おちょやん

2年ぶりの舞台 / おちょやん 最終回/第115回

2021年5月14日(金)第23週「今日もええ天気や」

あらすじ

千代が引き受けた鶴亀新喜劇の舞台『お家はんと直どん』が上演する日を迎えました。かつて夫婦だった千代と一平は、舞台の上で別れた後もずっとお互いに思い合っていたかつての恋人を演じました。

そして千代は、台本に付け加えたセリフを口にしました。もし、別れていなければどんな人生になっていただろうかと。続けて千代は言いました。別れていなければ新しい出会いもなかった。お互い、愛する我が子と出会えなかっただろうと。

続けて千代は舞台の上で言いました。人生はしんどいが面白い。その時、千代の目にだけは見えました。テルヲ、サエ、そしてヨシヲたち家族が、観客席から千代の芝居に拍手を送っている姿を。そして舞台は幕を閉じました。

その後、長澤はテレビ用と映画用の『お父さんはお人好し』の台本を完成。一平は新作の執筆を開始。岡福のシズ、宗介、みつえたちは仕事に励み続ける日々。そして過去のすべてを受け入れた千代は言いました。

「今日もええ天気や」

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予習レビュー

ついに最終回。

千代ちゃんが熊田さんからの頼みである鶴亀新喜劇の舞台への出演依頼を引き受けました。

前回、千代ちゃんと一平くんは再会。

その再会によって千代ちゃんは「完全に」立ち直るのでしょうか。

というか完全に立ち直っていなければ引き受けられないような役を千代ちゃんは引き受けました。

鶴亀新喜劇の1日限定の舞台で、千代ちゃんが演じるのは因縁の作品『お家はんと直どん』です。

『お家はんと直どん』の最後の舞台で、千代ちゃんは一平くんと元恋人の二人を演じ、そして離縁しました。

よりによって元夫婦になってしまった二人が元恋人を演じます。

演じながら千代ちゃんの心の中には大きな葛藤が生じることが予想されます。

その葛藤を乗り越えた千代ちゃんが、最後に晴れやかな笑顔で「今日もええ天気や」と口にする最終回を期待せずにはいられません。

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感想

アバンタイトルと主題歌&オープニング付きでいつものように通り始まった、『おちょやん』最終回。

朝ドラの最終回らしからぬ最終回で、最後も最終回であることを特段強調しない演出により、次週も『おちょやん』が続くような余韻を残しながら終わりました。

「生きるっていうのはほんまにしんどい、けどおもろいな」

舞台の上で千代ちゃんが言いました。

あんたと別れていなければ、大切な人たちとの出会いもなかった。

別れたからこそ、お互いに愛する我が子と出会うことができた。

千代ちゃんが過去のつらい思い出を受け入れたことが芝居のセリフを通して暗示されたその直後。

竹井家の人々がはじめて揃って姿を現しました。

サエさんが若くして亡くならず、家族がバラバラになっていなければ、自分はどんな人生を送っていただろうか。

千代ちゃんはそんなことを考えるひまもなく、目の前の人生を一所懸命生き抜きました。

過去の出会いと別れがあるから今がある。

千代ちゃんだけでなく、他の登場人物たちも同様に過去の出会いと別れがあるから今がある。

そして、これからも続くであろう出会いと別れがあるから登場人物たちには未来がある。

そんなメッセージを受け止めることができた『おちょやん』最終回でした。

御礼

『おちょやん』放送中、最後まで当ブログにお付き合いいただきありがとうございます。

最後の数週間は多忙のため、ブログを更新するのがやっとの状態になってしまい、ちょうだいしたコメントへの返信もできなくなってしまいました。

にもかかわらず一緒に『おちょやん』を楽しんでくださった皆様。

本当にありがとうございました。

次回作『おかえりモネ』でも、引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

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POSTED COMMENT

  1. まーちゃん より:

    最終回恒例のコメントを…

    まずはコロナ禍の中、中断することもなく無事に最終回を迎えられたことをお慶び申し上げます。出演者の皆様、スタッフの皆様、常とは違う現場のご苦労があったと察せられますが大役を乗り切って安堵されていることでしょうね(ヨカッタ)

    私にとってこのドラマの最大の見どころにして収穫は「チビ千代ちゃん」の毎田暖乃ちゃんの演技に尽きます。それだけに終盤になって別役で出てきたときは心底ガッカリしました(え?)才能のある子役さんでどのような役も演じられることは理解しますがやはり「チビ千代ちゃん」の鮮烈なイメージそのままを残して欲しかった(ザンネン)

    ヒロインの杉咲花さんも子役上がりで才能豊かな俳優さんではありますが、いかにせん「大阪のお母ちゃん」を演じるには線が細かったという印象です。杉咲花さんをヒロインに起用するならもっと別の企画があっただろうにと惜しまれます(やっぱりザンネン)

    次回作「おかえりモネ」の清原果耶さん、3度目の朝ドラ出演にしてヒロインですね☆「あさが来た」から堅実にキャリアを積んでこられて順当なヒロイン選出だと思います。引き続きコロナ禍の中不自由な撮影が続くと思いますが出演者の皆様、スタッフの皆様、力を合わせて乗り切って欲しいと思います。期待しています(ガンバッテ)

  2. 地方都市住民Y.M. より:

    人気の子役さんが再出演するのは朝ドラあるあるですが、今回の春子は違うと思いました。
    春子は千代と全くタイプの違う人物ですが、幼少期から孤独を自覚しなければいけない境遇を得ている、もう一人の千代でした。
    彼女を救う事で、千代もまた救われたのでしょう。それは栗子と千代の人生にも重なります(栗子は一度失敗し、悔いて再挑戦しました)。
    だから春子の登場は、物語の初めから必然だったのではないかと思います。
    人格は異なるけれど人生観が重なる2人の千代。
    その難役に毎田さんという人材を得た事は、杉咲花さんを主役に得た事と同様に、このドラマにとって本当に幸運だったと思います。
    恐らくこのドラマをラストから構想したであろう制作陣は、ラストに具現化した2人の後ろ姿を見て、その幸運に心から感謝したのではないかと思いました。
    そして私もまた、出演・企画制作の諸氏に、このドラマに、感謝しラストを見送りました。

  3. 二代目魁光 より:

    1話千代「生きるってしんどいなぁ」
    最終回千代「生きるっちゅうのはしんどいけど、おもろいなぁ」

    つい先ほど気付きました。すっかり1話のセリフを忘れていたのです。
    このことを知り、一気に鳥肌が立ちました。

    1話での何気ないセリフが最終回でまさかの人生のテーマとして回収されるとは…。

    本当に八津先生には脱帽です!

  4. たいとうみほ より:

    中島みゆきさんの名曲「時代」千代ちゃんの人生はまさにこれに尽きると感じました。辛い事、心傷むことが度重なっても、そのたびに境遇を恨んだり呪ったりせず、前を向いてその時できることを頑張っていく事で、時を経て、笑って思い出せるできごとになる。今の自分を導いてくれた糧になったんだと、来し方を肯定する事ができる。喜劇とは、充実した後日から過去を振り返れば、「何であんなに深刻に悩んだり落ち込んだりしたんだろう」って、今の心境とのギャップがおかしくなるという事なのだなと思いました。それもまた人が一生懸命生きるからこそ、そんな心情に至るのでしょう。今回もまた、人生の楽しさを描いたいいドラマを見ることができ、ブログ主やコメントの皆様の様々な深い見解に唸る日々でした。次回作も楽しみにしています。

  5. リキちゃんママ より:

    久しぶりにコメントします。お昼の再放送が終わったあと、アナウンサーの三條さんが、ホッとした表情で微笑んでいました。

  6. 丹善人 より:

    実母と早くに死に別れたのは仕方が無いとして、クズ親父のおかげで女優千代が誕生することには
    なっても、テルヲの功績でも何でもない。クズ旦那の浮気が無かったとしても、ラジオドラマは
    やっていたかもしれない。しかし確実に言えることは、クズだと思っていた栗子さんの真実の姿を
    知れたことと、生涯を寄り添ってくれた愛する娘ができたこと。

    家族運がなかったとしても、ラジオドラマの大家族は実の家族以上だったし、ドラマ上では
    温かく迎えてくれる道頓堀の家族と同い年の親友がいて。結果オーライの人生。
    映画やTVドラマ、CMで人気者になった後世はkのドラマ上では不要な話。原点の舞台に
    戻れてめでたしめでたし。一平さんも悪者で終わらずに、遺族も満足でしょうね。

  7. 還暦のたつお より:

    テルヲ、ヨシヲ、サエさんまで客席にいたのは。「81/2]か「オールザットジャズ」みたいでした。

  8. 底抜けに! より:

    良かった!と思う一方で、一抹の寂しさも。
    一平と結婚したとき。あの前の数週間の甘さを思ってしまうから。
    それでもこれで、やっぱり良い人生だったんだよね。
    いろいろと、苦く切なく悲しく楽しかったおちょやん。
    ちりとてちんと同じく、いや、苦いぶんより切なく忘れがたい作品になりました。
    丁寧な解説ありがとうございました!

  9. オペラ座の怪人 より:

    終わっちまいました。
    みつえのだんなさんの戦死公報は間違いで、
    だんなさんが復員、てなサプライズはさすがになくて、
    残念。

    人生は、しんどいけど、おもろい!

    半年間、本当にお忙しかったブログ主様、
    ありがとうございました。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  10. 秋桜おばさん より:

    ホントにこれまでにない起伏の大きな朝ドラでした。
    でも、終わってしまえば、その起伏の一つ一つが愛おしいです。
    しんどいけど、楽しかったー!

    朝蔵さん、お忙しい中ブログの更新ありがとうございました。
    おかげさまで、おちょやんを何倍も楽しめました。
    次回「おかえりモネ」も引き続きよろしくお願いします💕

  11. 還暦のたつお より:

    熊田さん、大山社長の肖像を舞台に向けている。その後ろには灯子とその子供が舞台を見ている。「今ある人生それがすべてだすなあ。」ここまでくると。人生達観してくるなあ。まさに恩讐の彼方。黒子さんあんたまで泣くなよ。泣くのは芝居が終わってから。千代は芝居を見せる事で、夢に向かって生きる大切さを教えました。「今日もええお天気や。」見事に締めました。

  12. よるは去った より:

    千代「宿題は持ちましたんか・・・・・・・・?」
    春子「出来ているかどうかはわからへんけどやるだけはやった・・・・・・・・。」

    ドラマの締めくくりでもあり、人生これが大事と言っているようにも聞こえました。

  13. 魁光3号 より:

    最後に収録はコロナ禍で大変な中、放送を絶やすことなく最終回を迎えて視聴者の期待に日々応じて下さった出演者や制作陣の皆様。本当に感謝の気持ちで一杯です。

    そして何よりも日々お忙しい中ブログを更新し続けた朝蔵さま。毎朝の楽しみに彩りを加えてくださってありがとうございました。
    今後とも無理のない範囲で更新して頂けたら幸いです。

    次作「おかえりモネ」は天気がテーマということで、「台風◯号」をもじって「魁光3号」とハンドルネームを一新致します。また月曜にお会いしましょう!(笑)

    今後ともよろしくお願い致します!

  14. 二代目魁光 より:

    「大逆転は、起こりうる。

    わたしは、その言葉を信じない。

    どうせ奇跡なんて起こらない。

    それでも人々は無責任に言うだろう。

    小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。

    誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。

    今こそ自分を貫くときだ。

    しかし、そんな考え方は馬鹿げている。

    勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。

    わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。

    土俵際、もはや絶体絶命。」

    西武、そごうグループの新聞広告に記された11行のメッセージです。
    一見するとネガティブなメッセージ。しかし逆から1行ずつ読むと逆転劇になるというもの。

    まさに千代の人生そのものであり、それを何度も繰り返してきたように思えました。
    普通の人なら逆から読む前に心が折れて諦めてしまうようなエグい展開ばかり。

    その挫折と絶望の度にぶれることなく千代は成長し、周りの支えで何度も立ち上がってきました。

    時には空回りしながらもアッといわせるような考えで冷ややかな人たちを認めさせたりもしましたね。
    最後は春ちゃんに「逆から読ませる」経験を自分が手本となって教えてくれました。

    ラスト3週は逆読みのような逆転劇に私も含めて視聴者もどんどんのめり込んでいきました。

    こんな痛快な展開。八津脚本ならではです!

    竹井千代、万歳!
    笑いの絶えない晴れ続きの人生を今後も送っていかんことを!

  15. テンちゃん より:

    杉咲花ちゃん、「おちょやん」の演技を長々と良く頑張ったね!本当にお苦労様。私は、やはり面白いドラマだったから、終わってしまうと寂しくて涙が出てしまいます。花ちゃん、伯母さんも「ええドラマやな💕😃」 と、感謝だよ。ありがとうね!

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