2020年11月12日(木)第22週「ふるさとに響く歌」
あらすじ
弟の典男と再会を果たした鉄男が東京に戻るその一方で、裕一はしばらく福島に滞在することになりました。裕一が福島に滞在する目的は、浩二から頼まれた福島農業会の歌『高原列車は行く』の作曲をするためでした。
一方、浩二は畠山リンゴ園の会合に出席。その席で浩二は、畠山の娘・まき子が、知人が東京で経営する会社の経理の仕事で就職するために上京することを聞かされました。まき子に想いを寄せる浩二の気持ちは複雑でした。
畠山がまき子を東京に行かせようとするのには理由がありました。戦死した恋人のことを忘れさせるため、畠山はまき子を東京に行かせようと考えたのです。まき子のことを聞かされた浩二は、それまでは断り続けていた見合いを受け入れました。
そんな中、まき子から畠山リンゴ園に招かれた音は、浩二のまき子への恋心を察しました。その日の夜、音は浩二に言いました。まき子を東京に行かせていいのか。まき子が東京に行くことを望んでいるとは思えない、と。
予習レビュー
弟の典男くんと再会を果たすことができた大将は東京に戻りましたが、裕一くんは浩二くんから頼まれた福島農業会の歌の作曲のために福島滞在を延長。
そして、浩二くんの恋バナが始まります。
浩二くんの恋の相手は、浩二くんが養蚕からリンゴ栽培への移行を初めて獲得した畠山さんの家のお嬢さん・まき子さん。
そのまき子さんは恋人を戦争で失っていました。
そして傷心のまき子さんが前を向いて歩き出せるようにと、まき子さんのご両親はまき子さんを東京で就職させるつもりでした。
一方、浩二くんの気持ちを察したまき子さんもまた、浩二くんに想いを寄せ始めていたようです。
まき子さんとしては、浩二くんが東京に行くなと言ってくれることを期待していました。
しかし浩二くんの性格から考えて、それを言うのは難しい。
それどころか、まき子さんが上京することに対して背中を押すような言葉さえ口にしてしまう。
浩二くんの本心は口に出す言葉とは正反対なのに・・・
さて、いつまでも独身でいる浩二くんのことがブログ主は心配でした。
それ以上に、母親のまささんは浩二くんのことが心配で、これまで何度も見合いの話を持ってきたのだとか。
その見合いをこれまでは断っていたとのことですが、断った理由はまき子さんへの想いがあったからでしょう。
しかし、まき子さんの上京を知った浩二くんは・・・
浩二くんのこんな恋バナが展開されることになるとは、かつて彼がひねくれていた頃には想像もできませんでした。
コメントへの返信 by 朝蔵
りんご園の娘役(boxster981さん)
毒入りリンゴジャムを作っていたそうです。(怖)」
あのいがみ合っていた兄弟(魁光さん)
古山兄弟は幼少期も含めて、今が一番心と心が通じ合ってますね。
音が退屈していた理由(boxster981さん)
音ちゃんのぐうたらな姿は、今回への見事な説明となっていました。
まき子ちゃんの本当の気持ち(よるは去ったさん)
まき子ちゃんの方が自分の気持ちも相手の気持ちもよくわかっている様子ですが、女性が先に気持ちを打ち明けると、朝ドラの恋愛失敗パターンにおちいってしまうので、ここは浩二くんの行動を待つしかありませんね。
故・古山三郎氏(魁光さん)
三郎さんにあの世からちょっかい出してほしいです。浩二くんのじれったさに対して(笑)
「ここいらにはもう、いい男はいねぇ」(つい しょうこさん)
畠山さんの爆弾発言は、畠山さんが「浩二」のことを身内レベルと認識しているから口について出た発言だと信じたいです。
ここにも戦争の暗い影が(還暦のたつおさん)
恋人の戦死を引きずる女性。『ひよっこ』の愛子さんを思い出します。
まき子ちゃんは福島に残って(オペラ座の怪人さん)
仮に浩二くんがいなかったとしてもリンゴ園の仕事をこよなく愛するまき子ちゃんは福島に残って欲しいですね。畠山パパ、そこに気づいてあげて!
長い付き合いの浩二君は身内同然(丹善人さん)
畠山パパにとって「浩二」は、あまりにも身近すぎるので結婚相手として考えられないのかもしれませんね。
この安定した鈍感さと間の悪さ(紺碧の空はいいなさん)
恋に関する空気が読めない主人公という朝ドラ定番のキャラクターは裕一くんにすべて凝縮されてますね。(笑)
まき子さんの彼氏が亡くなったのがいつなの(たいとうみほさん)
週6回の放送だとそこまで描ける余裕があったかもしれません。週5回というのはやっぱり短いです。
新宿高野向けか?(ぱぽりんさん)
新宿高野向けだと『なつぞら』の登場人物たちの溜まり場だったカフェのお隣さんですね。
やはりまき子さん、上京しない方がいい(重信六三郎さん)
まき子ちゃんと恵さん。ブラックなつながりがあるんですか!?上京したら人生狂いますね。(笑)
娘の相手として浩二君を想定する事がなかった(たいとうみほさん)
浩二くんが畠山家に初めて訪ねた頃、まき子ちゃんが小学生だとすると、まき子ちゃんが戦死した男性に恋をしたことも、戦死によって失意のどん底にいたことも、すべて浩二くんは見ていたことになります。
失意のまき子ちゃんに浩二くんが同情するうちに、その同情はいつしか恋に。そして、浩二くんの気持ちを察したまき子ちゃんも浩二くんの気持ちに応えるかのように・・・
このような展開が考えられます。
だとすると浩二くんがまき子ちゃんに恋心を抱いたのは意外と最近の話。だから余計に畠山パパは娘と「息子」の異変に気づかなかったのかもしれませんね。
砂糖はほんの僅か(ぱぽりんさん)
糖質オフでヘルシーなレシピですね。
徳永えりさんに似てきてる(boxster981さん)
同感です。徳永えりさんのように朝ドラの脇を締める女優さんになってもらいたです。
<磐梯急行電鉄>(ぱぽりんさん)
実態と真逆のネーミング!(驚)社員一丸になって<急行電鉄>を目指そうという意気込みが込められているのでしょうか?(笑)
『高原列車は行く』を作詞された丘灯至夫先生(名乗る程のものではございませんさん)
おなじみの曲ばかりですね!『高原列車は行く』は恥ずかしながら曲そのものを知らなかったので作詞家の先生の他のお仕事にまで関心が及びませんでした。
頼もしいお義姉さん(ずんこさん)
音ちゃんが暇を持て余して福島にやって来なかったら、浩二くんの人生もまき子ちゃんの人生も「やらずに後悔」をしながらの違った人生になっていたところですね。
感想
恋心のすれ違い
わずか15分の間に描かれた浩二くんとまき子ちゃんの恋心のすれ違いの描写が見事でした。
浩二くんがまき子ちゃんに恋心を抱いていることも、一方でまき子ちゃんが浩二くんの想いを寄せていることも、視聴者の目には明らか。
そして音ちゃんも浩二くんの恋心をするどく見抜きました。
もしかすると音ちゃんは、まき子ちゃんの気持ちまで見抜いているのかもしれません。
しかし浩二くんはそのことを口に出せなければ、まき子ちゃんの気持ちにもまったく気がついていない。
一方でまき子ちゃんは薄々勘付いているのかもしれません。
浩二くんの気持ちを。
だから、まき子ちゃんは自分の気持ちを浩二くんに言いかけました。
しかし、とっさに話をそらしてしまいました。
あのタイミングで浩二くんにはまき子ちゃんの気持ちに気がついて欲しかった。
今週は明日で終了。
明日にはすべて解決するでしょう。
浩二くんとまき子ちゃんの二人の恋心に対して、畠山さんがどのような反応を示すのか。
浩二くんのことを「浩二」と呼び捨てにし、まるで頼れる息子みたいに浩二くんのことを思っている畠山さんの反応が、ブログ主はとても楽しみです。
音ちゃんの洞察力
朝ドラヒロインの定番の性格。
それは自分の恋にも他人の恋にも、鈍感であること。
音ちゃんはその点で珍しいヒロインですね。
誰よりも早く浩二くんの恋心を察したので。
裕一くんの不在中、東京の自宅でぐうたらしていた音ちゃん。
福島に来てくれてよかった。
浩二くん、頼もしいお義姉さんがいてよかったね。
音ちゃん、浩二くんの背中を押してあげてね。
「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」って。
『高原列車は行く』を作詞された丘灯至夫先生ですが『高校三年生』の作詞なされた方なんですね。この回を見て調べるまで知らなかったです。
あと、アニメ『みなし子ハッチ』『ハクション大魔王』関連の曲の作詞もなされていますね。
話がそれますがハクション大魔王の『アクビ娘の歌』を歌っていたのがアニソンレジェンドの堀江美都子さん(12歳)と知り驚きました!12歳とは思えないぐらいの歌唱力です!
<高原列車は行く>の作詞、なんだか農協職員によるもののようになってしまっている感じを受けます。
<長崎の鐘>のサトウハチロー氏と同様、<高原列車は行く>の丘灯至夫氏もどうやらスルーされそう。
まあそれは良いとして(ちっとも良くないけど)、一般にイメージされがちな小海線ではなく、<高原列車は行く>、は、福島の沼尻鉄道(沼尻軽便鉄道)を歌っているのだとか。
そしてこの沼尻軽便鉄道、、その後、<磐梯急行電鉄>となったとのことですが、
<電鉄ではない!>
<急行ではない!>
という事実が凄い!!!
「ディーゼルで電気を起こしている」
「以前のものより速度が増した」
どっかの国の大統領選挙並みのこじ付けか!?
志田未来さん味のある役者に成長してきましたね。何か雰囲気が徳永えりさんに似てきてる様に思います。主役もこなせる名脇役といったところでしょうか?実際今日~あすのエピソードでは浩二とまき子が主役ですものね。それにしても今回の朝ドラはベテランを含め贅沢な配役をすると思います。これもコロナ禍の意外な恩恵(スケジュールが押さえ易い)かも…
んん~、ここ何年かやってなかったのですが、リンゴジャム、作りたくなってしまいました。
自分のやり方はチョー簡単。
<皮を剝いてイチョウ切りにしたリンゴを、オレンジジュースで煮る>
レモンの絞り汁を入れたりしません、砂糖はほんの僅か。
一番の利点は、色がきれいに仕上がる、です。
酸味が強めとなりますが、それが自分の好みなので。
砂糖控えめは日持ちがどうなのかが心配ですが、心配する前に消費してしまえば良いだけのこと、と割り切っています。
ちなみに、皮を剝かずに作ると赤味の目立つものとなり、食感も変わります、これもまたよし、です。
今度の課題は、シナモンを入れてみるかどうか、かな。
浩二君が畠山さんとリンゴ栽培を手掛け始めたのは、華ちゃんがまだ赤ちゃんの時ですから17~8年前という事になります。となるとまき子さんは当時、せいぜい小学生かと。畠山パパにしたら浩二君は仕事仲間ですからそれが、まだ小さい娘の相手と考える事がまったくないままに、瞬く間に時間が経ってしまった。だから娘の相手として浩二君を想定する事がなかったのかもしれません。「マッサン」の一馬君とエマちゃんのようなものでしょう。
志田未来さんがりんご園の娘役で出演されていた『美食偵明智五郎』、同じ殺人グループの一員として、バンブーの梶取恵こと仲里依紗さんも出演されていましたね…。
もし、まき子さんが上京してバンブーに行ったら、恐ろしい事が起きそうな予感…。
やはりまき子さん、上京しない方がいい…。
リンゴを一つ一つ紙に包む・・・千疋屋向けかあるいは新宿高野向けか?
などと考えてしまう。
自分の一番古い記憶(ドラマの時代よりずっと後)でも、一般的な店舗で紙に包まれて売られているリンゴを見たことが無い。
笊に盛ってあるか、木箱を開けてもみ殻の中から探し出すか。
ひよっこでは高子宛てに段ボール箱に詰められたリンゴが届いたけれど、多分あの当時は荷物の発送にダンボール箱、ましてやリンゴ用は使われていなかったと思うし、もし使われていても十文字に麻ひもが掛けられ荷札が括り付けられていたのではないか。
どちらも文句、ではなく、自分の記憶とすり合わせて実際はどうだったのかをちょっと考えているわけで、悪しからず。
ところで、見事に赤く色づいていても、美味しいリンゴのサインではありません。
赤いかどうかは実に日が当たったかどうかであって、観光農園などでは早めに葉っぱを落とし色付けさせます(葉っぱが澱粉を造りそれが実に蓄えられ澱粉が糖に変わって甘くなるわけですから、葉っぱを早くに落してしまっては・・・)。
ムラなく色を付けるのに<玉回し>などという作業もあるようで。
で、澱粉が充分に糖へと変わっているのかどうかは、リンゴのお尻側、芯のまわりを見ます。
もし緑色だったら、頭が赤くともスルーしましょう。
赤かったとしても関係ない。
<鼈甲飴のような色になっているか>、それが大事。
赤い場合は、赤の下に鼈甲飴の色が隠れていないかを捜します。
どうも傾向として器量がイマイチになりがちですが、
<器量を選ぶか、美味しさを選ぶか>
ならば自分は美味しさを選びます。
まわりのリンゴ農家さんが自分の畑のリンゴは客に売り、自分が食べる用に買いに来る、という、抜群においしいリンゴを作る農家さんに教えてもらい、以後ハズレリンゴを買う事が無くなった方法です。
お試しあれ。
まき子さんの彼氏が亡くなったのがいつなのかが気になります。浩二君の、疎開中の音ちゃんを相手に「本気で結婚を考えないと」「原節子みたいな」との発言より前なのか後なのか。それによって浩二君の発言の意味が大違いになります。仮に、原節子発言の時点で既に戦死されたとしても、日中戦争が始まってすぐ(既に数年経っている)と、亡くなってまだ日が浅いというのではまた、まき子さんに寄せる思いの意味する所や。畠山家の事情・まき子さんの受け止め方が違ってきます。作中に出てこないだけでまき子さんに男きょうだいがいたけど戦死したという可能性もありますし(’それだとまき子さんはそもそも跡取り娘ではなかったので求婚もしやすい)戦争が終わってないなら浩二君に赤紙が来る可能性も考慮する必要があったでしょう。
まき子さんの前で浩二くんのお見合いの事を言ってしまう裕一、この安定した鈍感さと間の悪さこそ、裕一が朝ドラヒロインである証拠かと思っています。
さすが文通だけで一気に燃え上がって高速結婚の音ちゃんならではの、理解力。
「いい男残っていない」って、隣に座っているのに。いや、これはひょっとして
こっそり背中を押していたのかも。
長い付き合いの浩二君は身内同然。婿にもらいたい位なのに、こればかりは
勝手に進めるわけにも行かない。だから、早くしないとよそに出してしまうぞと、
実は思ってもいない東京行きの話を進めて、煮え切らない二人に決断を迫って
いたのかも。
でなけりゃ、せっかく軌道に乗っているりんご園、終わらせるはずもないし。
そんなところにグッドタイミングで音ちゃんの登場。出来すぎだけれどね。
まき子ちゃん、東京で経理?
そんなこたあ、私がやりますから、
(私も、商業系の学校を出て、長らく経理)
まき子ちゃんは福島に残って、
浩二君と結婚してくだちゃい!
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
「区切りつけるためにも福島出た方がいいんだ。」ここにも戦争の暗い影が。浩二、あきらめ早かったけど本当にそれでいいの。さすが音ちゃん、浩二の本心を見抜いていましたね。浩二、もう一押し踏み出す勇気が必要です。
「古山さん」ではなく「浩二」と呼んでくれる畠山さん。
浩二君愛されてますね。でも「ここいらにはもう、いい男はいねぇ」かぁ。
ほとんど身内レベルだから?それとも「おめぇ、娘のことどう思ってんだ?はっきりしろよ」っていう挑発ですかね。
ところで畠山リンゴ園の作業場の壁にイーゼルが立てかけてありますが、まき子さんは絵をお書きになるんでしょうか?
案内板に使っているとしたら、センスいいですね~
故・古山三郎氏、浩二に激辛エール。「おめぇは一体何がしてぇんだ!」朝ドラplusスポーツ 11/12(木) 8:00配信
11月12日に放送された連続テレビ小説「エール」109話を受けて、故・古山三郎氏があの世に集まった記者に対して福島訛りで古山浩二氏への愚痴をぶちまけた。
「おめぇは一体何がしてぇんだ!意味のねぇ縁談なんかして!リンゴず〜っと見ていたんならもう自分の気持ちはもう固まってっぺ!女は立てろとは言ったが、そんな立て方なんて聞いたこともねぇ!いつからこんな腑抜けになった⁉︎」と一刀両断。
さらに「こんなんじゃ、まさも安心してこっちに来れねぇじゃねぇか!アイツの堅いとこにはつくづく…。カ〜〜〜〜ッ!」と妻まさ氏に想いを寄せた。
「第一…」とさらに口を開けようとしたところ、「もういいでしょう!音が何とかしますよ!」と故・関内安隆氏が止めに入った為、この場はお開きとなった。
言葉は辛辣だが浩二氏への愛情に満ちた、故・古山三郎氏。
翌13日に「エール」110話が放送される。
浩二氏はあの世の故・三郎氏の期待に応えることができるのか?(魁光)
まき子「お借りしていた資料をお返しにきただけですから・・・・・・・。」
忍ぶれど色に出にけりですな。
まき子「東京行ったら・・・・・忘れられんのかな・・・・・・・・・・。」
まき子「東京行ったら・・・・・・動物園にでも行こうかな・・・・・・・・。」
浩二君も同じ気持ちには違いないだろうけどまき子ちゃんの本当の気持ちを汲み取るまで行ってないってところですかね。
なるほど、音が退屈していた理由は浩二の背中を押す役割を果たすためだったんですね!?
あのいがみ合っていた兄弟が地元福島を盛り上げる為に音楽で共闘するなんて…。
こんな胸の熱い話なんてありますか!
ここ最近は古山兄弟の仲良しエピソードが増えていて、癒されています。
志田未来さん、他局(美食探偵 明智五郎)でもりんご園の娘役を演じていたような気がします。殺人犯グループでしたけど…。