おちょやん

興行初日を迎える新劇団 / おちょやん 第47回

2021年2月9日(火)第10週「役者辞めたらあかん!」

あらすじ

鶴亀家庭劇の初興行の初日を迎えました。鶴亀の社長・大山が舞台を見守る中、芝居は順調に進んでいるように見えました。しかし舞台の上の千之助だけは、観客の反応が乏しいことに気がついていました。

そんな中、千之助が台本にはない動きに出ました。舞台の上の他の役者たちが動揺する中、千之助が連発するアドリブは観客たちに大いに受けました。そして観客たちの笑いに包まれながら、鶴亀家庭劇の興行初日の舞台は幕を閉じました。

舞台が終わり、千代は千之助のアドリブに関心していました。しかし他の役者たちは台本にはないアドリブを連発した千之助のやり方に不満でした。そんな中、千之助に対して不満を爆発させたルリ子が出て行ってしまいました。

千代はルリ子のことを知る菊に懇願しました。ルリ子に戻るよう説得してほしいと。しかし菊は千代の頼みを一蹴。ルリ子の説得は、明くる日に一平が行うことになったものの、ルリ子から嫌いだと言われた千代の気持ちは複雑でした。

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予習レビュー

劇団が発足したその日からトラブル続きだった鶴亀家庭劇。

稽古の間もまた座員たちの間の人間関係のトラブルに次ぐトラブルに見舞われましたが、ようやく興行初日までこぎつけることができました。

そして、興行初日の舞台は一見すると順調に進行。

しかし、本格的なトラブルはこれから始まります。

千之助さんが連発するというアドリブがトラブルのもとです。

喜劇の世界では、アドリブで観客を沸かせることができるのは重要な才能です。

しかし、アドリブが求められない芝居の世界もある。

そして、鶴亀家庭劇には喜劇出身ではない、アドリブの価値を感じない役者さんが大勢いました。

このギャップがトラブルの原因です。

ただし、今週のトラブルのその先では、千代ちゃんとある人物との素敵な再会も描かれます。

その再会が今週の見どころの一つかもしれません。

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コメントへの返信 by 朝蔵

どれだけアドリブ(よるは去ったさん)
アドリブによって元の台本をここまで壊す場合があるということを初めて知りました。

悪循環(二代目魁光さん)
大山社長にはこの悪循環も想定内なのかもしれません。

みんなのたまり場がまさかの福富さん(二代目魁光さん)
一座の座員たちが食事をしている場所が福富だと分かった時は驚きました。

週末の着地点(二代目魁光さん)
個人戦の『エール』と異なり、団体戦での週末の着地点までの道のりは複雑ですね。

お家さんは千さんのやり方の限界(還暦のたつおさん)
お家さんは柔和に見えて目利きの厳しさは怖くなるくらいですね。

千代ちゃんへのお花(オペラ座の怪人さん)
京都時代にも花を贈られてましたね。

劇団員をまとめるのは一苦労(秋桜おばさん)
一平くんに苦労させるのも大山社長の狙いなのかもしれませんね。

またまた花が(丹善人さん)
二度目の花。

贈り主がまさかの形で回収されるような気がしてきました。

ハブ的な役割(たいとうみほさん)
ルリ子さんが、誰からも好かれようとするところが嫌いだみたいないことを千代ちゃんに言いました。

千代ちゃんが、まさにハブ的な役割を担ったからこそのルリ子さんの言葉ですね。

明日?の千鳥さん再登場(底抜けに!さん)
千鳥さんは千之助さんと同格の実力を持ち、しかも千之助さんは正反対の芝居をする人です。

今週の結末は千之助さんと千鳥さんの対決でもありますね。

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感想

「問題は千之助さん」

喜劇とは、台本よりも観客の空気を読みながらのアドリブによって笑わせるもの。

それが千之助さんの流儀です。

そんな千之助さんのやり方を幼い頃から見ていたはずのみつえちゃんは、素直に喜んでいました。

しかし、芝居の目利きができて、鶴亀家庭劇が新規軸を打ち出すことを期待していたらしいハナさんは、これまでと何も変わらないと厳しい一言。

みつえちゃんとハナさんの反応の対比がみごとでした。

そして、ハナさんが何も変わらないことに落胆の表情を浮かべたその直後には大山社長の腹の中の見えない表情が挿入される。

大山社長もハナさんと同じ気持ちか、ハナさん以上に失望していたのかもしれません。

台本よりもその場の空気で芝居を進める。

そんな旧来のやり方とは別のアプローチを行うために、一平くんに台本修行をさせたのでしょうから。

これまでのやり方を守り通そうとする千之助さんと、これまでのやり方を壊すことに挑む一平くん。

そして一平くんの試みを厳しく見守る大山社長。

前回の最後に一平くんが言った「問題は千之助さん」という言葉の意味が見えてきました。

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POSTED COMMENT

  1. boxster981 より:

    千代ちゃんにとって御寮さんの的確な励ましは本当にありがたいが、
    たぶん木暮君であろう花の付け届けは心のオアシスです
    でもこれは一平の身勝手さを際立たせる演出でもある

  2. 底抜けに! より:

    1週間の大幅なストーリーで見てたときは読み飛ばしていましたが、今週は千さんの台本、一平くんの本で芝居やるのは来週なんですね。ということは、一平くんのめざす芝居が出てくるのは来週からで、今週は、千さんが新たな芝居に協力する気になるまでのお話しなんですね。
    千さんの『手違い話』は、手をあべこべにくっつけられてしまったというあり得ない設定のもとでのドタバタ喜劇。なるほどここであるのは単なる笑いの見取り図で、緻密に作られたドラマなんてない。
    笑わせる種は、ナンセンスな趣向であり、決めぜりふとかものまね芸とかでもいい。「底抜けに!」とかみたいに。
    逆に言えば、こういう芝居では、台本通りにやってちゃ笑いはとれない。
    その意味では、千さんがやったことは、この台本でいえば「正解」。

    一平くんの目指す家庭劇は、緻密に練り上げたドラマのなかから出てくる笑いであり、むしろ泣き笑いに近いものなんでしょうね。そのためには、当然本通りにやるわけだし、本の上での人物像=役理解も当然重要。

    今週のテーマは「本の通りに演じることの良さ」を千さんに納得させるってことのようですが、『手違い話』には見取り図しかない、人物ドラマなんてない、役理解以前の本。
    この本をもとに、本通りに演じる素晴らしさをどう作り上げるのか。明日?の千鳥さん再登場とともに俄然面白くなってきました。

  3. たいとうみほ より:

    大山社長が千代ちゃんに白羽の矢を立てたのは、千之助さんが本番中に何かやらかしても、自分の機転で軌道修正できると見込んだから、ではないでしょうか。茶碗を落とした一件がわざとなのか偶然なのかはわかりませんが、あそこで千代ちゃんが茶碗の割れた音を台詞に取り込んだことで「この子、できるな。千之助についていけるぞ」と確信したように思います。元の天海一座のメンバーは千之助さんに頭が上がらないし新規のメンバーは千之助さんに反感を抱くことも承知、だから千之助さんにものが言える存在として大山社長に見込まれた、と考えます。ハブ的な役割ですね。

  4. 丹善人 より:

    またまた花が贈られてきました。
    「紫のバラの人」誰なんでしょうね。今週出て来るあの人なのかな?

  5. boxster981 より:

    先週このドラマに関し世の中では女形(男役を含む)の否定に対して反対意見が多かった
    起源は全く別のところにあるがジェンダーの問題について考えるとき興味深い
    おそらく学術論文も関連するものがいくつかあると心得る

  6. 秋桜おばさん より:

    個性も考え方もみんなバラバラ。でも、お芝居にはプライドを持ってる。
    そんな劇団員をまとめるのは一苦労ですね。
    千之助さんはスター役者ではあるけれど、一平ちゃんの目指す芝居とは少し違う。
    これからどう手網を締めて、みんなをまとめていくのでしょうか。

  7. オペラ座の怪人 より:

    千さん、さすがです!
    これが千さんの実力!
    と思った視聴者も多かったことでせう。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    篠原さんも、いしのさんも、
    もう、女将さんをやるようになって、
    どちらも、なかなかの貫禄、でふ!

    千代ちゃんへのお花は、
    誰が送ってくれたのかな~
    篠原さんの芝居か?
    それとも小暮君か?
    京都時代の誰かか?

    (⌒▽⌒)(^◇^)(⌒▽⌒)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 還暦のたつお より:

     客席の反応を見た上での、千さんの咄嗟のアドリブ、流石です。でもお家さんは千さんのやり方の限界を見抜いていましたね。大山社長の目論見は、千さん始めとする古い喜劇に、他のジャンルの俳優を衝突させる事により発生する化学反応が狙いだったのではないかと。そしてそれこそが、新時代の喜劇を作り出すのではないかと。

  9. 二代目魁光 より:

    「エール」でも散々取り上げられていた、やりたいことと求められていることのギャップ。

    前作は「個人戦」。今作は「団体戦」であることが大きな違いですね。

    「エール」は当事者がそこに気づけば解決に向かってまっしぐらでしたが、「おちょやん」ではそうはいかない。

    そこにさらに人間関係「お互いの歩み寄り」が上乗せされます。
    乗り越えるべき壁がもう一つ自動的に増える訳です。
    そこが週末の着地点でしょうか?

  10. 二代目魁光 より:

    朝ドラ恒例、みんなのたまり場がまさかの福富さんとは…笑

    敵のお茶子だった千代や敵を定宿としていた天海一座のメンバー達を客商売とはいえ的確なアドバイスを送った菊さんの株が上がりまくりです。

    やはり道頓堀に生きる者として、敵とか関係なく街全体を盛り上げる同志といった感じでした。

    そして岡安と同じステージで戦わなくなった余裕が出てきたのでしょうか。

    ルリ子さんを引き合いにして、未だに福富を敵視するシズさんとは対照的でした。

  11. boxster981 より:

    「上方喜劇」の歴史については「おちょ簿」の中で完結に述べられている
    従ってこれを前提に創られていることは間違いない

  12. boxster981 より:

    現在の撮影の現場でも台本通りを要求する監督と
    役者と役者のガチのぶつかり合いを重視し
    細かく規制せずにアドリブを重視する監督がいる

    朝ドラは比較的アドリブを取り入れた長回しが採用されていると
    出演者が話していたのを聞いたことがある

  13. 二代目魁光 より:

    心配なのは千さん。
    迎え入れたのはいいのですが、操縦できる人がいないという有様。
    しかも実力はピカイチで笑いを取れるので下手に出ることは出来ず、一平くんは指を咥えて見るしかないという悪循環。

    ここは一つ、線引きして両者歩み寄りが必要ですね。
    初参戦組は喜劇に、旧天海一座組は初参戦組のバックボーンの演芸にお互いリスペクトを持つこと。

    ただただ声高に主張するだけでは物事は上手く進みません…。

  14. boxster981 より:

    20年前の須賀廼家兄弟劇はドラマの中では万太郎と千之助であったかのような扱いだが
    リアル万太郎とリアル千之助が曾我廼家(須賀廼家)兄弟劇を主催していた訳ではなかった
    リアル万太郎(曾我廼家五郎)には曾我廼家十郎という兄弟子がいて兄弟劇を主催していた

    リアル千之助はこの十郎の弟子と言うのが史実
    ちなみにリアル一平に脚本を書くように勧めたのは十郎で社長ではない
    ドラマは史実と違って構わないが史実より上の感動がなければならない

    リアル万太郎は正統な上方喜劇であったが十郎は「にわか」の流れを引くどたばた劇が得意
    十郎の弟子の千之助がアドリブが得意と言うのは史実に合っている
    ドラマの中で社長は苦い顔をしていたが…

    ほっしゃんのアドリブの演技なかなか良かったと思う

  15. よるは去った より:

    千之助「私は加兵衛どのではありません・・・・・・。」

     私はアレコレうんちく垂れる程、喜劇を観ているわけではありませんが、リアルの松竹新喜劇や吉本新喜劇ではどれだけアドリブが盛られているのでしょう。

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