おちょやん

福助の出征壮行会の当日 / おちょやん 第82回

2021年3月30日(火)第17週「うちの守りたかった家庭劇」

あらすじ

シズが岡安を閉める決断を下しました。千代はシズに対して異を唱えようとするものの、シズの決意は揺らぎませんでした。そしてシズの指示に従い岡安のお茶子たちは得意客への挨拶まわりを始めました。

一方、福助が招集されたことを聞かされた千代は、福助のためにあることを思いつきました。福助が戦地に旅立つ前に、劇場で福助に好きなだけトランペットを演奏させてあげようと考えたのです。

千代の考えに一平は反対しました。鶴亀家庭劇を巻き込みたくないと一平は考えたのです。しかしその直後に一平は考えを改めました。鶴亀家庭劇の座員たちを巻き込まないという条件のもと、劇場でのトランペットの演奏を認めました。

そして迎えた福助の出征壮行会の当日。千代、一平、そしてみつえの三人は、福助を劇場へ連れて行きました。そして福助がトランペットの演奏を始めると、壮行会に参加した面々も福助の演奏を聴きに集まってくるのでした。

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予習レビュー

福助くんの出征が決定。

ついにそんな時代になってしまいました。

おそらく福助くんの出征は前回の終わり頃に明かされるものと思われます。

さて、前回に触れられていた通り、かつてはジャズレコードも販売していた福富楽器店は、今は軍歌一色です。

福富楽器店が軍歌一色になったということは、その分だけ前作『エール』の裕一くんの仕事が忙しくなっているということです。

実際、この頃の裕一くんは何かに取り憑かれたように軍歌の作曲に没頭していたと記憶しています。

不本意ながら軍歌の販売しか許されなくなった福富楽器店。

その軍歌の作曲に一心不乱に取り組む裕一くん。

連続する朝ドラの中で、戦時下の音楽模様を二つの視点から観察できる格好になりました。

ところで裕一くんは戦後になって状況が一転。

戦時中の仕事を悔い苦しむことになりました。

一方の福助くんは・・・・

これ以上のことはここでは伏せておきます。

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コメントへの返信 by 朝蔵

防空頭巾や兵隊さんの防寒服(よるは去ったさん)
金属の供出はよく聞きますが、座布団を供出するまで物資が不足していたのかと驚きました。

弱気を無理矢理隠し通す(二代目魁光さん)
とりわけ菊さんの強がりは痛々しいほどでした。

寛治くん(二代目魁光さん)
次週、寛治くんがいつの間にか成長している姿が描かれることが判明。

寛治くん、すっかり大人になりました。

障子に国防婦人会あり(二代目魁光さん)
最強の自粛警察軍団がついに登場しましたね。

シズさん夫婦(還暦のたつおさん)
シズさん夫婦は別の朝ドラではそんな最期を迎えていたんですか!?

キクさんとごりょんさんの対立すら懐かしく(秋桜おばさんさん)
今にして思えばお二人の対立はそれほど大したことではなかったですね。

千さん、いました?(オペラ座の怪人さん)
気がつきませんでした。

「玉砕」=全滅したらその場所を占領(たいとうみほさん)
『エール』で予科連の歌を作曲する際に登場した軍人さんは硫黄島で玉砕を禁じたことで知られていますが、論理的な思考を失った人が大勢いたみたいですね。

本日、ご容赦(ぱぽりんさん)
お気遣いありがとうございます!

「音楽」があると心に刺さります(おたかちゃん)
音楽は不思議と記憶にいつまでも残りますね。

すごい方なんですよ、アチャコさんは!(名乗る程のものではございませんさん)
ご教示ありがとうございます!

集した時代考証の資料や、モデルとなった実在の人物に関する資料(還暦のたつおさん)
資料のリサイクルという視点はありませんでした。

大河と朝ドラ。この二つだけでもドラマ制作のために収集した資料は膨大な量のはず。

リサイクルしないわけがないですね。

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当たり前の日常

これまでドラマの中で描かれてきた道頓堀の場面の数々を思い出さずにはいられない回でした。

千代ちゃんの子役時代が終わり、杉咲花千代ちゃんが初めて登場した場面は岡安の座布団を何枚も重ねて担ぐ千代ちゃんの姿でした。

その座布団が供出され岡安も閉店。

懐かしい思い出が一つ消えました。

福助くんの下手すぎるトランペットを奪い取ったみつえちゃんが、そのトランペットを川の中に投げ込む場面。

あんなゆる〜い日々も今となっては奇跡のようです。

ところで『とと姉ちゃん』の物語のテーマの一つは、当たり前の暮らしの尊さでした。

残念ながらその頃、当たり前の暮らしを当たり前に過ごしていたブログ主には、当たり前の暮らしの尊さを理解しきれていませんでした。

しかし当たり前の暮らしを失って一年以上が経つ今、失われた道頓堀の思い出が、リアルで失われた当たり前の暮らしと重なり、その尊さがよくわかります。

あと十年もしたら、当たり前の日常が戦争とは異なる形で奪われる朝ドラが制作されるかもしれませんね。

感想

感想欄は放送後に追記します。

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POSTED COMMENT

  1. おたかちゃん より:

    ずいぶん久しぶりですが、感じたことを。福助の演奏した曲に聞き覚えがありました。この「埴生の宿」は、少し前まで再放送していた「純情きらり」でも使われてましたね。「楽しき我が家」を思い、桜子が、福助が演奏したこの曲、良いですね。前作「エール」もそうですが、「音楽」があると心に刺さります。

  2. 還暦のたつお より:

     「ヨーイ ドン」の大木実、南田洋子夫妻は、ヒロインの藤吉久美子さんがお茶子として働いていた芝居茶屋の主人夫婦だったのですが、芝居茶屋が商売として行き詰まっていたのと大空襲が重なり夫婦二人で燃え盛る芝居茶屋に入って心中してしまいます。ちなみにこのドラマでヒロインはこの夫婦の息子と結婚するのですが、その夫を演じていたのは、曾我廼家文童さん。そう第一回目に登場した豚を飼っていた老人を演じていた人です。

  3. ぱぽりん より:

    ここのところ、朝蔵さん、一際お忙しいご様子。
    ここに書き込みされている皆さんなら
    <本日、ご容赦>
    とかの一言で、レスなしでも大丈夫なのではないでしょうか。
    いやいや、それすらもいらないのでは。

    レスが付くことよりも、こうしたしっかりしたサイトの運営が続くことが嬉しいのですから、無理はなされないように。

  4. たいとうみほ より:

    出征する父に「玉砕」を示唆する息子。ある場所で戦っている部隊が「玉砕」=全滅したらその場所を占領されるという事であり、負け以外の何物でもないんですよね。「カーネーション」でも、ミシンを供出させられそうになって「夫が帰還した時に困る」と言った糸子に婦人会のメンバーが「生きて帰る事を望むなど非国民」と言い放ったのを思い出します。だいたい、生還者に対して戦死者が突出するような戦争は負け戦であり、兵隊が死ぬことを望むのは負けを望んでいるのに等しいはずなのですが。そんな矛盾を、自分の頭で考えられる状況ではなかった、ということなのでしょうか。

  5. オペラ座の怪人 より:

    千代ちゃんが、座布団に、お顔を押しつけて、
    泣いちゃったところを見たら、
    私も泣いちゃいました。

    (>___<。)

    ところで、最後の、福助の演奏シーン、
    千さん、いました?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  6. 秋桜おばさん より:

    当たり前の生活の尊さ…。
    ホントですね。
    あちこちのささやかな幸せがどれだけ愛おしいか、キクさんとごりょんさんの対立すら懐かしく思い出します。
    福助くんの凛々しいこと。後光がさしてるみたいで、何だか不安な気持ちになりました。

  7. 還暦のたつお より:

     昔、岡本喜八監督の「血と砂」という戦争映画がありました。中国戦線で部隊が全滅し、生き残った軍楽隊の少年たちが、咎める上官がいなくなったので、荒野を「聖者の行進」を演奏しながら進んでいくというのがこの映画の冒頭のシーンでした。福助さんのエピソードでこの映画の事を思い出しました。あと昔の朝ドラで「ヨーイ、ドン」といのがありましたが、そのドラマで、大木実さんと南田洋子さんが、このドラマでのシズさん夫婦あたる二人を演じていたですが、大木、南田さん夫婦の最期が大阪大空襲のシーンでした。シズさん夫婦がそうならない事を祈っています。

  8. 二代目魁光 より:

    思っちゃったからしょうがないコーナー

    「壁に耳あり、障子に国防婦人会あり。」
    全く油断出来ません。

    朝ドラ、負の名物遺産です(笑)

  9. 二代目魁光 より:

    寛治くん。先週に続いてグッジョブです(笑)

    シリアス展開が予想される今週と来週。

    ただただシリアス一辺倒ではなく、こういったユーモアを入れるのは好印象です。

    当時の人間を戦争に巻き込まれた哀れで可哀想な人達として捉えず、戦時下に堂々と生きてきた人々として等身大の日々を見ることができます。

    前作「エール」も藤堂先生の戦死する前には毎日どこかで笑えるシーンをいれていましたね。

  10. 二代目魁光 より:

    強がりでどうかなってしまう自分を何とか保つ。

    昨日の一平くんもそうでした。

    「エール」ではそんな先の見えない中で自分の信念を拠り所にしていきつつ、自分のやることは正しいことなのか?と悩んでいました。

    今作もまた「心の揺らぎ」がしっかり描かれていました。

    「エール」は自分の信念を無理矢理押し通す。
    「おちょやん」は弱気を無理矢理隠し通す。

    全てが疑心暗鬼になる戦時下。
    戦争の世で生きることなく、人生を終えたいものです。

  11. よるは去った より:

    シズ「防空頭巾や兵隊さんの防寒服に・・・・・・・・。」

    学校で使われていたストーブや寺の鐘まで銃弾になっていった時代だったそうですからね。

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