2020年11月16日(月)第23週「恋のメロディ」
あらすじ
昭和27年(1952年)。裕一は池田とともに、後に伝説的なラジオドラマとしてその名を歴史に残す『君の名は』の制作に取りかかっていました。空襲下で出会った男女のすれ違いの物語は、当初はまったく異なる物語になるはずでした。
このラジオドラマの池田の構想は、3つの家族を並行して描くという画期的な試みの社会派ドラマでした。前例のない試みに対して難色が示されたものの、池田は自分の構想を押し通しました。
しかし、放送が始まるとトラブルが相次ぎました。多数いる出演者たちの病気が続出。当時のラジオドラマはすべて生放送だったため、相次ぐ出演者の欠員に臨機応変に応じながら、池田は放送直前に台本を書き換えを行いました。
そんな中、真知子と春樹の二人に絞ったストーリーを進めることを余儀なくされました。止むを得ずにつくった二人がすれ違いを繰り返す「出会わない」ラブストーリーは空前の大ヒットとなり、日本中を熱狂させるのでした。
予習レビュー
往年の名作ラジオドラマ『君の名は』のエピソードが今週のテーマです。
そしてサブタイトルは当初発表されていた「新時代」から「恋のメロディ」に書き換えられました。
古い日本映画が大好きなブログ主は映画『君の名は』三部作をすべて鑑賞しましたが、ラジオドラマについてはまったく知識はありませんでした。
『エール』を通して『君の名は』のすれ違いの物語がどのように生み出されたのかを初めて知ることになりました。
ストーリー欄にも記した通り本作の当初の構想は3家族の物語。
ラブストーリーではなく、戦後の復興期を生きる3つの家族の3つの生き様を描くドラマにするはずだったのだそうです。
しかし、出演者が相次いで病気で出演キャンセルに。
当時は生放送だったので、放送の直前になって、顔が揃った出演者だけで放送できるストーリーに書き換え続けたところ、男と女のすれ違いの物語になったのだとか。
そして、偶然から生まれた男と女のすれ違いの物語というコンセプトは大ヒット。
その後も語り継がれる名作を生み出すために、ドラマの神様がリアル池田さんに対して意地悪をしたとしか思えません。(笑)
コメントへの返信 by 朝蔵
「光子さん化」(boxster981さん)
最終週では、音ちゃんがさらに「光子さん化」するようです。
アニメポケモンのコジロウ役(魁光さん)
春樹さん役の方、そんなすごい方なんですか!?さすが朝ドラのぜいたくなキャスティングですね。
NHKの悪い癖(よるは去ったさん)
2度目の自虐ネタでしたね。楽しんで制作していることが自虐ネタからうかがえます。
ラジオドラマって本当にぜいたく(boxster981さん)
大作曲家のスケジュールを放送に無理やり合わせてしまう点だけでも、今では考えられないことです。
「星のデデデ」(魁光さん)
情報提供ありがとうございます!(違法アップロード動画だったのでリンクは削除させていただきました)
なかなかの名言ぞろい(還暦のたつおさん)
言葉を生業とする池田さんだけに言葉が強いですね。
『君の名は』(重信六三郎さん)
ヒットする時代とヒットしない時代があるのでしょう。数年前に大ヒットした『君の名は。』を『君の名は』の時代に持っていたら大コケするような気がします。
華ちゃんが看護師さん(オペラ座の怪人さん)
進路に迷っていた華ちゃんもこれで落ち着きましたね。
鈴木京香さんの主演(偽君子さん)
朝ドラそのものもが低迷期だった不運も重なったのかもしれません。
頑張れ、エールスタッフ!!(あさのあさみさん)
自虐できるのはゆとりがある証拠かもしれません。
文字通り決死の覚悟(つい しょうこさん)
生放送は命がけの仕事なんですね!(驚)
ミキシン(まーちゃん)
そんなニックネームがあるほどの大御所の方だったんですか!?
カステラを一人占め(重信六三郎さん)
枕元に置いておくところから考えて独り占めを狙っていたのは間違いなさそうですね。
彼が変身ポーズをやり始めて大流行(丹善人さん)
『仮面ライダー』にもそんな裏話があったんですか!?池田さんも嘆いてましたが、作家ではなくドラマの神様がヒット作を生み出しているとしか思えません。
玉木宏さんと古川雄大さんがミュージカル調に踊る(名乗る程のものではございませんさん)
情報提供ありがとうございます!これはまたレアなミュージカルですね!
番宣にあったNHKホールでの収録(たいとうみほさん)
ドラマの中でNHKホールを使えるなんて、NHKならではの贅沢さですね。
「君の名は」ラジオドラマのオリジナル(たいとうみほさん)
ありがとうございます!音源はしっかりと残されてるんですね。ということはリアル裕一くんの即興曲も残されているということなのでしょう。安心しました。
デートセッティングしてあげるよ(ぱぽりんさん)
そんな素敵な思い出があるんですか!(驚)ブログ主はときめきが皆無のすれ違いばかりの人生です。
私の予想は既に梅ちゃんは筆を置いて作家を引退(魁光さん)
優しさに満ちた洞察だと思います。
それにしても梅ちゃんと五郎ちゃん、しばらく出てきませんね。
感想
「音楽に身を委ねる」
裕一くんが池田さんに言いました。
「かつて自分は理想の音楽を追い求めていたが、今は音楽に身を委ねることにしている」
もう少しわかりやすい言葉に置き換えると、かつては自分の好みで音楽を作曲していたが、今は聴き手の好みに応じて音楽を作曲している。
こういうことになるのでしょうか。
裕一くんが『君の名は』のために作曲した曲は全500曲。
「『君の名は』のために」というのはとりも直さず「『君の名は』を聴いている人たちのために」ということです。
コロンブスレコードで、クラシック音楽への未練をたっぷりと注ぎ込んだ曲を作り続け、廿日市さんに悪態をつかれていた頃とはまったく別人のようです。
ただでさえ「クラシック音楽への未練をたっぷり」時代を再度の放送によって2回も観てしまったので、成長への感激もひとしおです。
日村さん
日村さんの出番が意外なほど多くてびっくりです。
戦前のコロンブスレコードの録音技師の男性。あれくらいの出番で終わるのかなとブログ主は予想していましたので。
そして、名脇役ぶりを発揮した点もまた意外でした。
今後も今回みたいなピンポイント出演で顔を見せてほしいです。
関内三姉妹の集合のとき,3人はどうなっているか・・
小さい時から,音と梅は,小さい時からの夢をあきらめ,
小さい時から自分には何もないと嘆いていた吟が,一番輝いている景色が思い浮かべます。
人生の機微がうかがえます。
そういえば,松井玲奈さん,「行列の女神〜らーめん才遊記〜」では,準主役(黒島結菜)の商売敵として,ラーメンを極めていました。ちなみに,主役は朝ドラ「君の名は」のヒロイン鈴木京香さんでした。
関内(田ノ上)梅は,作家をあきらめるのかも知れませんが,リアル・松井玲奈は,年明けに2冊目の小説を出版するようですね。2冊目は,台湾の出版社からも中国語繁体字版で同時出版とか。
北村有起哉さん、池田さんより前に、満島ひかりさんが黒柳徹子さんを演じた
「トットてれび」でも生放送のドラマでトラブル続出、ドタバタに終始ハラハラしてる
ディレクター役でした。
時代も「君の名は」と同じくらいだったかと。
今の時代では考えられない緊張感だったでしょうね。
bОXSteR981 さんへ 山口果林さん、中村蒼君ともに、印象に残る仕事が多いので、つい注目してしまいます。山口果林さんは「相棒」で升毅さんと夫婦で、負傷した杉下右京(水谷豊)を監禁する役
。中村蒼君は高校球児の日常を描いた映画「ひゃくはち」で名門野球部の中で補欠としてくすぶる部員の役。こちらは堂々の主役です。またテレビ東京版の「永遠の零」では上官の宮部(向井理、ゲゲゲの女房の村井先生!)と乗機を交換したおかげで命拾いする特攻隊員の役を演じていました。お二人ともどのポジションでも役をこなせるのは、素晴らしいことだと思います。
今後訪れるであろう三姉妹の豊橋の帰省と再会。
恐らく光子さん絡みだと思われますが、私の予想は既に梅ちゃんは筆を置いて作家を引退し、五郎ちゃんを裏から支えているのでは?と思っています。
フラグは、二人の姉が身の丈に合わせて本当に納得してやりたいことを見つけたことと終戦直後の病院でのシーンかと。
五郎ちゃんの本当に大事だったのは君だったと原稿を守ろうとした梅ちゃんも私も馬鹿だったと振り返る描写ですね。
その後、吟ちゃんと音ちゃんのストーリーを先にして、最後に梅ちゃんもそこに気づいた。という流れになるのではと思っています。
二十代も半ばの頃、飲み仲間だった某女子、院生の傍らアルバイトでモデルをしていた。
で、ある時、会話の中で自分が口にしたモデルさんの名前に、
「彼女、同じ事務所だよ、性格、すご~~く良い子」
「今度、デートセッティングしてあげるよ」
断るはずはありません、なにしろTVで目にしない日が無いほどの、当時の超トップモデルさん!!!!!!!!!!
しかし自分、我を忘れ、一つ見落としたことがあったのです。
某女子、頭脳明晰な反面、めちゃくちゃな天然気質!
デートの当日、例えてみれば、柱の表側と裏側でお互いを待っている状態となったのでした。
ああ、君の名は・・・
名前知っているけどね、スマホのなかった時代が恨めしい。
NHKサイトの中に「君の名は」ラジオドラマのオリジナルがあって思わず見入って(聞き入って)しまいました。
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009060096_00000
音源残ってたんですね。BGMで流れているのがおそらくリアル古関氏のハモンドオルガンなんでしょう。台本渡されてその場で劇伴を作っていた、というのは戦時中に「ニュース歌謡」などいう無茶な仕事をこなした古関氏だからこそ、現場も安心して、任せた、というより丸投げしてたんでしょうね。
番宣にあったNHKホールでの収録、最初は特番か何かかなと思ったのですがドラマに登場するシーンみたいですね。オーソドックスに考えられるのは「紅白歌合戦」でプリンスが歌う、とかでしょうが、せっかくロカビリー歌手を登場させるのなら「日劇ウェスタンカーニバル」を再現したら?などと悪ノリを考えてしまいました。もちろん映像でしか見た事ないのですが、女性ファンの金切り声に囲まれてステージ上は足の踏み場もない紙テープが、というあれ。裕一君があれを見てしまったら絶対に「娘に近寄る事まかりならぬ!」となるはずです。少なくとも弘哉くんの純真さや渉君のさわやかさとは大違いですから。もっと後の時代になってもGSは紅白にはお呼びでなかったとの事ですから、戦前生まれの方にあの手の音楽が毛嫌いされたのも無理はないかもしれません。
本編に関係ないけど、日曜夜の連ドラ『極主夫道』の次回予告にて玉木宏さんと古川雄大さんがミュージカル調に踊るシーンがありました。
なんとなく朝ドラ好きな方々にはお好きなシーンかと思い情報提供まで。
山口果林さん、どこに出ているんだろうと思ったら、最後のお婆さんでしたか。
若いイメージあったのに、年取りましたね。
「君の名は」の裏話、こんなことがあったとは知りませんでした。
それで思い出すのは、話がはずれるけれど、「仮面ライダー」も最初は変身ベルトに
風が当たって変身する設定だったのに、藤岡弘さんが撮影中に崖から落ちて足を骨折し、
急遽「2号ライダー」登場で、彼が変身ポーズをやり始めて大流行。復帰した
1号ライダーもやらざるを得なくなって今に至るという。何がきっかけで大ヒット作が
生まれるかわかりませんね。
朝ドラおじさん大活躍。こんなに出番が多いとはね。
音さん、池田さんに貰ったカステラを一人占めするつもりなのでしょうか?
そう言えば先週も、福島に行く前に食べていた饅頭が既に半分以上なくなっていて、一箱全部平らげてしまうような勢いでしたが…。
音さん、甘党なのですね…。
今日思った事、「あれ、ミキシン(三木真一郎さん)やんか!」^^;
倉本聰さんは昔、ラジオのトーク番組の脚本を書いていた時、「レギュラーの女優さんが次の収録の日にスタジオに行けない」というアクシデントに見舞われ、台本をもう一人のレギュラーの俳優さんの一人語りに近い状態に書き直し、それまでの収録音源から、女優さんの「そうね」「ふーん」「馬鹿ねぇ」などの相槌部分だけを急きょ集めてもらい、それを挿入しながらあたかも二人で語り合っているかのようにして一回分をしのいだ、という武勇伝があるらしいです。
後年、倉本さんはその話を放送関係の方に話したら「天才だね、俺はおなじ窮地に陥った脚本家を知っているけど、そいつは貴方みたいなアイデアが浮かばなくて収録日の朝首をつった」と言われたそうです。ひぇぇぇ・・・
朝からおどろおどろしいお話を持ち出してすいません。でもリアル池田さんも決して誇張ではなく、文字通り決死の覚悟でドラマを書いていたのだと感じました。
還暦のたつおさん:
山口果林さん、そんな歴史があるんですね。
私は「赤ひげ」とのW登板が気になりました。
まぁ、鉄男もそうですが。
時代劇と現代劇、器用ですね。
「NHKの悪い癖だよ」by池田さん
またしてもNHKネタ(笑)
今日の脚本はいつ書いていたのでしょうか?
脚本の吉田照幸さん、何と戦っていたのでしょうか?
想像するとちょっと笑えます。頑張れ、エールスタッフ!!
「君の名は」は鈴木京香さんの主演で朝ドラ化されたそうですが、こちらの評価はあまり高くないそうな。
「君の名は」誕生秘話。
俺の番組じゃない、俺たちの番組だ!
言いこと言うじゃない!
番組スタッフ役の人、
朝ドラおじさんに似てる?
今日の最大の収穫は、
華ちゃんが看護師さんになったこと。
おめでとう、華ちゃん!
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
『君の名は』…。
この時代のラジオドラマと映画は大ヒットしたようですが、後の時代のNHKの朝ドラは、NHKが力を入れていたにも関わらず…。
それに最近は、『君の名は』と言ったら、アニメの事ですね…。
1,日村さん、音効さんでした。池田さんの無茶ぶりんもめげず頑張っていました。
2、ロッパさん。リアルロッパさんは古川ロッパさん?
3、「新しいことは、無茶ぶりから。」「新しいすれ違い恋愛ドラマを作るぞ。」なかなかの名言ぞろいでした。
4、あれ、朝ドラ「繭子ひとり」のヒロイン山口果林さんが出てきた。
思っちゃったからしょうがないコーナー
スクランブル、ぶっつけアフレコといったら昔小さい頃見ていたアニメ「星のカービィ」内の「星のデデデ」を思い出してしまいました。
エールでは池田さん、裕一、春日部さん始め演者全員が良質な方揃いで上手く凌ぎましたが、動画の方は全てが未熟で破綻してしまった面白い例で今でも笑いのネタになっています笑
当時のラジオドラマって本当にぜいたくだったんですね!!!
この頃裕一はハモンドオルガンを愛用し生放送の演奏で重宝していました。
それが縁で裕一は福島の教会の設計者に出会うのですがいい機会があればアップします。
NHKの内部事情と自虐ネタ、ちょっと他局では扱えない内容だと思います。
どなたかコメントして頂いた通り、今週は吉田さんの脚本だとそれだけで分かります。
二郎「NHKの悪い癖だぞ・・・・・・こら・・・・・・・。」
思わずウケました。
「エール」の最中もこんなやり取りはあったのですかね。
今日は朝ドラおじさんの日村さんが登場しましたが、個人的には春樹さん役で登場した三木眞一郎さんに大注目でしたね!
誰かって…?
アニメポケモンのコジロウ役を長年演じてきた超有名声優さんですよ!
遅ればせながら「エール」の見どころ(再)を観て思う事…。
演出から判明、浩二がまき子に思いを寄せた期間というのは実はそう長くは無い。
好きと言う感情よりもまず最初に落ち着くと言う感情から始まったのではと浩二役は語る。
一方まき子はリンゴ栽培で苦楽をともにしてきた浩二に憧れのような気持ちを抱いていた。
浩二の「忘れねくてもいいんじゃねえがな」という言葉で自分の気持ちに気付くという。
まき子の役作りのインタビュー記事に志田さんは以上のように応えている。
浩二が見合いの席で結婚しない理由を聞かれてそのまま放置された演出の意味は以下の通り。
聞かれてりんごを見たときからまき子と過ごした日々の回想が始まる。
聞かれた事が浩二が気持ちを動かすトリガーとして必要で答えは不要だったのだ。
二人の想いと言うのは「忍ぶれど色に出にけり」ではなく果樹園経営が下敷きにある。
りんごは何にも言わないけれど二人を強く結び付けた。もちろん音が第一功労者だが…。
さて、今週以降…
アキラはなつ<なつぞら>のお兄ちゃんと久志を足して2で割ったようなキャラ設定。
メークは明らかに平尾氏を意識していると思う。
オリンピックマーチを依頼される時に音が連れている男の子ってひょっとして孫?
華は同居するのかな?それともたまたま訪問してた?
ミドル華ちゃんは本当に可愛いけれどリポーター役だけ?
子役が揃って出演するスペシャルな歴史的なことに出演しないのかな?
NHKホールが舞台というと本命は年末恒例アレだと思うけど子役は時間の関係で録画かも。
先週浩二に対する音の態度は完全に「光子さん化」していた。
これからますます裕一よりも音がぐいぐい引っ張ていく展開になると予想する。
なんか三谷幸喜の「ラジオの時間」みたいですね。すれ違いメロドラマが、苦肉の策から生まれたというのは、なんともおかしいです。