2021年2月10日(水)第10週「役者辞めたらあかん!」
あらすじ
千之助のアドリブで観客の笑いはとれたものの、台本にはない展開に他の役者たちが反発。特に新派出身でプライドの高い女優・ルリ子は、千之助と口論した末に鶴亀家庭劇を出ていってしまいました。
そのあくる日。千代と一平は、劇団に戻るよう説得するためにルリ子のもとに足を運びました。そして押し問答の末にルリ子が若い女優に裏切られた過去が判明。その若い女優が千代に似ていたことからルリ子は千代を嫌っていたのです。
千代は、ルリ子のことを決して裏切ったりはしないと約束。劇団に戻って欲しいと頭を下げました。そして、役者をやめるなという千代の強い言葉によって、ルリ子は劇団に戻る心を固めました。
ルリ子が劇団に戻り、座員たちが再び舞台に上がる直前。千代は千之助との口論の末に、千之助に戦いを挑みました。千代の挑戦に対して、自分が勝ったら劇団の座長をやらせてもらうと千之助は応戦するのでした。
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予習レビュー
前回の予習レビューで、喜劇ほどにアドリブが求められない世界があると書きましたが、ルリ子さんはそんな世界出身の女優の一人です。
だから千之助さんの台本から完全に逸脱した芝居が受け入れられなかった。
一方で、千之助さんはルリ子さんとは正反対の世界にいた人です。
だから、自分のやり方に異を唱えてくるルリ子さんの考え方を受け入れられない。
そんな中、千之助さんの一言がルリ子さんを激怒させ、ルリ子さんは劇団を飛び出してしまいます。
ちなみに千之助さんはルリ子さんのことを四流だったか五流だったか、それくらいの数値の罵詈雑言によって罵倒。
プライドの高いルリ子さん、こんな言葉に我慢できるわけがありません。
しかし「共通の敵」ができたことが良かったのかどうか、ルリ子さんと千代ちゃんは理解し合えるオチが用意されています。
コメントへの返信 by 朝蔵
負けたら承知せえへんさかいな(よるは去ったさん)
一平くんがずいぶん強気に出ましたね。
笑顔は全ての負の感情を乗り越える(二代目魁光さん)
笑顔ではなく口笛でしたが、一平くんの「負の感情を乗り越える」ことの大切さを理解していましたね。
五代ディーン(二代目魁光さん)
再び五代さまブームが巻き起こること確定ですね。
座員全員、脛に傷(還暦のたつおさん)
脛に傷がある人、大好きです。
一座の面々の過去に興味津々です。
立派な座長の片腕(秋桜おばさんさん)
岡安のごりょんさんやお家さんから咎められた口の利き方の悪さも、千之助さんの前では強力な武器ですね。
先輩女優を説得(オペラ座の怪人さん)
見事に心を動かしましたね。
朝ドラ進出は「新撰組」(丹善人さん)
『新撰組』>『あさが来た』>『晴天を衝け』のリレーをこの先も続けてほしいです。
千代ちゃんはまたまた自分の首(丹善人さん)
カッとなるといつも自爆しますね。(笑)
生粋の芝居愛(たいとうみほさん)
これだけの芝居愛を持ちながらの商売の転換。
苦渋の決断だったことでしょう。
『あさが来た』と同じ台詞(重信六三郎さん)
ドラマの中での呼び名も気になります。
やっぱり「五代さま」でしょうか。
「おちょやん」が115話,5月14日最終回(文月さん)
今年のゴールデンウィークも人の移動はそれほどなさそうなので、連休中のSTAY HOME期間中に大円団は注目を集めるかもしれませんね。
感想
チーム一平
後先のことを考えずに千之助さんに挑戦状を叩きつけてしまった千代ちゃん。
余裕綽々で応戦する千之助さんの様子を見て動揺しはじめるものの、千之助さんの応戦を一平くんが引き受けてくれました。
一平くんの安定感が実に心強い。
話が前後しますが、ルリ子さんが出て行ってしまった直後の座員たちの集まりでも、一平くんが座員たちをうまいこと仕切ってくれました。
今回、チーム一平が結成された瞬間を見たような気がします。
ルリ子さんの過去が明かされることによって、同じような心の痛みを持つ他の役者さんたちが一つに。
そして、千之助さんという共通の「敵」ができることでチームはより強固に。
次回は、千鳥さんの助言によってこのチームはさらに加速するのでしょうか。
菊さんの好感度
芝居茶屋を廃業したとは言え、役者さんたちから今でも揺るぎない信頼を得ているらしい菊さんの意外な姿に驚かされました。
ちょっとネタバレになりますが、次週は菊さんがとっても重要な役割を担います。
このタイミングで菊さんの意外な頼れる側面を描き、菊さんの好感度をアップさせたのは次週への準備なのかもしれません。
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「おちょやん」が115話,5月14日最終回(5月15日振り返り)で発表されたようですね。
例年,GWは,視聴率が悪いことから,いつ終了にするのか興味深かったですが,結局,GW明けの1週間で盛り上げて,大団円ということなんですね。
42回で東京出身の女優で劇団を支え将来幹部となる女優がいることをコメントに記した
その女優が高峰ルリ子さんである可能性が今日の展開で強くなった
千代ちゃんが二代目天海(一平)と離婚したとき似たような身の上ということで
千代ちゃんを支えてくれるのかも知れないと思い至った
ディーン・フジオカさん、五代友厚役で『晴天を衝け』出演決定!!
今回とは逆の、大河から朝ドラへの輸出なら前例がありますね…。
『新撰組!!』で土方歳三を演じた山本耕史さん、約10年の時を経て、同じ役・同じ衣装・同じ台詞で、奇しくも、フジオカさんが初めて五代友厚を演じられた『あさが来た』に出演されていました…。
『晴天を衝け』でも、フジオカさん演じる五代友厚に、『あさが来た』と同じ台詞があるでしょうか…。
千代ちゃん、すごく不自然な喧嘩の売り方します
敵は仙之助ではなくて社長の鶴蔵さんだとは思いますが
それはさておき客を笑わすだけなら今の千代ちゃんなら可能でしょう
しかし仙之助より笑いを取るのはハードル高い
上手く笑いを取るには技術だけでなく客席との呼吸が必要です
役を愛すること以上にお客を愛することが必要です
千鳥さんもそこまでは教えていない
どんな手を使うことになるのだろうか?
因みに一平は先々までそういう思いやりが全く解らない
ルリ子さんの恋人(婚約者)のように千代ちゃんと結婚後若い女優に手を出し
子供をつくらせて千代ちゃんを捨てることになります
菊さんもまた、芝居の街・道頓堀DNAの筋金入り、生粋の芝居愛が身に沁みた人ですね。芝居茶屋という業態の「形」は変える事を余儀なくされても、カフェーという形で、役者さん達の支えとなる事に生きがいを感じている、お店に、他のお客さんが来る以上に役者さんや舞台スタッフ、芝居帰りのファンが来てくれることが1番嬉しいだろうなあと感じています。その生きがいの前には、以前の商売敵の息が掛かっているなんて事は問題にならないでしょう。昔と変わらず今も、芝居のまち道頓堀の、重き担い手です。
ルリ子さんは若い女優の首を絞めたということで追われたけれど、千代ちゃんはまたまた
自分の首を絞めちゃいましたね。
大河から朝ドラ進出は「新撰組」でありましたね。幕末とかぶっている同じく「あさが来た」ですが。
先輩女優を説得するシーン、
ベタだけど、すっごく良かったでふ!
千代ちゃん、君は、明るくって、可愛くって、
まっすぐだから、大好きさ!
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
今日はスカッとした展開でした。
千之助さんとの勝負は持ち越しですけど。
一平ちゃんは男前なとこ見せてくれてますが、ルリ子さんへのフォローや、理不尽な千之助さんの物言いへの啖呵など、千代ちゃんの役目は大きいですね。もう立派な座長の片腕ですね。
座員全員、脛に傷。だけと芝居への情熱は人一倍
強い。高峰さんが、千代ちゃんに本当の事を打ち明けたあたりで、二人の距離は狭まりました。腹をくくった千代ちゃんの千さんへの宣戦布告。一平君も覚悟を決めました。果たして?
「晴天を衝け」で大サプライズ発表です!
あの五代ディーンが帰ってきます!
何気に朝ドラからの大河輸出は初めてじゃないでしょうか?
「あさが来た」でも人気だっただけに今からの活躍が待ちきれません!
治郎作親分に雁助さんまでいるじゃないですか(笑)
笑顔は全ての負の感情を乗り越える大きな力がありますね。
このシーンを見て、ふとBIGINさんの「笑顔のまんま」を思い出してしまいました。
歌詞を見たら、今回のルリ子さんの気持ちそのままだったので尚驚きです。
人生、生きてるだけで丸儲け精神でルリ子さんにはこれからを歩んでいって貰いたいです。
千之助「くやしかったらわしより笑いとってみいや・・・・・・・。」
千代「やったろやないけ・・・・・・・・。」
一平「負けたら承知せえへんさかいな・・・・・・・。」
そして、どんな舞台になるか。
明日が楽しみです。
「手違い話」の千之助の凄さは途中でアドリブを演じたあと自力で台本の筋に戻したところ
その(自力で戻した)点は徳利の口で明確に語られている
千代ちゃんは頭真っ白になったルリ子に働きかけてせりふ(もう一度)を促しただけ
千之助には全く働きかけておらずただすごいなと感心していた
アドリブの素質のある千代ちゃんは千之助の力を認められたが慣れない役者達は反発する
特に千代ちゃんを毛嫌いするルリ子さんは出て行ってしまう
千代はルリ子に嫌われているとぼやきながらも戻るよう説得することに
ルリ子は新派の若手女優を殺そうとした過去があった
一方で人知れず幕開けの前には練習もしていた
そしてまた千代ちゃんの未来を暗示する伏線が張られる
若手女優はルリ子の恋人を奪った張本人だった
千代は笑顔でルリ子を引き戻す
このドラマの過去の流れだと最初は一番嫌う人間が一番の理解者になっていくが…
ルリ子さんはその先例に当てはまる役どころだろうか?