2020年11月24日(火)最終週/第24週「エール」
あらすじ
ようやくアキラはその日のために作ってきた曲を披露することを裕一から許されました。アキラの情熱のこもった歌声に心を動かされた裕一と音は、改めてアキラに華への気持ちが本物なのかを問いただしました。
アキラと華の気持ちを聞いた裕一と音は、ついに華とアキラの結婚を認めました。その数ヶ月後、教会で華とアキラの結婚式が開かれました。集まった仲間たちの前で裕一は新婦の父として挨拶に立ちました。
その5年後。昭和39年(1964年)に開催が決まった東京オリンピックの開会式に使われるオープニング曲の作曲を誰に依頼すかの検討が始まりました。ほどなくして作曲家の候補が決定し、政府の代表たちが裕一を訪問。作曲の依頼を行いました。
裕一はその依頼を引き受けました。大きな仕事が裕一に依頼されたことを音は心から喜びました。しかし、ほどなくして音の喜びは焦りに変わりました。裕一が依頼された東京オリンピックの曲を書く素振りを見せなかったのです。
予習レビュー
裕一くんが華ちゃんとアキラくんの結婚をついに認めました。
前週から続いていた華ちゃんの恋バナがようやくエンディングを迎えます。
そして物語は『エール』第1回で描かれた東京オリンピック開会式の場面へと向かい始めます。
東京オリンピックの開催が決定し開会式で使われる曲の検討が開始され、裕一くんに作曲を依頼するプランが浮上。
そのプランはすぐに決行に移され、裕一くんのもとに正式な作曲依頼の打診が・・・
『エール』の放送期間が大きく短縮されてしまったためなのか、ブログ主の中では最終週を迎えたという実感がありませんでした。
半年スパンで最終週を迎える時間の感覚に慣れきっていましたので。
しかし物語が『エール』第1回の場面に戻ることで、ようやくこれが最終週なのだという実感が寂しさとともにわいてきました。
『エール』残りあと3回です。
コメントへの返信 by 朝蔵
特に取材に協力されたであろう息子さん(boxster981さん)
リアル裕一くん関連の書籍ですら載っていない情報を息子さんはたくさんお持ちのようなので、取材で力になっていただいたと推察できます。配慮はあるかもしれません。
五郎ちゃんと梅ちゃんの戦後(魁光さん)
本当に心残りです。特に五郎ちゃんと梅ちゃんは、結婚に至るまでの描写が吟ちゃん夫婦以上に丁寧に描かれたので余計に心残りです。
第一回のあのオリンピック会場(よるは去ったさん)
オリンピック会場の場面が登場するのは明日あたりでしょうか。
明日の前半が作曲に取り掛かるまで。明日の後半がオリンピック会場。
明後日の前半が小山田先生からの手紙。明後日の後半が最晩年の裕一くん。
こんな時間配分かと思います。
裕一の筆がなかなか進まない(boxster981さん)
裕一くん、相当のプレッシャーを感じていそうです。そのプレッシャーが開会式での行方不明騒動で回収されるのでしょうか。
裕一の音楽を正当に評価してくれる人(魁光さん)
正当に評価してくれる人がいなければ、裕一くんは流行歌を多作した人で終わってしまったかもしれません。
菊池桃子さんは?(オペラ座の怪人さん)
まささんには、浩二くんとまき子ちゃんの間にできた子供の顔を見ていて欲しいです。
吟ちゃんが骨壺(魁光さん)
ありがとうございます!まったく気がつきませんでした。
重大な局面で必ず作曲に苦しむ裕一の悪い癖(還暦のたつおさん)
裕一くんの悪い癖が出るのはかなり久しぶりですが、それほど裕一くんにとって一世一代の大仕事とも言えますね。
上手な演出(紺碧の空はいいなさん)
光子さんの死を直接説明することなく、でもしっかりと光子さんはもうこの世の人でないとわかる演出。粋でした。
結婚式に梅ちゃん夫妻がいなかった(丹善人さん)
戦後、梅ちゃんと五郎ちゃんはドラマの中から消えてしまいましたね。
大変構成力に秀でた作家(boxster981さん)
おっしゃる通りですね。昭和30年代の日本映画界で活躍した脚本家の先生方に通じるものがあります。
華ちゃん、良かったね(つい しょうこさん)
初恋の人を亡くし、二度目の恋は残念な形で終わり、苦労しましたね、華ちゃん。
1963年(ぱぽりんさん)
萬平さんが袋入り焼そばを発売したのがその年です。
光子さんと安隆さんは結婚式当日(ともあきさん)
亡霊光子さんを見てみたかったです。(笑)
息子さんの古関正裕さん(けろさん:115回)
そんな過去をお持ちだったんですか!?
名バイプレイヤーが多く出演(名乗る程のものではございませんさん)
最後の最後まで贅沢なキャスティングでした。
1962年5月後半(ぱぽりんさん)
食べ物ではないですがジャニーズ事務所の創業がこの頃のようです。
大変な決断(重信六三郎さん)
かつては自分には特別な才能がないことを悩んんでいた華ちゃんでしたが、両親から進取の気性を受け継いだようですね。
美しいシーン(ずんこさん)
三姉妹が並ぶ海岸のシーン。数秒の映像にもかかわらず今回の中で最も印象に残る場面になりました。
エールBS特別編(魁光さん)
幻となった(?)戦後のストーリー、ありがとうございます!
今野浩喜が変装して女装(還暦のたつおさん)
想像できない、というか想像したくないです。(笑)
感想
光子さん
華ちゃんとアキラの結婚。そして東京オリンピックの仕事の依頼。
この二つのトピックが今回のメインのお題となるはずでした。
しかしブログ主の心は光子さんにすべてを持って行かれてしまいました。
光子さんが亡くなっていたことを事前にわかっていました。
音ちゃんが手にしていたロザリオが光子さんの遺品であることもわかっていました。
ところが、ドラマの中でそのロザリオが「光子さんの遺品」であるとはっきりと言葉に出して説明されない。
光子さんがすでに亡くなっていることは、言葉のない間接的な描写で説明されました。
豊橋の海辺に立つ関内家の三姉妹。
かつて安隆さんが亡くなった直後に三姉妹と光子さんの四人が立った海岸に、光子さんの姿はない。
その三姉妹だけの海岸の情景を思い出しながら、ロザリオに語りかける音ちゃん。
この二つのカットだけですべてが語り尽くされていました。
これまでに朝ドラの中で主要登場人物の死の場面な幾度も見てきましたが、死を暗示する今回の描写は最も美しい描写としてブログ主の記憶に刻まれることになりそうです。
録画しておいた第1話を改めて見返してみました。
なかなか《曲が降って来ない》裕一さんでしたが、音ちゃんが『さくらさくら』を掃除しながら鼻歌で口ずさんでいるのを聴き、どうやらその時《曲が降って来た》ようで…。
半年以上見続けて来た今、ようやく《曲が降って湧いて来る》裕一さんにこちらも慣れて違和感を感じなくなって来ました。特に1周目の時には非常に分かりにくかったのが本音でしたが…演出される側もかなり苦労なさったかもしれませんね。(^^;)
さて、『さくらさくら』からどんなメロディが生まれるのか…?
1、豪華二世バンド。これでベースを弾いているのがハマ・オカモトなら完璧でしたが。
2、今野浩喜は、以前「ラストコップ」でちょっとだけ窪田正孝、唐沢寿明両名と共演してます。刑事の唐沢寿明に接近する謎の女、片瀬那奈。ラストで、片瀬那奈は自分の正体を明かしますが、それは、なんと今野浩喜が変装して女装した姿でした。さすがに、気持ち悪かった。
今後あるかもしれないエールBS特別編を妄想していたら膨らみすぎて長文になってしまったのでjpgにしてみました。
よかった目を通してみて下さい(笑)
全3回でタイトルは「極職人道」某ドラマを意識しています(笑)
サブタイトルは裕一の曲のタイトルをもじっております。
いずれも戦後にジョブチェンジした人たちの奮闘記です。
チャレンジは年齢は関係ない!という視聴者へのエールをテーマにしています。
https://imgur.com/gallery/wktpYNP
こんな物語があったらいいな〜と願っています。
海岸のシーンは、とても美しいシーンでした。
安隆さんの遺骨を撒いた思い出の海岸に、今度は光子さんの遺骨の散骨をしに来たのですね。
無言で並ぶ三姉妹。
波の音。
スピンオフで「また…」と泣き笑いの笑顔で別れた光子さん、ようやく安隆さんとまた一緒になれたのですね。
心に残るシーンになりました。
華ちゃん、結婚・出産後も仕事を続けているようですね…。
女性は結婚したら家庭に入って夫を支えるのが当たり前だったこの時代、大変な決断だった事でしょう…。
華ちゃんにはこの先、日本の理学療法士の草分け、キャリアウーマンの草分け的存在になっていてほしいですね…。
と、これもまた、例によって、書き込みをした後に気が付いた。
<東京オリンピックまで 879日>
ほどなく裕一に依頼したとすると、それは1962年5月後半か。
この時期目立った大きな事故は無く(880日以前ならあるけれど)、出来事にしても、6月に入って
明星食品 スープ付明星ラーメン発売!
くらいみたい。
謎だ!!??
名バイプレイヤーが多く出演した今作、しんがりを飾るのは今野浩喜さん。相方にあのような事件がなければ現在の第七世代にとって大きな壁になっていただろうコント職人。某金融会社CMで大地真央さんのボケを最大限に発揮させているのは流石です。
個人的にはこの方に『おちょやん』の終盤辺りに出てくるアチャコさんモデルの方を演じて頂きたい。
魁光さんへ:
ずっと気になっていることとして光子さんと華との交流が一切描かれてないですよね。娘のために上京したことがあるのだから仕事が理由にはならないでしょう。その時からスピンオフ用に温存されているのではないかと考えております。同様に音と裕一の兄弟姉妹のエピソードはまだまだスピンオフ用に温存されている可能性が高いと思います。クランクアップ後の主人公二人の感想で、寂しくもあるけれどまた先に向かっていくのかな?というのが何か暗示しているようで、主役の二人は休養もありですが周辺の人々のスピンオフは正月ドラマとしてあってもいいでしょう。もっといえば孫・子の世代のスピンオフもすでに仕組まれているかもしれません。
光子さんと安隆さんは結婚式当日は間違いなく頃乾杯してますね~。
一緒にいる三郎さんに黒蜜全開で色々言ってるかも?
そして、アキラくん演じる宮沢氷魚くんは、BOOMのボーカルだった宮沢和史さんのご子息。
本日結婚式で司会進行をしていた根来君役のKaitoくんはミスチルの桜井さんのご子息と、何ともまあ、豪華な二世バンドでした‼
ドラマの<中央>は皆さんが書かれているので、例によって重箱の隅を・・・
裕一が作曲を頼まれたタイミング、東京五輪音頭のヒットが史実に基づいたものとするならば、<今日>は1963年のどこか。
そして、華の言った<大きな事故が起こった>、は同年では、
シスコ製菓がシスコーンを発売、ではなく、
サンヨー食品がピヨピヨラーメンを発売、ではなく、
エースコックがワンタンメンを発売、ではなく、
勿論、江崎グリコがプリッツを発売、でもない。
どうも、
9月5日地下鉄車内時限爆弾爆発
又は
11月9日東海道線鶴見列車多重衝突事故
を指していると思われる。
しかしこれではオリンピック開催までにあまりにも時間が無さすぎて、作業の進まぬ裕一は胃潰瘍では済むまい。
だとすると、東京五輪音頭は公表される前、内部の評価として<いいね>だったとして、ドラマの時空を1962年に移動。
すると
11月18日、京浜運河でのタンカーの衝突事故
これか?
それにしても、1963年と比べると、めぼしい食品の発売の記事が無い。
心弾むものは、
明治製菓「マーブルチョコレート」上原ゆかりさんのCMくらいか、
ポン!
神よ、不謹慎な我を許したまえ・・・
華ちゃん、良かったね。おめでとう!
ところで、オリンピックマーチの依頼にやってきたお三方ですが、背広に山高帽がそろって黒ずくめ。
一瞬「特高か?」とビビってしまいました。
追加
六甲おろしを作り、巨人からも依頼があり、「節操が無い」。はい、ちゃんと
言ってくれました。ついでに慶應の応援歌も作ったらしいけれど、これは
まだこの時には出てきていない話かな。
初回にオリンピックのシーンがあるように最後の一週間分は最初に構想されていたと思います。そこから逆算して途中のエピソードを埋め込んでいるので、以前のエピソードが利用可能なのだと考えられます。決して偶然に既出のシーンを上手く使ったのではないでしょう。吉田さんはコントも扱うし大変構成力に秀でた作家だと改めて敬服いたしました。想像ですがきっと推理小説がお好きだと思います。私の予想の楽しみ方は推理小説そのものですから。謎が解けたあるとき一斉に視界が開けて爽快感が残ります。だからこのドラマはロスが少ないと思います。
結婚式に梅ちゃん夫妻がいなかった。仕事が忙しいと言うことなのかな。
まあ梅ちゃんと華ちゃんが並ぶと、別のドラマになるからか。
光子さん亡くなっていたのですね。おそらくは葬式の後、海岸で思い出に
ふける三姉妹。吟ちゃんが骨壺を持ち、音ちゃんが十字架を手に持って
光子さんの遺品だと言うことを匂わせて。
音ちゃんは十字架を引き継いだから、アキラ君が家にやって来たときに、
ことさらにあの時のお母さんのことを思い出していたんでしょうね。
本当はメインでクライマックスになる予定だった東京オリンピックも
駆け足で通り過ぎそう。
関内家の三姉妹が豊橋の海辺に佇んでいるシーン、良かったです。一瞬の美しい映像でしたが、光子さんの死を認識できました。上手な演出ですね。
切り札、今野浩喜の登場で話が一気に「いだてん」よりへ。重大な局面で必ず作曲に苦しむ裕一の悪い癖が顔を出しそうです。
追加コメント失礼します!
本エールを見返したところ、三姉妹のシーンで吟ちゃんが骨壺を持っていたのが確認できました。
よーく見たらハッキリ光子さんが亡くなったことが分かるポイントでしたね。
アキラ君
華ちゃん
ご結婚、おめでとう。
しかし、
え?
薬師丸ひろ子さんは?
菊池桃子さんは?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
時系列がついに1話に戻ってきましたね!
裕一のオリンピックマーチの選考はやはり戦前の十字架を引き摺っていましたね。
朝一新聞のときも同様のことが裕一と久志に対してもありましたね。
しかし「罪を憎んで、音楽を憎まず」ですね。
21週のシチュエーションを上手く使ってきました。
過去の過ちを全部含めて、裕一の音楽を正当に評価してくれる人がいて本当に救われましたね。
華の病院での誠実さを語るアキラ
アキラの前で自然でいられると華
母の形見のロザリオを持ち出し二人を誓わせる音
聖マリア園、華とアキラの結婚式
バンド仲間の演奏で盛り上がる型破りの披露宴
裕一はスピーチで華の誕生の様子を述べる
時間は移り五輪の開会式音楽の検討
裕一を押すのは以前記者だった政府関係者
華が出勤前にオープニングマーチの依頼に訪れる
華は同居して働いており長男が成長している
時間がどんどん飛んでまるでサマリーのようだが…、全て予想通りの展開。
唯一つ裕一の筆がなかなか進まない点を除けば(応援歌依頼のとき以来か…)。
裕一「や・・・・やらせていただきます・・・・・・。」
第一回のあのオリンピック会場の場面が出てくるのは明日か明後日か・・・・・・?
ひとつ心残りなのは、五郎ちゃんと梅ちゃんの戦後の掘り下げが殆どなかったことです。
多分上手くいってるとは思ってますが、最後の師匠との顔合わせが仲違いのまま終わってしまったのが何とも後味の悪い感じでした…。
岡部さんと森さんのスケジュールの問題や短縮の影響でしょうか?
スピンオフ希望です(笑)
エールの公式サイトのあらすじに今第24週の画像が多数掲載されていますがそれを見ると華の子供(裕一と音の孫)は2人で上が男の子で下が女の子のようです。中庭で撮った家族写真(02_05_photo)が決め手です。以前コメントしたオリンピックマーチを依頼される時に写り込んでいた坊やは華の長男のように思います。ここから先は想像ですがリアル裕一のお子さんはブログを発表されてる息子さん含めて1男2女でした。ドラマでは華以外のお子さんを孫にスライドさせて登場させたのではないかと…。特に取材に協力されたであろう息子さんへの制作サイドからの配慮ではないかと思います。(フィクションとはいえ全く存在しないかのように扱われるのは寂しいものですから)