2021年1月11日(月)第6週「楽しい冒険つづけよう!」
あらすじ
千代が、わがままな千鳥の世話係をうまくつとめられるようになった頃のこと。山村千鳥一座の公演『清盛と仏御前』は日を追うごとに客の入りが減り、ついに半月後の公演打ち切りを劇場主から通告されてしまいました。
公演が打ち切られれば仕事を失うことになる座員の清子は焦っていました。そして『正チャンの冒険』の舞台化を再び千鳥に提案しました。清子の提案を受け入れようとしない千鳥に対して、他の座員たちも頭を下げて懇願しました。
清子と座員たちに頭を下げられた千鳥は、ある条件付きで『正チャンの冒険』の上演を認めました。ある条件とは、千鳥は一切かかわらず座員たちだけで上演を行うことでした。『正チャンの冒険』の上演では千代も役をもらえました。
清子が中心になって『正チャンの冒険』の稽古が始まりました。役をもらえた千代にとってはそれは初めての舞台稽古でした。しかし千代の芝居は下手でした。そして下手な芝居が清子たちをあきれされるのでした。
第11週 | 第12週
おちょやん|感想あらすじネタバレトップページ
予習レビュー
前週の後半に描かれた山村千鳥一座のピンチの続きです。
公演の打ち切りが決まり、代替の公演を座員の清子さんが提案するものの、座長の千鳥さんはその提案を一蹴。
そんなものに客が入るわけがない、というのが千鳥さんの言い分です。
しかし清子さんはあきらめませんでした。
他の座員たちも清子さんに加勢し、清子さんの提案を受けれて欲しいと懇願。
子供たちに大人気の4コマ漫画を舞台化するという清子さんの提案をようやく千鳥さんは受け入れました。
ただし、ある条件つきで。
残念ながらこの条件の詳細は今のところ不明です。
そして、提案を受け入れた千鳥さんはまた、清子さんたちのお手並み拝見を決め込みます。
子供向けの漫画に客が来るわけがないと千鳥さんが斬って捨てた企画。
どんなことになるのでしょうか。
コメントへの返信 by 朝蔵
常治のちゃぶ台返しを阻止する喜美子たちのオマージュ(二代目魁光さん)
『スカーレット』へのオマージュみたいな場面がさりげなく出てきますね。
ヒロイン(高畑充希)の母親役(よるは去ったさん)
『とと姉ちゃん』のときの「千代ちゃん」のお母上が演じた役を、本作では厳しい師匠が演じていたわけですか。
人を喜ばせる原点(二代目魁光さん)
「人を喜ばせる原点」と絶えず向き合っていたのが『まんぷく』の萬平さんでした。
技術者では珍しいタイプの人でした。
同室の真理ちゃん(オペラ座の怪人さん)
彼女が出てくると癒されます。
偉人は下積みが大切(二代目魁光さん)
下積みを苦に思っていないらしい千代ちゃんに安隆パパの金言は要らなそうですね。
下手な芝居をする役(丹善人さん)
下手な芝居でなく下手な歌で忘れられないのは『ごちそうさん』の桜子さまのジャイアンリサイタルです。(笑)
小さな御贔屓さんから大事に(よるは去ったさん)
そこに大ヒットのチャンスが隠れてるかもしれませんね。
正チヤンの冒険は史実(boxster981さん)
『正チヤンの冒険』は『タンタンの冒険』に似ているなって調べてみたら実は『正チヤンの冒険』の方が発表が先。
『タンタンの冒険』が『正チヤンの冒険』に似ているようです。
座員が一致団結(boxster981さん)
千鳥さんが座員たちの敵にまわったことで座員たちが結束しましたね。
座員を食べさせなきゃという責任感と重圧を誰より感じて(たいとうみほさん)
活躍の場のない女優さんたちのために一座を立ち上げたほどの人ですから、かなりの責任を感じていることかと思います。
カフェーキネマの周辺は猫の天国(boxster981さん)
大阪作品は東京作品に比べて猫の登場頻度が高いような気がしています。
進太郎君にヨシヲ君の面影(還暦のたつおさん)
千代ちゃんの心の中ではヨシヲ君はいつまでも幼い姿のままのはずなので、進太郎君と完全にかぶったでしょうね。
感想
千代ちゃんの才能
千代ちゃんが生まれて初めて役をもらうという記念すべき瞬間が描かれた回でしたが、波乱の展開の予感しかしない回でした。
そして千代ちゃんの才能がさりげなく暗示された回でもありました。
山村千鳥一座のオーディションのときよりは、千代ちゃんの芝居は上達したかと思います。
しかし、まだまだとても人様の前に出せるようなレベルではありません。
ただし、セリフをすべて覚えてしまう記憶力がさりげなく千鳥さんを驚かせました。
千代ちゃんの記憶力は今週のどこかのタイミングで描かれ、その記憶力によって千代ちゃんが大きなチャンスをつかむきっかけになる。
そんな展開が用意されています。
早くもそのフラグが月曜日に立ちました。
しかも、千鳥さんに気づかせるという形をとって。
千代ちゃんの才能に気がついた千鳥ちゃんは言いました。
それは、代役もできるということなのか。
代役という言葉を口にした次の瞬間には、その言葉を否定した千鳥さんでしたが、千代ちゃんの隠れた才能に気づいたのは間違いなさそうです。
千代ちゃん自身も気がつかないところで、千代ちゃんの人生が動き始めました。
第11週 | 第12週
おちょやん|感想あらすじネタバレトップページ
千代ちゃんは、進太郎君にヨシヲ君の面影を見ましたね。追い詰められての方針転換、上演まで一山、ふた山ありそうな。
(補足)
何故、ネズミ?
原作の猫のキャラクターは千鳥が嫌う黒猫だった
清子さんが座長に忖度したというのがひとつの考え方だった
しかしよく見ると大ネズミが馬の代わりに騎士を乗せている図が存在
よって謎は解決
馬に匹敵する端役という意味だと思う
相変わらずカフェーキネマの周辺は猫の天国ですな
千鳥さんは座員を食べさせなきゃという責任感と重圧を誰より感じて、それがストレスになっていたのかもしれません。自分が座長である芝居が当たらなかったら自分の力量不足、座員の力量不足は座長の指導力不足と、追い詰められていたんじゃないかな。それが物投げをますますひどくしていたのかもしれません。自分は「正チャン」の芝居にノータッチというのは清子さんに任せるという事。今自分の力だけではどうしようもないと認める事。何でもかんでも自分で背負わないと気が済まなかった人が初めて、自分が育てた座員に任せてみようと、心底苦渋の決断だったんでしょう。人に哀れがられる事を極端に嫌った、幼少時の千代ちゃんに通じますし、座員を食べさせなきゃと必死だったのは、天海一座を飛び出した?千之助さんにもあった事と思います。
代役も出来るという事?
出来る訳ないでしょう!!!
これは半ば本音、能力は認めつつも弱点もしっかり見抜いている
座元が最後通牒、あと半月と言われて座員が一致団結
多分千鳥座長のヨミ通り
千代ちゃんも端役をもらい…ヨミ通り苦労する
稽古で吹き出すところ、演技?それともNGが採用???
洋子さんの息子という新たな伏線が出てきた
正チヤンの冒険は史実。「正チャン」と「リス(相棒)」による冒険の旅で本来は新聞ではなく漫画表現に歴史的影響を与えた画報誌(アサヒグラフ)で創刊(1923年)から掲載され、後に朝日新聞で連載された。日本の漫画で初めて吹き出しを使用した作品としても知られ、1924年には単行本も刊行されている。また1924年10月から宝塚で上演された(キャストは正ちゃん、リス、悪魔、天女など)他、1926年には東亜キネマによって無声映画が公開された。だからベルばら並みの大ヒットだったのだろう。ただ登場キャラクターに猫は認められるがネズミは今のところ発見できない。何故ネズミが出てくるか謎である。
ちなみに関連グッズ(正チャン帽)も大ヒットしたが、これには1925年のイベント開催が関連しておりメディア(朝日新聞社)の影響が小さくない。この頃から流行に関与するメディアの影響力は増大し国民の戦争への動員にも繋がっていくことはエールでも描かれていた。
リアル千代ちゃんは1924年には17歳だったのでほぼ時代的は符合している。
参考:正チャンの冒険展(https://natalie.mu/comic/news/125091)
進太郎「僕も観たい・・・・・・・。」
それなりの事情はあるかも知れないけど、こういう小さな御贔屓さんから大事にせなあかんと私的に思いますねんけど。
どないでしょ?
その気で見れば、杉崎花ってネズミ顔ですね。顔を見て役を決めたのか。
しかし、下手な芝居をする役って、けっこう難しいでしょうね。
以前にも何のドラマの誰だったか、棒読みする場面がありましたが。
思っちゃったからしょうがないコーナー
劇中のお芝居で初めて与えられ(そうになったを含む)役
音ちゃん:おじいさん
環先生:枯れ木
千代:ネズミ
偉人は下積みが大切ですね(笑)
同室の真理ちゃん(吉川愛さん?)って、
ほんと、きれいで、優しくって、
千代ちゃん、良かったねえ。
一方、千鳥さんって、
きれいだけど、癇癪(かんしゃく)持ちで、
千代ちゃん、大変だねえ。
ねずみ3役、がんばってね。
君は、明るくって、可愛くって、最高だ!
(⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
客を媚びを売りたくない。
千鳥さんを野性爆弾に例えましたが、朝ドラにも似た人がいました。
「ごちそうさん」の父ちゃんです。
正攻法のフランス料理にこだわり過ぎてお客様から総スカンを喰らうというものでした。
最終的には技術だけではなく、人を喜ばせる原点に気づいて父ちゃんは反省しました。
千鳥さんも最後に気づくんでしょうね…。
仏御前(千鳥)「私はまだ死にませぬ・・・・・・・・・・。」
大河ドラマ「平清盛」では「とと姉ちゃん」のヒロイン(高畑充希)の母親役でもあった木村多江さんが演じていた役ですね。
千鳥さんの物投げを千代が阻止。
常治のちゃぶ台返しを阻止する喜美子たちのオマージュかと思うと笑いました。
週間サマリーの最後に流れる予告を見て驚いた
えっ、ひょっとして主役のネズミ!?
清子さんが提案した「正チャンの冒険」は結局採用される
ブログ主様の記述してある千鳥の条件というのはおそらく自分は手を貸さないということ
それも自分が不本意だというだけでなくもっと深い考えからだと思う
千鳥さんとしては一座の解散を覚悟して座員に生きていくための力をつけさせるため
それにしても千代ちゃんまた代役ですか?
代役が入り口だとしても他の役のセリフも全て覚えられるというのは立派な能力だから
舞台役者としての発声法には苦労するみたいだけれど今週は技量も上達するみたいですね