2020年11月4日(水)第21週「夢のつづきに」
あらすじ
自分の気持ちをわかってくれないと音に対して不満を持ち、家を飛び出した華が向かった先は吟の家でした。華が家を飛び出した翌日、裕一は吟の家まで華を迎えに行きました。華を連れて家に戻る帰り道、裕一と華は孤児院「マリア園」に立ち寄りました。
華と子供たちが楽しそうに遊んでいる様子を見て、シスターの佐代が裕一に言いました。子供たちは最近になってようやく娯楽を心から楽しむことができるようになった。そして子供たちは『鐘の鳴る丘』をとても楽しみにしていると。
そんな中、『ラ・ボエーム』の最終選考に合格した知らせが音のもとに届きました。数日後には、オペラの出演者たちの顔合わせが行われました。音は他の出演者たちの立派な経歴を見てプレッシャーを感じていました。
そしてついに始まった『ラ・ボエーム』の稽古。音は他の出演者たちとの実力の違いを感じずにはいられませんでした。一方で審査員だった千鶴子は、音がオーディションに合格した理由を知っていました。古山裕一の妻であることが音が合格した理由でした。
予習レビュー
華ちゃんがお母さんへのの不満が爆発させます。
歌のレッスンで忙しくなるお母さんを思って家事を手伝いたいと申し出ても、その申し出を一蹴される。
家事はいいから自分のやりたいことをやりなさいと言われても自分にはやりたいことがない。
お母さんへの不満を少しづつ募らせていた華ちゃんがついに家を飛び出してしまいます。
家を飛び出した華ちゃんが向かった先は、吟ちゃんの家。
華ちゃん、吟ちゃんに不満を訴えるのでしょうか。
さて、華ちゃんが家を飛び出した翌日、裕一くんが華ちゃんを迎えに行きます。
そして、帰り道に孤児院へ。
この孤児院は今週の最後に回収されます。
この孤児院で音ちゃんは裕一くんが作曲した音楽を歌うことで、二人の夢はささやかな形で実現することになるようです。
一方で華ちゃんの気持ちがどのように回収されるのか。
そのあたりの詳細は今のところ不明です。
コメントへの返信 by 朝蔵
『べっぴんさん』の時と同じパターン(ひるたまさん)
あのときと同じですね。そして、おっしゃる通り、坂東家の母と娘の確執は解決までが長かった。娘も我がままが過ぎました。
また教会の登場(boxster981さん)
この教会は、再び登場するみたいです。とても重要な場面の舞台として。
ヒロイン(堀北真希)の女子医専での同級生(よるは去ったさん)
やたらと仕切りたがる性格を持った、立派な病院のご令嬢でした。インパクトの強いキャラだったのでよく覚えています。
熊次郎の再来(魁光さん)
そうですね!音ちゃんが合格した理由は熊ちゃんとまったく一緒!
人間的に成長していた(魁光さん)
稽古する音ちゃんの姿を窓越しに眺める千鶴子ちゃんの表情に、音楽学校時代にはなかった他者への愛情を感じました。
音ちゃんを推した専務さん(たいとうみほさん)
専務の男性は前売り券を売り逃げするつもりでしかないのかもしれませんね。
池田さんは事情を呑み込んだ(還暦のたつおさん)
興業の世界を知り抜いている池田さんならではの洞察ですね。
裕一の七光り!?(オペラ座の怪人さん)
戦前に親の七光でコロンブスレコードの契約歌手になれた熊ちゃんと一緒ですね。
吟ちゃんの才能(魁光さん)
戦後になって吟ちゃんの活躍が目立ちますね。関内家三姉妹の中で一番素敵な大人になったと思います。
恐ろしいほどの演出プラン(紺碧の空はいいなさん)
アマチュアの周囲をプロで固めて実力の差を際立たせる。残酷なほどの演出プランですね。
孤児院のシーンを見ると「なつぞら」を思い出す(あさのあさみさん)
ブログ主も思い出していました。『なつぞら』の兄妹も、どこかで聴いていたんでしょうね。『とんがり帽子』を。
小さなフラグ(丹善人さん)
前回の裕一くんの看病をする姿を合わせて華ちゃんの将来のフラグが立て続けに立ちましたね。
池井戸潤さんのドラマが再現(umpireさん)
はじめまして!
戦前編で描かれたコロンブスレコードの社内政治も池井戸潤さんのドラマみたいでした。
閻魔様(さやさん)
閻魔様はオーディションの場面一回きりの再登場とばかり思っていたら、意外なほどの大活躍。びっくりしました。
『少年寅次郎』で若い頃のおいちゃん(名乗る程のものではございませんさん)
『ひよっこ』と寅さんシリーズをこよなく愛するブログ主にはたまらない配役でした。
感想
音ちゃんの夢
音ちゃんと華ちゃんの関係は、まだギクシャクしているものの、もう安心できるところまで回復したかと。
『べっぴんさん』のときみたいに長引くことはなさそうです。めでたし。
一方で、音ちゃんがオーディションに合格して喜んだのも束の間。
他の出演者たちとの経歴の違い、それ以上に実力の違いはあまりにも大きかった。
こちらが今週の音ちゃんの本格的な試練。
しかも、音ちゃんはまだ自分が合格した理由を知りません。
一方、音ちゃんが合格した理由を、千鶴子ちゃんの回想と池田さんの言葉とで説明するストーリーテリングはお見事です。
この音ちゃん合格の真実を、音ちゃん本人は次回あたりで知ってしまうことになるのでしょうか。
今回まで描かれた、音ちゃんの夢がからむ母と娘の気持ちのすれ違い。
そして、音ちゃんの夢そのもの。
この二つがどのように回収されるのでしょうか。
閻魔様が現代(といっても昭和20年代)に降臨(笑) 調子のよさは、もしかしたら遺伝だったりして。「鬼灯の冷徹」によると、閻魔様は人類最初の死者なのだそうなので、駒込氏は子孫かなぁ? なんて……。
初めて投稿させて頂きます。umpireと申します。
今日は、常務の名前が「脇坂」であったり、千鶴子さんが「お言葉ですが」と反論したり、池井戸潤さんのドラマが再現されているようで、別の意味で楽しめました。
シスターは誰がやるのかな、と思ったらクレジットで黒川智花さんと出て、
大きくなったなと。「こころ」で出た時はまだ若かったけれど。「こころ」と
言えば、花火職人でほとんど初お目見えの玉木宏が今のように大ブレイクするとは
この時には思わなかったが。
音ちゃんは先の時も必死で食いつきながらも断念しただけに、これ以上は無理という
限界も感じてたはず。なんでこんな大舞台のオーディションを受けてしまったんだろう。
昨日今日とで、娘との距離感を知ることになり、そして明日で音楽に対しての自身の
距離を知ることになるんでしょうが。
施設に来て、さりげなく自分の道を知ることになる華ちゃん。小さなフラグを
入れてきました。
孤児院のシーンを見ると「なつぞら」を思い出すのは私だけでしょうか?
「鐘の鳴る丘」を信さんは孤児院でどんな想いで聴いていたのかな?なっちゃんは、十勝で聴いていたかな?咲太郎は孤児院脱走した後よね?などなど
(完全に物語がリンクしてしまってます^^;)
二階堂さん、短期間で歌を猛練習されたそうで本当に頭が下がります。でも本職の方々に混ざると、やはりどうしても差がありますよね。今日の展開に持っていくためにあえて二階堂さんを起用したのだと思うと、恐ろしいほどの演出プランですよね。
何もないと言われていた吟ちゃんの才能。
前作「スカーレット」の最終盤のテーマ「いつもと変わらない1日は、特別な1日」。
これを作り出す才能に長けているのではないでしょうか。
何気ない日常から楽しみや人よりもいいところを見出し、周りに還元していく。
だからこそ智彦さんやケンちゃん、華ちゃんも救われたんじゃないでしょうか。
特に今作は戦争を真正面から描いたり、コロナによる放送中断と日常が奪われたりと今までにない困難に苦しんできました。
だからこそ普通に見えて、実は他の誰にも叶わない最強の才能だと思っています。
作曲も声楽も文学もグローブも「いつもと変わらない1日」がないと成り立たない。普通の主婦の吟ちゃんがしっかり体現していると思っています。
音、合格おめでとう
♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪
と思ったら、
え!?
裕一の七光り!?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
ところで、吟ちゃんちは、
智彦さんとケンちゃんと、
仲良くやっているようで、
華ちゃんも、教会で、優しさを発揮して、
こっち方面が、華ちゃんの生きる道になるのかしら?
なるといいねえ。
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
「駒込、あーあの調子のいい奴か。」「ブランク長いのに。」池田さんは事情を呑み込んだようです。
仮に音ちゃんを出演させて舞台を強行したら何が起こるか。本人や共演者が気が付くくらいですから、耳の超えた客や権威ある批評家に酷評を極めるのがオチでしょう。音ちゃんを推した専務さんってその事を考えなかったのかな。作品不評の責任を取らされるのは音ちゃんよりは演出家さんと思われますので、閻魔様に瓜二つのあの方がどうするか気になります。そして、実際に悪評に晒されたら傷つくのは音ちゃんに他ならない訳で、その事を誰よりも千鶴子さんは知っている。千鶴子さんなら、こんな事で音ちゃんのキャリアに傷がつくのは決して喜ばないんじゃないでしょうか。目先の興行よりも、音ちゃんの名誉と将来を守る為の行動に出るでしょうか。一見厳しく残酷でも、それが本当の友情です。
千鶴子さん、ひたすら孤高でしたが仲間を引き連れているところを見て、留学の成果が出たじゃないかと感慨深いものがありました。
アメリカの社交的な部分を取り入れて、より人間的に成長していたところが何気ないわずかなシーンでもよく分かりました。
ありゃ〜…。
熊次郎の再来になってしまったんですね…。
よりによってそのターゲットが音ちゃん。
あの時の廿日市さんのポジションが千鶴子さんになってしまったんですね…。
今思えば、千鶴子さんの「審査は公平にやりますから」と廿日市さんの「こっちも遊びじゃないんだから落ちても恨みっこなしよ!」がリンクしていましたね。
過去のシチュエーションを上手く活用してきますが、まさか戦後にまたぶち込んでくるとは…。
佐代「子供たちのために色んな催し物を・・・・・・。」
黒川智花ちゃんが最初に朝ドラは「こころ」ではなかったでしょうか。
ヒロイン(中越典子)の義理の娘の役でした。
「梅ちゃん先生」ではヒロイン(堀北真希)の女子医専での同級生の役でしたね。
このドラマやはり教会を意識的に舞台にしてきました!
登場人物の人生の節目、ドラマのクライマックス(長崎の鐘)で教会が重要な役割。
それが華の人生にまで感化するのでしょうか?また教会の登場です。
娘:華ちゃんが家出⇒ そして家出先は伯母さんの家。
『べっぴんさん』の時と同じパターンだな~と感じたのが第一印象です。(『べっぴんさん』ではヒロインの娘(さくら)が伯母さん(ゆりちゃん)夫妻のところへ家出したように記憶しています)
もっとも放送期間にして3週間(今思い返しても、3週間は長過ぎたな~^^;)も引きずったさくら&すみれ親子(母娘)と異なり、こちらはすぐにサクッと解決しそうなので安心して見られそうですが。(^^;)