2021年2月26日(金)第12週「たった一人の弟なんや」
あらすじ
仲間から指示をされたヨシヲが劇場に火を放とうとしました。しかし、ヨシヲの前に千之助が姿を表し、ヨシヲの行動を止めました。一方、ヨシヲの不穏な動きを聞かされた千代と一平も、劇場に駆けつけてきました。
千代と一平は、ヨシヲを岡安に連れて帰りました。そして岡安で千代と対峙したヨシヲは、千代が奉公に出てからの日々のことを語り始めました。家出をした幼いヨシヲを助けたのが、ヨシヲがつながっている悪い仲間たちでした。
ヨシヲは本心を打ち明けました。ヨシヲは千代に見捨てられたと思い込んでいました。千代の成功をヨシヲは嫉妬していました。そしてヨシヲは、千代を女優の座から引きずり下ろすつもりだったと打ち明けました。
千代はヨシヲを引き留めようとしました。しかしヨシヲは千代のもとを去って行きました。ヨシヲの去り際、千代は母の形見のガラス玉をヨシヲに渡しました。そして、いつか必ずそのガラス玉を返しに来て欲しいとヨシヲに告げるのでした。
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予習レビュー
素性がバレてしまったヨシヲくんが開き直りにも似た行動に出ます。
ヨシヲくんは劇場に侵入。
おそらく火を放つつもりではないかと思います。
そのヨシヲくんの行動は千之助さんのおかげで辛うじてストップがかかりますが、その後にヨシヲくんの心の闇が語られます。
幼い頃のヨシヲくんにはお姉ちゃんが家を出て行った事情がわかりませんでした。
ヨシヲくんを家に置いてあげるために、お姉ちゃんが家を出て行った事情を理解するには、当時のヨシヲくんはあまりにも幼すぎました。
だからヨシヲくんは自分がお姉ちゃんに見捨てられたと思い込んでいました。
そして自分を見捨てたお姉ちゃんのことをヨシヲくんはこれまでずっと恨み続けていたようです。
千代ちゃんがずっと気にかけていたヨシヲくんの心の中はこんなことになっていました。
ヨシヲくんに救いは用意されているのでしょうか。
コメントへの返信 by 朝蔵
塩軍団の1人(ひるたまさん)
塩軍団のメンバーがヨシヲくんの仲間だったんですか!
気がつきませんでした。
姉やんにとっての岡安(よるは去ったさん)
そう考えるのも無理はないですね。
ビー玉が新しくフラグ(二代目魁光さん)
返しに来る日が描かれると信じたいです。
ヨシヲの憎悪と羨望(還暦のたつおさん)
悪い仲間たちには恩義があるので関係は切れなさそうですが、姉やんへの複雑な気持ちはある程度が整理がついたと信じたいです。
今回の別れが2人の関係を修復(秋桜おばさん)
少なくともヨシヲくんの姉やんへの誤解は解消されたかなと思います。
ヨシヲに渡したビー玉(丹善人さん)
意外な形で回収されることが判明しました。
極悪人でも、命の恩人だからねえ(オペラ座の怪人さん)
恩を忘れないという点でヨシヲくんは真っ直ぐな青年だということがわかります。
家出した後、善人に助けられていたらさぞかし好青年になっていたかと。
一宿一飯の義理(たいとうみほさん)
あんな残念なお父ちゃんのもとで育ったヨシヲくん。
こんな義理堅さをどこで身に付けたんでしょうね。
栗子さん(重信六三郎さん)
栗ちゃん、完全に消息不明になってしまいましたね。
ヨシヲ君と千代ちゃんの物語(ともあきさん)
悲惨な展開になるのかと心配していたのですが、姉と弟の静かな和解が心に沁みました。
淀川長治さんの映画評論大好き(名乗る程のものではございませんさん)
ありがとうございます。
美術品の目利きのような方でした。
ヨシヲくんはもう大丈夫(ずんこさん)
きっと何かの折に自分の人生を見つめ直しそうですね。
感想
更生のフラグ
お父ちゃんとは異なりヨシヲくんは今後の展開の中で救いが用意されていると確信しました。
千代ちゃんはお母ちゃんの形見のガラス玉をヨシヲくんに渡しながら言いました。
いつか必ず、このガラス玉を返しに来て欲しい。
その時には喜劇を見せてあげる、と。
その千代ちゃんの言葉にヨシヲくんは笑顔で「楽しみやな」。
この「楽しみやな」は、ヨシヲくんが更生して再び登場することのフラグかと思います。
さて、ヨシヲくんが仲間たちのもとに戻ったのは、ダークサイドから抜けられないのではなく、恩を仇で返すようなことができなかったからです。
受けた恩を忘れない。
その点もヨシヲくんが立ち直ることを暗示しているかと思います。
立ち直るきっかけはつらい経験になるかもしれません。
恩を忘れない性格だからこそ、仲間たちの裏切りによって深く傷つく。
そんな展開も考えられますが、いずれにせよヨシヲくんは立ち直るに違いない。
そう確信できた『おちょやん』第60回。
最後は切ない別れの場面でしたが、ヨシヲくんの救いが見えたことで今週のエグい展開の中に少しだけ光が見えました。
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ガラス玉の伏線回収、知りました。ちょっと予想と違ったけれど。
人が生きていくうえで、一番必要なこと。
それは、心底自分を信じてくれる人がいるということ。
そして、自分を必要としてくれる人がいるということ。
そういう人が一人でもいれば、人は生きていける。
ヨシヲくんは、自分にもそういう人がいることに、きっと気付いたことでしょう。
だからきっと、ヨシヲくんはもう大丈夫。
あの世界から足を洗うのは大変だろうけど、きっと更生してくれることでしょう。
そして、千代ちゃんにも。
身近過ぎて気付かなかった大切な人が、見つかりましたね。
今さらながらで申し訳ないのですが、ブログ主さんの自己紹介拝見させて頂きました。
私も淀川長治さんの映画評論大好きです、たとえどんな映画であれリスペクトが感じられるからです(この姿勢は江頭2:50さんの映画評論に引き継がれていると個人的には感じられます)
晩年に北野武監督のデビュー作をほとんどの評論家が酷評したなか唯一絶賛した淀川さん、その後世界のキタノになったわけなんですから本物は本物を知るの典型的なケースだったわけなんですから。
『汚れなき悪戯』を綺麗な映画と評した淀川さん、ガキの頃はこの評価がイマイチ分からなかったのですが、それなりに人生経験して加齢した現在では分かります。
淀川さんのように敬意と品のある姿勢を忘れないようにしたいと思いますね。
ドラマとは関係ないコメント、失礼致しました。
一平さんの「俺がおる」は検閲でカットされたシーンの回収と次週予告にあった「独りやない」に繋がるキレイな締めであり伏線だと個人的には思います。朝っぱらから見るストーリーなんだからね、分かりやすい方がいいのではないかと。
ヨシヲ君と千代ちゃんの物語、良かったです。
テルヲとは異なり、実に朝ドラらしい良い一週間でした。
ヨシヲ君役の俳優さん、これが出世ドラマになりそうな予感…。
うちの家族はまずは戦隊もの(ウルトラとかレンジャーとか)に出そうだと。
ですが…
一平君と千代ちゃんの急な展開にはちょっとびっくらぽんです。
どこに一平君がグッと来るとこあったんですかね?
父親クズで弟もアレで、俺がどうにかしてあげなきゃ…?
母性本能ならともかく、ちょっと恋に落ちるには無理がある気がします。
話の展開を来週に期待します。
ヨシヲ君の今後も気掛りですが…。
千代ちゃんが家を出た時に栗子さんのお腹に居た、千代ちゃん姉弟の腹違いの弟だか妹だか…。
今週の時点で、12~3歳になっている筈ですが…。
栗子さん共々、“その後”がになります…。
どうか、真っ当に生きていますように…。
そしていつか、“竹井三きょうだい勢揃い”がありますように…。
昔の仁侠映画によく「一宿一飯の義理」という言葉が出てきますがヨシヲ君の発想はまさにそれですね。社会規範に反する事であっても自分自身の個人的情誼の方が大事だと。忠臣蔵の発想と同じで、だから、あの手の世界が好きな人が今でもいるんでしょう。今のオレオレ詐欺集団にはもはやそんなものはなさそうですが。そして似たような事は千代ちゃんにも言える事で、例えこの先ヨシヲ君が凶悪犯罪で検挙されたとしても千代ちゃんにとっては、たった1人の可愛い弟である事に変わりはなく、何人もそれを責めたり咎めたりできない。世の中犯罪被疑者の家族だというので冷遇されたり、犯人が追い詰められた情状を思いやる事さえ被害者を無視していると咎めたり、そういう空気はいただけないと常々感じています。
千代ちゃん、ヨシオを引き止められなかったかあ。
命の恩人は、本当は極悪人でも、
でも、命の恩人だからねえ。
一平、千代ちゃんをハグしてあげて、
千代ちゃんも、ハグされて、
うんうん、これから、ず~っと、仲良くするんだよ。
君たちは、よ~く分かり合っているんだから。
私、泣いちったよ。
(>___<。)
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
ヨシヲに渡したビー玉。数十年後、そのビー玉を持った娘が訪ねてくる、という伏線でしょうか。
永遠の別れになるかもしれないけれど、わかり合えて送り出す結末になってよかったです。
昨日、かっこよく登場した千之助さん。しっかりピエロになってしまいました。
千代ちゃんの思いが、ヨシヲくんに伝わるといいな。今回の別れが2人の関係を修復する為のものでありますように。
こんな辛い思いをさせた敵はテルヲ!(笑) そんなふうに2人で手を繋いで立ち向かえば未来が開けるような気がしますけど。
トータスさん、2人の為にまた悪役を担って下さい(。>ㅅ<。)
わろてんかの話をしたら本当にお父ちゃんが出てきました
遠藤憲一さんあさイチ出演
これってアシスト?
千さん、意外に真面目。しかしマットン婆さんの扮装で夜警とは頓智が効いてます。誤解による、ヨシヲの憎悪と羨望、一杯の雑炊がきっかけで、このわだかまりが溶けるのだるうか?「おおきに。迷惑かけて堪忍やで。」微かに二人の心が通い合った瞬間でした。絶妙なタイミングで千代を抱きしめる一平、二人の関係性に.変化の兆しが。
随分と長い二人芝居
大変珍しい演出でした
じっくりと姉弟の心情を描きました
一平「俺がおる」はここではよけいです
鉄男くんと典男くん。千代とヨシヲ。
2組の再会の明暗が別れたのは家を出て行った順番でした…。
エールは弟を先に出した為、お互い自責の念を持ち捻くれることなく再会できました。
おちょやんは姉が先に出て行った為、弟に全てを押し付けられたようにヨシヲが感じてしまった。
「私があんたらを捨てた」代償がここで帰ってきましたね。
切なさとほっこりが同居した今回。
ヨシヲに託したビー玉が新しくフラグになりましたが、生きて返してくれるんでしょうか?
二代目魁光様
いつも多方面からの見識を頻繁に披露していただき頭が下がります
ただ今回の典男とヨシヲの比較は二代目魁光さんらしからぬ勇み足ではないですか?
出奔の後先はさほど関係なく辿り着いた(助けてくれた)先の違いが大きいと思います
典男の辿り着いた先は真っ当な家庭で愛情をもって育てられました
この考えはおかしいですか?
それからヨシヲがビー玉を返しにくるかどうかわかりません
でもリアル千代はヨシヲの娘を養女にします
ビー玉を見せてもらってヨシヲの娘だと認識するというオチでも感動的だと思います
フラグとしても生きていますしね
昨日、今後どうやって盛り返す術があるかで「わろてんか」の助けを得てはどうか?と述べた
勢いでコメントしたが、あながち荒唐無稽という訳ではなく実は史実に沿った流れと気付いた
リアル千代ちゃんの代表作といえば「お父さんはお人好し」(ラジオドラマ・映画シリーズ)
コンビを組んだ花菱アチャコは思えば吉本興業の所属だった
リアル一平(二代目天海)と離婚して芸能界とも距離を置いていた千代ちゃんの復帰作
千代ちゃんが女優として花開くのは実はこれからだ
その後数々の邦画に出演して名脇役となり助演女優賞も受賞した
千代ちゃんが再び女優の世界にに戻ったのには「わろてんか」のアシストがあったことになる
花菱アチャコはドラマの中では花車当郎という名で塚地武雅さんが演じるらしい
映画「間宮兄弟」では主演しておりその年の映画賞を数多く受賞していて演技力に不安はない
近年ではLIFE!人生に捧げるコントでの活躍でおなじみで当然アドリブ力もある
一平は「半分、青い。」の間宮祥太朗の位置づけなのでその退場後にドラマが盛り上がるはず
その点を忘れて今一平を持ち上げてみても何だか虚しいだけ
現在の低空飛行はもう諦めて新キャストの活躍に期待したい
ヨシヲ「姉やんにとっての岡安が俺にとってあの人たちなんや・・・・・・・・・。」
「ひもじさと寒さと恋を比ぶれば恥ずかしながらひもじさが先」っていいますけど、「もうだめだ、死んでいくしかない・・・・・。」と思った時に手を差しのべてくれて握り飯をくれた人の恩は忘れる方が無理ですね。
以前に読んだ世界史の漫画で第一次世界大戦後に、空腹を抱えていたベルリン市民に、まだアドルフ・ヒトラーがトラック一杯のパンを配布している場面があったのを思い出しました。
今日の本放送を前にして、些か唐突ですが『まんぷく』の塩軍団を思い出しました。
もしヨシヲくんがもう少し後の時代に生まれ、大阪の闇市で神部くんと出会って塩軍団にスカウト(?)されていたならば?…彼の運命はかなり違っていた可能性大ですね。
少し別の角度から見れば、当時の塩軍団のメンバー達も一歩間違えたらヨシヲくんと同系統の道を辿っていた可能性大だった…ともいえるかもしれません。
すみません…ヨシヲくんのバックにいる二人組のうちの1人「依田」を演じておられるのが『まんぷく』塩軍団の1人「大和田くん」を演じられていた梅林亮太さんという事で、つい妄想が働いた次第です。f^^;