おちょやん

空襲に見舞われる道頓堀 / おちょやん 第86回

2021年4月5日(月)第18週「うちの原点だす」

あらすじ

昭和20年(1945年)3月13日。ようやく漕ぎ着けた公演のために千代たちが京都に来ていた日の夜に、大阪の街が大規模な空襲に見舞われました。その知らせを受けて道頓堀に戻ってきた千代は、変わり果てた道頓堀の街の様子に言葉を失いました。

シズは無事でした。菊から繰り返し疎開を勧められていたシズは、空襲の直前に疎開していたことで被害を免れました。しかし、福富の暖簾を道頓堀に置き忘れたことに気がついた菊と福松が道頓堀に戻ったその日の夜に空襲の中で命を落としていました。

千代と一平が暮らしている家は道頓堀から離れていたことで空襲の被害を免れました。空襲によって義理の両親を亡くし住む家を失ったみつえは、一福とともに千代の家に身を寄せることになりました。

そんな中、寛治が満州に渡ると言い出しました。満州の慰問団に入れば兵士を励ますことができる上に給金ももらえることから寛治は満州に行くことを決意したのです。しかし千夜と一平は寛治の満州行きに反対するのでした。

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予習レビュー

千代ちゃんたちが京都で公演をしたその日の夜、大阪の街が大規模な空襲に見舞われ、道頓堀も空襲の対象になった、というところから一週間のスタートです。

ついに『おちょやん』始まって以来最もつらい一週間が始まります。

さて、千代ちゃんたちが道頓堀に戻ってくると、道頓堀の街並みは変わり果てた姿になっているのだとか。

ハルカ師匠が水落ちしたあの懐かしい街並みは、もう失われてしまっているのでしょう。

それよりも何よりも・・・

心配なのは道頓堀の人々のことです。

岡安の人々、福富の人々、乞食軍団。

岡安が暖簾を下ろしていたことでお茶子たちが道頓堀にいなかったことは、不幸中の幸いだったのかもしれません。

というわけで、テルヲお父ちゃんの登場以上につらくなりそうな第18週が始まります。

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コメントへの返信 by 朝蔵

「よーいドン!」(よるは去ったさん)
悲痛すぎる描写ですね。

『おちょやん』の描写がそこまでにならなかったのは救いでした。

親子のライバル(二代目魁光さん)
みつえちゃんが福富を再興して女将となる。

その展開は予想していませんでした。

芝居茶屋を継ぐことにこだわっていたみつえちゃんの描写が回収されるわけですね。

究極の二択(二代目魁光さん)
究極の二択の中で明暗の別れる回でしたね。

いしのさんが~!(オペラ座の怪人さん)
まさかの展開でした。

失っても作り直すくらいの気持ち(還暦のたつおさん)
無形資産の暖簾を守ってほしかったです。

菊さんはシズさんに対してはそのことを告げていたはずなのに・・・

キクさん…、最後の最後までいい仕事してくれました(秋桜おばさん)
最後の最後まで本家の風格を失わない菊さん、立派な人でした。

菊さんもみつえちゃんを娘のように思ってくれていたのではないか(たいとうみほさん)
実際、姑と嫁というよりも血の繋がった母娘に近い感じを受けていました。

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感想

「なんだすね、このざまは。なんとか言え、あほ!」

あまりにもつらすぎる場面から第18週が始まりました。

前週、シズさんに疎開することを強くすすめていた菊さん本人が、疎開先から道頓堀に戻ってきたその日に空襲に見舞われ命を落とすとは・・・

遺体安置所でのシズさんの悲痛な叫びが耳について離れません。

「なんだすね、このざまは。なんとか言え、あほ!」

かつては犬猿の仲のシズさんと菊さんでしたが、犬猿の仲だったのはお互いの存在を強く意識し合っていたからです。

お互いに関心がなければ犬猿の仲になりようがありません。

犬猿の仲という形をとって二人の心は強く結びついていたのでしょう。

疎開先での菊さんのシズさんに対する言葉がそのことを物語っていました。

そんな二人がこのような形で別れることになってしまいました。

道頓堀に福富と岡安という二つの芝居茶屋があったことをいつまでも語り継ぐというシズさんの言葉に涙腺決壊の月曜日でした。

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POSTED COMMENT

  1. たいとうみほ より:

    菊さんがシズさんに疎開を勧めた心のうちには、みつえちゃんへの思いも輪をかけていたのでしょう。実家のご両親にもしもの事があったらみつえちゃんが辛い思いをするから、と。シズさんは当初「福富に嫁いでもいびられるのがせいぜい」と身構えていたし、菊さんも最初のうちは言葉がきつかったけど、みつえちゃんの人柄と一福君の愛しさ、何より一粒種である福助君を大切にしてくれるのを見て、菊さんもみつえちゃんを娘のように思ってくれていたのではないかと思っています。だからこそ、舅姑の最期がみつえちゃんの悲しみをより一層深めてしまったように感じます。

  2. 秋桜おばさん より:

    キクさん…、最後の最後までいい仕事してくれました(;_;)大きな存在感残してくれました。
    犬猿の仲として支え合って来た、キクさんとごりょんさん。とうとうキクさんに敵わないままになりましたね。
    みつえちゃんたちと暮らせて嬉しそうな千代ちゃんなのに、寛治くんが満州へなんて、今週は心が痛い幕開けです。

  3. 還暦のたつお より:

    うーん、そう来たか。年配の視聴者の中には「ヨーイどん」の記憶が残っているので、敢えて同じ展開を避けたか?でも、家族の大半を失ってしまったみつえちゃんが不憫です。これから「エール」同様、戦災からの立ち直りが始まりますが、「エール」よりも遥かに難しい展開が待っていそうです。困難があれば一層、力を発揮する千代に期待です。
     やはり大阪のあきんどにとって暖簾が大事、でも命あっての物種。暖簾も所詮、人の作ったもの。失っても作り直すくらいの気持ちで、菊さんにはいて欲しかったです。

  4. オペラ座の怪人 より:

    道頓堀で大空襲と聞いて、
    篠原さん、大丈夫か!?
    と思ったけど、

    いしのさんが~!

    (>___<。)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 二代目魁光 より:

    戦争の極限状態で命を守るか。信念を守るか。の究極の二択を迫られ続けていますね。

    千代の家庭劇、みつえちゃんのトランペット、富川夫妻の暖簾、シズさんの岡安、寛治くんの満洲行き。

    どちらを取っても間違いではないでしょうが、一歩選択肢を誤ると命含めて全てを失くしてしまうリスクもあります。

    「本気で何かを成し遂げたいなら何かを捨てなければならない」

    藤堂先生の言葉が今作に返ってきてしまいました…。

  6. 二代目魁光 より:

    あの時、

    喜美子は逃げまどい、手を離した直子はトラウマを植え付けられ、め以子達は地下鉄で難を逃れ、ふ久は大吉くんを産み、風太は看板を守り…。悲喜交々でしたね。

    「早く逃げぇ」と言った菊さんが一番福富に執着して、やられてしまうとは…。

    あの言葉はあまりにも悲しいフラグでした…。

    義両親を守りきれなかったみつえちゃん、悪友を失ったシズさん、全員が報われることのない結末。胸が痛みます。

    富川夫妻もみつえちゃんと上手くやれていたみたいでまだまだこの微笑ましいやり取りを見ていたかったです。

    しかし自分の拠り所を身を挺して守ろうとした富川夫妻の気持ちへのリスペクトはシズさんも痛いほど分かっているはず。
    だからこそ芝居茶屋の火を絶やしてはいけないという気持ちを改めて強くしたでしょう。

    将来はシズさんの岡安と福富のみつえちゃんの親子のライバルが見られるかもしれませんね。

    前半のみつえちゃんの岡安を継ぐはここに繋がるかもしれません。

  7. よるは去った より:

    シズ「『福富』と『岡安』の暖簾はわてが守って・・・・・・・・・。」

    「よーいドン!」でヒロイン(藤吉久美子)の舅(大木実)と姑(南田洋子)が自分が一番信頼していた女中(新井春美)に暖簾を託して自分達は空襲の炎の中に消えていく件があったのを思い出しました。
     その暖簾は更にヒロインに託されるのですが。

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