんの悲痛な表情が思い出されます( ノД`)…

  45. 柏倉章宏 より:

    菊田一夫さんがモデルの池田さんはある意味裕一君に取って救いの神になったかもしれませんね。