NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おちょやん』
2021年4月5日 〜 4月9日放送
あらすじ
瓦礫の山と化す道頓堀
京都での公演を終えた千代と一平が道頓堀に駆けつけると、道頓堀は街全体が瓦礫の山と化していました。
岡安はからくも全焼を免れたその一方で福富は全焼。千代と一平は、遺体安置所で菊と福松が亡くなったことを知り言葉を失います。
そんな中、みつえと一福は天海家に身を寄せることになり、空襲を機に家庭劇の面々は散り散りになってしまいました。
寛治が満州に渡る
ある日、寛治が満州に渡ると言い出しました。一平は寛治の満州行きに反対するものの、寛治は一平の言葉に耳を貸そうとはしませんでした。
寛治が旅立つ日の朝。千代は、給料を必ず送金するよう寛治に告げました。千代は送金させることで寛治の無事を確かめようと考えたのです。
その3ヶ月後。寛治からの初めての送金が届きました。しかし、それ以降、寛治からの送金は途絶えてしまいます。
福助と百久利の戦死
福助の戦死を知らせる戦死広報がみつえのもとに届きました。その日以来、みつえはふさぎこんでしまいました。
同じ頃、百久利も戦死。一平は愛国ものの芝居によって福助と百久利を死なせてしまったと悔やみ、酒に溺れるようになっていました。
一方の千代は、日々の食料を調達するために走り回っていましたが、そんな暮らしに千代も限界を感じ始めていました。
家庭劇の面々が再結集
昭和20年(1945年)8月15日。戦争が終結し、その日の青空を千代は喜びいっぱいで眺めました。
その五日後、散り散りになった家庭劇の面々が稽古場の焼け跡に集まりました。面々に一平は提案しました。全国を回って芝居をしようと。
そんな中で千代は、一回だけ道頓堀で芝居をやらせてほしいと懇願。千代はみつえに芝居を見せて元気と取り戻させたかったのです。
みつえの立ち直り
福富の焼け跡で『マットン婆さん』を演じる日。みつえを笑わせたい一心の千代は、一福を舞台に上げることにしました。
一福を舞台に上げた千代の思惑は当たり、若き日の福助を演じた一福の演技はみつえを笑わせることに成功。
その日を機にみつえは立ち直り、福富の焼け跡ですいとん屋を開業。その日、家庭劇の面々は全国巡業に旅立って行きました。
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今週の展開
第86回 4月5日(月) 空襲に見舞われる道頓堀
第87回 4月6日(火) 寛治が満洲の慰問団参加
第88回 4月7日(水) 千代の不審な行動が続く
第89回 4月8日(木) 終戦/鶴亀家庭劇再始動
第90回 4月9日(金) 福富楽器店の跡地で芝居
予習レビュー
終戦の前後
今週は終戦の前後が描かれます。
ようやく戦争が終わり8月15日の真夏の青空を見上げる千代ちゃんの喜びいっぱいの姿が描かれます。
しかし、その一方で終戦直前の悲劇はとてもつらい場面になりそうです。
今週描かれる大きな出来事は次の通りです。
道頓堀が空襲に遭う
菊と福松の死
寛治が満州に渡る
福助の戦死
百久利の戦死
終戦
菊さんと福松さんの死
大阪大空襲で菊さんと福松さんが亡くなります。
事前にアナウンスされた情報によれば、なかなか疎開しようとしないシズさんを、菊さんが1日も早く疎開するよう説得。
シズさんがようやく道頓堀から地方に疎開しようと決めた頃、菊さんはすでにどこかに疎開していました。
ところが菊さんは家に忘れ物をしたことに気づき道頓堀へ。
その日に大阪大空襲があり、道頓堀に戻った菊さんと福松さんは空襲に巻き込まれてしまったのだそうです。
しかも、福松は全焼するほどの被害だったとか。
ブログ主は、戦後の道頓堀でシズさんと菊さんが復興に向けて喧嘩しながら力を合わせるような展開を期待していたので、実際の展開にショックを受けています。
福助の戦死
福助くんが戦死します。
福助くんのもとに赤紙が届いたのは昭和19年。
このタイミングでの招集は悲劇で回収されるのではないか。
そんな不安が的中してしまいました。
思い出が詰まった道頓堀の街並みが失われ、そこで幸せに暮らしていた人たちも次々に命を落とす。
そんなつらい場面が次々に描かれた末に、ドラマの中ではようやく終戦を迎えます。
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