実力不足を実感し悩む音 / エール 第104回

2020年11月5日(木)第21週「夢のつづきに」

あらすじ

『ラ・ボエーム』の稽古が進む中で音は日に日に追い詰められてゆきました。音は自分と他の出演者たちとの間に大きな実力の差があることを実感しはじめていたのです。その実力の差を埋めようと、音は必死に練習をしました。

疲弊し笑顔を忘れた音の姿を見た華は思いました。これがやりたいことをしている人の姿なのかと。そんな中、思い詰めた音は行き詰まっていることを千鶴子に相談しました。そして音は千鶴子から思いがけない事実を知らされました。

音が二次審査を通過したのは音の実力でした。しかし最終選考に残ったのは、古山裕一の妻という話題性が目的でした。真実を千鶴子から知らされた音は降板を自ら申し出ました。そして歌のレッスンさえもやめてしまいました。

音は自分の才能の限界を感じ深く落ち込んでしまいました。そして裕一に詫びました。大きな舞台で裕一の作った曲を歌う夢は叶えられなかったと。その半月後、裕一は音を教会に連れて行きました。そしてこの教会で歌ってほしいと裕一は音に頼みました。

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予習レビュー

追い詰められた音ちゃんは千鶴子ちゃんにアドバイスを求めるのでしょうか。

しかし千鶴子ちゃんの口から出た言葉は音ちゃんにとってはあまりにも意外なものでした・・・。

音ちゃんが『ラ・ボエーム』のオーディションにパスした理由は実力が認められてのことではありませんでした。

古山裕一の妻が出演している。

その話題性によって注目を集めることが狙いでした。

注目を集めれば興行成績に良い影響を与えると興行側が算段したことが、音ちゃんのオーディション合格のたった一つの理由でした。

毎日を音楽に取り囲まれる暮らしはしていましたが、歌の稽古から遠ざかっていた期間はあまりにも長かった。

音ちゃんは厳しい現実を直視することになってしまいました。

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コメントへの返信 by 朝蔵

久志はプロ(関ちゃん)
プロはスイッチが入ったら復活が早いですからね。

本物の砂糖があれば(よるは去ったさん)
空襲がなかったこともあって登場人物たちの生活環境が戦前と変わらないので、物資不足の時代であることを忘れてしまいますね。

バンブーの保さんの小さなグチが時代を感じさせてくれます。

小池アンリさんと同じニオイ(名乗る程のものではございませんさん)
ベルトーマス先生、誰かに似ていると既視感を感じていましたが、ちょうだいしたコメントですっきりしました。

日常の、平凡な生活にも、きっと、喜びはある、ねえ、音よ、華よ。(オペラ座の怪人さん)
平凡な生活の中に喜びを見出す達人といえば吟ちゃんです。ここはお姉ちゃんに励ましてもらいたいところですね。

ある意味「幸せな人」(魁光さん)
幸せな(笑)熊ちゃん、そういえばあの後どうなってしまったんでしょうね。廿日市さんから冷遇されたことは想像できますが・・・。

純粋に歌が好きだったあの時に帰れ(よるは去ったさん)
歌うことが大好きだった原点に立ち返ることで、夢破れた音ちゃんが新たな夢を見出してくれるといいですね。

千鶴子さんは本当は音ちゃんに謝りたかった(魁光さん)
脇坂氏が強引に音ちゃんの起用を決めたとき、千鶴子ちゃんは誰よりも異を唱えたいような表情を浮かべてましたからね。

行動に出なかったことを千津子ちゃんは心から悔やんでいるものと思われます。

えん魔様(柏倉章宏さん)
閻魔様はお調子者ですが、優しいところもありますね。厳しい言葉を他の出演者から投げかけられる音ちゃんをフォローする姿が素敵でした。

閻魔様も千鶴子ちゃん同様に、音ちゃんの起用に反対しなかったことを、音ちゃんに対して申し訳ないと思っているのかもしれません。

どん底突き落とされた音ちゃん(還暦のたつおさん)
裕一くんが失意の音ちゃんを連れて行ったのは、音ちゃんが歌う喜びを見出した教会。音ちゃんは教会で歌の原点に戻れるかもしれませんね。

自分の限界(紺碧の空はいいなさん)
長い目で見れば、自分の限界がわかったのはラッキーだったかもしれませんね。叶わぬ夢をいつまでも追い続けるというのもむごいかなと思います。

またまた恵さんの謎が一つ(丹善人さん)
平和が戻ってきましたね。戦時中、恵さんは妄想にふけるゆとりを失っていました。

プロ(ひるたまさん)
おっしゃる通り、音ちゃんはプロとしての覚悟が問われた場面で二度とも覚悟の弱さを露呈していますね。

「私はオーディションまでしか見えてなかった」(ひるたまさん)
この言葉は受験生では許されてもプロとしてはまずい。ここでも音ちゃんのプロとしての覚悟がどれほどのものかがあぶり出されていますね。


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感想

華もきっと心配してるんだよ

夢破れた音ちゃんに裕一くんが教会で歌うことを提案するという今回のエピソードで、ひとつだけ気がかりなことがありました。

環先生のパリ時代を描いた物語の中で登場した青年画家・嗣人さん。

嗣人さんは初の個展が失敗。

失意の嗣人さんを励まそうとカフェのマスターがカフェでの個展を提案するものの、嗣人さんはこんな場末のカフェで個展をできるかとその提案を蹴りました。

音ちゃんが同様の反応を示しはしないか。

それが心配でした。

しかし、音ちゃんは自分の実力不足を裕一くんに詫びました。

なので嗣人さんと同じような反応を示すことはあり得ないでしょう。

その点は安心できましたが、夢破れ心が折れてしまったかのような音ちゃんのことが。

そして音ちゃんと華ちゃんの関係が今度は心配です。

今週は明日が最後です。

これらの心配ごとは、どのように回収されるのでしょうか。

追伸:華ちゃんを責め立てられた音ちゃん。傷口に塩を塗られたような音ちゃんに対して裕一くんが静かな口調で一言。

「華もきっと心配してるんだよ」

裕一くん、いい夫、いい父親になりました。

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コメント

  1. ひるたま より:

    続きです。
    「私以外の皆さんはずっと先を見ていた。でも私はオーディションまでしか見えてなかった」← 音ちゃんのこのセリフを聞きながら、些か唐突ですが…大学受験を連想してしまいました。

    大学受験の中でも難関とされている医学部や、国立の芸術大学(といえば一校しか無い訳ですが^^;)に受験しては不合格…を何年も繰り返している多浪生がいる事も実情です。(無論私自身の実体験ではないです…念のため)
    入試やコンクール等はあくまでも通過点でしかない筈なのですが、人によってはいつの間にか医学部合格やコンクール入賞自体がゴール(目標)になってしまうケースも多々あるのが実情で…大学合格(コンクール入賞)の時点でエネルギーを使い果たしてしまってドロップアウト…にも繋がりかねないのですが。
    音ちゃんの場合もオーディション合格自体が目標になってしまい、且つその時点で全エネルギーを消耗してしまった状態だったでしょうね。

  2. ひるたま より:

    「プロってね、例え子供が死にそうになっていても舞台に立つ人間の事を言うの。…貴女当然その覚悟はあるのよね」第49話で、学生だった音ちゃんが双浦環先生から言われ、ずっと無言で何も答えられなかった場面を思い出しました。
    そして今日(104話)。千鶴子「私は…悔しさをバネに、何としてもいい舞台にしてみせるって覚悟を決めると思う」音「できると思う?今の私に」← 厳しい事を言えば、他者(この場合は千鶴子さん)にこの質問をしている時点で音ちゃんはプロにはなれないかな、と私は感じました。おそらく千鶴子さんも同じ事を思ったに違いないのでは?
    そして飛躍し過ぎかもしれませんが、先述した第49話で環先生の質問に音ちゃんが即答出来なかった場面は、ひょっとしたら今日の伏線だったのかもしれませんね。

    学生時代は、テクニックでは音ちゃんを凌駕していたにも関わらずオーディションの最終選考で音ちゃんの気迫溢れる歌唱を聴いて実力を出し切れなかった事もあった千鶴子さんでしたが、留学そしてプロデビューを経て、技術のみならず心も鍛えられたのでしょうね…きっと。

  3. 丹善人 より:

    またまた恵さんの謎が一つ。何を思いだしたのでしょうね。

    もし最終オーディションに順当に落ちていたら、それはそれなりに
    音ちゃんもそんなに落ち込まなかったでしょうが、華ちゃんとの関係は
    うまくいかなかったかもしれない。その意味では地を固めるのに
    雨が降らなければならなかったのでしょう。

  4. 紺碧の空はいいな より:

    音さんの途中降板は残念ですが、ある程度までやってみなければ自分の限界がわからないのも事実かと思います。「半分、青い。」の鈴愛ちゃんが、才能が無いからマンガ家やめる、と諦めた時を思い出しました。

  5. 還暦のたつお より:

    賢明な判断でした。寅田君のケースと違って迷惑をかけてしまう人たちが、あまりに多すぎました。華ちゃんの憤りは、音ちゃんの人生にとって歌うことの意味を厳しく問いかけていたのだと思います。どん底突き落とされた音ちゃんはどう歌うことに向き合えるのでしょうか?

  6. 柏倉章宏 より:

    えん魔様が現世では演出家🤣

  7. 魁光 より:

    千鶴子さんは本当は音ちゃんに謝りたかったでしょうね。

    巻き込んでしまって申し訳ない、上を止めることが出来ず申し訳ないと。

    あの申し訳ない表情を見ると、音ちゃんの起用が関係者の誰に対してもプラスに働かなかったことがよく分かります。

  8. よるは去った より:

    音「裕一さんとの約束・・・・・・果たせなかった・・・・・・大きな舞台で・・・・・・。」

    裕一「ここで歌ってくれないか・・・・・・・。」

     前回の
    吟「子供の頃、川俣の教会で歌っていた音を裕一さん偶然見ていた・・・・・・・。」
    の暴露がここで回収されるんですかね。
     純粋に歌が好きだったあの時に帰れということなんでしょうか。
     

  9. 魁光 より:

    熊次郎くんとの似て非なる点は稽古前から自分の才能の限界を知っており、それを重々自覚していたことです。

    その分苦しみは熊次郎くんの比じゃないでしょうね。

    熊次郎くんはネームバリューを盾にして、実力不足であることも全く理解すらしてなく周りが全く見えていないある意味「幸せな人」。

    「力不足の私がこのまま続けることは、舞台やお客様への裏切り」これは50話での裕一のあのシーンを思い出します。

    10週は何も知らなかった音ちゃんの挫折、21週は限界を十分承知していての挫折。
    裕一が救いの道を示すのもまた一緒です。明日も神回確定ですね!

  10. オペラ座の怪人 より:

    また、降板かあ!?
    前にもありましたよね。
    とことん、ついてない?

    いや、前は予期せぬ妊娠、
    でも、今回は実力の不足、
    やむを得ないのかなあ?

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    「私はここまで。悔しい。」
    自分を知るということは、
    とっても大事なこと。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    無理な努力、あるいは、
    無駄な努力をして、
    人生を犠牲にする人の、
    なんと多いことか!?

    日常の、平凡な生活にも、
    きっと、喜びはある、
    ねえ、音よ、華よ。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  11. 名乗る程のものではございません より:

    肖像画・・・ベルトーマスさんが御手洗さんの古くからの友人なのはわかる。そして時折『スカーレット』の小池アンリさんと同じニオイがする。

  12. よるは去った より:

    保「本物の砂糖があればもっと美味しく・・・・・・。」

     ん~「砂糖」もでしたか。
     最も江戸時代以前日本では「砂糖」は贅沢品とされてきたようですがね。
     

  13. 関ちゃん より:

    音は、アマチュア。久志はプロ。久志のプロ魂はブランクなど関係なく残ってたと思う。

  14. あさのあさみ より:

    久志くんだって、戦争末期から戦後数年は歌の練習は全くしてなかったどころか、酒浸りで喉も痛めたはず。
    にも関わらず、「夜更けの街」で皆を感動させる。
    ブランクの長さの違いなのか、実力の違いとはこういうものなのか?