2021年4月22日(木)第20週「何でうちやあらへんの?」
あらすじ
岡福に厄介になっている一平のもとに、寛治があるものを届けにきました。それは千代が用意した離婚届でした。離婚届を受け取った一平は、千代と話がしたい、明日の朝10時に稽古場で待っているとみつえに伝言を託しました。
翌朝、千代は稽古場に足を運びました。夕方になって姿をあらわした一平は頭を下げて離縁してほしいと千代に頼みました。一平の言葉を千代は受け入れました。離縁はするが鶴亀新喜劇はやめない。それが、千代が一平に対して告げた言葉でした。
家に戻った千代は、寛治に自分の気持ちを打ち明けました。一平のことなどさっさと忘れようと思ったが忘れられない。この家の中には一平の匂いが残っている。だから忘れたくても忘れられないと。
千代の気持ちを聞かされた寛治は一平の持ち物を次々と床に投げ出しました。千代もそれに加わりました。一平の持ち物を投げ出し感情を爆発させた千代は、その翌朝にすがすがしい表情で朝を迎えるのでした。
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予習レビュー
千代ちゃんが一平くんから呼び出されました。
千代ちゃんと一平くんがどのような言葉を交わすのか、そもそも千代ちゃんは一平くんのことを許すのか。
ちなみに、事前に発表されたストーリーによると、千代ちゃんは一平くんが許せないのではなく、一平くんのやったことが許せないとのことです。
一平くんが灯子ちゃんにしたことが許せないのだそうです。
だから灯子ちゃんが一平くんのことを許せば、自分も一平くんのやったことを許すことができる。
千代ちゃんはそんな気持ちをみつえちゃんに告げるのだそうです。
というわけ、千代ちゃんと一平くんの関係が最終的にどのように回収されるのか、その鍵を握るのは灯子ちゃんのようです。
次回、千代ちゃんは灯子ちゃんと対峙します。
感想
千代ちゃんと一平くんの関係が確定
千代ちゃんと一平くんは、もはや後戻りできないところまで来てしまいました。
二人の関係がこれで終わったのはほぼほぼ確定です。
そして一つだけ謎が残りました。
以下、少しばかりネタバレになります・・・
次週、千代ちゃんの行方がわからなくなるところからスタートします。
千代ちゃんは道頓堀を去り、女優もやめています。
しかし今回、千代ちゃんは新喜劇はやめないと一平くんに宣言しました。
今回は新喜劇をやめないと宣言した千代ちゃんが、最終的に新喜劇をやめ女優すらもやめてしまう。
今週は明日だけなので、明日、千代ちゃんの心変わりが描かれるのでしょうか。
熊田さんについて
話変わって、最終週に当たる翌々週には熊田さんがキーパーソンとして登場します。
今回、一平くんを待つ千代ちゃんのところに、最初に姿を表したのが熊田さんであったことは最終週と何かつながりがあるのでしょうか。
ここに来て熊田さんが目の離せない存在になってきました。
そして・・・
千代ちゃんの女優の駆け出しの頃の京都時代から花籠を贈り続けていた千代ちゃんの熱心なファンは熊田さんのような気がしてきました。
しかし、熊田さんがどうして千代ちゃんのファンに?
最終回に向けて、謎が一つ生まれました。
追伸
ここ数日、慌ただしい日々が続いています。
ブログの更新がやっとの状態で、コメントへの返信ができないことをお詫び申し上げます。
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寛治くんと二人で大暴れして、心の落ち着きを取り戻した様子の千代ちゃん。
明日は、灯子ちゃんと対峙するのですよね。
ちょっと、怖いです。
あんなにお芝居が好きで戦争中も心の支えにしてきたお芝居を千代ちゃんが辞めてしまうほどのことが、灯子ちゃんとの話し合いで起きる、ということでしょうか。
まさか、今までの健気でいじらしい灯子ちゃんは全部お芝居だった、というんじゃないでしょうね。
最初から下心があって近づいていた、とかじゃないですよね。
明日が、怖いです。
花籠の送り主…。
やっぱり、熊田さんなんでしょうか。
私はずっと、千鳥さんじゃないかな、なんて思って来たのですが、今からじゃ出番がありませんもんね。
一平くんが灯子ちゃんを引き止めるシーン、千代ちゃんのことを思うと、なんとも腹立たしかった!
ひたすら胸くそ悪い展開が続くこの週、後の喜劇王の純な姿だけが癒しです
私は、花かごの送り主は意外と栗子さんのような気がします
今日久々に名前が出てきてピンときました。
そこに栗子さんの贖罪があるような。
栗子さんが、千代を奉公に出す前の夜の複雑な表情の演出が、ずっと気に掛かっていました。
史実でも2年間は離婚届を出さずに劇団に残っていたそうです。で、辞めるきっかけは
何だったのか、明日に語られるようですが。
花束の主は熊田さんですか。そう考えればつじつまが合いそうです。小さいときから
見てきているし、最終週でも登場して説得する壮大な伏線なのかもしれません。
一平の「どあほ」のせいで、
離婚という悲劇に見舞われた千代ちゃんだけど、
唯一、救いを見出すとしたら、
寛治君と2人して、
本当の親子になれたこと、
かしらね?
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
欲しくても欲しくても赤ちゃんが出来なかった嫁に対して、「生まれてくる子を守りたい」って…
あんまりや、あんまりや。
千代ちゃんの言葉ひとつひとつが心に痛い。
でも、寛治がいてくれたのがホントに救いでした。
一平の心は千代のもとには、もう戻らない。決別は決定的。やっぱり決め手は子供か。一平の為、劇団の為死に物狂いで働いてきた千代が不憫です。未だにに残る未練を語る千代切ないです。寛治の怒り、ただ寛治もどこまで頼りになるのか?
半日ばかり、1人で稽古場にたたずんで、この時間がある意味千代ちゃんの心を穏やかにしたのでしょう。芝居で繋がった一平の事を、劇団でのあれこれを多分時系列で、思い出していったはずです。そして夕方になった。この暮方の薄明かりが悲しくも美しい。2人の絆がに日の出も快晴の盛りも過ぎ、黄昏へと移ろっていったんです。
傷つく千代ちゃんのそばにカンジ君がいてくれてよかった
あの人間不信だった寛治が、千代の救いになるとは…。
あの時は千代と一平くんが愛情を注いだおかげで好青年となりましたが、今では千代に寄り添って心の救いとなる…。
いい「親孝行」じゃないですか…。
何も血縁者じゃないといけない理由なんてないですね。肝心なのはどれだけその間に信頼関係を築き上げたか?
そこに尽きます。
一平くんの対応、全てがダメダメです。
今回の騒動で一番傷ついているのは千代のはず。
そこは真っ先に話をつけないといけないところ。
そこを差し置いて、千代との約束より灯子の用事を優先、慰謝料の算段をつけ借金の申し出をする、岡福で飲んだくれる、「しんどい」と当事者意識のあまりにも無い発言、最後には「離縁して下さい」。
全て嫌なことから目を背けるテルヲ並みのゲス野郎に成り下がってしまいました。
灯子さんも灯子さんで子どもと2人で死ぬという構ってちゃん的な対応で一平くんを射止めてしまった腹黒い面を見てしまいました…。
最初は被害者と思って見ていましたが、悪い意味で印象がすっかり変わってしまいました…。
最後に、「お腹の子供を大事にしたい」
おい!一平!子どものいない千代には一番言ってはいけないことやぞ!(怒)
それは千代だけでなく、実の子ではないけど一生懸命慕ってきた寛治の気持ちも踏みにじってんからなぁ!(怒)
千代「なんでうちやあれへんの・・・・・・・・。」
浪花千栄子さんというとテレビCMの朗らかなおばあちゃんのイメージが強いですからね。
ああいう辛い過去があったなんて想像もつきませんでした。
ネット社会って怖いなあ((( ;゚Д゚)))
前作の『インパール作戦』に続いて今作でも不倫騒動の加害者二人がちらほらと叩かれていますね(しかも史実の方が遥かにエグい展開)
70年程経過してからのリバイバルバッシング、三代目渋谷天外さんの「親父のことは悪く書くなよ」は不用心なコメントだったのかも・・・。
この手の話になると、生々しすぎて他人事とは思えずシンドくなってしまうのは、あんなことがあったばっかりだからでしょうかね?(どんなことかはお察しください。ヒントは数年前のbk朝ドラにあります)