2021年2月19日(金)第11週「親は子の幸せを願うもんやろ?」
あらすじ
『マットン婆さん』の公演を終えた千代は、雨の降る中、みつえと福助の二人がいる神社に足を運びました。千代は、みつえと福助を説得しました。二人のことは話せば親なら分かってもらえるはずだ。駆け落ちはやめてほしいと。
そんな中、みつえのいどころを突き止めたシズが姿をあらわしました。みつえはシズに頭を下げました。福助との結婚を許してほしい。福助が好きだ。福助と家族になりたいのだと。そしてみつえと福助はシズの前で土下座しました。
シズはみつえをある場所へと連れて行きました。シズがみつえを連れて行ったのは福富でした。菊と対面したシズは、みつえを福助に嫁がせてほしい。福富の娘として可愛がってあげてほしいと頭を下げました。菊は二人の結婚を認めました。
その2ヶ月の昭和2年(1929年)1月、みつえと福助の祝言が開かれました。その席でハナと菊は言葉を交わしました。それは対立していた岡安と福富が和解した瞬間でした。一方のシズは岡安の商売替えの覚悟を固めるのでした。
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予習レビュー
『マットン婆さん』の公演を終えた千代は、雨の降る中、みつえと福助の二人がいるはずの神社に足を運びました。
千代は、舞台の上で『マットン婆さん』を通じて千之助から教わったことを伝えながら、みつえと福助を説得しました。
二人のことは話せば親なら分かってもらえるはずだ。
そこに姿をあらわしたのはまさかのシズさん。
もしかすると乞食軍団からの情報によってみつえちゃんの居場所を突き止めたのでしょうか。
そして、シズさんがみつえちゃんを連れて行ったのは、さらにまさかの福富です。
「まさか」はまだ続きます。
シズさんが頭を下げます。
頭を下げる相手は菊さんです。
みつえちゃんを嫁に迎えてほしいと頭を下げるのです。
今回は、久しぶりの号泣回になるかもしれません。
涙腺崩壊の準備が必要です。
コメントへの返信 by 朝蔵
2つの話が同時進行(ひるたまさん)
師弟関係、恋愛、そしてそこにシズさんの変化も加わっていましたね。
しかし、それぞれがリンクしていたかと言えば微妙ですね。
お前に母親の何がわかる言うねん(よるは去ったさん)
千之助さんのこの言葉と、後半で登場する一平くんの母親・夕さんが何らかの形でつながってくるのかなという気がしています。
来週は…(二代目魁光さん)
来週は、これまでのお父ちゃんの登場週以上にエグい週になりそうですね。
今後の楽しみなフラグ(二代目魁光さん)
『おちょやん』も折り返し地点に。
後半のフラグが次々と立ちましたね。
最後で巧く締めました(還暦のたつおさん)
最後の締めに対して、ブログ主には地味ながらハナさんの活躍が際立って見えました。
結婚式(オペラ座の怪人さん)
若い二人の結婚によって対立関係にあった両家もこれからは力を合わせて歩んで行きそうですね。
自分の事は自分の力だけで何とかする(たいとうみほさん)
商売替えをするという決断を下した菊さんの苦悩を「今ならわかる」と言ったごりょんさん。
これからは菊さんの力を素直に借りることができそうですね。
千代ちゃんの口から「親は子の幸せを願うもの」(秋桜おばさん)
こんな言葉を口にできるなんて、亡くなったお母ちゃんは素敵な母親だったんでしょうね。
岡安と福富の雪解け(重信六三郎さん)
宗介さんもこれで安心して新しい商売を教われますね。
毎日毎日批判コメント(名乗る程のものではございませんさん)
そんな人がいるんですか!?
ヒマでうらやましいです。(笑)
日本映画の大監督(還暦のたつおさん)
『蜘蛛巣城』がドラマの中で再現されてほしい。
ブログ主の願いです。
感想
シズさんの変化
今週はシズさんの変化がブログ主には嬉しい一週間でした。
みつえちゃんに対する考え方の変化。
菊さんに対する態度の変化。
そして岡安の未来に対する対応の変化。
とりわけ今回の最後に描かれた祝言の席で、今ならお菊姉さんの気持ちがわかると言った言葉が心に沁みました。
長年、対立していた相手に敬意を抱けるシズさんの謙虚さに女将の風格を見ました。
千之助さんの変化
今週はまた、千之助さんの変化が嬉しい一週間でもありました。
お前に母親の愛情がわかるのかと一平くんに対して言い切った千之助さんが、作品を通して一平くんに示した母親の無償の愛情。
それはまた、師匠の弟子への愛情だったと思います。
ところで『おちょやん』後半で一平くんのお母上が登場するそうです。
板谷由夏さんが演じます。
名前は「夕(ゆう)」。
もしかすると、夕さんが故・天海さんのところを出てゆく前、千之助さんは夕さんとの交流があったのかもしれません。
あるいは、息子と別れことに苦悩する夕さんの姿を千之助さんは見ていたのかもしれません。
夕さんの登場がいつ頃のことになるか不明ですが一平くんにとって「母親の無償の愛情」が、夕さんの登場で回収されるのでしょうか。
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第11週の総括、
一言でいえば、
<福助みつえの、祝言の祝膳がめっちゃ旨そう>
おちょやんHPに載っているけれど、本当、おいしそう。
撮影の後、みんなで食したのでしょうか、食しただろうな、食さずにはいられないだろうな、でありました。
やっぱ関西、と思ったのが、式で花嫁が向かって左側であったこと。
エールでの浩二とまき子の結婚式では、花嫁は向かって右側。
ちなみに、京都はともかく、大阪でも現在もこうなのでしょうかね。
さて、マットン婆さんがどう生きるのか、どうしてシズが二人の結婚を認めるのかに興味がありましたが、千代の言葉を受けてみつえ自らがああ出るとは予想外、なるほどねー、でありました。
いろいろと楽しませてもらった第11週でしたが、敢えて言いたいところが2点。
シズは自分の、菊に対して頭では解っているはずが気持ちがそうと認めずにいたものを、悔やみ詫びる気持ちを持ちながらみつえの結婚を認めてやってほしいと菊に頭を下げていたわけですから、もう少し苦しい笑顔になったのではないか、確かにあの笑顔は楽しい笑顔ではないことは見えるのですが、まだちょっと違うように感じた次第。
そして千代は、みつえと福助の結婚が許されたことを素直に喜ぶ気持ちにウソはないでしょうが、自分には我儘をし甘えることのできる親がいないことを寂しくそして悔しく思う気持ちもあったはず。
屈託のない笑顔に、物足りないものを感じてしまいました。
還暦のたつおさんへ
ダウンタウンの松本さんが藤山寛美さんが活躍なされていた頃の松竹新喜劇を「あれってスゴイよなあ、子供が見ても笑って泣けるもんなあ」と評しておられたことをおもいだしました。
因みに、私も後半のアチャコさんや寛美さんとの絡みを期待しています、特に芸達者で演技もウマイ塚地さんが言わばシンアチャコさんをどのように演じられるかを期待しています。
ブログ主さんへ
短いに関わらず非常にウイットに豊んだコメント頂きありがとうございます。
ヒマという一言で解決できますね、当人は批評家気取りで斜め上からコメントする俺カッケーという感じなのでしょうがね、いやはや・・・。
だいたい朝からそのようなコメントしてどんな一日送るのでしょうかね?たまには不満をコメントすることありますが毎日毎日は私には出来ませんね、大人としての品というものを失くしたくない普通の社会人ですからね。
日曜日コメントですので返コメントは結構でございます、よい休日をお送り下さることをお祈り申し上げます。
笑って泣かせる新しい形の喜劇、まさに「新喜劇」の誕生でしたね。
落語に人情噺というジャンルがあるのだから、それが喜劇にもあっても不思議ではありません。
「喜劇は笑わせてナンボ」「死ぬまで笑かしたろか」と言っていた千さんがその拘りを捨てた、大きな変化でした。
もう一人、拘りを捨てた人が一人。
娘の家出、駆け落ちのショックと、その娘の決意の固さが、今までかたくなに守り続けてきたシズさんの中の拘りを打ち壊したのでしょう。
拘りが無くなったことで、素直になれた。
素直になると、いろんなものが見えてきた。
拘りを捨てた、というか、拘りを乗り越えたところに新しいものが生まれるのですね。
今、週末のダイジェスト版を見ています。BOXSTER981さんのご指摘されているのは、正鵠を得ているとは思いますが、私個人的に言えば、祖母が寛美師匠の大ファンで、祖母と一緒に松竹新喜劇を二人で食い入るようにテレビを見つめていた幼少期の思い出と、あと、この朝ドラを何話か演出されているディレクターの盆小原誠氏と、鳥取放送局時代に、ちょっとした交流があったので、どうしても「おちょやん」に関しては観方が甘くなってしまいます。今後の楽しみは、花菱アチャコさんや、藤山寛美師匠がどう絡んでくるのかですね。あとヒロインの後半生で重要な関わりを持つ日本映画の大監督たちがどのように描かれているのかも大いに気になるます。
今週って辛辣なコメントが目立ったけど普通に良い人情噺であり浪花節だったと個人的には思うんだけどねえ。
というか、朝ドラに寄り添って貰いたい等という気持ちがないからシンプルに面白くないなら見ないけどね、めざましじゃんけんしていたり今日の占い見ていた方がいいと思うんだけどね、個人的には。
前作『エール』で萎えーるというタグで毎日毎日批判コメントが同じ方々が連投されていたけど「この方々は一体何と戦っているんだ?日常の不満を朝ドラに転化しているだけ?」という感想しかなかったなあ、私は十分な大人ですから。
福助君とみつえちゃんの結婚、ハナさんと菊さんの和解によって、長年いがみ合っていた岡安と福富の雪解けは一気に進んだ事でしょう…。
福助君とみつえちゃんの結婚式の場で、 千之助さんへのお杓を巡って言い争っていた岡安と福富のお茶子さん同士、最後は何か息が合っていたような…。
表面上はいがみ合っていても、それは背負っている物の大きさのせいで、みんな心の奥は優しいんだなと安心しました。
でないと、片一方が折れて頭を下げても突っぱねたりするものですよね。
千代ちゃんの口から「親は子の幸せを願うもの」なんて…心がヒリヒリします。
つまりは、反対していたのはシヅさん一人だけ。シヅさんさえ折れれば万事うまくいくという、
なんか都合の良い話で、号泣にはほど遠かった様な気がする。
今週は「マットン婆さん」でおしまいの週だったような。
自分の事は自分の力だけで何とかする、と、周囲の目を突っぱねていた御寮さん。これは、クビだと言われて岡安を飛び出した幼少千代ちゃんのようです。そして信頼できる人に諭され、人に頭を下げて力を借りよう、人の心の奥深さを信じようという気になる。あの時諭された千代ちゃんが間接的ながら諭す側になり、受け入れた御寮さんが受け入れを乞う側になる。この図式にも、世の中ってまだまだ捨てたものじゃないなとを感じました。
ただただ良かったのはお家さんのハナさんの盃だけでした
それをきちんと受けたキクさんもかっこよかった
言葉でシズさんと混同してました
今日の御寮さんにはさほどの感動は感じません
混同の誤りを訂正しお詫びします
今日も朝から泣かせていただきました。
おとといだったか、昨日だったかの、
篠原さんからいしのさんへの悪態は、
今日とのコントラストだったのね。
今日は、篠原さんが素直にいしのさんに頭を下げていて、
グッときました。
篠原さん以上の人格者のいしのさんは
こちらも結婚を認めてくれて、
グッときました。
両家のだんなさん同士は、
両方とも入り婿さんなのかなあ?
仲良く連係プレーで、
これもグッときました。
結婚式の時、
篠原さんのお母さんが
いしのさんにお酒を注いでいて、
この2人も、きっと色々あったんだろうけど、
ゴタゴタを水に流し、
グッときました。
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
朝ドラ受けでは、近江アナの面長の美形の笑顔に癒されていたのに、退職されるとの事、残念です。
今週の回は、盛沢山でとっちらかった印象だったけど、最後で巧く締めました。まるで松竹新喜劇の大団円のようでした。カットバックと細かいカット割りを活かした演出の効いていました。でもハッピーエンドで終わった回の翌週は大波乱が起こりそうな予感が。
家族を失った千代に家族を与えた岡安の温かさ
その良さを説得のときにもっと強調すれば印象は変わっただろう
温かい家族だから甘えられること
みつえにもそんな温かい家族をつくって欲しいこと
世情はそんな温かい家族が希薄になりつつある
包み込む温かさとそこからくる許しは甘やかしとは一線を画する
関西の制作スタッフは何か人情の認識がずれている
見せかけの面白さに走り過ぎている
ハナさんと菊さんのお酌と返杯で両家のわだかまりが溶けてきたり、芝居小屋一本だと持たないとしっかり自覚していたシズさん、宗助さんの画策する副業など今後の楽しみなフラグも少しずつ出てきましたね!
雪溶けの使者となりそうな福助くんとみつえちゃん。
ようやくスタートラインに立ちましたがまだまだこれからです!
千代はみつえを止めに神社に走る
そこへシズもみつえの居場所を探していて行き会う
千代はみつえに何度でも頼めと説得する
甘えて良いと…
シズは福富にみつえを連れていって頭を下げる
甘やかした娘で世間知らずやけど福助の嫁に受けて欲しいと
甘えることが許しのキーワードになってしまった
それほど甘えることが難しい世の中になってしまったというメッセージだろうか?
しかしこれは世の中に誤ったメッセージをつたえそうな危険性を孕んでいる
そしてアッという間に結婚式
本当に三文芝居で何の感動もなかった
大活躍した千さんも容赦なく落とされた
ただただお家さんのシズさんの盃だけがホントに良かった
見るものの心を逆なでする制作スタッフの奮起を祈る
故郷を失うことがどれだけ辛いかを知っている千代だからこそみつえちゃんと福助くんにはそうなって欲しくない。
過去の人生経験が無事生きましたね。
皆の嬉しそうな顔…。
この時間がずっと続いて欲しいけど、来週は…。
千之助「いつまでも無理言うて困らしておくなはれ・・・・・・・。」
千代「困らせたらええねん・・・・・・・・・。」
みつえ「うちはわがままな娘だす・・・・・・・。」
シズ「いつまでたってもしようもない娘や・・・・・・・。」
マットンのモデルって千之助君の産みか育ての親なんかいなあ?なんて勝手に考えてしまいました。
改めて前々回の
千之助「お前に母親の何がわかる言うねん・・・・・・・。」を思い出しました。