NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おちょやん』
2021年5月10日 〜 5月14日放送
あらすじ
一平が新作『桂春団治』を成功させる
千代と一平が離婚して2年が経過した頃。創作に行き詰まっていた一平は鶴亀新喜劇で新作『桂春団治』を上演しました。
その公演は大成功を収め、一平はようやく行き詰まりを打破することができました。しかしその頃、千代にも一平にもお互いに会う気はまったくありませんでした。
熊田が千代を訪問
ラジオドラマ『お父さんはお人好し』で一躍人気者になった千代のもとに思いがけない人物が訪ねてきました。
やってきたのは鶴亀株式会社の熊田でした。
熊田の願い
熊田は千代に頭を下げて頼みました。1日だけでいい。鶴亀新喜劇の舞台に上がってもらえないかと。
千代がもう一度だけ道頓堀の舞台に上がること。それが千代のことを古くから知る熊田のたっての願いでした。
熊田の頼みに迷う千代
熊田から鶴亀新喜劇での出演を頼まれた千代は即答はしませんでした。そして、熊田の頼みを引き受けるかどうか、その後も迷いに迷いました。
千代が迷う様子を見ていた脚本家の長澤は千代にアドバイスをしました。岡福の人たちに会いに行ってみてはどうかと。
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今週の展開
第111回 5月10日(月) 一平の新作がヒットする
第112回 5月11日(火) 千代が2年ぶり岡安訪問
第113回 5月12日(水) 千代と新喜劇の面々再会
第114回 5月13日(木) 千代が一平の家に向かう
最終回/第115回 5月14日(金) 2年ぶりの舞台
予習レビュー
熊田さんが鶴亀の社長?
最終週は、2021年4月21日のところ、熊田さんが千代ちゃんのところにやって来て、鶴亀新喜劇の舞台に出演してほしいと頼むエピソードしか判明していません。
ところ熊田さんですが、これはブログ主の予想ですが社長の座を大山氏から引き継いでいるのではないかと思います。
一平くんの不倫が発覚した直後、大山氏が千代ちゃんのもとにやって来ました。
草原兄さんのナレーションによれば、それが千代ちゃんと一平くんが大山氏に会う最後になったとのこと。
かなり衰弱していた大山氏はあの後、亡くなったものと思われます。
そして社長の座を、大山氏に仕えていた熊田さんが継いだ、というのがブログ主の予想です。
熊田さんの願いの理由
さて、その熊田さんが千代ちゃんに鶴亀新喜劇への出演を直談判。
千代ちゃんが道頓堀の舞台に再び立つことが熊田さんの願いなのだとか。
岡安のお茶子だった頃から千代ちゃんのことを知っている熊田さんだからそんな願いを持ったのか。
それとも生前の大山氏が熊田さんに遺した願いなのか。
熊田さんが千代ちゃんにそんなことを頼む理由がとても気になる『おちょやん』最終週です。
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あくまでも個人的な考えだけど、最終週はあり得ない展開としか思えない、22週の金曜日が最終回で良かったかなと。
千代一平が再会した時点でクリアすべき「お金」のことが生じることが自然なこと、千代さんにとっては財産分与や慰謝料が、一平さんや鶴亀にとっては失踪による損害賠償等々。
それら全てを「相殺」扱いしたとしても不倫による離婚後の円満な関係性確立は余程の背景がない限り考えにくい。
八津さんは『半沢直樹』の脚本を担当なされた方、お金やひとの感情が複雑なものであることはかなり熟知なされている方と思われていますので不思議なラストを設定なされたと不思議です。
とりあえず、予告編に丁稚の格好で全力ではっちゃけている寛治くんの姿がありましたので「藤山寛美さんの才能開花」というスピンオフ的な見方をしようかと思います。
繰り返しますがあくまでも個人的な意見です、加えて22週ラストまでは素晴らしいドラマだったと思います。
今朝のあさイチのいとうあさこさんの疑問で、花かご=栗子が確信に。
つまり栗子はずっと、千代の居場所(仕事場)が分かっていたのでしょう。
だからこそ、探すときもそれほど苦労はしなかったのでは。
以前、宮澤エマさんが嫌いになったと書いたのを撤回します。千代ちゃんのことを影から見守っていてくれて、今度は一緒に暮らしているのですね。お年を召された役を見事に演じてらっしゃいますね。他の番組や舞台、映画にも活躍なさっているみたいで、今度は大河にも出演なさるとか。期待しています。
栗子さんとの生活、結構言いたいこと言い合っているみたいで、「喧嘩するほど仲がいい」ってちび千代ちゃん(花子ちゃん)の台詞が、ほっこり嬉しくなりました。これからの展開が楽しみです🎵
花籠は、誰が送ってたのか
千代ちゃん、お義母さんとそのお孫さん?と一緒に暮らしているのですね。ビックリしましたが、昔の確執は溶けたのでしょうか?何はともあれ、心が少しほっこりしました。これからもっと千代ちゃんの笑顔が見れると嬉しいです。幸せに生きてください。
千代ちゃんが京都で一緒に住む「息子さん」って誰ですか?誰かを養子にしたのでしょうか?何はともあれ、家族がいてくれて、ちょっと安心しました。千代ちゃんの幸せ人生を祈願しています♥️
今日、HPの矢部さんの振り返りコメントを見たので思ったのですが、なるほど熊田さんとしては、「鶴亀家庭劇の復活や」なのかもしれませんね、千代ちゃんの共演。
千さんを万太郎さんが追い出したのは、万太郎一座をもっとおもろうするための、覚悟した裏切りだったのに比べて、一平くんが千代ちゃんを追い出すはめになったのは、新喜劇を背負いきれなかった一平の甘さとアホさがおのずと招いたものでしかなかったけど。でも、裏切りの傷の深さはどっちもどっち。いや、私生活が入る分千代ちゃんのほうがつらかったよね。
それを乗り越えて復活する家庭劇はどんな姿になるのでしょうか。
作中の「手違い話」「マットン婆さん」「別れの一本杉」「お家はんと直どん」、それぞれの節目にうまく効いているので、再演でもいいし、このときだけの何かでも良いし、その場面が今からとても楽しみです。
千代ちゃんがまた道頓堀で出演するお芝居がバージョンアップされた「お家はんと直どん」なのではないでしょうか?
そして、それがクランクアップだったのではないかと、ニュースの映像を思い出しながら思いました。
しかし、熊田さん、最初から最後まで出番がある結構重要な役なのに、とうとう下の名前無しですか⁉ テルオとかだったら笑えますが。
ワタシ的には、花籠の贈り主は熊田さんではないかと思ってます。熊田さん自身の気持ちか、大山社長の代理かはわかりませんが。