おちょやん

千代が京都で暮らす理由 / おちょやん 第103回

2021年4月28日(水)第21週「竹井千代と申します」

あらすじ

一年前の一平の浮気に深く傷つき、行くあてもなく家を飛び出した千代に声をかけたのは、かつてテルヲが再婚した栗子でした。栗子は千代を孫と暮らしている京都の自宅まで連れて帰り、千代を住まわせることにしたのです。

千代と再会した栗子は、幼い千代が家が出て行った後のことを語り始めました。千代が家を出て行った後、テルヲはますます酒と博打に溺れるようなったため、栗子自身も家を飛び出しました。そして娘にさくらと名付け、女手ひとつで娘を育てあげていました。

千代が栗子の家に暮らし始めて一年。NHKの職員が千代の居場所を突き止めたことで、千代とのラジオドラマでの共演を切望していた花車当郎が千代のもとに駆けつけてきました。そして当郎は千代にラジオドラマへの共演を頼み込みました。

出演を頼む当郎と受け応える千代の会話はまるで漫才のようでした。そして当郎との掛け合いで心が明るくなってゆくことを千代は感じていました。一方、千代と当郎の掛け合いを家の外から聞いている者がいました。脚本家の長澤でした。

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予習レビュー

道頓堀を去った千代ちゃんは京都で暮らすようになった理由が語られます。

千代ちゃんと縁のある千代ちゃんをよく知る女性の家に厄介になるのだとか。

この女性が誰のことなのかは今のところ不明です。

京都なのでカフェキネマの女給仲間か。

または京都といえばこの人、千鳥さんか。

それとも、まさかの栗子さん?

普通に考えて、もっともあり得そうなのはカフェキネマの女給仲間。

とりわけ同室で仲良しだった真里ちゃんあたりが考えられます。

前回の「息子」に次いで新たな謎が生じました。

それはさておき、一年ほど失意の中で暮らしていたことが考えられる千代ちゃんに人生の転機が訪れようとしています。

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感想

栗ちゃんの人生

栗ちゃんが千代ちゃんを探し当てるまでの経緯はまだ不明ではありますが、栗ちゃんの千代ちゃんへの罪の意識がはっきりと語られました。

娘を持ち母親になってわかった、自分が幼い千代ちゃんにしてしまったこと。

その罪が、その後の栗ちゃんを苦しめ続けたのでしょうか。

千代ちゃんが家を出て行った後にテルヲお父ちゃんが荒れたということですが、栗ちゃんもある意味でテルヲお父ちゃんの被害者ですね。

それはともかく、幼い頃に自分の居場所を失った千代ちゃんが、大人になって再び自分の居場所を失いました。

そして、幼い頃に千代ちゃんの居場所を失うきっかけを作った栗ちゃんが、大人になって居場所を失った千代ちゃんに対して居場所を与えました。

栗ちゃんの心もこれで少しは軽くなったのではないでしょうか。

当郎さん

当郎さんと千代ちゃんの掛け合いが絶妙。

本作同様にお笑いの世界を描いた『わろてんか』の劇中のお笑いは外すことが少なくなかったですが、『おちょやん』の劇中のお笑いは本気で笑えます。

とりわけ今回の当郎さんと千代ちゃんの掛け合いはまるで本物の漫才を見ているよう。

これから最終回まで二人はしばしコンビを組むことになるかと思いますが、笑って笑って最終回を迎えることができそうです。

家族を取り戻すことができた千代ちゃん、ついに笑いも取り戻しました。

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POSTED COMMENT

  1. L&M より:

    今日の当郎さんと千代ちゃんの掛け合いを見て、
    安易な考えだとは思いましたが、本当に2人が
    夫婦になれれば…と思ってしまいました。
    一平君とは長い時間をかけて積み上げてきた
    同士のような愛情があったのだと思いますが、
    当郎さんは千代ちゃんの人生に欠けていたものを
    与えてくれる人のように感じました。
    「この人と話していると悩んでいることが
    バカバカしくなる」という千代ちゃんの心の声
    を聞いて、ふとそんな風に思いました。

  2. ぱぽりん より:

    <お父さんはお人よし>
    子供が12人、の設定に、ふと思い出したことが。

    <1ダースなら安くなる>

    アメリカで、小説 1948年発刊、映画 1950年放映、きっとこれに着想を得たのでしょう。

    自分が生まれる前のものですから直接は知りませんが、1ダース~、昭和40年代のリーダーズダイジェストに載っていたのをなぜだか覚えています(正しくは 1ダース~ なのか 続1ダース~ なのかは解りません)。

    とはいえ お父さん~、現実に10人以上の子供がいる家も少ないとはいえとんでもなく珍しいわけではない時代だったと思うので、意外と あるある感覚 で聴かれていたのかななどと思うのですがどうだったのでしょう。

  3. 地方都市住民Y.M. より:

    ご無沙汰しておりますm(_ _)m

    当郎さんと千代さんの掛け合い。
    このシーンの為に、作家陣は千代さんの壮絶な人生を設定し描いてきたのか!と感じました。

    天涯孤独の千代さん。しかしふと気がつけば、同様の天涯孤独な人生は、そこここに転がっていた。例えば栗子さん。春子ちゃん。ヨシオさん。
    もしかしてテルヲさん。
    戦後のこの時期は特にかもしれませんが、いやいつの時代だって、天涯孤独な人生は転がっていた。
    むしろ過剰な都市化に突き進む現代、少子高齢化や孤独死の激増が当たり前の今この時は、日本史上で最も、天涯孤独な人生が量産されている時代なのかもしれません。

    しかし、天涯孤独だった千代さんだからこそ、一人の子のお母さんではなくて、大阪の、日本のお母さんになれたのかもしれない。しかも彼女には、笑いを生み出す芝居という特技がある。
    日本中の孤独な人達が、あたかも家族のように心を支え合う世界観。
    作家陣は、今この時だから、そんな事を描きたくて、この企画を立案したように感じた回でした。

    そう考えると、やはり杉咲花さんは凄い!
    放送開始直後にプロデューサーが、一番の見所を聞かれて「杉咲花さん!」と即答していましたが、それがわかりました。
    本当の孤独感、辛抱と爆発、慟哭、そこからの復活。それも、同化して辛くなっている視聴者が、思わず笑かされてしまうタイミングの良い喜劇芝居。
    周囲も含めて、本当に素敵なお芝居です。
    作家陣が目指したであろう世界が、そこに具現化されているように感じました。

  4. ふー# より:

    史実のアチャコさんは口が上手い人だったそうですよ。僕が生まれる前ですが、うちに来たことがあるようです。なんで来たのか、聞いた覚えがありますが忘れました(笑)
    「奥さん、別嬪で」みたいなベンチャラばっかりだったそうで。でも、母は笑いながら話していたので悪い気はしなかったんでしょう。たぶん、相手の心に入り込むような話術が出来たのでしょうね。

  5. 丹善人 より:

    4人の掛け合い、見事でした。栗子さんのノリツッコミも当意即妙。プロの喜劇役者は
    当然としても、1年間でこんなに打ち解けたんですね。
    塚地さんもまるでプロの漫才師かの様な・・・・って、本物やんか。

  6. たいとうみほ より:

    さりげない描写に見える、登場人物の心情。春子ちゃんに宿題を教える直前、千代ちゃんが「人形の家」台本などの私物を、栗子さんの家の箪笥に入れていました。当面はここにいようとの心持ちに、千代ちゃんが至ったというのがあそこに出ています。出ていくつもりであれば私物は風呂敷等にまとめたままでしょう。

  7. オペラ座の怪人 より:

    塚地さん、最高!
    千代ちゃん、君ば真の喜劇女優だ!
    おいおい、脚本家、帰るんかい!?

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 秋桜おばさん より:

    千代ちゃんまたまたいい人過ぎますが(栗子さんに対して)でも、年老いて弱った相手に強くは出られませんね。
    春子ちゃんも慕ってくれるし。

    当郎さんのペースにどんどん乗せられる千代ちゃん、吹っ切れたような明るい顔で安心しました。
    やっと、こちらも前向きに朝ドラ見られるようになりそうです。

  9. 還暦のたつお より:

     千代ちゃんを手放してから、自責の念でテルヲは余計に荒れたんですね。栗子さんが自分と同じような境遇だった事に気付く千代ちゃん。やっぱり千代ちゃん優しい。突然の当郎さんの訪問。押しの強さでせめますが。千代ちゃんの説得は難しい。ただ当郎さんのペースに少しずつ乗せられている気が。

  10. 二代目魁光 より:

    1週のフラグがまさかの今日回収されました。

    三味線1つで竹井家に乗り込み、読み書きができず、右も左もわからず、いきなり子ども2人の母、極貧生活。とどめは借金取りの来襲。

    そりゃ、荒んでしまいます。

    それでも怠惰な過去と訣別してシングルマザーとして娘をしっかり育て上げたのは立派です。

    自分と血が繋がった子どもが出来たことが改心のきっかけでしたね。

    栗子さんの40年をスピンオフで見たいものです。

  11. 二代目魁光 より:

    当郎さんとのやりとり。千代の中でスイッチが入りましたね。

    頭は忘れようとしても、体にしっかり染み込んでいた喜劇魂。
    長澤さんも思ったでしょう。もう竹井千代しかいないと。

    4人のやり取りがラジオドラマの世界観とマッチし、今後の成功が約束されたフラグですね。

    栗子さんも無関心を装いつつ、本当はやって欲しいんじゃないんでしょうか?(笑)

  12. よるは去った より:

    千代「うち・・・・・なんちゅうことを・・・・・・・ほんまにひどいおばちゃんやな・・・・・・・・・・。」

     10歳にも満たずに奉公に出るなんて辛いことは自分だけで充分という想いもあるんですかね。

  13. むいむい より:

    うわ〰️( ;∀;)
    予想 外した〰️!
    だけどエマさん、スゴイ
    おばあちゃんの声!

  14. スナフキン より:

    栗子さんの話からして春子ちゃんのお祖父さんはテルヲさんで間違いないようですね 花籠の人も栗子さんではないかという話もありますが借金まみれのテルヲさんと一緒にいて千代ちゃんに花籠を送る余裕はないかなと考えるとやっぱり熊田さんかなと思います。

  15. ぱぽりん より:

    <ある女性>、鶴亀撮影所で髪結いをしていたおばちゃんに一票、入れておきます。

  16. むいむい より:

    一平のお母さんかな?
    同じ男を捨てた者どうし意気投合したりして。
    ひっぱたき合った事 頃より千代ちゃんも大人になったのであの時のお母さんの気持ちも理解できるはず。

  17. 二代目魁光 より:

    ある女性の正体。栗子さんでしたか!
    あらすじを見るとすっかり丸くなった様にも見受けられます。

    身寄りのない孫…。
    あの身籠った娘はもう亡くなってしまったか、血の繋がりのない子なのか。

    家族崩壊の原因になった栗子さんの家族を育てる。

    三浦綾子氏の「氷点」の「汝の敵を愛せよ」がパッと思い浮かびました。

    千代はどう向き合っていくのでしょうか?

  18. どんギツネ。 より:

    私は、千代ちゃんと縁のある京都の女性=一平くんのお母さんだと思います。

    千代ちゃんのモデルの浪花千栄子さん、晩年は嵐山の「竹生」という料理旅館を経営されていたんですよ。
    一平くんのお母さんに京都に会いに行った時、あの料理旅館の背景にもたくさんの竹が見えてたし、おそらく嵐山なのではないかな?と。

    ちなみに史実では、その旅館の玄関の敷石に離縁した夫の名前を刻んで、来訪者に踏みつけさせてたのだとか(笑)
    浮気相手を妊娠させて妻を捨てるようなゲス男、これくらいの仕打ちを当然ですけどね。

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