2020年12月21日(月)第4週「どこにも行きとうない」
あらすじ
千代は、シズへの恩返しのために年季明けの後は自分の人生を岡安に捧げようと心に決めていました。千代が心に決めたその矢先に、テルヲが岡安に姿をあらわしました。テルヲは千代に言いました。一緒に帰ろう、また一緒に暮らそうと。
同じころ、一平と千之助が率いる天海天海一座が、巡業の旅から道頓堀に戻ってきました。しかし千之助は荒れていました。須賀廼家万太郎の人気をどうしても超えることができず、しかも客の入りによっては打ち切りもあることを宣告されたからです。
一方、一平は芸子遊びに夢中で芝居への情熱を失っていました。そんな中で一平は、足を運んだ料理屋である光景を目撃しました。それはテルヲが自分の借金のカタに千代を身売りする算段をしている現場でした。
テルヲが自分を身売りしようと算段していることなど知る由もない千代は、テルヲが迎えに来たことを嬉しく思っていました。しかし岡安で働き続ける気持ちに変わりはありませんでした。そんな千代のもとにテルヲが再びやって来るのでした。
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予習レビュー
千代ちゃんが岡安に一生を捧げようと心を固めた直後に、残念なお父ちゃん・テルヲさんが岡安にやって来ました。
テルヲお父ちゃんが千代ちゃんに言うそうです。
「一緒に帰ろう」
「また一緒に暮らそう」
「家族三人で暮らそう」
ここで一つ引っかかることがあります。
お父ちゃんは「家族三人で暮らそう」と言いますが、四人のはずでは?
以下、ブログ主の予想です。
お父ちゃんは栗ちゃんに逃げられたのでしょう。
栗ちゃんはお父ちゃんを愛していたわけでもない。
美味いものを食べさせてやるという口車に乗っただけのことです。
愛してもいない男と苦労を共にするわけがありません。
お父ちゃんの夜逃げ前後に、栗ちゃんは逃げ出したものと思われます。
なので「家族三人」というのは、お父ちゃん、ヨシヲくん、そして千代ちゃんではないかと。
コメントへの返信 by 朝蔵
常治はまだまだまともな人間(二代目魁光さん)
今にして思えば常治お父ちゃんは不器用なだけでしたね。そして三人の娘たちへの愛情は決してブレることはありませんでした。
「2度と帰ってきませんでした」(たいとうみほさん)
二度と故郷には帰らないという気持ちをより固くする残念な父との再会でしたね。
残念父ちゃんのモクロミ(よるは去ったさん)
悪知恵だけは働くようですね。この残念なお父ちゃんは。
父の女遊びを底抜けに文句たらしていたの(二代目魁光さん)
同じ女遊びに呆けていても、お父ちゃんの方は底抜けに人気者だったので、今の一平くんよりもずっとマシですね。
栗子+身籠った子ども(二代目魁光さん)
栗ちゃんはやっぱり逃げ出してましたね。彼女のしたたかさなら、どこに行っても生きて行けるでしょう。
常治さん(還暦のたつおさん)
今にして思えば、常治さんは昭和のあるあるのお父ちゃんでしたね。
トータスさんまで嫌になりそう(秋桜おばさん)
大変な役を引き受けてしまいましたね。
10代からすでに酒と女(丹善人さん)
典型的な二代目のアホぼんですね。(笑)
お父さんとは縁を切りなはれ!(オペラ座の怪人さん)
今週、ついに愛想を尽かすのではないでしょうか。
テルヲは家族を自分の犠牲にするからあかん(ひなさん)
家族を大事にしない、どころか家族を犠牲にするなど朝ドラ史上初のキャラかもしれませんね。
芸の為なら女房も泣かす(名乗る程のものではございませんさん)
当時は格好の言い訳が用意されていましたね。芸のためなら・・・
感想
朝ドラ史上最悪のキャラが誕生した瞬間
第1週のテルヲお父ちゃん。
ブログ主には不思議と憎む気が起こりませんでした。
ブログ主にとって朝ドラ史上初めて嫌いになったキャラ、『スカーレット』の常治お父ちゃんよりもさらにひどいキャラであるにも関わらずです。
しかし今回、
テルヲお父ちゃんへの嫌悪度が、常治お父ちゃんへのそれを軽々と超えました。
超えた瞬間はシズさんが同席した岡安での場面です。
千代ちゃんはお父ちゃんに言いました。
一生恨んだる、と。
この言葉の重みがどれほどのものなのかテルヲお父ちゃんはまったくわからないらしい。
一方で千代ちゃんは、お父ちゃんが来てくれたことを嬉しくも思っていました。
素直な気持ちを一平くんに語りました。
そんな千代ちゃんの気持ちを察しようとすることもなく、娘を身売りする算段を心を痛めることなくできてしまうとは。
そして、臆面もなく再び千代ちゃんの前に姿をあらわすとは・・・
以上、ブログ主にとっての朝ドラ史上最悪のキャラが誕生した瞬間でした。
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ぽぽりんさんおはようございます。
こちらこそ興味深い話題を提供いただいてありがとうございます。
楠見さんはおちょやんの出演で9作品になったみたいですね。
浪花千栄子さん、ミヤコ蝶々さん、京唄子さん
古の大阪を代表する名女優の方々。
共通するのは、旦那とともに喜劇出身で旦那の女性問題で離婚なされたこと。
芸の為なら女房も泣かす
昔は遊びは芸の肥やしと言われたからね、今とは隔世感がありますね。
因みに一平くんのモデルになっている喜劇役者の方も非常に女性好きでしたからねえ。
残念なお父ちゃん。自分の身守るため借金のカタに千代ちゃんの身売りの算段。千代ちゃんが可哀想で、お父ちゃんに同情するとこなんかあらへんけど。
千代に会えて嬉しい顔とか、器量良しに育って顔が綻んでるとことか、娘の事想う気持ちは表れてるのに。なんでそれを素直に出して生活を正さへんのや。常次さんはお金の使い方わ間違ってたけど家族は一番大事。人の縁も大事にしてはったから私は好きやったけど、テルヲは家族を自分の犠牲にするからあかん。
トータスさん、大阪の街歩かれへんのちゃうかな。大阪のおばちゃんに怒られそう…。
お父ちゃん、いかんなあ。
千代ちゃんで借金返済?
私事で恐縮ですが、
私も父親がしょうもない人間で、
ほんと、苦労させられ、大っ嫌い。
千代ちゃんは、お父さんのことが、
好きな気持ちが、少しは残っているようですが、
悪いことは言わない、お父さんとは縁を切りなはれ!
ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ
で、天海天海一座が帰ってきて、
ここの一平君と、千代ちゃん、
ラブラブになるのよね。
がんばって~。
ご寮人さんの娘ちゃんと三角関係に
なっちゃうのかしら?
心配。
がんばって~
明るくって、可愛い千代ちゃん、杉本花さん!
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
こんにちは、さそりんさん。
抜けていたことお教えいただきありがとうございます。
尾上さん、光石さん、三林さん、宮田さん達のことまで落ちていましたね。
だいたい、楠見さんはかめさんであることに、先の書き込みの後まで気が付かずにいたほどです。
また「お、こりゃイマイチ・・・」、とか
「なんか変?」
とか思ったら教えてください。
どうぞ宜しく。
同じ主人公を振り回す親だけど、常治さんとは偉い違い。常治さんの亡くなる場面は
永久保存版だったけれど、このクソ親父、早く消えてくれ。
少年武志は成長して好青年だったけれど、演じている本人が残念なお人でした。
かたや、こちらは役柄がちょっと残念な役。リアルな人は主人公と結婚後、浮気相手に
三代目渋谷天外を生ませたことから離婚になったようですが。10代からすでに
酒と女遊びですか。そういえばまだ未成年だよね。今年数えで18歳のはずだし。
なんて奴じゃ、お父ちゃんも栗子さんも!!
少しは人間らしいとこがあるかと期待してたのに、借金のかたに娘を身売りだなんて。
大吉さんじゃないけど、トータスさんまで嫌になりそうですわ(;一_一)
テルヲは、単なる人でなしで、常治さんは暴君で頑固者だけど普通の人であることがはっきりしました。
謎が解けました。
今の竹井家は3つに分裂していたんですね。
1.テルヲ+ヨシヲ
2.栗子+身籠った子ども
3.奉公中の千代
今の千代にとっては1、2のどちらに戻っても地獄ルート確定。揃ってダメ親にしたのも千代への退路を断つ為、帰る場所を敢えて作らせない残酷なものでしたね。
恐らく、身籠った子は後半の重要人物になるでしょうね。
味方が敵かはまだまだわかりませんが…。
一平くんよ…。
かつて、父の女遊びを底抜けに文句たらしていたのに、結局自分が染まってしまってどうすんじゃい!(笑)
まぁ、テルヲの悪行を暴いたから今回はお咎めなしですが、もうちょっと気張らんかい!
最後の感情の入ったあの演技を忘れてしまったんかい!
テルヲ「千代・・・・・ちょっとええか・・・・・・?」
聞こえてきた何とも不穏な風音。
残念父ちゃんのモクロミは・・・・・・?
残念の現状は前の晩に一平君に聞かれていたようなけど。
千代ちゃんが奉公に出た時点で既に、黒衣犬さんが言っている訳ですね「2度と帰ってきませんでした」と。こんな形で、お父ちゃんがそうすんなり改心する訳がない、のも明示されているのが何とも辛い所です。
常治とテルヲの最大の違いは「自分自身の弱みを見つめる」強さがあったかどうかですね。
常治にはそれがあった。残念行動の数々や酒に溺れたりはしましたが、現実から逃げる事は一切しなかったですよね。
最後まで現実に抗いながら家族の為に身体を壊しながらも長距離ドライバーとして働いてましたから。
テルヲはそこから逃げ続けました。自らの罪を認める事なくそのツケを千代、栗子達に擦りつけ、しまいには売り飛ばす始末。
朝ドラ歴代最悪ダメ親父確定です。
これは救いようはありません。
常治はまだまだまともな人間でした。
私個人は、戦争も軍隊も嫌いだけど、常治さんとテルヲさんとの差は過酷な軍隊生活と戦場を体験したか、そうでないかの違いだったのではないかと。常治さんは厳しい軍隊生活の中で、何名かの部下を率いる班長にまでなっていました。年代からいえばテルヲさんも徴兵された可能性が高いのですが、日露戦争
が終わったあとだと、緩くなって、.古参兵や上官のいじめなど.へらへら笑ってやり過ごしたことでしょう。それに反して常治さんは命懸けで、戦場で大野さんを助けています。これらの差はやはり大きいと思います。
あらすじの最後の文ですが、
芸子遊びじゃなくて、芸妓遊び、ではありませんか?
ヨシヲくんは既に売られてしまっているのではないかと思ってしまいます…。もしかすると栗ちゃんとの間に生まれた子どもも。